ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『センター・オブ・ジ・アース 3D』

2008-09-11 09:27:09 | 新作映画
(原題:Journey to the Center of the Earth 3D)


----あれっ。これってジュール・ヴェルヌの『地底旅行』だよね。
ニャんでお魚がいるの?
「あらら。
ということはフォーンはこのお話のこと、
よく知らないな。
なんて、かくいうぼくも実はあまりよく覚えてないんだけどね。
なにせ読んだのが小学生の頃だし…。
でも、地球の中に
もう一つの空洞の世界があって、
そこには絶滅したはずの恐竜なんかが棲息している、
そういうようなお話だったことはかすかに覚えているな。
この映画は、それを現代風にアレンジ。
しかも3Dで見せてくれるというわけだ」

----3Dって、あの青と赤のメガネ?
「いや、そうじゃないんだ。
あれは暗いし目が疲れるし、
効果もさほど期待できない。
今回は、あのジェームズ・キャメロンも開発に関わったという
フュージョン・カメラ・システム。
その昔、観た『キャプテンEO』並みの驚き。
いや、それを超える迫力はあったね。
観ていてなんどかのけぞったもの」

----でも、それって
単なるこけおどしじゃないの?
「う~ん。
そう言えないこともないけど…。
でも少なくとも最初に映画館に足を運んだ頃のような
ワクワク感を与えてくれる。
そういう意味でも
ぼくとしてはこの映画は多くの子供たちに観てほしいね。
恐竜大好き少年はギガントサウルスに興奮するだろうし、
科学少年ならば宙に浮かぶ磁石岩の上を飛び移っていくシーンに、
そして生物が好きな子は、光る小鳥に
(そしてもしかしたら人喰い植物、空飛ぶピラニアにも)
目を輝かせるかもしれない。
ぼくはこのピラニアを食べる首長竜だったけど…。
まあいずれにしろ、映画が好きになるきっかけにはなると思う」

----ニャるほどね。そういえば美術もきれいそうだ。
「うん。リアルかどうかは
だれも観たことがないから分からないけど、
それでもこれだけは言えるのは
これぞファンタジー、
空想科学の世界ってこと。
そういえば最初の方でトロッコで地底を爆走するシーンが…。
もし『インディ・ジョーンズ/魔球の伝説』を、
この3Dで観たらどうなるんだろう---なんて考えちゃったね」



           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「こういう映画に、ツッコミは入れないのニャ」ぱっちり

※それこそ、ヤボというものだ度

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14 コメント

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ダークナイトの立体版 (よろ川長TOM)
2008-09-12 16:12:13
いや、観たのは私ではなくライターの友人なんですけどね。
あーゆーシリアスな映画で3Dバージョンがあったことがむしろオドロキですが、ひと月くらい前でしたか、大阪海遊館の横にあるサントリーIMAXシアターで観てきた…とメールをもらったんです。

もちろん一般公開版をプレス試写で観、私にも久々の傑作だから観ろ観ろと絶賛した上での体験なんですが、どっちかというと保守的な映画ファンで好みも文学系の人なので、一種アトラク的とも思えそうな3D版をその人がそこまで絶賛するとはすごく意外でした。

USJのアトラクも多くが3Dの応用ですが、私みたいな自宅映画ファンも増えている中、劇場映画はホログラムの方向へも進化していくのかも知れませんね。
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■よろ川長TOMさん (えい)
2008-09-14 15:20:00
こんにちは。
その方の気持ち、よく分かります。
こういっては不謹慎かもしれませんが、
いずれ映画は3D化への道をたどっていくのではないかと、
この映画を観て
その感を強くしました。
ネットやDVDで映画が観られるこの時代、
今後、映画館はこのような部分での
差異を強く打ち出していくのではないでしょうか?
返信する
ゲロゲーロ (亜蘭真 主美士)
2008-09-17 14:41:54
と、3D酔いする人いるのかな?
はっきりいって3Dへの流れはあるみたいです。キャメロン監督は特に力いれているみたいです・・・し
スピルバーグも撮影中(編集中)かも。。。
というのも、アメリカでも客離れはおきているみたいで、映画館にお客をよびもどすには・・・。と考えたらこうなったのでしょう。ただアメリカでは3D上映できるえいがかんは結構あるみたいなのですが。。。日本では、少ない。地域によっては、1館もないところも・・・。だから、この作品は劇場の3D上映化への呼び水になるんじゃないかとおもいます。で、
タイタニックやスターウォーズやインディーあたりが飛び出してくる!!あっ、空飛ぶ十字剣をわすれるところだった(もう3Dなってるじゃん!)
ちなみにシュレックもめがね掛けてみる3Dあるんですよ!まあ、進化ととるか、2Dでも十分見ごたえあるのもありますしね。まあ、お客さんよ劇場に戻ってきて=!!ですよね。
えいさんは覚えていますか?チャールトンヘストンの大地震で、劇場にサブウーハーをずらりとならべて、前5列ぐらい客入れずに映像が地震いくたびに劇場が揺れるといった試みを。。。。
まあ、むかしからこういうことはやってたみたいですが!!
ちなみに僕のいるところで3Dで観るためには隣の県まで行かないとみれませんが、是非行こうとおもってます!!
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■亜蘭間 主美士さん (えい)
2008-09-17 23:02:30
こんばんは。
ゲロゲーロといえば、
これ『20世紀少年』(原作)でもよく使われたような気が…。
まあ、原作者がボブ・ディランが好きで
彼の最近の発声を「ゲロゲーロ」と書いているくらいだから
悪い意味で使ってはいないのでしょうけど…。

『大地震』は新宿の名画座で観たので、
そんなしゃれた仕掛けはなかったです(笑)。
あれって、ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドが
出てましたよね。
ヘストンの不倫相手でしたっけ。
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Unknown (Juny1)
2008-09-18 05:13:43
はじめまして!
3Dとってもよかったですよ! おもしろかった!
最初ちょっと目に無理があるような違和感が生じますが、とにかく髪の毛の一本一本まで見えるようななんとも。。。3Dなんですね(笑) そしてしばらくすると目も慣れてきちゃいますから大丈夫。 ただお疲れ目のときなどは行かないほうがいいですよ。
でもこの映画は見るべき映画ですね。 あとアイアンマンも今年の映画ではとてもよかったと思います。
TB記事2つもさせていただきます。
返信する
■Juny1さん (えい)
2008-09-19 22:03:38
こんばんは。
はじめまして。


この映画は楽しかったです。
子供の頃、ジュール・ヴェルヌを
図書館で借りては
読みあさった記憶が甦ってきました。

『アイアンマン』も好きですよ。
スーパーヒーローものとしては
屈指のできだと思います。

これからもよろしくお願いいたします。
返信する
こんばんは (ノラネコ)
2008-09-25 01:21:50
ここまで徹底的に立体を見せるための作品になってるとは思いませんでした。
2D版では面白さをかなりスポイルしてしまうでしょうね。
しかし、やや展開が機械的過ぎた気もします。
もうちょっと映画的な遊び心が欲しかったです。
何年か前に、イベントの仕事で立体映像をやった事があって、ずいぶんと面白い技術になってきているんだなあと思いましたが、やっぱり見世物に徹するには2時間の映画というフォーマットは長すぎる様に思うんですよね。
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■ノラネコさん (えい)
2008-09-25 19:30:21
こんばんは。

イベントの仕事で立体映像!?
スゴいですね。
いま、キャメロンも本気で取り組んでいるし、
トーキー、カラー、CGに続く映画革命になるかも。

そういえばテレビにも3Dが進出というような記事を読みました。
映画を観るという行為の意味について
ちょっと考えてしまいました。
返信する
またまたお邪魔します♪ (ひろちゃん)
2008-10-27 20:47:59
えいさん、こんばんは^^
トップの画像、こわい(笑)
フォーンちゃん、こわがっていませんか?(笑)

私も、実はワクワクしちゃいました!
えいさんもそうだったんですね^^
えいさんは、首長竜がお好きですか?(笑)
私は、やはり夜光鳥かな^^磁石の岩も好き^^
でも、鉱脈が1番好きかも?(笑)

ストーリーはないですが(^^ゞ、童心にかえって
楽しめた3D作品でした♪
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■ひろちゃんさん (えい)
2008-10-27 23:14:24
こんばんは。

怖いですか。(汗)
けっこう、迷ったんですが、
地底に海があるというイメージが
やはりいいなと思ったもので…。

首長竜。
子供の頃、恐竜図鑑とか見ていて
いちばんあ引かれたんですよね。
なぜだろう?
おそらく他の恐竜に比べて
インパクトが強かったんでしょうね。
現代には絶対いないって感じで…。



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