![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/8b/170f82eced9042cbeb99cab9d57be60d.jpg)
(原題:Halloween)
----『ハロウィン』?
へぇ~っ、こんな映画までリメイクされたんだ?
「うん。
オリジナルはジョン・カーペンターの名を一躍有名にした映画。
以後、スプラッター系、モンスター系の映画は増えたけど、
実は、ジョン・カーペンター版は、
いわゆる血糊ドバ~っという手合いのものじゃなかった。
同時代だと、
そういう血しぶき表現はむしろダリオ・アルジェント。
『サスペリア』なんか
ぼくは目を開けていられなかったもの」
----でも、今回はかなりやっちゃってんでしょ?
確かシリーズ化されたけど、その続き?
「いやいや。
これはオリジナルのリメイクだね。
しかもフォーンの想像どおり、
惨殺シーンもかなりグロい。
ただ、最近の過激な“痛い”表現を見慣れた目からすると、
この映画は、若干、押さえている感がないでもないけどね」
----リメイクかあ。
ということは、マイケル・マイヤーズの少年時代から始まるんだ?
「そういうこと。
しかも前作に比べて、
その幼年時代の描写にかなりの時間を割いている。
監督としては、
マイケルがなぜそういう残忍な男になったかを
その過去に求めようとしているわけだ。
家庭環境に恵まれず、
また学校でもイジメの対象となっていたマイケル。
小動物を残忍に殺して遊ぶ彼は、
ハロウィンの夜、ついにその凶暴性を爆発させる。
母親の恋人、姉、そしてその恋人を惨殺した彼は、精神病院に収容され、
小児行動学者ルーミスの治療を受けるものの、
途中から、一切口をきかなくなってしまう。
17年後、彼はその精神病院を脱走。
ただひとり、生残っている妹ローリーを求めて、
あの事件が起きた、生まれ故郷のハドンフィールドへ向う!」
----そうそう、そういうようなお話だったよね。
監督がデス・メタルの巨人、ロブ・ゾンビって聞いたけど、
どんな感じだった?
「これが意外----と言っては失礼かもしれないけど、
かなりよくできているんだ。
観ている間、ローリーの気持ちと一体化して、
『早く、早く!』と、
彼女が迫りくるマイケルから逃げるのを
ハラハラしながら見守っていたからね」
----そうか、感情移入できるということは、
よくできている証拠でもあるよね。
「うん。光と闇の使い方もうまく、
たとえばドアが閉まると、
それまで闇だった場所が月明かりに照らされ、
実はそこにブギーマンが隠れていたことが分かる」
----ちょ、ちょっと待って。
ニャに、そのブギーマンって?
「マイケルが頭から被っているマスク。
それがブギーマン(お化け)のマスクであることから、
今やモンスター化したマイケルはブギーマンと呼ばれているんだ」
----あっ、だから続編に『ブギーマン』というのがあるわけか?
「なんだ、知っているじゃない。
で、この映画、そのハラハラドキドキ感に加えて、
キャスティングが見モノ。
このブギーマンを演じているのが
プロレスラー“狂人ビッグ・スカイ”としても知られる
タイラー・メインなんてのは、
まあ、映画ファンにはあまり関係ないけど、
問題なのはルーミス役。
これがなんとマルコム・マクドウェル。
『時計じかけのオレンジ』のあの不良少年が
少年を更生させる役という、とてつもない皮肉。
オリジナルでも使われた
『遊星よりの物体X』『禁断の惑星』が再び使われているのも嬉しい。
あと、そうだな。
ヒロインや子どもたちの絶叫かな。
なかでもクライマックスでの絶叫は
パトカーのサイレン、
そして赤ちゃんの泣き声と見事にリンク。
これはほんとうに感心したな」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ハロウィンはお菓子がもらいたいニャあ」![もう寝る](http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/05/0000123905/21/img93e72f79wp5h8e.jpeg)
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※画像はフランス・オフィシャル(ダウンロードサイト)より。
----『ハロウィン』?
へぇ~っ、こんな映画までリメイクされたんだ?
「うん。
オリジナルはジョン・カーペンターの名を一躍有名にした映画。
以後、スプラッター系、モンスター系の映画は増えたけど、
実は、ジョン・カーペンター版は、
いわゆる血糊ドバ~っという手合いのものじゃなかった。
同時代だと、
そういう血しぶき表現はむしろダリオ・アルジェント。
『サスペリア』なんか
ぼくは目を開けていられなかったもの」
----でも、今回はかなりやっちゃってんでしょ?
確かシリーズ化されたけど、その続き?
「いやいや。
これはオリジナルのリメイクだね。
しかもフォーンの想像どおり、
惨殺シーンもかなりグロい。
ただ、最近の過激な“痛い”表現を見慣れた目からすると、
この映画は、若干、押さえている感がないでもないけどね」
----リメイクかあ。
ということは、マイケル・マイヤーズの少年時代から始まるんだ?
「そういうこと。
しかも前作に比べて、
その幼年時代の描写にかなりの時間を割いている。
監督としては、
マイケルがなぜそういう残忍な男になったかを
その過去に求めようとしているわけだ。
家庭環境に恵まれず、
また学校でもイジメの対象となっていたマイケル。
小動物を残忍に殺して遊ぶ彼は、
ハロウィンの夜、ついにその凶暴性を爆発させる。
母親の恋人、姉、そしてその恋人を惨殺した彼は、精神病院に収容され、
小児行動学者ルーミスの治療を受けるものの、
途中から、一切口をきかなくなってしまう。
17年後、彼はその精神病院を脱走。
ただひとり、生残っている妹ローリーを求めて、
あの事件が起きた、生まれ故郷のハドンフィールドへ向う!」
----そうそう、そういうようなお話だったよね。
監督がデス・メタルの巨人、ロブ・ゾンビって聞いたけど、
どんな感じだった?
「これが意外----と言っては失礼かもしれないけど、
かなりよくできているんだ。
観ている間、ローリーの気持ちと一体化して、
『早く、早く!』と、
彼女が迫りくるマイケルから逃げるのを
ハラハラしながら見守っていたからね」
----そうか、感情移入できるということは、
よくできている証拠でもあるよね。
「うん。光と闇の使い方もうまく、
たとえばドアが閉まると、
それまで闇だった場所が月明かりに照らされ、
実はそこにブギーマンが隠れていたことが分かる」
----ちょ、ちょっと待って。
ニャに、そのブギーマンって?
「マイケルが頭から被っているマスク。
それがブギーマン(お化け)のマスクであることから、
今やモンスター化したマイケルはブギーマンと呼ばれているんだ」
----あっ、だから続編に『ブギーマン』というのがあるわけか?
「なんだ、知っているじゃない。
で、この映画、そのハラハラドキドキ感に加えて、
キャスティングが見モノ。
このブギーマンを演じているのが
プロレスラー“狂人ビッグ・スカイ”としても知られる
タイラー・メインなんてのは、
まあ、映画ファンにはあまり関係ないけど、
問題なのはルーミス役。
これがなんとマルコム・マクドウェル。
『時計じかけのオレンジ』のあの不良少年が
少年を更生させる役という、とてつもない皮肉。
オリジナルでも使われた
『遊星よりの物体X』『禁断の惑星』が再び使われているのも嬉しい。
あと、そうだな。
ヒロインや子どもたちの絶叫かな。
なかでもクライマックスでの絶叫は
パトカーのサイレン、
そして赤ちゃんの泣き声と見事にリンク。
これはほんとうに感心したな」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ハロウィンはお菓子がもらいたいニャあ」
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わ~、えいさんもあの場にちょっと前までいたんですね!
ほんと惜しいニアミスでした。
いつかご挨拶したいなって思ってマス☆
そうそうこの映画での絶叫は素晴らしかったですよね
少年期が丁寧に描かれている所が、秀逸だったし
そこの部分で評価できますよね。
だからリメイクとしてこの作品はOKでした
あと演出とキャスティングも良かったですね。
ロブゾンビ監督には今後も注目したいです♪
この「絶叫!」。
ヒロインだけじゃなく、
子ども二人まで参加(笑)。
少年期は丁寧に描かれていて
彼がそのような凶暴性を持つに至る理由が
分かったのはいいのですが、
逆に、未知の恐怖というか、
得体の知れない不気味さが弱まってしまった気もしました。
ぼくもmigさんにはいつかぜひご挨拶したいです。
そのときはよろしくお願いします。
なにせ、はにかみ屋なので…(←ほんとうかよ!)。
少年を更生させる役という、とてつもない皮肉。
本当にそうですよねw
最近だと海外ドラマの『HEROES』でのリンダーマン役が記憶に新しいマルコム・マクダウェルは、いつもどちらかというと悪い方の役なので、今回の更生役は新鮮でした。
マルコムも、こういう年のとり方をするんだなと、
感慨深いものがありました。
ピーター・フォンダに交通取り締まりの警官をやらせているようなもの。
これは言いすぎですね(笑)。
ディズニーの3Dではなく、こちらを鑑賞です。
ホラー映画をたくさん見るようになった80年代、基本中の1本という感じで、個人的にはかなり思い入れの強い作品です。ホラーには興味のないブロガーさんにも、呆れられちゃうかもしれないくらいなんですが。
マイケルの少年時代を丹念に描いていくことで、想像していた以上にグイグイと引き込まれるものがありました。
ところで、『ブギーマン』て続編なのかニャ、フォーン。
フォーンはほんというとホラーが苦手で、
えいに聞いたのニャ。
となひょうさんがご覧になったのは、
おそらく2005年の映画なのニャ。
ジョン・カーペンター『ハロウィン』(1978)の
シリーズ第2作『HALLOWEEN II』(1981)は
配給会社が違ったこともあり
『ブギーマン』というタイトルで公開されたのニャ。
フォーンは、
このタイトルが怖くて映画も観ていないのに
忘れられないのニャ。
いまは『ハロウィン II』のタイトルでパッケージ化されてるみたいニャ。
ハロウィンにはフォーンはお菓子をもらえたのでしょうか?(笑)
ここまで丁寧にマイケル・マイヤーズがなぜ?を描いてくれてるとは
思いもしませんでしたが、これが結構効果的に
話に引きずり込んでくれたような感がありました。
でも、あの少年が…こーーんなにでかくなっちゃうなんて
刑務所って十二分に栄養与えてるってことかしら^^;;
なんて一瞬唖然としちゃいました。(ぉ
マイヤーズの過去を描くことについては賛否両論でしょうね。
なぜ、そうなったか分からない、
理由が見えないからこそ、
怖いというのもありでしょうし…。
ぼくも彼がここまで巨大化したのにビックリ。
大きくなるのは遺伝とかもあるでしょうけど、
あの監禁状態で、
こんなパワーを身につけたことが驚きでした。