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「トンボ」が飛び回っています→「ハグロトンボ」

暑い日が続いていますが、すこ~し秋の気配が感じられます                                                        散歩をしながら眺める自然の変わり方が微妙にこの頃気になるようになってますが、齢をとったということなのでしょうか

近くにある公園横を流れる川の水が、先日の夕立でちょっと流れが強くなっていました                                         川の中にある大きな石の上で、“ハグロトンボ”が寄り集まって休憩していました

“ハグロトンボ”は漢字で書くと(羽黒蜻蛉)と書き、名前の様に細長く、真黒い翅を持った体長5~7cmの「トンボ」で、出現は5~10月です

平地や丘陵地の水草の多い緩流の岸辺が好きだと見え、黒い翅(はね)をヒラヒラと優雅に舞うように飛んでいるのが見られます

上の画像で、ちょっと分りにくいのですが、1匹だけ離れて留まっている“ハグロトンボ”がいます

他の5匹の“ハグロトンボ”は一列に並んで、流れを見ています

一体何をしているのでしょう

中央1匹の“ハグロトンボ”はオスで、他の5匹は雌トンボです

別の大石には、1匹の雄トンボを囲むように2匹の雌の“ハグロトンボ”が翅を拡げています

“ハグロトンボ”のオスは腹部が、緑の金属光沢で輝いています

メスは腹部は真っ黒です

通常の生き物は子孫を残す為に、雌を巡って雄が争う事が多いようですが、“ハグロトンボ”では雄が雌を選ぶのでしょうか

石の上で留まっている様子では、雌トンボが、雌トンボを品定めしてるかのようです

実は成熟した雄は、縄張りを張っており、そこへ他の雄が近づくとやはり追い払い行動をとるらしいですから、不思議でもなんでもないのかも・・・                                                          テリトリーを作った中で、金属光沢のある腹の先端を上向きに曲げて、自分を認めてくれる雌に求愛行動をとり、交尾をするそうです  (上の画像での雄の求愛動作を見てください)

交尾を終えた雌は、沈水植物等に産卵をしますが、雄はこの時雌の近くで産卵を見守り、他の雄が産卵中に近づくと猛然と追い払うそうですから、単に本能だけでなく、愛に似た感情があるのでしょうか!?

    1匹だけ飛んできて、目の前に留まった雄の“ハグロトンボ”です

「 トンボ」は、死んでいる餌は食べません                                                             食べるのは生き餌で、飛行中に小型の昆虫(主に蚊、ハエ、アブ等)を補食します
この時期、こうして留まっているのは、雌が近寄ってくれるのを待っているのでしょう

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