(原題:End of Watch)
----エンド・オブ?
これ、似たようなタイトルの映画なかったっけ…。
「『エンド・オブ・ホワイトハウス』のことだね。
確かにまぎらわしいかも。
どちらもアクション映画ではあるし。
ただ、こちらのほうはあそこまで大風呂敷を広げたものではなく、
いわゆるポリス・アクション。
ロサンゼルスの一角に位置する銃犯罪地区サウス・セントラル、
なかでも特に危険なニュートン地区を担当する
白人警官テイラー(ジェイク・ギレンホール)とメキシコ系警官ザヴァラ(マイケル・ペーニャ)、
ふたりのコンビに起こったできごとを描いたものなんだ。
タイトルにもなっている『エンド・オブ・ウォッチ』とは、
一日の終りに記録する業務日誌の最後に記す
『EOW』(勤務時間終了)のこと。
ところが実はこれには警察内の隠語があって、
もし二度と家に帰ることができなければ
それはやはり『EOW』、
“殉職”となる」
----ニャるほど。
いま、調べたんだけど、
これって
アメリカでの評判がすこぶるいいみたい。
「うん。
ウィリアム・フリードキン監督をして
『警官たちの人生を鷲づかみにした傑作だ』。
実はこの映画の監督、デヴィッド・エアーは、
『トレーニング デイ』の脚本・共同製作で注目を集めた人。
10代でロスのサウス・セントラルに移住しただけあって、
その内部事情には実に詳しい」
----あれ。
そう言えば、
『トレーニング デイ』も警官の話だったよね。
「そう。
これはあの映画をさらに徹底。
事件のほとんどは
パトロール巡回中に起こる。
しかも、ここが今の時代っぽいんだけど、
映像の中には、
警官たちが手にしているデジカムや
パトカー内に設置されたダッシュボード・カメラなど、
常に4種のカメラによって目撃された
L.A.犯罪最前線が捉えられているんだ」
----へぇ~っ。
でも警官が勤務中にカメラなんて許されるの?
「テイラーが大学法学部入学を目指していて、
入試課題に映像製作を学んでいるという設定。
もちろん、しばしば注意は受けるけどね。
さて物語は、
この警察でも屈指の検挙率を誇る二人が
勤務中に見てはならないものを見てしまうことから大きく動き始める。
それは、
メキシコ麻薬カルテルの秘密に触れる人身売買の祥子。
実は、これについてはFBIが極秘に動いていて
半裸で捕われの身となっている人々存在を知りながら
あえて
彼らFBIはそれを看過していたという裏があるんだ。
そのFBIから
『お前たちは【POI】(参考人)を不意にしやがった』と告げられ、
さらには
『危険だから手を出すな』と忠告された二人だが、
彼らの中の正義感はそれを見過ごすわけにはいかず…。
というお話だね」
----ニャるほど。
「この映画、
何が嬉しいかって、
主人公たち二人の関係。
それは、アメリカン・ニュー・シネマを思わせる
バディムービーの様相を見せるんだ。
決してエリートではない、普通の男たち。
でも彼らは互いに互いを思いあう。
そしてそれがドラマを動かしていく。
だから、アクションが決して浮き上がらない。
クライマックスからの思いもよらぬ展開も含め、
最近の洋画の中では強く推したい映画だね」
---えっ、公開は8月17日。でもまだまだ先の話だよ。
『アフター・アース』は?
『さよなら渓谷』はどうニャったの?
「mmmm……」
「あまり大きな声じゃ言えないけど、ラストがいいらしいのニャ」
※「しびれがくる」という言葉のがピッタリ合う映画だ度
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----エンド・オブ?
これ、似たようなタイトルの映画なかったっけ…。
「『エンド・オブ・ホワイトハウス』のことだね。
確かにまぎらわしいかも。
どちらもアクション映画ではあるし。
ただ、こちらのほうはあそこまで大風呂敷を広げたものではなく、
いわゆるポリス・アクション。
ロサンゼルスの一角に位置する銃犯罪地区サウス・セントラル、
なかでも特に危険なニュートン地区を担当する
白人警官テイラー(ジェイク・ギレンホール)とメキシコ系警官ザヴァラ(マイケル・ペーニャ)、
ふたりのコンビに起こったできごとを描いたものなんだ。
タイトルにもなっている『エンド・オブ・ウォッチ』とは、
一日の終りに記録する業務日誌の最後に記す
『EOW』(勤務時間終了)のこと。
ところが実はこれには警察内の隠語があって、
もし二度と家に帰ることができなければ
それはやはり『EOW』、
“殉職”となる」
----ニャるほど。
いま、調べたんだけど、
これって
アメリカでの評判がすこぶるいいみたい。
「うん。
ウィリアム・フリードキン監督をして
『警官たちの人生を鷲づかみにした傑作だ』。
実はこの映画の監督、デヴィッド・エアーは、
『トレーニング デイ』の脚本・共同製作で注目を集めた人。
10代でロスのサウス・セントラルに移住しただけあって、
その内部事情には実に詳しい」
----あれ。
そう言えば、
『トレーニング デイ』も警官の話だったよね。
「そう。
これはあの映画をさらに徹底。
事件のほとんどは
パトロール巡回中に起こる。
しかも、ここが今の時代っぽいんだけど、
映像の中には、
警官たちが手にしているデジカムや
パトカー内に設置されたダッシュボード・カメラなど、
常に4種のカメラによって目撃された
L.A.犯罪最前線が捉えられているんだ」
----へぇ~っ。
でも警官が勤務中にカメラなんて許されるの?
「テイラーが大学法学部入学を目指していて、
入試課題に映像製作を学んでいるという設定。
もちろん、しばしば注意は受けるけどね。
さて物語は、
この警察でも屈指の検挙率を誇る二人が
勤務中に見てはならないものを見てしまうことから大きく動き始める。
それは、
メキシコ麻薬カルテルの秘密に触れる人身売買の祥子。
実は、これについてはFBIが極秘に動いていて
半裸で捕われの身となっている人々存在を知りながら
あえて
彼らFBIはそれを看過していたという裏があるんだ。
そのFBIから
『お前たちは【POI】(参考人)を不意にしやがった』と告げられ、
さらには
『危険だから手を出すな』と忠告された二人だが、
彼らの中の正義感はそれを見過ごすわけにはいかず…。
というお話だね」
----ニャるほど。
「この映画、
何が嬉しいかって、
主人公たち二人の関係。
それは、アメリカン・ニュー・シネマを思わせる
バディムービーの様相を見せるんだ。
決してエリートではない、普通の男たち。
でも彼らは互いに互いを思いあう。
そしてそれがドラマを動かしていく。
だから、アクションが決して浮き上がらない。
クライマックスからの思いもよらぬ展開も含め、
最近の洋画の中では強く推したい映画だね」
---えっ、公開は8月17日。でもまだまだ先の話だよ。
『アフター・アース』は?
『さよなら渓谷』はどうニャったの?
「mmmm……」
「あまり大きな声じゃ言えないけど、ラストがいいらしいのニャ」
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