ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』

2008-09-18 22:19:56 | 新作映画
(原題:Shine a Light)

----へぇ~っ。これってマーティン・スコセッシが監督したんだ。
「うん。彼は音楽にも強く『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』では
助監督と編集を兼任。
ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』や
『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』などを監督している。
でも、そんな彼でもこの映画は大変だったようだ。
なにせ、ステージが始まる直前まで
セット・リストが決まらず、
カメラ・ポジションもままならなかったようだ。
映画の中でも、
『順番までとは言わないから何をやるのかだけでも教えてくれ』
『最初の曲くらいは知りたい』と
焦ってイライラしているスコセッシが写し出される」

----それってスゴいね。
ほとんどぶっつけ本番じゃニャい。
「うん。
ストーンズ側としては映画のためのステージではなく、
パフォーマンスを見せたい----
スコセッシに撮られていることを意識してしまいたくない
ということらしい。
だからギリギリまで情報を押さえたんだろうね。
『ムービング・カメラは止めてくれ』などの注文も。
この映画は、そんなスタッフとストーンズのせめぎ合いが
とてもオモシロい。
で、どうなるのかと思ったらいきなり
『JUMPIN′ JACK FLASH』。
キースのギターから始まる。
もうカッコいいのなんのって」

----あれっ、えいはストーンズのファンだっけ?
「いや、それほどでもないよ。
でも彼らの映画
オルタモントの悲劇『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』や
ハル・アシュビーの『ザ・ローリングストーンズ(Let's Spend the Night Together)』は
観ているよ。
でも、それらよりもこの映画の方が迫力を感じた。
そこに彼らストーンズのスゴさがあるんだろうな。
あたりまえの感想だけど、
あの年でこのシェイプアップされた肉体と運動能力、
ちょっと考えられないね。
話はそれるけど、
今回観て改めて感じたのは
甲斐よしひろのステージングはかなり
ミック・ジャガーを意識していたんだなということ。
パフォーマンスがそっくりだ」

----結局、やったのは有名な曲が多いの?
「うん。『BROWN SUGAR』とか
『START ME UP』『(I CAN′TGET NO) SATISFACTION』
あたりはやっていたね。
あと、嬉しいのがマリアンヌ・フェイスフルでヒットした
『AS TEARS GO BY(邦題:涙あふれて)』。
『自分たちでやるのは恥ずかしく人に歌ってもらった』と言いながら、
終わった後に『いい曲だろ』と言うミック。
まあ、こういうのは楽しいよね。
あと、たとえば彼らの中で唯一いいオジさんになった感じの
チャーリー・ワッツがドラムを叩いた後『ふうっ』と
深呼吸していてカメラにニヤリとか、
あいかわらずの不良キース・リチャーズが
あれっ、タバコ止めたのかなと思ったら
途中からスパスパ。
それもステージに放り投げて捨ててしまう。
そんな彼でも最後には自分のギターにキス。
そうそう、ゲストのバディ・ガイにギターをプレゼントするなんてのも…」

----ふうん。
ところで映画としてはどうニャの?
スコセッシらしさとかあるの。
「いいところ突いてきたね。
映画は途中、
若い頃のインタビューを挟むものの、
ほとんどがステージ。
映画であることを一瞬忘れそうになる。
ところがラストのラストでスコセッシ・マジックが炸裂。
いやあ、ニューヨーク好きの彼らしい演出。
ここは詳しくは言わない方がいいだろうね」

----そういえば、
来日コンサートにも行ったほど
えいが好きだったグループのメンバーが亡くなったね。
「ピンク・フロイドのリチャード・ライトね。
ソロ・アルバムも持っているほどの大ファン。
これでスコセッシに
彼らピンク・フロイドを撮ってもらう夢は消えたわけだ」



           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「クリントン元大統領が挨拶するんだってニャ」ぼくも観たい

※一緒に騒ぎたくなる度

人気blogランキングもよろしく

☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)index orange
猫ニュー


画像はアメリカ・オフィシャル(ダウンロードサイト)より。

コメント (2)   トラックバック (16)   この記事についてブログを書く
« 『ワイルド・バレット』 | トップ | 『Happyダーツ』 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (とらねこ)
2008-12-20 00:51:29
こんばんは、えいさん♪
ちょっぴりご無沙汰しております。
えいさん、以前二年前ぐらいでしたっけ、私に、この映画の話をしてくださいましたよね、確か。
いや、その時はこんなに素晴らしい作品になる
とは、予想だにしていませんでしたよ!
本当これ最高、音も映像も全くもって文句ナシ!
今後の音楽ドキュメンタリーに影響を与えるんじゃないかな?ってぐらいの出来でしたよね♪
■とらねこさん (えい)
2008-12-21 10:47:51
こんにちは。

お久しぶりです。
“現在”をこういう風に切り取れるというのは、
さすがスコセッシ。
映画を長年やっている人でなくては、
こうはいかないでしょう。

ただ、個人的にはこの後、
『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』に
とてもスリリングな時間を感じたので、
少し印象が遠ざかりつつあります。
こちらの映画についてのご意見もぜひ
とらねこさんにおうかがいしたいです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

新作映画」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

16 トラックバック

オヤジパワー炸裂!【ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト】 (犬も歩けばBohにあたる!)
平均年齢64.5歳。 バリバリ現役ロックンロールの王様は健在でした。 2006年
試写会「シャイン・ア・ライト」 (流れ流れて八丈島)
「容疑者Xの献身」のつづきです本日の〆は、有楽町よみうりホールで試写会「シャイン・ア・ライト」です。ローリング・ストーンズのライブのドキュメンタリー映画で、監督は巨匠のマーティン・スコセッシ。そういえば、もう30年くらい前になるけど、ザ・バンドの「ラス...
『ザ・ローリング・ストーンズシャイン・ア・ライト』(2008)/アメ... (NiceOne!!)
原題:SHINEALIGHT監督:マーティン・スコセッシ出演:ザ・ローリング・ストーンズ、クリスティーナ・アギレラ、バディ・ガイ、ジャック・ホワイト試写会場 :よみうりホール公式サイトはこちら。<Story>ザ・ローリング・ストーンズのライブを映画として撮り上げ....
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト (Memoirs_of_dai)
巨匠が撮った豪華なライブDVD 【Story】 ザ・ローリング・ストーンズの熱狂的ファンであるマーティン・スコセッシ監督は、彼らのみなぎるエ...
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト◆いまひと度の伝説 (好きな映画だけ見ていたい)
   画像:「シャイン・ア・ライト」オリジナル・サウンドトラック   「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」 (2008年・アメリカ) このレビューをどう書き出せばいいか、ずっと悩んでいた。もしあなたがローリング・ストーンズなんて興味の対象外...
「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」 (お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法)
(2008年・パラマウント・クラシックス/監督:マーティン・スコセッシ) 平均年齢64歳!になるロックの王者、ザ・ローリング・ストーンズのライブ・コンサートの模様を、名匠マーティン
『 Shine A Light 』 (俺の明日はどっちだ)
2年前に東京ドームで見たストーンズのワールドツアー“ビッガーバン・ツアー”。 そのツアー中、ニューヨークでの2日間のライブ公演をあのマーティン・スコセッシ監督がフィルムに収めたということで話題となっているライブドキュメント映画『 Shine A Light 』をこの冬の...
170●ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト (レザボアCATs)
音楽ドキュメンタリーというよりは、ライブ映像を楽しむものだったけれど、映像にこだわりを持って、これだけクオリティの高いライブ映像が見られるなんて、珍しいのでは!?ゴダールの方を見てないので、「ストーンズ決定版!」とは言えないんだけどね・・・
「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」 (RAY's Favorites)
当サイトではStoneがつくバンドと言えばStone Rosesというのがお約束でしたが、今回は珍しくThe Rolling Stonesの話題です。 ストーンズ好きの相方曰く...
「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」 永久の化学反応 (はらやんの映画徒然草)
本作はマーティン・スコセッシがディレクターを務めたザ・ローリング・ストーンズのド
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト■ストーンズ... (映画と出会う・世界が変わる)
ニューヨークのビーコンシアターにおけるザ・ローリング・ストーンズのライヴの一夜をフィルムに凝縮したのが、この作品。圧倒的なエネルギーに満ちたスペクタクルである。冒頭から、スコセッシのこの作品にかける思いと現場でキャメラをどこに配置するかの検討が映しださ...
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト■ラストシー... (映画と出会う・世界が変わる)
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト■ラストシーンのベストワン!ザ・ローリング・ストーンズはゴダールとスコセッシという2大作家とのコラボレーションをなしたわけである。ゴダールとは「悪魔を憐れむ歌」が出来るまでを、そしてスコセッシとはライヴス...
映画『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』を観て (KINTYRE’SDIARY)
9-9.ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト■原題:ShineALight■製作年・国:2008年、アメリカ■上映時間:122分■鑑賞日:2月1日、新宿武蔵野館(新宿)■公式HP:ここをクリックしてください□監督:マーティン・スコセッシ□製作:ヴィクトリア....
ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト (ここにあるもの)
この映画を劇場で見逃すだなんて、想像しただけで恐ろしいってなもんで。 なんとか観られてよかった~~。クワバラ。クワバラ。早稲田松竹にて鑑賞。 『ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト』 (マーティン・スコセッシ監督・2008米) 2006年ニューヨー...
「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」(SHINE A LIGHT) (シネマ・ワンダーランド)
名作「タクシードライバー」や、米ロック・グループ、ザ・バンドのドキュメンタリー「ラスト・ワルツ」、サスペンス「シャッター・アイランド」などで知られる米映画界の鬼才、マーティン・スコセッシがメガホンを執ったローリング・ストーンズのライブ・ドキュメンタリー...
「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」 (或る日の出来事)
ストーンズのライヴ。