日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
“ツメレンゲ” → “爪蓮華”と書きます
今日から師走・今年も今月で最後 時の経つのは実に早いなとカレンダーを見ながらふと思っています でも感覚的には、例年に比べ暖かい日の多いせいか、12月になった感じがしてきません 植物達はどう感じているのでしょうか!?
先日埼玉・神川の産直(=R254沿い)に行った折、あまり見かけたことのなかった多肉植物で、ビッシリ花を咲かせている鉢を見つけました
花の名は“ツメレンゲ(爪蓮華)”といい、“ベンケイソウ”の仲間・多年生の古典園芸植物の一つだそうです
“ツメレンゲ”の名前の由来は、ロゼットの様子が仏像の台座(蓮華座)に似ておる事、更にロゼットを構成する多肉質の葉の先端が尖っていて、その形状が獣の爪に似ていることからつけられたといいます
びっしり花が咲いて、葉の様子はよく見えませんが、多肉質の葉は常緑性で被針形をしています 色は野性種は緑、園芸品種は斑入り、白、紅い色のものもあるそうです
“ツメレンゲ”は日本に自生する多肉植物として、その園芸植物は割と安く売買されているのですが、野生のものは準絶滅危惧種だそうです 生息地は乾燥した岩場で、岩の隙間に根を下し群生しているそうです 現状では埼玉・秩父地方、長野・南佐久地方で、自生が確認されているようですが、絶滅しないで欲しいものです・・・という事は、産直で売られていた“ツメレンゲ”は野性種ではないと思うのですが、自然の中で見てみたいな
花は10~11月、ロゼットの中央軸が伸び上がって、10~20cmくらいの花穂がタワー状に立って小花を沢山咲かせています 5弁花で、花色はクリ-ム、赤い蕊(しべ)が花弁に映えて見えます 短日性花で、開花は花序の下方から順に咲き上がります
発芽から開花までおよそ三年ほどの月日がかかり、花が咲くと株は結実した後枯死しますが、根元には新しい子株ができるようです
“ ツメレンゲ”の 花言葉は、「 誠実 」、 「 幸福 」 です