「あんまり『がんばって!』と言われると、
かえって落ち込むってことあるよね」
-----おっ、いきなりだにゃ。
なんなの今日の映画は?
「いまや世界でその名を轟かせる『カラオケ』。
この映画は、その発明者・井上大佑氏の半生を描いた…
そう思っていたんだけど…」
-----違うの?
「なんかヘンなんだ。冒頭とラストに星野仙一氏のナレーションで、
この不況下、いかに“お父さん”たちが頑張ってるかが語られ、
彼らへのエールが贈られる。
映画自体も、井上氏自身よりも、
むしろ彼のお父さんとその仲間たちの生きざまに
共感が込められている」
-----よく分からにゃいな?
「井上氏(押尾学)のお父さん(宇崎竜童)の友だちというのが、
リストラを任され、部下の就職斡旋に駆けずり回った上、
自らも辞表を提出して自殺した社員(ベンガル)や、
家庭を顧みなかったことから妻と息子に見捨てられ、
ホームレスとなった元エリート(高田純次)と、大変な人生を歩んでいる。
その一因として『バブルが崩壊して…』みたいなことが語られるけど、
ときは「8ジューク」が井上氏によって生み出された30年以上前。
時代的にも全然あわない。
ま、こういう時代考証の『嘘』はいいにしても、
いちばん描きたいのは何なのか?
作者たちの興味は『カラオケ』を作った井上氏よりも、
いまの時代を頑張ってる“お父さん”たちにあったとしか見えない。
そのため、こんなちぐはぐな映画になったんじゃないかな」
-----それじゃ、散漫な印象が否めないね。
「そうなんだ。井上氏のミュージシャンとしての修行時代を始め、
身分違いの恋(相手は吉岡美穂)、鬱病に陥った友人、
さらには愛犬との別れ…と、いろいろ盛り込んでるけど、
どれも、ただ描きましたと言う感じで深みがまったくない。
しかも途中から、この愛犬がナレーターを務める」
-----うわあ、それまたすごい。
「井上大佑氏というのは『タイム誌』で
『今世紀もっとも影響のあったアジアの20人』に選ばれた人。
それだけでも題材としては十分にオモシロい。
もっと普通のアプローチで観たかったな」
(byえいwithフォーン)
※これヘン度人気blogランキングへ}
かえって落ち込むってことあるよね」
-----おっ、いきなりだにゃ。
なんなの今日の映画は?
「いまや世界でその名を轟かせる『カラオケ』。
この映画は、その発明者・井上大佑氏の半生を描いた…
そう思っていたんだけど…」
-----違うの?
「なんかヘンなんだ。冒頭とラストに星野仙一氏のナレーションで、
この不況下、いかに“お父さん”たちが頑張ってるかが語られ、
彼らへのエールが贈られる。
映画自体も、井上氏自身よりも、
むしろ彼のお父さんとその仲間たちの生きざまに
共感が込められている」
-----よく分からにゃいな?
「井上氏(押尾学)のお父さん(宇崎竜童)の友だちというのが、
リストラを任され、部下の就職斡旋に駆けずり回った上、
自らも辞表を提出して自殺した社員(ベンガル)や、
家庭を顧みなかったことから妻と息子に見捨てられ、
ホームレスとなった元エリート(高田純次)と、大変な人生を歩んでいる。
その一因として『バブルが崩壊して…』みたいなことが語られるけど、
ときは「8ジューク」が井上氏によって生み出された30年以上前。
時代的にも全然あわない。
ま、こういう時代考証の『嘘』はいいにしても、
いちばん描きたいのは何なのか?
作者たちの興味は『カラオケ』を作った井上氏よりも、
いまの時代を頑張ってる“お父さん”たちにあったとしか見えない。
そのため、こんなちぐはぐな映画になったんじゃないかな」
-----それじゃ、散漫な印象が否めないね。
「そうなんだ。井上氏のミュージシャンとしての修行時代を始め、
身分違いの恋(相手は吉岡美穂)、鬱病に陥った友人、
さらには愛犬との別れ…と、いろいろ盛り込んでるけど、
どれも、ただ描きましたと言う感じで深みがまったくない。
しかも途中から、この愛犬がナレーターを務める」
-----うわあ、それまたすごい。
「井上大佑氏というのは『タイム誌』で
『今世紀もっとも影響のあったアジアの20人』に選ばれた人。
それだけでも題材としては十分にオモシロい。
もっと普通のアプローチで観たかったな」
(byえいwithフォーン)
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こんばんは。
この時間に書かれているということは、
クストリッツアには行かれなかったようですね。
この映画、ぼくも最初はお堅いまじめな映画かと思って
気乗り薄でしたが、いやいや。
これは、とんでもないカルトになりうる映画。
第2の『シベ超』です(笑)。
>これは、とんでもないカルトになりうる映画。
第2の『シベ超』です(笑)。
物珍しさで観てみようかな(笑)。
そういえば、数年前にあった漢方の映画…なんて言ったかな、あ、『王様の漢方』でしたっけ。あれもある意味カルトですね。
お世話になっております。
またお邪魔させていただきます。
確かにこの映画をほめるのは大変ですね。
せめて8ジュークの製作過程でも描いてくれたらな
と残念な思いを抱き劇場を後にしてきました。
しかし意外に観客は入っていました。
不思議です。
でも公開終了もすぐ?でしょうか。
「見てしまいました」というのは
見事に本質を突いてますね(笑)。
なるほど8ジューク。
そうですよね。
あのエピソードも描きようによってはおもしろかったかも。
しかし「シベ超」と並ぶ珍作でした。