ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

北アルプス 追悼の涸沢13

2019年09月21日 21時15分37秒 | ウォーキング

ケルンを積み上げた河原で



コーヒータイムをしたら、



また進んでいきましょう。

この先は右手の岳沢という谷が
広がって見え始めます。



奥穂高岳、前穂高岳を登ったら
この岳沢を下って降りてくるのが
早い道です。
doironは大学3年の11月に
この岳沢を下ってきたことがあります。
寒い時期で、雪がパラパラ
降っていたのを思い出します。
山から下りてきて上高地に行ったら
人々が大騒ぎです。
昨夜、北穂の小屋で
一緒にいたグループが、
雪の中、涸沢に降りようとして
大滑落で全員遭難したそうです。
たまたま山岳ルートをとった
僕らのグループが逆に
無事だったのは、今でも忘れられません。

岳沢の下には湿原があります。
そこを木道で抜けて歩いていくと
河童橋の近くに出ていきます。

梓川の堤防に立って後ろを見上げたら、
その岳沢の姿がくっきりと
雨上がりの空の下に
浮かび上がっていました。

そこからすぐのところが河童橋です。



大きなホテルがあって、
スーツを着た女性が
給仕をしているのが見えます。

なんかもう山登りではないですなあ。
河童橋もきれいになっており、
こんな近代的なホテルがある様子は
T本さん曰く

「なんかかなり変わっている気がするなあ」

とのこと。
doironもここは30年ぶりでした。

ここからさらに右岸を歩いて
ウエストン碑まで行きましょう。
この先で今回最後の昼飯を作る予定でした。

料理はdoironがかついできた
アルファ米のご飯です。
でもねえ水がないのですよ。
なので途中にあった西糸屋山荘で
水をお願いしたら
とっても親切に水を入れてくれはりました。



親切だったので宣伝しておきますと、
ここが90年以上も前にできた宿で
とってもロケーションのいい所でした。

通りがかりの山人にあんなに
親切にしてくれて、
とっても雰囲気のいい宿でしたねえ。

本館一泊11000円からだそうです。
この店の前に大きな温度計が
ありましたので見てみますと、



18.5度。

大阪では熱中症の危険メールが
出ていたのにえらい違いです。
ちなみに、涸沢で泊った小屋では
夕方13度を示していましたよ。

水も補充したし、
続けて歩いていきましょう。

この上高地ではいつも6月初旬に
ウエストン祭が開かれます。
この北アルプスを世界で
初めて紹介したイギリス人です。

ここが好きな友達が、
いつもこのウエストン祭に行って
郵便を送ってくれました。
そんなウエストンの碑があることは
知っていたのですが、
まだ実物を見たことがありません。
ようやくここで確認することになるのです。
それがここです。



山の端っこに小さな碑があるところでした。
そして梓川の田代橋を渡ったところで昼食です。



目の前に梓川が流れ、
背後に岳沢が見える最高の場所でしたねえ。



この日は久しぶりの好転で
荷揚げのヘリコプターが
ドンドン飛んでいる日でしたね。



ご飯を頂きながら
ウイスキーも一口飲みました。
その後はバスターミナルまで
一直線です。

最後にお土産を買いに
店に入ったのですが、
ポテトチップの袋が
パンパンに膨れていた
のには驚きでしたねえ。



気圧の関係なんですね。
ゆっくりと今度は地ビールを



飲みながら、やってきたバスに
乗り込みます。

さようなら上高地、さようなら首藤さん。

帰りの道では視線より下から
大きな虹が立ち上がっているのが



見えたりして、往路と違って
ゆっくり景色を眺めながら
大阪へ向かっていった我々でした。

首藤さんと旅行に行ったり
四国お遍路に行ったりした時は
とても楽しくて、
ワイワイと景色を楽しんだりしましたねえ。

こんかいもそんな首藤さんとの
最後の旅でしたが、
雨に降られたり、
満天の星空を眺めたりした
思い出深い旅でした。

秋に首藤さんのお家で
みんなでBBQをすることに
なっていますので、
またみんなにこの度の事
話さなきゃねえと
T本さんと誓い合いながら
帰宅した二人だったのでした。

首藤さん追悼の旅、これにておしまい



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