雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

スイーツレシピで謎解きを

2018-07-23 21:00:00 | 

友井羊著"スイーツレシピで謎解きを 推理が言え
ない少女と保健室の眠り姫"を読みました。

高校生の香奈は人としゃべるのが苦手です。
吃音のため言葉が上手く出てきません。
中学の時は人と関りになるのを避けてきました。
高校生になり考えを改めようとしています。

お菓子を作ることでいろんな出来事に出会います。
不思議な出来事を解いていきます。
そんな中でお菓子作りが得意な男子生徒の真雪と
保健室に籠っている美しい悠姫子と出会います。
彼らは彼女が言いたいことを言い終わるのを
じっと待ってくれます。

7話+1の話が出てきます。
お菓子が関係している話がすべてです。
香奈が真相を見出します。

悠姫子は教室には行けなくて保健室登校して
いるわけですが、真雪や香奈にはしっかりと、
むしろきつい調子で話をします。
なんでこういうことになっているのだろうとは
感じました。
話の中で原因は明かされます。

吃音を持つ人の苦しみをしっかりと知ったのは
初めてかもしれません。
吃音を持つ人の中でも症状は千差万別です。
治るものかどうかもはっきりしていません。
香奈は家族との間の会話では出ないといいます。
ですから両親には苦しみをわかってもらえません。
まの段の言葉だけ言えないという後輩も入学
してきて香奈たちと出会います。

吃音を持つ人は学生時代にいたような気がします。
大人になってからは出会っていません。
今後出会うことがあればしっかり最後まで聞く
ように努めたいと思います。

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