ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

明日は皆既日食

2009年07月21日 23時35分21秒 | 自然

明日は日食だ。

日本で観測できるのは
実に46年ぶりだという。
その頃わしはまだ、7歳だった。
皆生トライアスロンももちろん生まれていない。

この機会を逃せば
次の皆既日食はいつになるんだったっけ?

昨年の夏頃から
この日食に関するニュースが流れ始め、
その頃企画された日食ツアーに
奥さんがいち早く申し込んでいた。

わしが皆生から帰る途中の20日午後3時過ぎ
姫路から出港する客船に友達と乗りこみ、
南海を航行しながら
日食や鯨を観察する
5泊6日の洋上ツアーだ。

それにしてもdoironが皆生、
奥さんが皆既(日食)と、
この間
摂政、関白が不在となるので、
スーちゃんはショートステイで介護、
親父は友達と会食となる。
まったく
「かいかい」
尽くしのdoiron家なのである。
おかげで、皆生から帰ったその日も、
掃除に洗濯、炊事、
グーの世話、水やりと
「かいがいしく」
フル活動。

おまけに、
レースの後始末で
ウエットの手入れやバイクの掃除、
荷物の片付け、
そして疲れた肝臓によかろうと、
帰りに買ってきた
宍道湖のシジミの砂抜きまでやらねばならなかった。

トライアスロンに比べれば、
主婦業は圧倒的に種目数が多いってわけだね。

南海洋上ツアーで奥さんを待ち受けるものは?
そして果たして日食は観測できるのか?

主夫業をこなしながら、
客船上の公衆電話からの報告を待つ
doironなのであった。


皆生劇場’09スイム編

2009年07月21日 23時24分50秒 | トライアスロン

7月19日、午前6時50分現在。
波高はゼロ、
水温26度とスイムのコンディションは絶好。
しかし、
梅雨末期の重苦しい曇天を写した海は、
鈍い鉛色を湛えていた。

そんな海を眺めながら、
doironの胸には
悪戦苦闘だった昨年のスイムのことが
波のように押し寄せていた。

史上最悪の完走率となった昨年の大会、
doironのスイム結果は
1時間36分25秒。
全完走者中では、
ケツから3番目のタイムだ。
順位も完走者657人で
スイム順位は793位という
まったくどう評価していいのか、
わけがわからない結果となった。

思い起こせば昨年は
スイム練習の機会にも恵まれず、
ロクに泳がないまま
レースに突入してしまったので、
予想はしていたものの惨憺たる結果となった。
あんな練習で皆生の戦士たちと
肩を並べようというのが
土台無茶な話だったとの思いもある。

しかし、
今年のdoironは少し違うはずだ。
マナー知らずのスイマ-に邪魔されながらも、
もくもくと泳ぎ、
何度も挑んだ3キロの練習も
徐々にタイムを縮めてきたじゃないか。
やれるべきことはしたじゃないか。
あれ以上はできなかっただろ。
それで駄目なら仕方ない
と思える練習をしただろ。
と自分をはげました。
皆生の海は、
一回のデュアスロンを除けば
完泳も10回しているやんと
なだめすかしたりと
激しく魂を鼓舞させるdoironだった。

隣でまたしても緊張のあまり

「吐きそうだ」

といってるT蟹くんには、
「もうお主にとって3キロは恐れるに足らずやん」
とアドバイスしながら、実は
自分にも同じことを言い聞かせていたんだよね。



スイムスタート前に
オフィシャルカメラマンに、
今年初参加の職場のN西さんと並んで
写真を撮ってもらいましたが、
みんなそこはかとなくひきつった表情ですね。

シドニーオリンピックの小原選手の

「楽しもう」

コールもあって、
そうこうしているうちにやがて、
運命の午前7時を迎えた。

競技開始のホーンとともに、
俄かに沸き立つ応援の人たちの声を背中に
海へと入っていった。

まずまっすぐ沖へ350m泳ぎ、
大きな2個のフロートの間を左折。
このあたりから、
巡航状態となるのは
これまでの経験どおりである。

が、しかし、
今年は少し違った。

この後もかなりのバトルに
巻き込まれたのである、
左右から頭をたたかれ、
うしろから足をつつかれ、
前から蹴られる状態がずっと続いた。

久しぶりのバトルである。

これまではこのあたりまで来ると、
遅すぎて周りに選手はあまりおらず、
こんなに激しいバトルと
なることは
ほとんどなかったもんだ。
それでも、朝の通勤電車にも似た
この状態に出くわすということは、
遅いのは遅いなりにも
人並みの遅さにまで
早くなってるやん(ややこしい)
と思えて、
少し嬉しかったというのが、
正直な感想だ。

バトルをこらえながら、
時には平泳ぎをする選手から
避難しながら、
またあるときは蛇行する選手に舌打ちしながら、
大きなアドバルーンを目印に
なんとか無事に
1.5キロの折り返しの上陸地点に到着。

ここで時計を見ると、
なんと34分台!
昨年より16分以上早い。
このままのペースでいくと、
単純計算で1時間8分ということになる。
帰りは流れが逆となるがそれを差し引いても、
昨年よりも早くなることは間違いないだろう。
頑張って練習した甲斐があったなあと、
自分で自分をほめながら、
余裕の気持ちで折り返したよ。

復路は沖へ沖へと流されそうになるのを踏ん張るために、
コースどりも少し乱れたが
なんとか無理をせずに泳ぎきれた。

タイムは、1時間13分台。

昨年よりも20分以上も早い。
そのときも
水に長時間漬かりすぎて
手がふやけてしまったが、
今年はそれもない。
そして上陸直後に見た
バイクトランジットにも
数え切れないほどのバイクが残っている。
間違いない!
まだまだ遅いなりにも
今年のdoironは成長していたってことやね。
わざわざ海にまで行って練習したことも、
大きな成果となって現れたんだろう。

やってきたことを
確実に成果に結び付けられたことは、
この上ない喜びだ。

トライアスロンは確かに
頑張ってタイム、順位を目指すことは、
なにより崇高な目標だ。

でも、タイムだけではない、
順位だけでもない面も少なからずある。

レースをパワフルにこなすことが、
一番の目標だろう。
でも、今日まで何をしてきたかを、
この競技ほど問うて来るものはない。
そういう意味で、
次のバイクの制限が30分伸びたことも、
それで合計50分のアドバンテージを得たことも、
トラの神様がくれたご褒美なんだろう
と思ってしまったね。
これまで頑張ってなければ、
昨年同様の制限タイムだったのじゃないかと
思わずにはいられないのじゃが・・・

昨年は脱水と波酔いで吐いた胃も
今年はどうやら元気そうだ。

「さあ、行くぞ~」

と自分に気合を入れて
バイクにまたがった
doironなのであった。

皆生劇場‘09バイク編に続く。


皆生劇場’09 プロローグ

2009年07月20日 22時30分34秒 | トライアスロン
全日本トライアスロン皆生大会。

言わずと知れた
日本トライアスロンの発祥の大会である。
53人の勇気ある選手が
初めての大会、
未知の領域に挑んだあの日から28年。
その第29回大会が
昨日開催された。

16回大会で初めて選考されて
その間病気と怪我で2回の
欠場をし、doironは
今回が12回目の参加となるが
この大会はリピーターが多く、
毎年同じ宿に集う群馬のS井さんは
なんと22回目。
T美嬢は11回目。
Y田クンは10回目。
そして今年相部屋になった
F井さんは
17回目となるらしい。

なぜリピーターが多いのか。
それは、この大会が選手選考時に
リピート回数を重視することもあるだろうが
他に類のない灼熱の過酷さが
ある種の人間の
挑戦魂を刺激してやまない大会であるからだろう。

それは魅せられて
というよりも
どちらかといえば
取り付かれているような凄みさえ
感じさせてくれる。

あるときは意識さえ遠のくような
灼熱に焼かれ、
木の葉のように大波に翻弄され、
またあるときは
天の底が破れたような
大雨に打たれるレースとなる。

自分との戦いに加えて
自然との闘いともなるこの大会。
こんなに、多くの力と
強い心を要求されるスポーツは
そんなにはない。

スーちゃんのこと
息子のこと
仕事のこと
そして自分の体のこと
これから先も
色々あるだろう乗り越えなければならないことを
すべて乗り切るために
この大会ごときを乗り越えられなくてどうする
という想いが
春から先ずっと自分の中にあった。
そう思って寸暇を惜しんで孤独な練習に
ずっと耐えてきた、つもりだ。
不器用なのにもほどがあるってもんだ。

そうして迎えた平成21年7月19日の朝。
第29回大会のスタート会場で
右にバイクで挑む大山
左にランで挑む境港の大地
そして、美保湾の広大な海を
眼前にして
それぞれのゴールを目指す
821個の魂の群像が
荒ぶる梅雨末期の雲に
にらみをきかしながら
午前7時のスタートを待っていた。

皆生劇場’09スイム編に続く

カーボ

2009年07月16日 22時41分34秒 | 最近の出来事
今日は弁当を入れずに、
職場の近所のお店に昼食を食べに行った。

今日行ったのは、
以前一年位前の夜に
職場の仲間と飲みに行ったことのある

沖縄料理店

主人が濃ゆ~い顔で
てっきり沖縄の人かと思ったら大阪人。
細面の現代的な美人顔の奥さんが
実は沖縄出身という夫婦で営んでいる。

店に入ると、
のんびりしたサンシンの響きに乗せて
沖縄民謡が流れ、
壁には観光ポスターが貼られている。

海底の色とりどりのさんご礁が
透けて見えるような透明な海に、
小さな船が2艘浮かんでいる写真。
空は紺碧の青空で、
遠くの水平線近くには入道雲がわいている
そんなポスターの写真を
沖縄民謡を聞きながら眺めていると、
午後からの仕事がいやんなってしまうってもんだ。

メニューも実に豊富で、
わけがわからんといったら失礼だが、
料理の姿がまったく想像できないような名前の料理が
ずらっと並んでいる。

チャンプルー、
ソーキ、
テビチー、
ミミガーなどは初心者クラス。

もう全然思い出せないような
名前の料理ばっかりだったな。

そう例えば、
フランスのマロニエの日陰に設けられた
オープンカフェで、
わけのわからないフランス語で書かれている
メニューを見ながら
「これを頼んだらどんなんがでてくるやろ」
状態に等しいくらいだ。

この店のお昼の定食は2種類。
日替わりとソーキそば定食だ。
今日頼んだのはソーキそば定食。



大きなソーキが1個、
デンとそばの上に乗っていた。
島唐辛子の泡盛漬けが添えられている。
これを七味代わりにそばにかけて食するらしい。

料理全体を見ると、
成分的には炭水化物メインの料理であるからして、
日曜のレースを考えたら
今のdoironに
ちょうどピッタリのカーボメニューでした。
食後にタ-サーアンダギーがあれば
なお完璧だったのですが、
そこまではついていないようでしたわい。

荷造り

2009年07月15日 22時23分34秒 | トライアスロン
トライアスロンの場合
荷物が大変多くなる。
以前も書いたように、
持ち物リストにしたがって
荷造りをしていく。

土曜日は早朝出発なので
ボチボチ今夜あたりから
荷物を入れ始めた。
もともと、荷物は
誰かさんのように多いほうではないが
(誰かさんて誰?)
必要最低限の荷物にしても
トラはやっぱり多くなる。
それに
飛行機で行くときなんかは
かなり厳選して荷造りするが
その点皆生は、車で行けるので
いきおい、これもあれも
念のためとばかりに
車に積み込んでいけるから
楽っちゃあ、楽なんだ。

今年、この荷造りに登場したのが
これ



ニューバッグだ。

ナイキ製で、ショルダーが
エアー。
側面のジッパーを開けると、
シューズが収まるようになっている。

今夜から少しずつ準備しながら
備えていくわけだ。
身体だけでなく
頭の中もどんどん
皆生色に染めていこうって寸法だ。

水やり

2009年07月14日 22時29分02秒 | 生活

火曜日は奥さんの運動日。
なので、遅くなるから
わしはまっしぐらに帰って

風呂掃除 ゴシゴシ
洗濯もの取り入れ ガサガサ
洗濯 ザブザブ
炊事 テキパキ
台所の洗い物 ジャブジャブ
スーちゃんの世話 セッセセッセ
グーちゃんのご飯 モグモグ 

などを手際よく済ます。
なかなかこの頃は
段取りもよくなって、
短時間で済ませられるようになった。
そんな、夕方の用事の中で
最近のお気に入りは
庭の草木への水やりだ。
猫の額ほどとはいえ、
けっこう盛りだくさんに
植えてある。
木はキンモクセイ2本に
梅、ハナミズキ、ニシキギ、ヒイラギだ。
鉢植えも大好きなスミレなどの
鉢植え20種くらいと
直上のバランなどが数種ある。

襲い来るやぶ蚊を警戒しながら
せっせと水を撒いてあげる。

ホースの先をつまみながら
遠くの鉢にも
的確に水を飛ばせるようになった。

今日のような厳しい日差しの中で
せっせと炭酸同化作用で
体力を使い果たした草木たちが

わあぁ~いい

と喜んでいる声が聞こえてきそうだ。
「さあ、水だ、水だあ、水やるぞ~」といいながら
ホースの先から
命を放っているような
そんな気になってくる。

今年は朝顔を植えてある。
紐で伝い用のネットもつけた。
夕方につぼみの数を
数えておいて
翌朝花を確認。
今朝は11輪の青い花が咲いたぞ。

そしておまけに、草木だけじゃなく
そこここに
巣を張り巡らせているクモたちも
大騒ぎしている。
「おいおい~、さっき巣を完成させたばかりなのに~」
とか
「草むらの蚊たちをもっとうろたえさせて
巣に引っかかるようにしてくれ~」とか
言ってるんだろうな。

きっと地面の中では
ミミズたちも
わくわく動き回っているだろう。
「今だあ、土が柔らかいうちに
掘り進もうぜ~」
てな具合にね。

だんご虫なんかは、
「なんだか世の中が
騒がしいぞ~、とりあえず
防御体制だ」といいながら
丸くなったりしているかもしれない。

鉢植えから飛び散った
水が、めだかたちの
水鉢に波紋を作っている。
めだかたちも
餌が落ちてきているのかもと
必死の形相(見えないけど)で
水面近くを泳いでいるし~。

そんなふうに
動植物達がいっせいに
色めき立ち、ざわめく水やりが
もっかdoironの
癒しのひとときではあるんだよね。


そんな数々の用事を
手際よく済ませて
遅くに、プールに行って
1キロの全力スイムもした。

心拍数を上げておきました。

目標通りに練習をこなしていく。

これもまたdoironの
癒しのひとときでもあるのだす~


最終微調整

2009年07月13日 21時47分10秒 | トライアスロン
バイクは自分の身体を
全部預けるものだから
整備は念入りにしておきたい。
なので
昨日のポジション最終チェックに続いて
今夜はバイクの最終チェックをした。

まず、各部の緩みはないか?

バイクを5cmほど持ち上げて落とす。
チャラチャラいうところはない。

念のため、各部を増し締めだ。

次に、決戦用のホイールに
決戦用のタイヤ(チューブラー)を
ZIPP440に装着する。
愛用しているタイヤは
VittoriaのCORSA CX
色々グレードがあるようだが
だいたい1本5千円ちょいだ。
2本で1万円を超える。
なんでこんなに高いんやろなあ。

ホイールにリムセメントを塗り
しばらくしてから
タイヤをはめていく。
このとき、いきなりだと
なかなかつけられなくて、
無理して、力づくでつけようとすると
リムセメントが手について
コテコテになってしまう。
なので、タイヤ購入時はあらかじめ
未装着のまま
空気を入れて伸ばしておくことをオススメするよ。
そうすると、割合スムーズに
手を汚さずホイールに装着できるのだ。

そうして装着が終われば
次はフレームに取り付けだ。
しっかりはまっていることを確認しながら
ペダルを回して
ブレがないか調べてみる。
この段階でブレがあっても
スポークの張り具合の調整は
素人では
出来ないのだけど・・・、
まあまあ、静的バランスは
いけてるようだ。
ダイナミックバランス
つまり動的バランスは
みるすべがないので
せめてまっすぐ回っているか
みるしかない。
ツールドフランスの選手たちが
乗っているバイクなんかは
タイヤも含めて
バイク全体が完璧にバランスを
取ってあるため、
110km/hでもブレることなく
山を下れるらしい。

皆生では下りでは、
せいぜいMAX約70km/hだから
そんなに神経質になることもあるまいて。

ホイールそのものの
歪み、タイヤの張り具合も
doiron的には合格としよう。

次の微調整は
ブレーキのクリアランス(すきま)だ。
まず最初にクリアランスが
左右対称になるように
ブレーキのアーチを調整。
これには少しコツがある。
取り付け部を緩めて
アーチをぐらぐらにしたまま
ブレーキレバーを握る。
さすれば、左右のシューにかかる力は
均等になっているはずである。
そのまま、アーチを固定したまま
レバーを離すと、
あ~ら不思議。
アーチのセンタリングは
これだけで完璧だ。
その後、ワイヤー根元部の
調整ネジで
出来るだけクリアランスを
小さくする。
わしの場合は
3mm以内が目安だ。
特に後輪はシビアに調整する。

そして最後に
稼動部の潤滑を確認。
とくにSTIのラチェット部なんかは
滑りをよくしておかないと
スムーズなギアチェンジに
影響する。
アップダウンの繰り返しが多い
皆生コースでは
頻繁にギアチェンジするので
その辺のストレスは少しでも
減らしておきたいところだ。

トラのバイクは
命を預けるものだからね。
風の音しか聞こえない強烈な下りで
今、タイヤがはずれたら・・・
フロントフォークが耐え切れなかったら・・・
スポークがはずれたら・・・
ブレーキシューが吹っ飛んだら・・・
なんて考えたら、怖くて
乗っていられなくなるもんに。


doiron皆生スペシャル号

発進準備完了!

明日から荷物の用意も
ボチボチ始めようかな。