和田川は堺市南部の二級河川。
石津川に合流する川です。
今回、栂・美木多を目指す
歩きの中でこの川の側道を
しばらく通ってゆきましょう。
昔からここを流れる川で、
こんな田んぼだらけの
田舎地域なんですが、
様々な名前の橋が
何本も架かっています。
奥川橋、南川橋、稲葉橋。
郵便局員や耕運機を乗せた
車なんかが渡っていきます。
川は、まあきれいな水でしたね。
左岸をずっと歩いて行ったのですが、
道はずっとつながっていました。
そして前方に、
阪和自動車道が見えてきたあたりで、
川沿いの道は途切れます。
右折してしばらく
赤坂台北を目指します。
さあ、遠くの方に栂・美木多らしき
建物群も見えてきましたよ。
ここまで1時間半ほど
歩いてきましたね。
野々井橋のところから、
栂・美木多へ向かう
自動車道に入ってゆきます。
コロナの時代も随分と
世の中をかえましたねえ。
あちこちのお店でテイクアウトの
宣伝をやっていますし、
田舎のこんなパチンコ屋さんも
静かに田んぼの中に休業して
たたずんでいます。
なんか世界が静かなんだけど、
とても人恋しいような
そんな感じがあちこちに
漂っていますねえ。
コロナ後、世界はどんな風に
なっていくのかなあって感じです。
お酒を飲みに行く、
買い物を楽しむ、
みんなで食事をする、
スポーツをする、観戦する。
何もなければなんてこともない日常なのに、
そんな何でもないことが
普段の幸せの素顔なんだって
コロナに教えてもらった
ような気がしますね。
さて、前方に堺南の警察署が
見えてきました。
もう栂・美木多ですねえ。
とりあえず駅の様子を
撮影しておきましょう。
ではここから光明池を
目指してゆきます。
泉北一号沿いのアップダウンの
道が続きますねえ。
1.5キロくらいをひたすら歩きます。
そして新桧尾台公園を抜けて、
何とか光明池の駅に到着です。
あとはここから帰るだけ。
もう経験ありますね。
何とか今日の歩きも無事に
完成しそうです。
光明台の所の免許の更新も
もうできるようですねえ。
そんな建物を過ぎて、
今回はひとつ頑張って
通ってみようという道があります。
乗馬クラブの方に降りて、
東阪本を過ぎるときに、
黒鳥山公園の方に出てゆく
地図に記された田舎道を
通ってみることです。
郷荘神社の手前の東阪本の
公民館の所を右折して
入ってゆきます。
路地裏のような細い道を行き、
田んぼの中を歩いていきます。
行けるのかなあって感じですねえ。
そしてこんな道から、
やがてあぜ道のような道に
入ってゆきます。
まわりには蝦蟇の穂が生えて
いたりする道です。
でもなんとなくいい所を
歩いているよという感じです。
こんな道を歩きながら、
ふと考えました。
doironはなぜこんなに
歩き回っているのでしょう。
なにも絶景の景色が見られる
わけでもないですし、
地元の人たちとの付き合いが
あるわけでもありません。
それでも引き付けられるのは
なぜなんでしょう。
それはやはり、地域、地域の人たちの
さりげない思いが
景色のあちこちに
あるからなんですね。
お寺や神社だけでなく、
自然の中でどう生きて来たか
っていう小さな証が
あちこちにあります。
ああ、ここの人はこんな思いで
こんな施設を作ったり、
道を築いたりするんですね。
どこかに人々の思いが
隠れているような
そんなかすかなふれあいを
感じるんですねえ。
田舎道を歩きながら、
この道に漂う地元の人の
息遣いを感じたような
気がするいい所でした。
道は思惑通りに黒鳥山公園に
つながってゆきました。
ここからはもうあと
2キロくらいで帰宅となります。
たくさん歩いたなあ。
今日は全部で28027歩で
距離は24kmでした。
地図にプロットして、
コロナ騒ぎの中で最も歩いた
栂・美木多歩きはこれにて終了です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます