全体の四分の一ぐらいまできている。感想を聞いていると、最初は読むのが、しんどい感じだったが、後半はすごい、という話になっている。
そんな予感がする。言ってみれば、警察内部の話が主軸にあるから、入り込むまでが違和感がある。そのうち、作者の真剣さにある程度打たれて、寄り添って読んでいくと、馴染みがでてくる。
今は、そんな感じだが、それにしても、よく売れているようで、本屋には、平積みになっているし、小生の購入した本は、すでに四刷になっている。
よく売れている本というのは、それだけのことがあって、力があり、事実面白い。今まで、期待を裏切られたことがない。大勢の人間が支持している、面白いというのは、のってみることだ、という常識めいた感じをもっている。
ただし、他のことについては、特に、読むとかの努力を要しないものについては、そうは考えない。むしろ、斜に構えて、多数を占めている方を、排する気持ちの方が強い。
本については、別なのである。今回もまた、期待を裏切られないかどうかである。

