----これってガチンコ・ボーイってこと?
「そう。
一種の青春グラフィティだね。
ただ、これまで青春を描くときに多かったロックや映画ではなく、
ここではプロレスに、その材を求めている」
----ふうん。元々はお芝居だったんでしょ?
「そうらしいね。人気劇団・モダンスイマーズの舞台らしい。
ただ、その内容を聞くと分かるけど、
これはとても映画向き。
主人公の五十嵐(佐藤隆太)は
事故で頭を打って以来、
寝るとその日にあったことを
すべて忘れてしまう
高次脳機能障害を患っている」
----あっ、ほんとだ。
それって『50回目のファースト・キス』。
「よく気づいたね。
プレスには
『博士の愛した数式』や『メメント』、
あるいはこの夏公開の『パコと魔法の絵本』が
引き合いに出されていたけど、
やはりこれは『50回目のファースト・キス』。
ただ、あの映画がその患者(ドリュー・バリモア)を恋した
男(アダム・サンドラー)目線だったのに対して、
こちらは患者からの目線」
----ふうん。じゃあ、恋の話が中心になるの?
「いや、それもないわけじゃないけど
あくまでもワン・ノブ・ゼム。
五十嵐はプロレスと出会ったことで、
頭が覚えていなくとも
体が覚えていることで
生きる実感を取り戻していくんだ」
----ニャるほど。意外とシリアスなストーリーニャんだね。
「そういうこと。
この映画、
一見、オフザケの能天気ムービーかと思いきや、
実はかなりシリアス。
しかし、ぼくはそれらのテーマ的な部分よりも
クライマックスのガチンコ・バトルに心揺り動かされたね。
ここは、なんとNO STUNT、NO CG。
そのため痛みが直に伝わってくる。
しかもカメラはロングに引いているのだから、ごまかしようがない。
『燃えよドラゴン』よりも『ドラゴン/怒りの鉄拳』を買う自分としては、
ある意味嬉しい映画だね」
----ふうん。でもこの手の映画って
よく、大音量の音楽をバックに
試合の省略を重ねながら
いつしかファイナル・ラウンドというのが多いよね。
「『ロッキー』パターンだね。
もちろんこの映画では、
そんな姑息なこともしていない。
映画そのものもガチンコってわけだ。
実は、観る前は
あまりいい評判を聞いていなかったんだけど、
ブロガーの方の中に絶賛の評を見つけて…」
----やはり、映画は自分の目で確かめなくちゃ
ダメってことだニャ。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「映画は自分の目で確かめるニャ」![ぱっちり](http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/05/0000123905/18/img84ef429awp4tuo.jpeg)
※ムダなシーンもあるとは思うけど、でもいい度![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_cry.gif)
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「そう。
一種の青春グラフィティだね。
ただ、これまで青春を描くときに多かったロックや映画ではなく、
ここではプロレスに、その材を求めている」
----ふうん。元々はお芝居だったんでしょ?
「そうらしいね。人気劇団・モダンスイマーズの舞台らしい。
ただ、その内容を聞くと分かるけど、
これはとても映画向き。
主人公の五十嵐(佐藤隆太)は
事故で頭を打って以来、
寝るとその日にあったことを
すべて忘れてしまう
高次脳機能障害を患っている」
----あっ、ほんとだ。
それって『50回目のファースト・キス』。
「よく気づいたね。
プレスには
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あるいはこの夏公開の『パコと魔法の絵本』が
引き合いに出されていたけど、
やはりこれは『50回目のファースト・キス』。
ただ、あの映画がその患者(ドリュー・バリモア)を恋した
男(アダム・サンドラー)目線だったのに対して、
こちらは患者からの目線」
----ふうん。じゃあ、恋の話が中心になるの?
「いや、それもないわけじゃないけど
あくまでもワン・ノブ・ゼム。
五十嵐はプロレスと出会ったことで、
頭が覚えていなくとも
体が覚えていることで
生きる実感を取り戻していくんだ」
----ニャるほど。意外とシリアスなストーリーニャんだね。
「そういうこと。
この映画、
一見、オフザケの能天気ムービーかと思いきや、
実はかなりシリアス。
しかし、ぼくはそれらのテーマ的な部分よりも
クライマックスのガチンコ・バトルに心揺り動かされたね。
ここは、なんとNO STUNT、NO CG。
そのため痛みが直に伝わってくる。
しかもカメラはロングに引いているのだから、ごまかしようがない。
『燃えよドラゴン』よりも『ドラゴン/怒りの鉄拳』を買う自分としては、
ある意味嬉しい映画だね」
----ふうん。でもこの手の映画って
よく、大音量の音楽をバックに
試合の省略を重ねながら
いつしかファイナル・ラウンドというのが多いよね。
「『ロッキー』パターンだね。
もちろんこの映画では、
そんな姑息なこともしていない。
映画そのものもガチンコってわけだ。
実は、観る前は
あまりいい評判を聞いていなかったんだけど、
ブロガーの方の中に絶賛の評を見つけて…」
----やはり、映画は自分の目で確かめなくちゃ
ダメってことだニャ。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「映画は自分の目で確かめるニャ」
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ボクの周りでも「別に……」くらいの声が多かったので、入れ込みすぎたのかなぁなどと思ってました。
他の映画にも確かに同じ設定がありますが、
朝起きたときの五十嵐の気持ちを考えると、恋にしてもプロレスの痛みにしても、かなりダイレクトに伝わったんですよね。
そんなこんなで、ボクの中では心に残った作品です。
はい。ぼくもapril_foopさんを意識して書きました(笑)。
以前、april_foopさんのレビューで絶賛されていたことを知っていたので…。
ただ、その前に他の方から
あまりよくない評を聞いていたので、
最初は距離をおいて観ていました。
この映画って、初めのうちはオフザケみたいに見えてしまうじゃないですか。
実は、主人公にはそういう“言動”をするだけの理由があるのに…。
そのことをあらかじめ知っているかいないかで
違ってくるのかも…
と、この映画がダメだった人の気持ちも分かるような気がしました。
大絶賛するほどの何かはないけれど、やはり「クライマックスのガチンコ・バトル」には心を揺り動かされるものがありますよね。
格闘技は(痛いから)苦手なのだけど、痛々しさも記憶のひとつと思うと、最後まで闘え!とか思ってしまいました(笑)
そうですね。この映画、ぼくとしては
みんなにオススメというよりも、
個人的に好きな「裏ベスト」の部類です。
青春映画は、ほとんどそう(笑)。
格闘技なんて自分では苦手なのに、
いやそれだからこそかな、
映画では観ていて興奮します。
なんだかスポーツというより
コレそのものが『お芝居』
なのに、クライマックスが
ごまかし一切なしの大真面目ガチバトルだから
余計に
うわ~痛そうっってわかる分なおさら
見てて思いっきりちからはいっちゃいました。
大阪には
OSAKAプロレスってのがあります。
大真面目に格闘技なんですが
格好がふざけててね~。(笑)
漫才と格闘技の融合?にしか見えんのですよ、
詳しく知らないから偏見の目で見てますが
ここにも汗と涙があるんでしょうねぃ・・・。
このプロレスにしても
とっかかりで損してるこの作品にしても
知らないゆえに味わえない感動って
きっといっぱいあるんだろうなと改めて実感。
ぼくもプロレスには詳しくなく、
その昔、知人が
ある全日本プロレスの有名レスラーが
「今日の演技は疲れた」と言っていたというのを
おもしろおかしく話してくれて
耳を疑ったくらいです。
しかし、おっしゃるように
なんでも観てみなければ
そのオモシロさは分からない。
この映画は、まさにそのことを教えてくれました。
「裏ベスト」というのよくわかります。
見ず嫌いな人がいるのも理解できるタイプの映画なので、万人に絶対観てねとも勧めれられないかなとも思っちゃいました。
でもやっぱり最後は凄かったですよね。
プロレスってあまり好きじゃなかったんですけど、『力道山』の時もすごく興奮したし、案外好きなのかもと今更ながら思っています。(^^;;;
「キネ旬」の星取り表なんかだと、
やはりこの映画、あまり評判よくないですね。
このように
映画評論家に受けずブロガーさんたち大絶賛というのは、
昨年だと『キサラギ』があります。
いずれも共通しているのは、舞台の映画化ということ。
でも、それでもぼくは好きです。
『力道山』も、これまた別の意味でよかったですよね。
こんなに熱くなれる映画に出会えたのは久し振りでした。主人公の生きる姿に共感して、最後は涙が止まりませんでした。ここ数年では邦画ベスト1です。
プロレスファンですが、試合の盛り上げがうまいの一言です!!。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
これは拾い物でした。
プロレスシーンは、
その痛みが感じられる名シーンだったと思います。
やはり<ガチンコ>で作られた映画はいいですよね。