昨夜は遅かったね。
-----「うん、『隠し剣 鬼の爪』の試写会に行ってたんだ。
東京国際フォーラムに4000人以上のお客さん。
ゲストも山田洋次監督を始め、永瀬正敏、松たか子ら
10人の出演者たちが舞台挨拶。
映写スクリーンは横幅20メートル、
スピーカーは100台。
しかも冨田勳指揮、53名のオーケストラによる
映画音楽生演奏と、スゴイことづくめだったよ。」
で、映画の方はどうだったの?
-----「『たそがれ清兵衛』が藩命に従わざるを得なくなる
腕の立つ武士を描いていたわけだけど、今回も同じ。
ただ、この映画では“その先”を描いている。
前作は“従う”ということで、
後は自分の生活に戻っていたけど、
ここでは山田監督らしい反骨精神と個人主義が出ているね。
時代の影響もあるんだろうけど、
そこで人によっては好き嫌いが分かれるかもだね。」
ふ~ん、客席の反応は?
-----「終わってから、なんとスタンディング・オベーション。
普通の拍手じゃないんだ。
みんな監督と役者に向かって立って拍手してたよ。
ちょっと映画的なことを言えば、
ぼくとしては主人公がプロポーズするときの
キャメラワークが好きだね。
1カットの静かなクレーン移動撮影。
永瀬が告白するときは永瀬の顔を写し、
それに対してどう受け答えるかを
今度はキャメラが周り込み、松たか子の顔を写し出す。
つまりそのゆったりとした時間の間、
観客も彼女の心理や言葉、
表情を想像しちゃうと言うわけ。
いやあよかったな。」
確か、もう1本観てたよね。
-----「あっ、『シークレット・ウインドウ]ね。
これはスティーヴン・キングでジョニー・デップ主演。
主人公が小説家で、
そこに『お前はオレの本を盗作したろう。』と
人がやってくる。
ま、オチはだいたい読めるけど、
デップがうまいから許せちゃう(笑)」
しかし、ほんとよく観るにゃあ。
-----「山田監督も言ってたけど、今日は渥美清の命日だからね。」
-----「うん、『隠し剣 鬼の爪』の試写会に行ってたんだ。
東京国際フォーラムに4000人以上のお客さん。
ゲストも山田洋次監督を始め、永瀬正敏、松たか子ら
10人の出演者たちが舞台挨拶。
映写スクリーンは横幅20メートル、
スピーカーは100台。
しかも冨田勳指揮、53名のオーケストラによる
映画音楽生演奏と、スゴイことづくめだったよ。」
で、映画の方はどうだったの?
-----「『たそがれ清兵衛』が藩命に従わざるを得なくなる
腕の立つ武士を描いていたわけだけど、今回も同じ。
ただ、この映画では“その先”を描いている。
前作は“従う”ということで、
後は自分の生活に戻っていたけど、
ここでは山田監督らしい反骨精神と個人主義が出ているね。
時代の影響もあるんだろうけど、
そこで人によっては好き嫌いが分かれるかもだね。」
ふ~ん、客席の反応は?
-----「終わってから、なんとスタンディング・オベーション。
普通の拍手じゃないんだ。
みんな監督と役者に向かって立って拍手してたよ。
ちょっと映画的なことを言えば、
ぼくとしては主人公がプロポーズするときの
キャメラワークが好きだね。
1カットの静かなクレーン移動撮影。
永瀬が告白するときは永瀬の顔を写し、
それに対してどう受け答えるかを
今度はキャメラが周り込み、松たか子の顔を写し出す。
つまりそのゆったりとした時間の間、
観客も彼女の心理や言葉、
表情を想像しちゃうと言うわけ。
いやあよかったな。」
確か、もう1本観てたよね。
-----「あっ、『シークレット・ウインドウ]ね。
これはスティーヴン・キングでジョニー・デップ主演。
主人公が小説家で、
そこに『お前はオレの本を盗作したろう。』と
人がやってくる。
ま、オチはだいたい読めるけど、
デップがうまいから許せちゃう(笑)」
しかし、ほんとよく観るにゃあ。
-----「山田監督も言ってたけど、今日は渥美清の命日だからね。」