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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

浜矩子さんの本を読む

2014年01月25日 13時51分50秒 | 思考試行

高橋乗宣氏との共著「2014年戦後最大級の経済危機がやってくる!」という題名だが、一読して、これはたいへんだと思ったものの、なぜ、今年にやってくるのかの根拠がわからない。しかしながら、全体の流れとして、金だけ印刷すればいいとか、クリックだけで、大金を手にする人がいて、一方では、労働者の賃金は、下がる一方の状況をみれば、今年でなくともいつかは、破綻してもおかしくないように思う。

そして、エピローグで、来るべき社会のモデルとして、多様性と包摂性を重視することが述べられている。これには、まさに同感である。弱肉強食や、儲けたもの勝ちというような社会が人間の目指すべき社会でないことは明らかである。

分配を重視して、自分だけ良ければ病からの脱出がかなえば、世の中、どんなに住みやすくなることか。こんな簡単なことが、ワカランカといいたい。彼女は、アベノミクスをアホノミクスを言い放っているが、彼女の予言があたれば、エライことだ。

一時は、テレビにもよく出ておられたが、アベノミクスで株価が回復している折柄、予言が外れた風になっていて、登場回数は相当減っているようだ。

しかし、経済動向の予想は、難しい。意見が180度違う場合も多い。いずれは、多様性をみとめる包容力のある人間社会になるだろうが、まだまだ、時間がかかるのだろうか。