(原題:EXPENDABLES3 )
「さて、今日は話題のアクション巨編第3弾」
----あっ、『エクスペンダブルズ3』だ。
この映画、
アメリカではあんまりヒットしていないって聞いたけど…。
でも観た人の評判はいいみたいだよね。
「いやあ、みんなが褒めるのは分るね。
このシリーズ、基本は1960年代に量産された戦争活劇。
それを、80年代にブームを巻き起こしたマッスル系のアクションスター、
その代表とも言えるシルベスター・スタローンが
一団を率いて21世紀風に作りなおしたもの。
怒涛の展開の中、
細かいところなんてまったく気にする必要はない。
そう、これは“ありえない”こと自体を楽しむ映画なんだ」
----だけど、
ここまでたくさんのスターが出ちゃうと、
収拾がつかなくなるんじゃニャいの?
やはり、それぞれに見せ場は必要だし…。
「いやあ。
そこがまた巧く考えてある。
これまでのシュワルツェネッガー、ジェイソン・ステイサム、
ドルフ・ラングレン、ジェット・リーらに加えて
今回はメル・ギブソン、ハリソン・フォード、ウェズリー・スナイプス、
そしてアントニオ・バンデラスと、大物だけでも4人も参加。
さらには『トワイライト』シリーズのケラン・ラッツら若手も加わる。
世代的にもまったく違うし、普通だったら、とっちらかってしまいそう。
ところがそれを物語に見事に取り込んでいるんだ」
----どういう風に?
「まあ、よくあると言えば、よくある話なんだけどね。
バーニー(スタローン)に下されたCIAの作戦担当ドラマ―(ハリソン・フォード)からのミッション。
それはかつて共にエクスペンダブルズを結成した仲間であり、
現在は悪に染まったストーンバンクス(メル・ギブソン)の捕獲作戦。
エクスペンダブルズの弱点を知り尽くしたストーンバンクスの前に、
決して若くないチームの仲間たちの身を案じたバーニーは、
チームを解散し、若いメンバーと新たにチームを組んで挑むのだが…」
----でも、それじゃあ、
旧メンバーの活躍は前半で終ってしまうじゃニャい。
観ている方もそうだけど、
第一プライドが高い彼らが納得するはずがニャいよ。
「そういうこと。
もちろん、彼らが再び戦地に赴くキメの瞬間が用意されている。
横一列にズラリ並ぶ勇者たち。
そのキメの構図がもたらす映画的興奮。
この作品は、ストーリーと<画>がこのように渾然一体となり
至福の時を紡ぎだしていくんだ」
----ニャるほど。
その話だと、
ハリソン・フォードは裏方のようだけど、
アクション・シーンはあるの?
「嬉しいことに、これがあるんだな。
彼自身、飛行機操縦の免許を持っている。
映画の中ではそれをいかし、
窮地に陥ったエクスペンダブルズの支援に向かう。
実は、このシーンは『スター・ウォーズ』のハン・ソロへのオマージュがある。
後にはチューバッカに最も近い(失礼)俳優が乗っているよ。
オマージュと言えば、これはどちらかといとイメージ・パロディに近いけど、
シュワルツェネッガーとジェット・リーのコンビは『ツインズ』を思い出したね。
他にも俳優の生かし方ひねりを聞かせている。
冒頭のドクター・デス(ウェズリー・スナイプス)の救出シーンでは、
実生活でも脱税で収監されていたスナイプスの実話を織り込んでいる。
一方、バンデラス演じるガルゴはやんちゃ。
自分をどうにかしてエクスペンダブルズに入れてもらおうと
口八丁で売り込む。
と、これもバンデラスの本作出演に至るバックステージと重なる。
とは言え、やはり見どころはメル・ギブソン。
『ブレイブハート』で作品賞、監督賞も受賞し、
実力・実績共に申し分ない彼だけど、
ここでは出世作『マッドマックス』を思わせるギラギラした男の魅力を振りまいてくれる。
しかも寸分も妥協しない<悪>そのもののね。
本人も楽しんでいたんじゃないかな。
ともあれ、彼の演技がこの映画に厚みを持たせている。
そして21世紀、まさに今のSFXを駆使した
大スペクタクルシーンがクライマックスに。
ここはスタローン『クリフハンガー』が頭をよぎったね」
----ニャんだ、結局
オールドパワーが頑張って言ってことじゃん。
「そう。
だから最後に流れるのが
ニール・ヤング…
おっと、これは言っちゃいけなかったかな」
フォーンの一言「オールドファン大満足なの映画なのニャ」
※西部劇を思わせる、スタローンの腰撃ちも見モノだ度
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画像はオフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
「さて、今日は話題のアクション巨編第3弾」
----あっ、『エクスペンダブルズ3』だ。
この映画、
アメリカではあんまりヒットしていないって聞いたけど…。
でも観た人の評判はいいみたいだよね。
「いやあ、みんなが褒めるのは分るね。
このシリーズ、基本は1960年代に量産された戦争活劇。
それを、80年代にブームを巻き起こしたマッスル系のアクションスター、
その代表とも言えるシルベスター・スタローンが
一団を率いて21世紀風に作りなおしたもの。
怒涛の展開の中、
細かいところなんてまったく気にする必要はない。
そう、これは“ありえない”こと自体を楽しむ映画なんだ」
----だけど、
ここまでたくさんのスターが出ちゃうと、
収拾がつかなくなるんじゃニャいの?
やはり、それぞれに見せ場は必要だし…。
「いやあ。
そこがまた巧く考えてある。
これまでのシュワルツェネッガー、ジェイソン・ステイサム、
ドルフ・ラングレン、ジェット・リーらに加えて
今回はメル・ギブソン、ハリソン・フォード、ウェズリー・スナイプス、
そしてアントニオ・バンデラスと、大物だけでも4人も参加。
さらには『トワイライト』シリーズのケラン・ラッツら若手も加わる。
世代的にもまったく違うし、普通だったら、とっちらかってしまいそう。
ところがそれを物語に見事に取り込んでいるんだ」
----どういう風に?
「まあ、よくあると言えば、よくある話なんだけどね。
バーニー(スタローン)に下されたCIAの作戦担当ドラマ―(ハリソン・フォード)からのミッション。
それはかつて共にエクスペンダブルズを結成した仲間であり、
現在は悪に染まったストーンバンクス(メル・ギブソン)の捕獲作戦。
エクスペンダブルズの弱点を知り尽くしたストーンバンクスの前に、
決して若くないチームの仲間たちの身を案じたバーニーは、
チームを解散し、若いメンバーと新たにチームを組んで挑むのだが…」
----でも、それじゃあ、
旧メンバーの活躍は前半で終ってしまうじゃニャい。
観ている方もそうだけど、
第一プライドが高い彼らが納得するはずがニャいよ。
「そういうこと。
もちろん、彼らが再び戦地に赴くキメの瞬間が用意されている。
横一列にズラリ並ぶ勇者たち。
そのキメの構図がもたらす映画的興奮。
この作品は、ストーリーと<画>がこのように渾然一体となり
至福の時を紡ぎだしていくんだ」
----ニャるほど。
その話だと、
ハリソン・フォードは裏方のようだけど、
アクション・シーンはあるの?
「嬉しいことに、これがあるんだな。
彼自身、飛行機操縦の免許を持っている。
映画の中ではそれをいかし、
窮地に陥ったエクスペンダブルズの支援に向かう。
実は、このシーンは『スター・ウォーズ』のハン・ソロへのオマージュがある。
後にはチューバッカに最も近い(失礼)俳優が乗っているよ。
オマージュと言えば、これはどちらかといとイメージ・パロディに近いけど、
シュワルツェネッガーとジェット・リーのコンビは『ツインズ』を思い出したね。
他にも俳優の生かし方ひねりを聞かせている。
冒頭のドクター・デス(ウェズリー・スナイプス)の救出シーンでは、
実生活でも脱税で収監されていたスナイプスの実話を織り込んでいる。
一方、バンデラス演じるガルゴはやんちゃ。
自分をどうにかしてエクスペンダブルズに入れてもらおうと
口八丁で売り込む。
と、これもバンデラスの本作出演に至るバックステージと重なる。
とは言え、やはり見どころはメル・ギブソン。
『ブレイブハート』で作品賞、監督賞も受賞し、
実力・実績共に申し分ない彼だけど、
ここでは出世作『マッドマックス』を思わせるギラギラした男の魅力を振りまいてくれる。
しかも寸分も妥協しない<悪>そのもののね。
本人も楽しんでいたんじゃないかな。
ともあれ、彼の演技がこの映画に厚みを持たせている。
そして21世紀、まさに今のSFXを駆使した
大スペクタクルシーンがクライマックスに。
ここはスタローン『クリフハンガー』が頭をよぎったね」
----ニャんだ、結局
オールドパワーが頑張って言ってことじゃん。
「そう。
だから最後に流れるのが
ニール・ヤング…
おっと、これは言っちゃいけなかったかな」
フォーンの一言「オールドファン大満足なの映画なのニャ」
※西部劇を思わせる、スタローンの腰撃ちも見モノだ度
こちらのお花屋さんもよろしく。
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画像はオフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
>それはかつて共にエクスペンダブルズを結成した仲間であり、
現在は悪に染まったストーンバンクス(メル・ギブソン)の捕獲作戦。
エクスペンダブルズの弱点を知り尽くしたストーンバンクス
メルギブソンが 敵のボス役もなかなか。かつて同じ傭兵部隊メンバーでも考えの違いはよくあることだと思った。人間には野心が 誰しも多かれ少なかれあります。
その目指す精神のベクトルがどうなるかは 人それぞれ。
>決して若くないチームの仲間たちの身を案じたバーニーは、
チームを解散し、若いメンバーと新たにチームを組んで挑むのだが…」
新旧メンバー入れ替えね。エクスペンも普通の会社と同じく世代交代させる時期に入ったか(^^)
新人メンバーたちと旧メンバーとの対立もさることながら生意気な振る舞いも多々。けどそれは 旧メンバーだって 初めはバーニーに生意気で反抗的だったはずだし それでもついてゆこうとしたのは バーニーの親分気質を認めたからじゃないかな。
旧メンバーを解散たって 彼らだって いまさら 別の職種に転職はできないでしょうに・・・
想像して見てください お払い箱になった彼らが ひとまわり以上年下の若僧上司にコキ使われて 夜中遅くまで 書類の作成に悪戦苦闘するとか・・
傭兵の彼らが いまさら転職できると思いますか?
餅は餅屋。専門職こそ天職。 それ以外は居場所がないんですよ
そんな彼らの活躍できる場を取り上げてしまうのは酷ってもんですよ、バーニーさん^^
静かに引退してくださいとのことでしょうが、
また、それも残酷ですよね。