ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『スシガール SUSHI GIRL』

2012-12-04 22:25:25 | 新作映画
(原題:SUSHI GIRL)

ネタバレ注意。※映画の核に触れる
部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。



---- “寿司ガール”ってどういう意味?
「う~ん。
少し言いにくいけど、
これは全裸の女性の上にお寿司を載せた
いわゆる“女体盛り”からきている。
バブル華やかなりし頃、
新潟だかどこかの老舗旅館でもやっていて、
深夜テレビで紹介されたのを見たことがある」

----でも、それと
70年代ホラーのような、狂気とバイオレンス”が
どう繋がるの?
どっちかというと、エロ系だと思うけど…。
「そうなんだよね。
実は、この女性(コートニー・パーム)、
強盗の罪により刑務所で6年間服役したフィッシュの出所祝いとして
用意されているという設定。
フィッシュは、一緒に強盗を起こした仲間たちのことは一切喋らないでいた。
そんなフィッシュに、
かつてのメンバーたちは、行方不明となったままのダイヤのありかを吐かせようとする」

----それがこのパーティの真の目的というワケだね?
「そういうこと。
彼らは、それぞれの方法でフィッシュに拷問を始める。
で、この拷問が思わず目を背けたくなるもの。
『ホステル』、あるいは『スマグラ- おまえの未来を運べ』を思わせる凄惨なもの。
そして、その中には、ある裏切りも隠れていた…」

----はは~っ。
これで、この映画が『レザボア・ドッグス』
引き合いに出される理由が分かってきた。
「うん。
構造的にも似ている。
ダイヤモンド強盗の件を回想として入れたりとかね。
しかも、
この映画には『キル・ビル』の要素も入っている。
メインビジュアルの旭日旗を見ても分かるように日本への言及が多いこと。
そして、決定的なのが“復讐”が最後に立ち現れること…。
あんまり言うとネタバレになるから止めておくけど、
ここは、ニコラス・ツェー主演の
『ビースト・ストーカー/証人』を思い出したね」

----あっ、ヤバい。
そこまででいいよ。
この映画、キャスティングもオモシロいんだよね。
「フィッシュにはノア・ハサウェイ
彼は『ネバーエンディング・ストーリー』のアトレイユで一世を風靡。
パーティの主催者に“キャンディマン”ことトニー・トッド
異常さをむき出しにする変態チックな金髪メガネに『スター・ウォーズ』のマーク・ハミル
回想シーンでは名優マイケル・ビーン
『マチェーテ』のダニー・トレホも出ている」

----あれっ、千葉真一は?
「寿司職人(笑)。
最初だけかと思ったら、
最後もきちんと締めてくれる」

----こういう、カルトチックな作品に出演って、
ニャんか嬉しいよね



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「あのビジュアルからは、どんな映画か、想像がつかなかったのニャ」小首ニャ


※残酷シーンはあれだけ度…

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