-----これって原作が東野圭吾。彼、映画に向いているのかな?
『秘密』『@game』『レイクサイドマーダーケース』と、
すでに3本も映画化されているね。
「うん。でもこの原作は売れなかったらしい。
本人いわく『評論家たちからも無視され、
文学賞の候補にもならなかった』んだって」
----でも、こうして映画になっている。
「そう。映像関係者からの注目は高く、
映画にしようという話が持ち上がり、
それが流れても何度も同様の企画が浮上したらしい。
これを本人は『映像関係者にしてみれば、
作品のイメージがつかみやすいのかもしれない』と分析している」
----ふ~ん、どんなお話ニャの?
「病室で目ざめた一人の青年・純一。
彼はなぜ自分がここにいるか分からない。
だが、そんな中にも蘇ってくる、ある女性・恵との想い出。
やがて彼は自分が脳移植されて一命を取り留めたことが分かる。
そんな彼に入院以前と変わらず献身的につくす恵。
ところが事態は思わぬ方向へ…」
----ははあ~っ、読めた。新たにドナーの人格が芽生えてくるんだな。
「やはり分かってしまったか(笑)。
ところがこのドナーがある事件に関わる凶暴な男だった。
しかも純一の入院のきっかけともなっていた…というお話だ」
----ニャんだか、とてもあっさりしているけど?
「うん。これは脚本の問題か、それとも演出の問題か?
もしかしたら原作もそうなっていて、
純一がまったく違う男に変わっても恵は彼を愛せるか、
純一は恵の愛にどう応えるか?……
ここにポイントを置いているのかもしれないけど、
これまで東野圭吾原作の映画を観てきた者としては、
もっと謎解きの方を楽しみたかった気がする」
----ニャるほどね。主演は玉木宏と蒼井優だっけ。
「玉木宏演じる純一は、前半おどおどした気弱な青年として登場。
それが医療チームの一人・橘(佐田真由美)と強引に関係を持つほどの
野性的な男に変身。
その演じ分けが巧くいっていたと思う」
----えいおススメの蒼井優は?
「感情表現がいつも以上にオーバーアクト。
とにかく激しく泣き続ける。
テストも含めて20回も泣き、絶叫したらしい。
でも、それはよくも悪くも
テレビドラマ的な肌合いを持つこの映画のテイストに乗っ取った演技とも言えるかも」
----そう言うのを贔屓の引き倒しと言うんじゃニャイの。
(byえいwithフォーン)
※人格変わる度
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『秘密』『@game』『レイクサイドマーダーケース』と、
すでに3本も映画化されているね。
「うん。でもこの原作は売れなかったらしい。
本人いわく『評論家たちからも無視され、
文学賞の候補にもならなかった』んだって」
----でも、こうして映画になっている。
「そう。映像関係者からの注目は高く、
映画にしようという話が持ち上がり、
それが流れても何度も同様の企画が浮上したらしい。
これを本人は『映像関係者にしてみれば、
作品のイメージがつかみやすいのかもしれない』と分析している」
----ふ~ん、どんなお話ニャの?
「病室で目ざめた一人の青年・純一。
彼はなぜ自分がここにいるか分からない。
だが、そんな中にも蘇ってくる、ある女性・恵との想い出。
やがて彼は自分が脳移植されて一命を取り留めたことが分かる。
そんな彼に入院以前と変わらず献身的につくす恵。
ところが事態は思わぬ方向へ…」
----ははあ~っ、読めた。新たにドナーの人格が芽生えてくるんだな。
「やはり分かってしまったか(笑)。
ところがこのドナーがある事件に関わる凶暴な男だった。
しかも純一の入院のきっかけともなっていた…というお話だ」
----ニャんだか、とてもあっさりしているけど?
「うん。これは脚本の問題か、それとも演出の問題か?
もしかしたら原作もそうなっていて、
純一がまったく違う男に変わっても恵は彼を愛せるか、
純一は恵の愛にどう応えるか?……
ここにポイントを置いているのかもしれないけど、
これまで東野圭吾原作の映画を観てきた者としては、
もっと謎解きの方を楽しみたかった気がする」
----ニャるほどね。主演は玉木宏と蒼井優だっけ。
「玉木宏演じる純一は、前半おどおどした気弱な青年として登場。
それが医療チームの一人・橘(佐田真由美)と強引に関係を持つほどの
野性的な男に変身。
その演じ分けが巧くいっていたと思う」
----えいおススメの蒼井優は?
「感情表現がいつも以上にオーバーアクト。
とにかく激しく泣き続ける。
テストも含めて20回も泣き、絶叫したらしい。
でも、それはよくも悪くも
テレビドラマ的な肌合いを持つこの映画のテイストに乗っ取った演技とも言えるかも」
----そう言うのを贔屓の引き倒しと言うんじゃニャイの。
(byえいwithフォーン)
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ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
「わざとらしい目つき」
・・そういえば、怒りも悲しみも
叫ばなくたって表せるわけで、
オーバーアクトといわれる部分でちょっと引いたのかな・・・。
なんだか、昔の「赤いシリーズ」を見てるような。(笑)
「舞台向き」、確かにそんな気もしますね。
蒼井優はもったいなかったです。
もっと自然な演技ができるはずなのに。
東野圭吾作品の映画化はその後も続いていますね。
只、原作の作風の推移につれ、映画も深層心理を
描いた重厚なものに変わって来たように思います。
東野圭吾、最近も『白夜行』を観たのですが、
想像する結末の
さらに上を行くというか、
奥のある話に
いつも「やられた」という気持ちになります。
キャスティングもいいですし、
こちらもご期待下さい。