ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『幻影師アイゼンハイム』

2008-03-22 19:35:27 | 新作映画
※カンの鋭い人は注意。
これは映画をご覧になってからお読みください。
あっ、チラシもお読みにならない方がいいです。


(原題:THE ILLUSIONIST)

----これってスティーヴン・キングが
「繰り返し何度も観たくなる!特別な1本!」と言っている映画だよね。
「う~ん。その気持ちは分かるけどね。
アカデミー賞にノミネートされたディック・ポープの撮影といい、
ある意味、『ある日どこかで』にも通じる
ロマンチシズムとリリシズムがある。
そうそう、この撮影に関しては
モノクロームのイメージを残す
19世紀末のカラー撮影手法オートクロームや
手回しカメラといったイメージを監督が提案したらしい。
それでも、これはないんじゃないのと思うのは、
そのコピーだね。
“『ショーシャンクの空に』以来の爽快なラスト!!”-----
これはないだろう。
もう、それだけでラストが読めてしまう」

----まあまあ押さえて。
で、どんなお話だったの?
「19世紀末ウィーン。
アイゼンハイム(エドワード・ノートン)という名の幻影師が
幼い頃、引き離されたソフィ(ジェシカ・ビール)と再会する。
だが、彼女はいま皇太子レオポルド(ルーファス・シーウェル)の婚約者。
アイゼンハイムとソフィの密会に気づいたウール警部(ポール・ジアマッティ)は
皇太子にそれとなく二人の関係を知らせる。
レオポルドは彼にアイゼンハイムを潰すよう命じるが…。
ここまでにしておこうかな」

----あらら。
「この映画、ツッコミどころは多いものの、
人によっては愛すべき作品になりそうな気配。
時代を再現した美術、衣装、撮影。
そして切ない愛の物語。
それだけに、
クドいようだけど
結末を想像させるこのコピーは
止めてほしかったな」



           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「そう言われると、かえって観たくなるニャ」身を乗り出す

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
■ひろちゃんさん (えい)
2008-06-23 13:13:47
こんにちは。
ずいぶん前からこの映画のことご存知だったんですね。
ぼくもこの雰囲気は大好き。
あまりミステリーとして宣伝しなければ、
自分にとっての隠れた名作になっていたような気がします。

あっ、ポール・ジアマッティは印象的な顔ですよね。
一度見たら、絶対忘れないです(笑)。
返信する
こんばんは^^ (ひろちゃん)
2008-06-22 17:07:35
2年前から観たかったこの映画(笑)やっと
観に行くことができました^^
2年間期待していたので、ちょっと期待が大きすぎたためか、ミステリー部分では、すぐに読めてしまって
物足りなかったのですが、この作品の大人の寓話と言うような雰囲気が好きです^^
エドワードもルーファスも好きなので良かった
のですが、ポールのラストの笑顔?表情が
印象的でした。
返信する
■パピのママさん (えい)
2008-06-09 10:57:11
こんにちは。

あ~あ、ぼくもダマされたかった(笑)。
それが正直な気持ち。
この映画、真っ白な気持ちで観ていたら、
きっと心に残る一本になっていたような…。

この映画が醸し出している
イリュージョン的な雰囲気はぼくも大好き。

そうそう、ポール・ジアマッティのあの表情は
強烈にまぶたに焼き付いています。
彼はいいい役者ですね。
『シンデレラマン』で賞を取ってほしかったです。
返信する
しっかりと、騙されてしまいました (パピのママ)
2008-06-09 00:02:04
こんばんは、私もチラシとか予告を見て、見たい作品を決める方なので、別に気になりませんでした。
それよりも、すっかりとアイゼンハイムのイリュージョンに魅せられ、まんまと騙されましたね。
ラストの駅で、ウール警部を演じたポール・ジアマッティのにやりとする顔が忘れられません(笑)
返信する
■にゃんこさん (えい)
2008-06-02 14:53:56
にゃんこさん、正解。(何も読まないで行った!)
にゃんこさん、失敗。(ランチ後の鑑賞)

試写は1時からが多いので、
ぼくもランチには気を使っています。
必然的に粗食です(笑)。
返信する
何も読まずに (にゃんこ)
2008-06-01 22:20:43
出演者の名前だけのチェックで観にいってきました(笑)
うっわーーーーだまされたってラストが気持ちよかったですけど。
こーいうトーンの映像はうたた寝も誘うんですよ。。。
昼ごはん後というのは、やめておくべきだったと
微妙に後悔したりしました(苦笑)
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■くまんちゅうさん (えい)
2008-05-31 13:44:50
こんにちは。

チラシに目を通さなかったのは、大正解だと思います。
ぼくなんか開映までの時間に余裕があると、
つい、資料関係に目が行ってしまって、
「あちゃ~っ」てことがしばしば。

この作品も映画自体は、なかなか素敵だと思うのですが…。
返信する
どうもご無沙汰です (くまんちゅう)
2008-05-31 03:33:20
チラシは持ってたけどちゃんと読まなくて正解でした。アッサリ爽やかに騙されてしまいました。
マジシャン逮捕のシーンから始まるので、あの映画と被りましたけど、内容は違ってました。
どちらも好きな作品になりましたです。
返信する
■あんさん (えい)
2008-05-30 21:43:54
こんばんは。
はい、僕もそう思います。
この映画は、大人の寓話ですよね。
雰囲気もとても好きです。
『ショーシャンク~』を引き合いに出さなければ、
単純な自分は、
「ええ~っ」という感じで、
引き込まれたのではないかという気もします。
返信する
■となひょうさん (えい)
2008-05-30 21:35:17
こんばんは。
『ハルク』はまだですが
『アイアンマン』がそろそろの気配です。
エドワード・ノートンのハルクは、
最初聞いたときには驚きましたが、
ハリウッドきっての個性派俳優ですし、
どういう映画になるか、
いまから興味津々です。
返信する
 こんばんは! (あん)
2008-05-29 23:56:07
>“『ショーシャンクの空に』以来の爽快なラスト!!”-----
う~む、チラシで、ばらしちゃいけないですよね。

ただ、先が読めても、切ないロマンスと優しいラストに値打ちがある作品だと思います。
良かった!です^^
返信する
いかんせん (となひょう)
2008-05-29 20:40:34
こんにちは。
私も、宣伝と映倫には惑わされないように心がけています。試写会で先に見た作品のテレビCMを見て、そこまで流しちゃダメでしょ!って思うこともしばしば。
この作品は宣伝しすぎという点よりも、私の感性とは違う方向を向いた宣伝だという部分が強く残りました。私は、本作のカップルを応援できなかったです。
本当はノートン君大好きなんですけどね。
個人的には、ノートン君とジェシカ・ビールじゃない俳優さんで見たかった作品でした。
ノートン君がハルクっていうのも、今だにしっくりこないんだけど。まぁ見てみないとわからないですよね。(もしかして、もう見てたりしますか?)
返信する
■kiraさん (えい)
2008-05-28 23:36:50
こんばんは。

先ほど『アフタースクール』のところで、
「『こういう映画とは思っていなかった』ために
逆にノリきれなかった」---旨のコメントを
たいむさんからいただいたばかりでした。
う~ん。映画の宣伝は難しいですね。

もしかして、ぼくも喋りすぎているときがあるかも…。
もっと気をつけなくては…と、思いました。
返信する
こんばんは! (kira)
2008-05-28 21:26:27
いつもTBのみで失礼しています。
↑のキャッチコピーは全然知りませんでした。
もしかしたら、忘れていたのかも、、(^^ゞ
なので、しっかりすっかり楽しめたんですね~。

最近は映画館のタイムスケジュールをチェックするのが関の山ですので、
それが幸いしました(笑)
返信する
■daiさん (えい)
2008-05-07 12:10:31
こんにちは。

そうなんです。
もし、それがなかったら
おそらく
最後はやられたって感じになったかも。
でも、そのコピーがあるから
観に行くという人も確実にいるわけで、
ほんと映画の宣伝は難しいです。
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Unknown (dai)
2008-05-06 09:41:07
こんにちは♪

結末を想像させるコピーは辞めてほしかったですねw勘のいい人はすぐに気がつきますし...

*毎回TBだけですみません(汗
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