ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『シュレック フォーエバー』

2010-11-25 22:49:05 | 新作映画
(英題:Shrek Forever After)



----こんどの『シュレック』って
<おとぎの国>が消滅するとか…。
それってどういうこと?
「そうだね。
でも“消滅”といっても、
なにも世界がブラックホールに吸いこまれて
無になるとか、
そういうことじゃないんだ。
ある時点まで過去に遡ることによって、
もうひとつの世界が生まれるという設定。
そして
はからずもそのきっかけを作ってしまったのが、
シュレック自身。
で、さらにオモシロいことに、
新しく生まれ変わった世界が
元の世界とは違っていることに気づいているのは、
ただひとりシュレックだけ。
あっ、もうひとり魔法使いランプルスティルスキンもね」

----どういうこと?。
「ランプルスティルスキンは、
この世界を自分のモノにしたくてたまらない。
でも、目の上のたんこぶなのがシュレック。
そこで彼は一計を案じる。
それは、シュレックの生まれた日を取りあげること。
誕生しなかったシュレックに邪魔されることなく、
ランプルスティルスキンは、
魔女たちを手下に広大な城でぜいたくに暮らし始める。
そう、ここはシュレックとドンキーとの友情も、
フィオナとの愛も、
彼女との間にできた子供たちも存在しない。
それどころか、契約で手に入れた一日が終われば、
シュレックそのものも消えてしまう。
さあ、果たして彼はどうやってこの危機を乗り越えるか?」

----へぇ~。オモシロそうだけど、
ちょっと難解な気も…。
「そう。ぼくもそれは気になった。
この映画、冒頭なんて
押井守『うる星やるら2★ビューティフル・ドリーマー★』そっくり。
毎日、毎日、同じ日が繰り返されるんだ。
もっとも『ビューティフル・ドリーマー』は
学園祭前の、この楽しい一日が終わらないようにと願う、
あるひとりの思いから生まれたもの。
ところが、こちらシュレックは、
この繰り返しの毎日に、もうあきあき。
子供はうるさいし、
村の人間たちは自分になれなれしすぎる。
もっと自由気ままな怪物の暮らしに戻りたい。
ランプルスティルスキンは、
そんな心のすき間につけいったわけだ」

----そういう設定って、
子供には少し難しくニャい?
「う~ん。それはどうだろう。
いまの子供たちを
そんなに見くびってはいけないかも…。
と、それはさておき
各キャラの設定がその難解さを打ち消すほど楽しい。
さっきのドンキーがシュレックを知らないことにしてもそうだし、
ぼくがこのシリーズで一番好きな
長靴をはいた猫がメタボ腹という設定もそう。
だいいち、太りすぎて長靴が履けない。
でも、“お願い猫さん”のウルウルお目目は相変わらず。
これには場内大爆笑。
このシーンだけでも、観る価値ありだね」


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「この映画も3Dなのニャ」ぱっちり

※CGアニメには、3Dは向いている気がする度

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