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“クサギ”の花が満開になってきました

 あっちこっちで、“クサギ” が満開に咲き出しました

“クサギ”は、クマツヅラ科・クサギ属の日本全国に見られる高さがせいぜい3~4mほどのお馴染みの落葉樹です

 原産地は日本~中国で、道端などでよく見かけ、藪の状態の所に侵入する最初の樹木として先駆植物の典型と見られています

毎日の早朝ウォーキングも色々コースを変えています                                                                                                      住宅横に流れる灌漑用水の横の空き地で、去年まではなかった“クサギ”が生え出し、随分大きな木になって花を咲かせているのを見つけました

“クサギ”の花期は7月末~9月初めで、薄いですが“ユリ”に似た甘い香りがします                                             “クサギ”の葉はとても大きく柔らかな毛が密生しており、触れてみたい感じになりますが、触るとちょっと異様な匂いがするので、花の匂いはあまり気づかれないようです

“クサギ”の花は、枝先に多集散花序が付き、枝や葉の上を、花序が一面覆うように開花する様子はなかなか綺麗です

 

花びらは萼(ガク)から長く突き出してその先で開き、雄しべ、雌しべはその中からさらに突き出しています                                                                                                 雄しべは4本、長く花外に突き出し、葯は黒紫色です                                                                                              花冠は5裂し花弁は白く、萼ははじめ緑色で、しだいに赤くなります

昼間、“アゲハチョウ”等大型の「チョウ」が、日が暮れると“スズメガ”等の大形の「ガ」がよく訪花し、受粉にあたります

“アゲハチョウ”が吸蜜に来ていたのですが、デジカメ持たずに歩いていて、パチリチャンスを逃しちゃいました

“クサギ”の花言葉は、「 運命 」、「 治療 」  です

 

☆ ちょっと薀蓄(うんちく)です

“クサギ”は山菜として使えます
茹でて和え物や汁の実、混ぜご飯などにすると美味しいそうです

“クサギ”は薬効もあります
生薬名は「シュウゴトウ(臭悟桐)」と呼ばれ、高血圧の予防・リウマチ・下痢にも良く、利尿作用によるむくみにも効果があるようです

このことが分ると、花言葉が納得でした

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