(原題:Look)
----これっていま一つ、
どういう映画かよく分からニャいんだけど?
「そうだよね。
よく使われているビジュアルが
レンズが捕えた試着室の中の半裸の女性ふたりの映像。
ある人なんか、
『これ覗きの映画でしょ?』と言っていたくらい」
----えっ、違うの?
「うん。観る前はぼくもドキュメンタリーかと思っていたけど、
よくよく考えてみたら、
それやっちゃうと肖像権で引っかかっちゃう」
----それはそうだ(笑)。
あと、この映画に関してよく聞く言葉が
「9.11テロ以後、人々は安全と引き換えに
プライバシーを捨てた」というもの。
それってこの映画に、ほんとうに関係あるの?
どう見てもいやらしそうなんだけど…。
「うん。いまやアメリカでは
防犯のために3000万台以上の監視カメラが設置されているらしい。
37の州では更衣室(試着室)やトイレに監視カメラを設置することが許可され、
60%の高校に隠しカメラが設置。
また従業員の勤務態度に問題がある会社は、
法的許可を得れば隠しカメラを設置することができるらしい。
この映画は、
このように至るところに設置されているカメラが捕えた映像を見せることによって
人々にはもはやプライバシーがないということを明らかにするばかりでなく、
それを繋ぎあわせるだけで、
さまざまなドラマが生み出されるということを実証してみせている。
いわば一種のフェイク・ドキュメンタリーだね」
----ふうん。そんなことやってオモシロいの?
「まあ、それは人それぞれのとらえ方だけど…。
ここには強盗、殺人、幼児誘拐、セクハラという犯罪から
淫行、いじめ、噂話、悪口、衝突事故、追跡中継、爆弾処理、
そして映画撮影(ジョン・ランディス登場!)まで、
さまざまな<現場>が
監視カメラの映像によって描かれる。
もちろん、それは監視カメラを装った
カメラマンによるれっきとした撮影なんだけどね。
ぼくは最初のうち、フェイクと言い切る自信がなく、
スクリーンを凝視していたけど…(汗)。」
----じゃあ、いま喋ってることってネタバレになるのでは?
「いや、喋っちゃっていいんじゃないかな。
だって、いま巷に出回っているチラシ等の情報だけじゃ
この映画を観ようという決定的なきっかけにはなりにくいもの」
----あっ、それは確かにそうだよね。
“覗き”の映画と誤解されたままじゃヤバいよね。
「そういうこと。
これはある意味、アダム・リフキン監督の実験的かつ野心的な作品。
監視カメラ映像だけでいくつもの
しかも赤裸々なドラマを撮ろうというわけだからね。
ただ、そこで描かれている世界というのが
ショッピング・モールで子供を物色しつきまとう男、
職場の女性たちに次々と手を出す男、
さらには担任教師と寝るために色じかけを繰り返す女高生と、
下ネタ系、あるいは三面記事風の話が多いのも事実。
そういう意味では“覗き”映画と思って観に行った人の
好奇心をも大いに満足させてくれるかもね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「でもフォーンは覗かれたくはないニャあ」
※だけどその発想はユニークだ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
----これっていま一つ、
どういう映画かよく分からニャいんだけど?
「そうだよね。
よく使われているビジュアルが
レンズが捕えた試着室の中の半裸の女性ふたりの映像。
ある人なんか、
『これ覗きの映画でしょ?』と言っていたくらい」
----えっ、違うの?
「うん。観る前はぼくもドキュメンタリーかと思っていたけど、
よくよく考えてみたら、
それやっちゃうと肖像権で引っかかっちゃう」
----それはそうだ(笑)。
あと、この映画に関してよく聞く言葉が
「9.11テロ以後、人々は安全と引き換えに
プライバシーを捨てた」というもの。
それってこの映画に、ほんとうに関係あるの?
どう見てもいやらしそうなんだけど…。
「うん。いまやアメリカでは
防犯のために3000万台以上の監視カメラが設置されているらしい。
37の州では更衣室(試着室)やトイレに監視カメラを設置することが許可され、
60%の高校に隠しカメラが設置。
また従業員の勤務態度に問題がある会社は、
法的許可を得れば隠しカメラを設置することができるらしい。
この映画は、
このように至るところに設置されているカメラが捕えた映像を見せることによって
人々にはもはやプライバシーがないということを明らかにするばかりでなく、
それを繋ぎあわせるだけで、
さまざまなドラマが生み出されるということを実証してみせている。
いわば一種のフェイク・ドキュメンタリーだね」
----ふうん。そんなことやってオモシロいの?
「まあ、それは人それぞれのとらえ方だけど…。
ここには強盗、殺人、幼児誘拐、セクハラという犯罪から
淫行、いじめ、噂話、悪口、衝突事故、追跡中継、爆弾処理、
そして映画撮影(ジョン・ランディス登場!)まで、
さまざまな<現場>が
監視カメラの映像によって描かれる。
もちろん、それは監視カメラを装った
カメラマンによるれっきとした撮影なんだけどね。
ぼくは最初のうち、フェイクと言い切る自信がなく、
スクリーンを凝視していたけど…(汗)。」
----じゃあ、いま喋ってることってネタバレになるのでは?
「いや、喋っちゃっていいんじゃないかな。
だって、いま巷に出回っているチラシ等の情報だけじゃ
この映画を観ようという決定的なきっかけにはなりにくいもの」
----あっ、それは確かにそうだよね。
“覗き”の映画と誤解されたままじゃヤバいよね。
「そういうこと。
これはある意味、アダム・リフキン監督の実験的かつ野心的な作品。
監視カメラ映像だけでいくつもの
しかも赤裸々なドラマを撮ろうというわけだからね。
ただ、そこで描かれている世界というのが
ショッピング・モールで子供を物色しつきまとう男、
職場の女性たちに次々と手を出す男、
さらには担任教師と寝るために色じかけを繰り返す女高生と、
下ネタ系、あるいは三面記事風の話が多いのも事実。
そういう意味では“覗き”映画と思って観に行った人の
好奇心をも大いに満足させてくれるかもね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「でもフォーンは覗かれたくはないニャあ」
※だけどその発想はユニークだ度
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うちの地元では公開未定のようですが、はやく観たいものです。
TBかけてあります、よろしければ・・・。
ご訪問ありがとうございます。
この映画、実はフェイク・ドキュメンタリー。
発想はオモシロイです。
これからもよろしくお願いいたします。
実は今回が初めての訪問ではなく、確か「エターナル・サンシャイン」の記事をうちで書いた時にもこちらを参考にさせていただきました。
ただ、その時にはTBやコメントはしませんでしたので・・・。
これからもちょくちょく覗かせていただきます。
よろしくお願いいたします。
『エターナル・サンシャイン』ですか、
ずいぶん前ですね。
そんな頃にお越しいただいた方に、
またきていただけるなんて…。
覚えていただけてたいということですよね。
とても嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。