ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『トールマン』

2012-10-10 21:36:11 | 新作映画
(英題:The Tall Man)



----『トールマン』…。
背が高い人のお話ニャの?
「まあ、大きいことは大きいかな。
この映画は『マーターズ』で高い人気を誇る
パスカル・ロジェ監督の最新作。
ホラー映画などB級作品のメッカとも言える
シアターN渋谷のクロージング作品に決まったことでも
大きな話題を呼んでいるんだ」

----ニャるほど。
確か『マーターズ』って
“激痛”演出で話題を呼んだんだよね。
今度もそうニャの?
「いや、
最初の方にそれを彷彿させるシーンこそあったものの、
これは本格ミステリー。
さらわれた子どもの行方は?
というお話なんだ」

----“さらわれた子ども”?
「じゃあ、
分かりやすくするために
お話から入ろうか…。
ワシントン州ピッツビル郡にある
炭坑町コールド・ロック。
そこでは、子供たちが何の手がかりもなく行方不明になるという事件が続いていた。
地元の住民の間では正体不明の子取り鬼「トールマン」の仕業ではないかとの噂が広まる。
そんな中、小さな診療所を営む看護師のジュリア(ジェシカ・ビール)は、
ある夜、自宅から最愛の息子デヴィッドを何者かにさらわれてしまう。
疵だらけになりながら、必死に町はずれのダイナーにたどり着くジュリア。
だが、住民たちは申し合わせたかのような不可思議な態度を取り…」

----ほほ~っ。
これはオモシロそうだニャあ。
「うん。
この脚本、実によく練られている。
途中までは、
物語の構造が読めるんだけど、
そこからさらに先がある。
平たく言えば、
<事実>はこうだった。
だが、その裏に隠された<真相>は
さらに深いよ…というヤツ」

----だからリードコピーが
<この結末、予想出来るか?>になっているワケだ。
「そう。
舞台がこのさびれた炭鉱町である理由、
最初の方でDVが描かれることなど、
すべてがこの<結末>への伏線だったことが分かってくる。
深く考えると、
この<真相>、これで倫理的にいいの?
とも言えるけど、
まあ、これはもとよりホラー、
理屈を言う映画じゃないからなあ。
あっ、これは少し言いすぎだったかもね」






フォーンの一言「いわゆるホラーを期待してはダメなのニャ」もう寝る
『X-ファイル』シリーズの “ザ・シガレット・スモーキング・マン”ことウィリアム・B・デイビスも登場だ度


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