(原題:Stomp The Yard)
「これは意外な拾いもの」
----えっ、ダンスムービーは苦手じゃなかったの?
特にこういうタイプのは…。
「ぼくも、そう思って臨んだけどね。
一言で言えばこれはダンス版『ドラムライン』。
激しいビートによるダンス・バトルに体の奥深い部分が感応。
苦手意識もどこへやら
血が騒いでたまらなかったね」
----このストンプってニャんニャの?
「ストンプというのはステッピングのこと。
正確なステップを踏みながら
手足で音を立ててリズムを刻むんだ」
----でも、それってストリート向きじゃニャイよね?
「そうなんだ。
さて、この大前提を分かってもらった上で、
ストーリーへと話を進めよう。
実を言うと、こちらの方はありふれている。
主人公はLAからアトランタの大学にやってきた
ストリート・ダンサー、DJ(コロンバス・ショート)。
かつてストリートでのいざこざで兄を死なせてしまった彼は、
だれも自分を知らないこの地で再起を図ろうとする。
そんな彼にダンス・チームのテータと
そことはライバル関係にある常勝チーム、デルタが目を付ける」
----分かった。彼が入るのはテータだ。
「あたり(笑)。
DJはもともとストンプにはあまり興味がない。
ところが彼が好きになった女の子がデルタのスターの恋人。
と言っても親が決めた許嫁のようなもの。
この男がとてもいけ好かないヤツなんだ」
----いけ好かない…? 変な言葉(笑)。
「何ていうか、
自分の才能を鼻にかけていて、
相手の気持ちなど、どうでもいいんだね。
考えることは自分のことだけ。
で、彼女の気持ちは徐々にDJへ。
DJもテータで活躍するものの、
そのスタンドプレイが
チームを危機に追いやってしまう。
才能ある者の傲慢さが起こす悲劇だね」
----ニャるほど。『ドラムライン』だ。
そう言えば、あれは迫力あったなあ。
「うん。この映画、
冒頭のシーンはハンディカムで画像も粗く、
リアルな分、逆に目が落ち着かず、
最後までこの調子だとキツいなと…。
ところが舞台がアトランタに移ってからは
一糸乱れぬストンプの群舞-----!
その迫力に、もう目はスクリーンに釘付け」
----でも、それだけじゃ
ニャんだか映画として満足できそうにないニャあ。
えいは、それでいいの?
「う~ん。これは難しいところだね。
ストーリーは、
これに加えて
DJの叔父夫婦と学長の関係など、
因縁話も出てきてふくらみを持たせているけど、
やはり見どころはダンス・バトル。
この映画のように、
どうせこれまでに幾度となく描かれてきた内容だったら、
いっそのこと、だれも観たことがない映像を見せてくれることに
ウェイトを置いた方がいいと思うんだ」
----そんなこと言っていいのかニャ。
別の映画では違うこと言ってそう(笑)。
「(汗)。ちょっとヤバかったかな。
でも、このバトルの中にもドラマはあるわけで…。
そこにこの超絶ダンス・テクニックが伴うとなれば
これはもう文句の付けようがなくなってくる。
そうそう。
この映画、MTVムービーアワードで
ブレイクスルー演技賞(コロンバス・ショート)と、
ベスト・キスの2賞を受賞。
と、これは後で知ったんだけど、
確かにこのキスは素敵だったね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「フォーンだったら楽しめると思うニャあ」
※全米2週連続No.1だ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
「これは意外な拾いもの」
----えっ、ダンスムービーは苦手じゃなかったの?
特にこういうタイプのは…。
「ぼくも、そう思って臨んだけどね。
一言で言えばこれはダンス版『ドラムライン』。
激しいビートによるダンス・バトルに体の奥深い部分が感応。
苦手意識もどこへやら
血が騒いでたまらなかったね」
----このストンプってニャんニャの?
「ストンプというのはステッピングのこと。
正確なステップを踏みながら
手足で音を立ててリズムを刻むんだ」
----でも、それってストリート向きじゃニャイよね?
「そうなんだ。
さて、この大前提を分かってもらった上で、
ストーリーへと話を進めよう。
実を言うと、こちらの方はありふれている。
主人公はLAからアトランタの大学にやってきた
ストリート・ダンサー、DJ(コロンバス・ショート)。
かつてストリートでのいざこざで兄を死なせてしまった彼は、
だれも自分を知らないこの地で再起を図ろうとする。
そんな彼にダンス・チームのテータと
そことはライバル関係にある常勝チーム、デルタが目を付ける」
----分かった。彼が入るのはテータだ。
「あたり(笑)。
DJはもともとストンプにはあまり興味がない。
ところが彼が好きになった女の子がデルタのスターの恋人。
と言っても親が決めた許嫁のようなもの。
この男がとてもいけ好かないヤツなんだ」
----いけ好かない…? 変な言葉(笑)。
「何ていうか、
自分の才能を鼻にかけていて、
相手の気持ちなど、どうでもいいんだね。
考えることは自分のことだけ。
で、彼女の気持ちは徐々にDJへ。
DJもテータで活躍するものの、
そのスタンドプレイが
チームを危機に追いやってしまう。
才能ある者の傲慢さが起こす悲劇だね」
----ニャるほど。『ドラムライン』だ。
そう言えば、あれは迫力あったなあ。
「うん。この映画、
冒頭のシーンはハンディカムで画像も粗く、
リアルな分、逆に目が落ち着かず、
最後までこの調子だとキツいなと…。
ところが舞台がアトランタに移ってからは
一糸乱れぬストンプの群舞-----!
その迫力に、もう目はスクリーンに釘付け」
----でも、それだけじゃ
ニャんだか映画として満足できそうにないニャあ。
えいは、それでいいの?
「う~ん。これは難しいところだね。
ストーリーは、
これに加えて
DJの叔父夫婦と学長の関係など、
因縁話も出てきてふくらみを持たせているけど、
やはり見どころはダンス・バトル。
この映画のように、
どうせこれまでに幾度となく描かれてきた内容だったら、
いっそのこと、だれも観たことがない映像を見せてくれることに
ウェイトを置いた方がいいと思うんだ」
----そんなこと言っていいのかニャ。
別の映画では違うこと言ってそう(笑)。
「(汗)。ちょっとヤバかったかな。
でも、このバトルの中にもドラマはあるわけで…。
そこにこの超絶ダンス・テクニックが伴うとなれば
これはもう文句の付けようがなくなってくる。
そうそう。
この映画、MTVムービーアワードで
ブレイクスルー演技賞(コロンバス・ショート)と、
ベスト・キスの2賞を受賞。
と、これは後で知ったんだけど、
確かにこのキスは素敵だったね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「フォーンだったら楽しめると思うニャあ」
※全米2週連続No.1だ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
もう、これは観なくちゃ♪
公開が楽しみです。
フォーンも楽しめると思うニャアって言ってるし(笑)
実は、もう一本『レッスン!』という
こちらは社交ダンスの映画もあります。
近々、アップしますので、
しばしお待ちを。
目で見て、音で聞いて楽しめる映画は、いいですよね★
>そのスタンドプレイがチームを危機に追いやってしまう。才能ある者の傲慢さが起こす悲劇だね
一人で戦うか、グループで和を尊重し、そこで戦うか。
『ドラムライン』でもこの作品でも、それが音楽であり、あるいはダンスであっても、
人の生きる道と似通っていますね。
みんなで戦う方が喜びが大きい、ということを知っている人間の方が、生きる喜びは大きいですよね。
好きどころか大好きですよ。
9月のぼくの裏ベストです(笑)。
『ドラムライン』もそうですが、
超絶テクニックは
ある瞬間、ドラマを超えてしまいます。
ぼくは単純なので
これにコロリといくんです。