-----今日は、フォーンが軽~く喋っちゃうのニャ。
この映画、
『ワンナイト、ワンラブ』は、
イギリスの最大級のロック・フェスティバル<T・イン・ザ・パーク>を舞台にした
ドキュメンタリー・タッチのラブストーリー。
えっ、意味分かんないって?
それはそうだよね。
ドキュメンタリーとラブストーリー、いわゆる作られた<物語>が同居するわけない。
でも、これはドキュメンタリーではなく、ドキュメンタリー“タッチ”。
この映画、実際に行なわれたロック・フェスに合わせて、
会場でキャンプを張って寝泊まりしながら撮影されているんだ。
で、ここからがまたスゴイんだけど、
そのドラマ部分は“観客”サイドではなく
出演する“アーティスト”の<物語>として進行。
そう、主人公たちは実際にステージで歌っちゃっているワケ。
さて、ここでその<物語>を説明。
人気絶頂のポップ・デュオのシンガー、アダムと、
売り出し中のガールズ・ロック・バンドのヴォーカル、モレロ。
会場で鉢合わせしたふたりは、
つまんないことから大喧嘩。
あげくに、信じられない偶然から手錠で繋がれてしまう。
手錠の鍵は手元にはなく、
トイレから寝るときまで
ふたりはずっと一緒に行動をしなくてはならない。
となると、もう、想像はついちゃうよね。
ふたりの間には、恋が芽生えてゆく。
しかし、それぞれには付き合っている相手がいる…。
さあ、どうなるこの話!?
……ニャあんだ、たいした話じゃないって…。
そう、正直言ってフォーンも
少しあきれながら観ていたんだけど、
さっきも言ったように、
背景となっているのが実際のロック・フェス。
後に流れている音楽がリアル。
いわゆる贅沢なサントラってワケだね。
そんな中、ふたりは真夜中のテントで、
伝説のロック・シンガー、ジョー・マンゴーの歌を聴いたりもする…。
あっ、言い忘れたけど、
この映画には
そういう大物ミュージシャンも多数顔を覗かせている。
だから臨場感はたっぷり。
まるでその場にいるよう。
ほんとうに、ロック・フェスを体験しているようなハイな気持ちを味わえる。
この空気感をスクリーンに焼きつけただけでも、
監督デヴィッド・マッケンジーの才能のほどは窺い知ることができる。
なかでもフォーンが特に好きなのが、
モレロたちの演奏を繋がれたまま横で聴いていたアダムが
熱狂の中、勝手に演奏に加わり、ヒートアップしていくところ。
ここが映画のターニングポイント。
アダムには『アタック・ザ・ブロック』のルーク・トレダウェイ。
フォーンは観ていないけど、
『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』で
結合体双生児のロック・シンガーという難役を演じてデビュー。
一方のモレロには『ハリー・ポッター』シリーズのトンクス役で人気が出たナタリア・テナ。
彼女も俳優とは別にバンドを組んでいてヴォーカルを担当しているのだとか…。
やはり、音楽映画は、歌が決まってなくちゃ。
その点、この映画は文句なし。
いま、青春真っただ中の人にはたまらない映画だと思うよ」
(byフォーン)
フォーンの一言「夢のような夜なのニャ」
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