----アラハンって阿羅漢と書くんだって?
「そう、最終解脱者のこと。
このタイトルからして厳しい修行モノかな、と思ったらまったく違っていた。
冒頭は、初老のカンフー・マスターたちの気の抜けたような会話。
続いてヒロイン、イジン(ユン・ソイ)がビルとビルの間を飛び、
壁を垂直に駆け下りながら、ひったくり犯を追う」
----あらら、それって『スパイダーマン』じゃない。
「そうなんだ。しかも徹底して戯画化されている。
あ~、これはまじめに観る映画じゃないんだ…と、
早々に軌道修正したね」
----となると、ストーリーは勧善懲悪もの?
「うん。主人公は若い普通の警官サンファン(リュ・スンボム)。
正義感に燃える彼は、
やはり、ひったくり犯を追っていたことがきっかけで
“七仙”と呼ばれるカンフー・マスターたちの道場へ。
そこで彼は、<マルチ>と呼ばれる「気」の秩序を正すマスターになる修行を
イジンとともに重ねてゆく」
----あれっ、やっぱり修行モノじゃない?
「いやいや、この修行シーンは<7つの教え>があるにも拘らず
意外にさらりと描かれる。
そして、いくつかの細かいエピソードがあった後に、
大物ボス・キャラ、フグンが登場」
-----ボス・キャラ?それ何者?
「元“七仙”のひとり。
ところが、かつて戒律を破り力で乱世を収めようとしたことから、
地下の壁に閉じ込められていたという設定なんだ。
ところがそのフグンが復活したことから…」
----分かった。クライマックスの大バトルに流れ込むんだ。
そういえば、この映画の売りは“韓流功夫”だとか?どうだった?
「ワイヤーワークを使っているんだけど、はっきり言って使いすぎ。
あまりにも不自然なアクションが多くてマンガチック。
さらにはCGも加わっているから、本家・香港の迫力には、いよいよほど遠い」
----そういえば、ユン・ソイはブルース・リーのようなトラックスーツだ。
「おそらく監督のリュ・スンワンはブルース・リーの大ファン。
主役のリュ・スンボムの演技もそれに近づけていた。
決めのポーズとか、相手を誘う時の指の動き、そして表情とかも
ブルース・リー映画を思い起こさせる。
後は『僕の彼女を紹介します』かな。
ユン・ソイのキャラが鼻っ柱の強い女性。
常にサンファンより上に立って彼を見下ろしている。
ただ、『ボクカノ』と違って、
警官は男のサンファンの方だけどね」
(byえいwithフォーン)
※カンフー・ハッスルだ度人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
「そう、最終解脱者のこと。
このタイトルからして厳しい修行モノかな、と思ったらまったく違っていた。
冒頭は、初老のカンフー・マスターたちの気の抜けたような会話。
続いてヒロイン、イジン(ユン・ソイ)がビルとビルの間を飛び、
壁を垂直に駆け下りながら、ひったくり犯を追う」
----あらら、それって『スパイダーマン』じゃない。
「そうなんだ。しかも徹底して戯画化されている。
あ~、これはまじめに観る映画じゃないんだ…と、
早々に軌道修正したね」
----となると、ストーリーは勧善懲悪もの?
「うん。主人公は若い普通の警官サンファン(リュ・スンボム)。
正義感に燃える彼は、
やはり、ひったくり犯を追っていたことがきっかけで
“七仙”と呼ばれるカンフー・マスターたちの道場へ。
そこで彼は、<マルチ>と呼ばれる「気」の秩序を正すマスターになる修行を
イジンとともに重ねてゆく」
----あれっ、やっぱり修行モノじゃない?
「いやいや、この修行シーンは<7つの教え>があるにも拘らず
意外にさらりと描かれる。
そして、いくつかの細かいエピソードがあった後に、
大物ボス・キャラ、フグンが登場」
-----ボス・キャラ?それ何者?
「元“七仙”のひとり。
ところが、かつて戒律を破り力で乱世を収めようとしたことから、
地下の壁に閉じ込められていたという設定なんだ。
ところがそのフグンが復活したことから…」
----分かった。クライマックスの大バトルに流れ込むんだ。
そういえば、この映画の売りは“韓流功夫”だとか?どうだった?
「ワイヤーワークを使っているんだけど、はっきり言って使いすぎ。
あまりにも不自然なアクションが多くてマンガチック。
さらにはCGも加わっているから、本家・香港の迫力には、いよいよほど遠い」
----そういえば、ユン・ソイはブルース・リーのようなトラックスーツだ。
「おそらく監督のリュ・スンワンはブルース・リーの大ファン。
主役のリュ・スンボムの演技もそれに近づけていた。
決めのポーズとか、相手を誘う時の指の動き、そして表情とかも
ブルース・リー映画を思い起こさせる。
後は『僕の彼女を紹介します』かな。
ユン・ソイのキャラが鼻っ柱の強い女性。
常にサンファンより上に立って彼を見下ろしている。
ただ、『ボクカノ』と違って、
警官は男のサンファンの方だけどね」
(byえいwithフォーン)
※カンフー・ハッスルだ度人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
こちらもTBつけさせていただきました。
面白いブログですねえ。また読みに来ます。
ありがとう。
ありがとうございます。
これを機会に、これからもよろしくお願いします。
画面が縦長になるのもブルース・リー映画へのオマージュですよね。ユン・ソイのトラックスーツ欲しくなりました。
そうそう、スパイダーマンから始まりましたね。
この手の作品の特徴としてだんだんとだれてきたのは残念でした。
ブルース・リーへのオマージュと言えば『マルチュク青春通り』もそうでした。