(原題:HOLLYWOODLAND)
----「ハリウッドを揺るがした《衝撃の実話》----。
オモシロそうじゃニャい。
「でも、映画はストーリーだけじゃないからね。
重要なのは、その……」
----「語り口」って言うんでしょ。
でも、これって絵柄だけ見ても
そそられるよ。
チャンドラーとかハメットとか、そんな感じ。
「確かに。
ハリウッドで実際に起こった事件を、
私立探偵が解き明かすと言う内容だからね。
全体にノワールでアンニュイな雰囲気が漂う。
しかもその事件というのが
50年代にTV版スーパーマンを演じた
ジョージ・リーブス(ベン・アフレック)の死にまつわるもの。
映画会社の重役エディ(ボブ・ホスキンス)を夫に持つ
年上の愛人トニー(ダイアン・レイン)と
若い婚約者の間で揺れ動くジョージ・リーブス。
1959年6月16日、彼は一発の弾痕を身体に残しハリウッドの自宅で死亡。
市警は自殺と断定し捜査を打ち切るが、
その死を不審に思った
彼の母親に雇われた私立探偵ルイス・シモ(エイドリアン・ブロディ)は独自の調査を開始。
ジョージの過去を次々と調べ上げていく。
かくして映画は、
セレブたちの豪奢な暮らしによって隠蔽されたハリウッドの抱える深い闇を
白昼の下へ引きずり出してくる」
----ハリウッドの闇?
ということは、これは陰謀なんだ?
「いや、この映画は
自殺、事故、暗殺と、
いくつかの可能性には言及しているけど、
断定には及んでいない。
そもそも事実に基づいているというけど、
この私立探偵自体が架空の人物だしね」
----それってエイドリアン・ブロディの役だよね?
「そう。キャスティング・ディレクターは
よくぞ彼に気づいたなと思ったね。
その垂れた眠そうな目は
ロバート・ミッチャムそっくり。
生きているのさえもめんどそうに見える。
トニー役のダイアン・レインも
50年代ハリウッド女優の何人かのイメージを
一つに取りまとめたような雰囲気だし、
ボブ・ホスキンスも元ギャングと言う
エディの過去が体からにじみ出している。
こういった俳優たちのアンサンブルによって生まれる
《空気》こそが本作最大の特徴。
それに酔えるか酔えないかで
この映画を楽しめるか否か変わるだろうね」
----あれっ、ベン・アフレックは?
「恥ずかしながら、彼がベン・アフレックとは気づかずに見てしまった。
あまりにも体格はいいし、
当時のスターの雰囲気だし……。
いったい誰だ、この役者って(笑)」
----と言うことは、それだけ役を自分のものにしているってことだね。
「うん。ヴェネチア国際映画祭では主演男優賞を受賞。
ゴールデン・グローブ賞でも同賞にノミネートされたらしい。
いやあ、不覚だったわ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「う~ん。雰囲気だニャあ」
※もちろん時代考証もよくできてる度
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----「ハリウッドを揺るがした《衝撃の実話》----。
オモシロそうじゃニャい。
「でも、映画はストーリーだけじゃないからね。
重要なのは、その……」
----「語り口」って言うんでしょ。
でも、これって絵柄だけ見ても
そそられるよ。
チャンドラーとかハメットとか、そんな感じ。
「確かに。
ハリウッドで実際に起こった事件を、
私立探偵が解き明かすと言う内容だからね。
全体にノワールでアンニュイな雰囲気が漂う。
しかもその事件というのが
50年代にTV版スーパーマンを演じた
ジョージ・リーブス(ベン・アフレック)の死にまつわるもの。
映画会社の重役エディ(ボブ・ホスキンス)を夫に持つ
年上の愛人トニー(ダイアン・レイン)と
若い婚約者の間で揺れ動くジョージ・リーブス。
1959年6月16日、彼は一発の弾痕を身体に残しハリウッドの自宅で死亡。
市警は自殺と断定し捜査を打ち切るが、
その死を不審に思った
彼の母親に雇われた私立探偵ルイス・シモ(エイドリアン・ブロディ)は独自の調査を開始。
ジョージの過去を次々と調べ上げていく。
かくして映画は、
セレブたちの豪奢な暮らしによって隠蔽されたハリウッドの抱える深い闇を
白昼の下へ引きずり出してくる」
----ハリウッドの闇?
ということは、これは陰謀なんだ?
「いや、この映画は
自殺、事故、暗殺と、
いくつかの可能性には言及しているけど、
断定には及んでいない。
そもそも事実に基づいているというけど、
この私立探偵自体が架空の人物だしね」
----それってエイドリアン・ブロディの役だよね?
「そう。キャスティング・ディレクターは
よくぞ彼に気づいたなと思ったね。
その垂れた眠そうな目は
ロバート・ミッチャムそっくり。
生きているのさえもめんどそうに見える。
トニー役のダイアン・レインも
50年代ハリウッド女優の何人かのイメージを
一つに取りまとめたような雰囲気だし、
ボブ・ホスキンスも元ギャングと言う
エディの過去が体からにじみ出している。
こういった俳優たちのアンサンブルによって生まれる
《空気》こそが本作最大の特徴。
それに酔えるか酔えないかで
この映画を楽しめるか否か変わるだろうね」
----あれっ、ベン・アフレックは?
「恥ずかしながら、彼がベン・アフレックとは気づかずに見てしまった。
あまりにも体格はいいし、
当時のスターの雰囲気だし……。
いったい誰だ、この役者って(笑)」
----と言うことは、それだけ役を自分のものにしているってことだね。
「うん。ヴェネチア国際映画祭では主演男優賞を受賞。
ゴールデン・グローブ賞でも同賞にノミネートされたらしい。
いやあ、不覚だったわ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「う~ん。雰囲気だニャあ」
※もちろん時代考証もよくできてる度
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しかし、この映画今ひとつ面白いと思えませんでした。昔のハリウッドの裏話的なものに興味がある人は楽しめるかもしれませんが・・。
いやあ、恥ずかしい。
ときどきこういうことあるんですよ。
今回の場合、
あまりにもクラシックな顔立ちと、
太めの体型から、
あれっ?誰この人----って感じでした。
退屈はしなかったんですが、どうものめりこめませんでした。。
この時代、フィルム・ノワールをヒットさせるのは
至難の技のような気もします。
観客の嗜好が、あのたゆたうような時間軸とは真逆。
スピーディな映像処理に目が慣らされているし…。
それでも、観る者をぐいぐいと引きずり込ませるような
本格フィルム・ノワールに出会いたいです。
う~ん、あんまり酔えなかったどころか。中盤に失神してしまいました。
えいさんの記事を拝見して、「そういう作品だったのかぁ」と思い直してみました。
よく考えてたら、本作の公開日は6月16日なんですよね。そこまでこだわっているとは
ここ最近は、TB等でお邪魔する余裕が持てなかったのですが。またまた修行僧の如く登場したいと思いますのでヨロシクお願い致します。
ぼくもいまひとつノレなかったほうでした。
なんでだろうな?
公開日へのこだわりは
まあ、宣伝部の話題づくりだと思いますが…。
となひょうさんがいらっしゃると、
ぱぁ~っと明るくなった感じがします。
これからもよろしくお願いします。