ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『リバイバル・ブルース』(byえい+フォーン)

2004-08-11 00:25:07 | 映画
----『リバイバル・ブルース』って変なタイトル。
「そうだよね。出てるのが奥田瑛二、内藤剛志、桃井かおり。
これだけでも、けっこうきてるよね」。

----く~っ、渋すぎる。そんなの観るのどんな人?
「50代以上の中年を相手にしたいんだろうけど、
日本映画の現状として、彼らがわざわざこんなお話を
観にくるか疑問だなあ」。
 
----どんな話?
「かつてブルースのバンドを組んでた仲間がいて、
解散した後、それぞれの道を歩んでるんだけど、
その解散のきっかけとなった男が、
沖縄でお店をやってる昔のメンバーのところへやってくる。
で、本人はビジネスマンとして成功してるワケで、
前半はその辺りの友情と葛藤が描かれる。
沖縄の店や、3人の会話がいかにもあるある...って感じ」。

----なんかあまり聴きたくないにゃあ。
「いや、このあたりはまだ見られるんだけど、
キツいのはこの後。沖縄に行ってた男が末期癌。
で、それを元仲間が献身的に介抱する」。

----いい話じゃにゃあの。
「そうかなあ。即興演技でドキュメンタリー的な撮影。
生々しすぎるよ。
監督はクロード・ガニオンっていうカナダの人。
かつて『Keiko』という映画を作ってて、
そのとき同時上映だったのが『もう頬づえはつかない』。
その主演が奥田瑛二&桃井かおりコンビ。
いやあ、時が流れるのは早いね」。

----アニキも年を取るはずだにゃあ。
「……mmmmmmmmm」