現地の発掘調査などから、
ここの本丸御殿は檜皮ないしは
こけら葺きだったそうで、
看板の絵からこんな感じだったとか。
立派なおうちのような
感じだったんですねえ。
さぞや草刈りなんかも
大変だったんでしょう。
この城はまず、地元の秋山氏の
ために建てられた城です。
こんな木も立っていました。
そして山頂のあたりは
今はこんな感じで、
小規模な三重天守のような
広さがあったと想像されるそうです。
そうかあ、ではこの山頂で
かつての村々の発展を祈った
城主になった気分で、
どこかに座って食事を
と見回しましたが、
この辺りはそんなに整備が
進んでいるわけではなく
深い緑に覆われた空き地ばかりで、
落ち着きません。
食事はまた下で取ることにしましょう。
山を下りてゆき、
一度倒木の道に入りかけましたが、
かなりあれているようです。
仕方なく、また先ほどの道を
下ってゆきます。
そして街道まで出たら
駐車場にまっすぐ戻らずに
反対方向にしばらく歩いてゆきました。
このあたり、古いお店も
たくさんありますね。
途中で「きみごろも」と
「若鮎」というお菓子を買いました。
食後のデザートにしましょう。
街道筋には、大学の名前のついた
施設があります。
奈良県立大学、帝塚山大学、
奈良フェニックス大学の研究室
と書かれていました。
こんな静かな街中で
研究できるっていいですねえ。
こんなのはもっと宣伝したら
いいのにねえ。
奈良漬けのお店や、
古い薬局なんかを眺めつつ
歩きましたが、
ここって近畿自然歩道に
なっているのですねえ。
通りを少し曲がって進んでいくと、
宇陀松山城の西門のところに
広場がありましたので
そこで食卓を広げます。
食事しながらコロナ関係の話や
山の話なんかをし、
お湯を沸かして広場会議です。
ああおなか一杯となったあと
最後にきみごろもと若鮎をパク。
きみごろもは見た目は卵焼き。
触感はふわふわのマシュマロでした。
ふわりと砂糖の甘味が
しっかりしててうまかったです。
メレンゲのお菓子で柔らかく、
高齢者にはぴったりの
お土産かもねえ。
それから「若鮎」も
なんとも素朴な味でしたね。
そうそうこの時に大峰あたりの
おいしい食べ物の話になりました。
まずはねえおもちの話。
大台に行く時にねえ、
おいしいおもちがあるから
お店に寄ったらええよと
ジムで聞いていました。
店の名前は忘れたなあというと、
「ああそれはこばしの
焼きもちやなあ」と素早く指摘。
ああ、さすがによく知っていますねえ。
「あとさあ、おいしい豆腐屋さんが
あって、そこも昔山に行く時に
買いに行ったよ。
店の名前は忘れたけど」というと
「ああ、大前の豆腐屋やね」だって。
すごいですねえ。
山の楽しみに、食の楽しみも
しみ込んでいるようです。
そんな話をしながら、
さあて次はどこに行きますかねえ
という相談もしましたよ。
前から言ってた矢田寺近辺?
いいですねえ。
しっかり体調整えて
頑張ってついていきますよ。
でもこちらの足の様子や
体の加減を考慮に入れながら
コースを選ぶのはむつかしいかも
しれませんが、またいい所が
あったら是非ともお願いします。
こちらもまああちこち
遊びまわりながら、
しっかり選択しておきますから~。
そこから駐車場に向かって歩きながら、
途中ワイン屋さんもありましたねえ。
のぞこうかなと思いましたが、
中で飲んでいるような様子。
まあ車なので遠慮しておきましょう。
こうして奈良の山麓歩きは
無事に終了。
秋直前ののんびり楽しい一日でした。
おしまい