toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

189-261011こけしに隠された悲話

2014年10月11日 | もろもろ

  電線は邪魔、しかし無いところまで移動するのも面倒。 翌日快晴の空

背景に栗の実が熟す。 

今まで使用していたOCNブログにアクセスした場合に、10月16日午後7時より5秒後

に自動的に新しいGOOブログに切り替わる設定になりました。いろいろと変な現象が

出現し、何じゃこれはと思われたのではないかと危惧していました。多分もう大丈夫だと

思います。今後ともご高覧いただければ励みになります。

    

あまりに普遍的な名前だったので、いままでその語源に関心を持ったことが

なかった。東北地方を代表する民芸品 「こけし」。

 

ケアマネジャーの更新研修での講義でその名の由来を聞いた。 研修の講

義とは眠りとの戦いであるのが普通なのだが、この講師の話は全く眠くなら

なかった。「こけし」とは「子消し」がその名の由来であるという説を披露され

る。この瞬間、東北地方、やませ、冷害、飢饉、娘の身売り、間引きこん

言葉が頭に浮かぶ。

 

講師は社会福祉制度の研究を専門にしている大学教授である。 江戸、明

治の時代から、現在の国民皆保険に至るまでの歴史を要領よく話してくれ

た。外国の制度にも触れながら、われわれは当然のこととして受け止めて

いる国民皆保険の制度が日本独自に進化し、優れた制度であることを強

調する江戸時代に財政的な裏づけを伴った制度としての窮民救済法が完

備していたら「こけし」はなかったであろうと結ぶ。

 

生まれた赤子を生活上の事情から始末しなければならなかった当時の貧困。

生んだ親は良心の呵責に苦しむ心のよりどころとして「子消し」すなわち「こけ

し」をそばに置き日夜手を合わせ消してしまった子の菩提をともらったという。

考えさせられる。

 

   都会に住む孫たちは栗の実のなりようをじかに見る

機会があまり無いようだ。

 

ところで、苦労して手にしたケアマネ資格。 この資格はほぼ5年ごとに更新研

修を受けないと失効してしまう。 国家資格にはたくさんの種類があるが、更新

研修が義務付けられている物がいくつあるのだろうか? 教員は近年更新研修

とは言わないが類似したものはあると聞く。 医師免許、弁護士、会計士、税理

士等々メジャーな資格にも現役でなかった期間が10年とかあったら、更新研修

義務付けるべきと思うのはひがみか? 


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