ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』

2007-10-29 23:45:11 | 新作映画
(原題:Mr.Bean's Holiday)

-----確かローワン・アトキンソンって嫌いなんじゃなかったっけ。
「うん。『Mr.ビーン』の彼はね。
あまりにも作り上げている感じで、
そのキャラクターがイヤミっぽい。
まだ『ラットレース』なんかは受け入れられたんだけどね」

----じゃあ、今回もダメ?
「いや、これが意外にオモシロくってね。
ストーリーにも動きがあって
子連れロードムービーになっているし…」

-----子連れロードムービー…ニャんだそれ?
「じゃあ、簡単にストーリーを話そうかな。
教会のくじ引きで1等賞を当てたビーンは、
副賞のビデオカメラを手に
南フランスで過ごす1週間のヴァカンスに旅立つ。
ところが財布もパスポートもなくしてあっという間に無一文。
そんな中で、彼はロシアの映画監督を父に持つ10才の少年と知り合う。
かくして父とはぐれた言葉の通じないこの少年を相棒に、
フランス縦断アドベンチャーが始まる!」

-----う~ん。
ありふれてる気がしないでもないけど…。
「それはそうなんだけどね。
今回のビーンは前回と違って、よく喋る。
これがいい方に作用している気がする。
パントマイムにこだわってないんだね。
結果、演技にも演出にも幅が出ている。
それと笑えるのがウィレム・デフォーの
勘違い芸術監督ぶり。
やたらと自分の苦悩をモノローグ。
そういえば、最近そんな映画観たな。
何かは言えないけどね」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「アトキンソンの顔にも皺が増えたニャあ」身を乗り出す

※頭空っぽになれる度

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猫ニュー

画像はイギリス・オフィシャルより。


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4 コメント

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意外と・・・ (未来)
2008-01-27 22:29:54
私もビーンの顔が好きになれなくて、大丈夫かなという思いで観ましたが、
少年とのロードムービーや最後の展開など、
意外と面白かったです。
デフォーの‘勘違い芸術監督ぶり’は笑えましたね。
そこポイント高いです。
返信する
■未来さん (えい)
2008-01-28 19:39:55
こんばんは。

まさか、ここまでロードムービーになっているとは思いませんでした。
しかも最後の、あのナルシスティックなアート映画。
前作が前作だっただけに
期待はしていなかったのですが、
この監督たちが、ローワン・アトキンソンという素材を
上手く使いこなしたということでしょうか?
返信する
こんばんは (David Gilmour)
2008-10-02 00:06:20
いつもありがとうございます。

ぼくは、この映画でカンヌ映画祭という1つの権威をコケにしたのが面白かったです。

それでは、またよろしくです。
返信する
■David Gilmourさん (えい)
2008-10-04 08:17:05
おはようございます。

そうですね。
カンヌ映画祭。
あの退屈そうな観客。
実際もあんな感じなのかな。
その後のビーチでのミュージカルっぽいシーンとの
対比が素敵でした。

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