ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『奈緒子』

2007-12-08 22:53:03 | 新作映画
----うわあ、懐かしいタイトル。
確か連載コミックだったよね。
「うん。ぼくもあの頃は毎週「ビッグスピリッツ」読んでいたから…。
この漫画も全部読破したつもりでいたけど、
どうやら原作では『奈緒子 新たなる疾風』とタイトルを変更して、
さらに話は続いていたようだね」

----そうか。フォーンも
壱岐雄介が金メダルを取ったところまでしか知らないニャあ。
でも、この物語ってタイトルロールの奈緒子よりも
確か、雄介のお話になっていなかった?
「そうなんだよね。
彼が子供の頃、
溺れかかった篠宮奈緒子を助けようとした父親が死んだことから、
彼女に対して敵意を抱く雄介。
映画では、天才ランナーの彼が高校一年の時に
全国高校駅伝でアンカーを務めたときのエピソードをクライマックスにしている。
原作にあったような奈緒子への激しい拒否反応は
この映画では比較的抑えられていたね。
大山権太のもとで漁師の修行を兼ねたアルバイトをするシーンもないし、
どちらかというと、
駅伝でタスキを繋ぐことの意味を追った話になっている」

----その壱岐雄介はだれがやっているの?
「いま上り調子の三浦春馬。
彼は『恋空』ではオーバーアクトが鼻についたけど、
この映画では、まるでコミックから飛び出してきたみたいにピッタリだったね。
少しあごを突き出したように走るフォームが、ホント漫画そっくり」

----でも『恋空』はお話がお話だから仕方ないんじゃニャい?
「うん。それはそうだ(笑)。
そういえば彼は『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』にも出ていたっけ。
でも、これはすでに事故死している役で出番も少なかった。
いずれにしろ、この映画は
『キャッチ ア ウェーブ』に始まる俳優・三浦春馬のこれまでの代表作となるだろうね」

-----で、奈緒子は?
「これはキャスティングが難しいだろうなと思っていたら
なんと上野樹里。
なるほどって感じ。
最近、コミカルな役が多かっただけに少し新鮮だったね。
映画自体は、練習やレースなどの走るシーンが多く
そこに頼りすぎていて
ドラマとしては少々弱い気がしたけど、
その丁寧な作りは受けるんじゃないかな。
実際に評判はけっこういいようで、ぼくなんか
地べたに座布団で観なくてはいけなかったくらい
試写室は超満員だったよ」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「フォーンは太り気味。こんなに走ったら息切れしそうだニャ」もう寝る


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
だいぶ合いませんでした (april_foop)
2008-01-10 13:56:06
これ、評判悪くないんですか!?(びっくり)
ボクはまったく肌に合わなかったもので…。
とにかく走るシーンが物足りませんでした。

にしても座布団で試写はきついですね…。
おつかれさまです。
返信する
■april_foopさん (えい)
2008-01-11 22:44:21
評判悪くない、と言っても
それは
偶然、同じときに観た知人の感想です(汗)。

ぼくは、この監督・古厩智之とはあまり相性が良くないようです。
『まぶだち』もダメでした。
あっ、『ロボコン』は好きでしたが…。
返信する
原作 (kazupon)
2008-02-17 19:30:09
えいさん

そうですか、結構前の連載マンガなんですね?
全然原作知らなかったので、素直なつくりに
好感持ちました!が知ってるといろんな部分
はしょってるのが気になるんでしょうねー。^^
舞台挨拶アリの劇場だったので、自分も地べた
座りで見てましたが、走りたくなってしまいま
したよ!
三浦春馬君がよかったです。
返信する
■kazuponさん (えい)
2008-02-18 22:10:33
こんばんは。

はい。ぼくが「ビッグスピリッツ」を読んでいた頃の漫画。
そういえば同じ雑誌に入っていた『20世紀少年』、
ついにキャスティング発表されましたね。

こちらは、もっともっと入れこんでいたので、
辛口になりそうで怖いです。
返信する
こんばんは (はらやん)
2008-03-21 22:53:44
えいさん、こんばんは!

原作は未読なんですが、とても長い物語なんですねー。
極めて正統派な青春もので、そういうのが好きな僕はけっこうぐっときてしまいました。
上野樹里さんはこういう役もなかなか良いなと新たな発見もありました。
返信する
■はらやんさん (えい)
2008-03-22 14:59:45
こんにちは。

そう、原作は長いですよ。
主人公があまりにもストイック。
その設定が
当時の青年(?)コミック誌では少し珍しく、
漫画としても異彩を放っていた記憶があります。
上野樹里は、
明るい役から影がある役まで
守備範囲が本当に広いですね。
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