ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『スマーフ』

2011-08-04 22:49:13 | 新作映画
(原題:The Smurfs)



----あれっ。この人たち、みんな青いよ?
人間のようだけど、でもどこか変…。
そうか、小さいんだ。
「そういうこと。彼らは背丈がリンゴ3つ分の“小さな青い妖精”。
森のキノコのお家に住んでいるんだ。
そんな彼らが、
ひょんなことから
ニューヨークの摩天楼の中に迷い込んでしまう。
しかも、スマーフたちの青いエキスを絞り取ることで
世界最強の魔法使いになることをもくろむ
邪悪なガーガメル(ハンク・アザリア)が
彼らを執拗に追ってきたことから、
大騒動が巻き起こるというモノ…」

----あれっ。どこかで聞いたような…。
そうだ。『アルビン 歌うシマリス3兄弟』
「確かに。
人のいい人間の家で
好き勝手したい放題という設定はそっくり。
それが行きすぎて
『グレムリン』――とまではいかないけど、
ちょっとしたパニックになってしまうんだ。
中でも楽しいのがトム・ハンクス『ビッグ』にも出てきた有名な玩具店『FAOシュワルツ』での騒動。
この店に紛れ込んだスマーフたちを見た子どもたちが
みんな、あの青い人形がほしい(笑)。
でも、売り上げ管理のバーコードがどこにもない(笑)ため、
店員もどうしようもない」

----ニャるほど。けっこう笑えるんだね。
「うん。ぼくは最初のうちは、
キノコの村だけでもいいいんじゃないの。
けっこう楽しいし。
ニューヨークが出てくると、
急にシラケちゃうんじゃないか、
と、そう思っていたんだけどね」

----でも、そうじゃなかったってわけだね。
「スマーフに寄り添うべく、
キャメラの位置をスマーフの目の高さに置いたりするなど、
なかなか考えてある」

----自然にスマーフの気持ちに同化できるってわけだね
「うん。それは、おそらく子どもたちにとってもそう。
この映画は、おそらくとても自然な感じで彼らに受け入れられるんじゃないかな。
クライマックスは、
ひとりガーガメルの手に落ち、
捕われの身となった546歳の村のリーダー、
パパ・スマーフの
『自分を助けにきてはならない、みんなで先に村に帰るように』という言いつけに逆らってまでも
パパを助けに行くスマーフたちとガーガメルとの決戦。
この決断こそが
作者たちがこの映画に託したメッセージと言ってもいいだろうね。
『家族は頭で考えるのではなく心で動く』。
原作者である漫画化のペヨの紹介の仕方の巧みさなど、
大人目線でも、いろいろ言えるけど、
そんなことはさておき、
こういうシンプルで重要なメッセージを
素朴なファンタジーの中で描く。
こういう映画は、ひと月に一本とまでは言わなくても、
夏と冬の長い休みのときくらい
子どもたちに楽しんで、映画のオモシロさを知ってほしい…、
そう、ぼくは思うね」





                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「あれれ。猫さんも出てくるのかニャ」小首ニャ

※困ったことに、また悪役だ度

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