ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

続・綿矢りさ&『ブラインド・ホライズン』(byえいwithフォーン)

2004-08-30 19:41:31 | 映画
「先日、綿矢りさの『蹴りたい背中』について話したけど、
彼女の前作の『インストール』が映画化されるらしい。
主演は上戸彩。それに天才子役と言われる神木隆之介(君)、
さらに中村七之助、菊川怜、小島聖、田中好子と、
売れ線がずらり並んだけど、
だからって映画がヒットするとは限らないものなあ…」。

----にゃ、にゃにぃ。今日は先に喋りはじめたぞ?
「『亡国のイージス』も映画化されるし、
日本映画はベストセラー頼みが多いな」。

----で、今日の映画は?
「『ブラインド・ホライズン』。
タイトルからだけじゃ、なんのことか分からないだろうけど、
これは“記憶を失った○○○○○”の話。
で、彼が何者かが観ている方にも
ハッキリ分からないところがミソ。
何が真実で何が嘘かも分からなければ、
誰が善で誰が悪かも分からない。
ただ分かっているのは、この男が“大統領暗殺計画”について
どうやら何かを掴んでるらしいということだけ。

----おもしろそうだにゃ。
ミステリー絡みの映画には
『観客は知っている→知らない主人公をハラハラ見守る』と、
『観客にも知らせない→主人公と一緒にハラハラする』の
二つのアプローチがあるけど、
映画として作りやすいのは後者じゃないかな。
出演者をみんなワケありげにするだけで雰囲気が出るし、
第一、いく通りもの視点から描きわけるなんて
複雑なこともしなくてすむ。
主演はヴァル・キルマー。他にネーヴ・キャンベル、
サム・シェパード、それにフェイ・ダナウェイも出てる。
でもフェイ・ダナウェイって、
少しジェーン・フォンダに似てきた。
どうでもいいことだけど…」。

----うん、どうでもいい。