(原題:FAST & FURIOUS 7)
----あれれっ。
フォーンそっくりの黒猫さんだ。
確か、“黒色は永久欠色”と言っていなかったかニャ?
「あっ、それはそうなんだけど、
この子は女の子だから…」
----ニャんだか、いい加減なルール。
で、今日は?
このままじゃ消滅するんじゃないかって
フォーンは気が気じゃないよ。
「そうか。
心配してくれていたか…。
じゃあ、もう始まっている映画だけど、
話題の『ワイルド・スピード SKY MISSION』をちゃちゃっと」
----え~。てっきり、
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』かと。
アカデミー賞も取っているじゃニャい。
「う~ん。
まあ、これは喋りやすさの違いだね。
この『ワイルド・スピード SKY MISSION』だって
主人公のドミニクに扮するヴィン・ディーゼルが
『来年のアカデミー賞は確実』と太鼓判。
まあ、それは難しいだろうけどね。
これまでこういうエンターテイメント一本槍の映画で
アカデミー作品賞というのは
ちょっと記憶にないし」
----だよね。
話だっていつもと変わらニャいんでしょ?
「うん。
公道レース好きの男たちが高級車や名車をブッ飛ばして、
巨大犯罪組織に挑むというもの。
今回、その敵デッカードに扮するのはジェイソン・ステイサム。
彼は、かつてドミニク(ヴィン・ディーゼル)が撃破した
オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)の兄。
元特殊部隊出身というだけあって
どんあシチュエーションでもそれに応じた戦術を知り尽くしている。
オープニングエピソードの病院内での非情な殺戮。
一仕事終えて彼が外に出ると、
建物はどこかの戦跡を思わせる悲惨なありさま。
このつかみだけで“この映画はイケる”、
そんな気になったね。
ま、後は今回の副題(邦題)から想像つくように
“空からの爆走”。
ただ、これにしても一度だけじゃなく
二度三度と“空飛ぶ車”が異なる趣向で出てくる」
----ニャるほど。
その“SKY MISSION”は観てのお楽しみってことだニャ。
「そうだね。
この映画、アクションも度胆抜くけど、
やはりベースがしっかりしているところが飽きさせない要因のひとつ。
記憶を失ったドミニクの恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)。
そして急逝したポール・ウォーカーと妻の物語。
ここについては礼儀上、深くは触れないけど、
彼が亡くなってもその記憶はいつまでもスクリーンに残る。
そのことを、
本シリーズのテーマでもある“家族”の中に溶け込ませた脚本の見事さにだけは言及しておこう。
おそらく過去のフッテ-ジを使用しているのだろうけど、
その表情、とりわけ澄んだブルーアイがもう泣けて泣けて。
ほんとうに、この映画のラストシーンは
語り継がれる名場面になっていたと思うよ」
フォーンの一言「ところで新しい黒猫さんの名前はニャんなのニャ?」
※「カノン(花音)。これからもよろしくだ度
こちらのお花屋さんもよろしく。
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