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“ナンキンハゼ”の冬景

この所朝眼を覚ます度に床を離れるのが、少しづつ遅れるようになりました                                              テレビの気象予報では、寒波襲来を告げ、各地の雪情報が当たり前に流れるようになっています

先日群馬・高崎の城址公園を散策した折、葉の落ちた桜の樹に混じって、白い小花のようなものが散り残った枯葉と共に枝先についている樹木を一本見つけました

寒気がしみこんでくる中で、青空に白く点在している様子は小雪の精が日向ぼっこの感じです

頭上高く一面についたこの白い小花のようなものをアップして、後で名前を知ったのですが、“ナンキンハゼ”の実でした

“ナンキンハゼ”は灯台草(とうだいぐさ)科で、中国・東南アジアが原産の落葉高木で、最近見られるようになったといわれます

先月はじめ、近くの公園で、 “ヤマハゼ” の紅葉と実を見たのですが、実の形は大分異なった感じです

花は夏に黄色っぽい色で総状花序に咲きます                                                         そして夏の終わり頃から青い実がなり、秋の深まりと共に三角形かかった球形の茶色の果実がはじけ白い3個の種が顔をだしてきます                                                                        どうやら小花に見えたのはこの種のようです

“ナンキンハゼ”の種は黒い色で、白く見えるのは、種を覆っている白色の蝋状物質です                                   昔はこれを回収して「蝋燭(ろうそく)」を作ったそうです

葉が落ちても、なかなか落果する事なく残っているので、まるで白い花が小雪のついているように見えます                    ムクドリが冬の食料源として食べるらしいのですが、「蝋燭」の味ってどんな味がするのかな

 

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