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“ブータンノボタン”の花を見かけました→ ブータン国王夫妻来日 

先日埼玉・神川にある JAの産直「ひびきの」の花木棚で、とても優しい色の“ノボタン”を見かけました

よく見かける“ノボタン”は、“シコンノボタン”といい中南米原産の非耐寒性常緑低木で、その名前の様に綺麗な紫色の花が夏から秋にかけて咲きます                                                                                              見かけた“ノボタン”は“ブータンノボタン(=別名:ヒマラヤンオパール)”といい、ネパール・中国が原産の木です

“ブータンノボタン”の花は7~10月が花期ですが、今年は暖かいせいか11月現在も咲いていました                                   花は一日花・桜の花色に似た薄い紫ピンク色の5弁花は茎の先端に集散状に咲きとても優雅な感じです

草丈は35cm位で、葉は長披針形の淡緑色をし、5本の主脈が目立ちます

 “ブータンノボタン”の花言葉は、 「 自然 」、「 恥じらい 」、「 素朴 」  です

先日、「ブータン」の国王夫妻来日が話題になりました                                                               「ブータン」は、南アジアのインドと中国にはさまれた位置(=ヒマラヤ山脈の東端)にある、世界で唯一チベット仏教を国教とする立憲君主国家(→王制ではない)です                                                                                         

ブータン国王夫妻は新婚旅行に来日したらしいのですが、まずは3・11震災の被災地を慰安し、被災者に心からのお見舞いをしてくれた様子には感心しました

加えて国会でブータンの心の充実感を指標とする「国民総幸福量(GNH)」について演説がありましたのは「富める者のみが幸せ」とは限らない事を今の日本が向うべき方向を示してくれた思いがします
私は初めて知ったのですが、「国民総幸福量(GNH)」とは、ブータン独自で提唱した「仏教理念に基づき国民の総幸福」を目指す指標で、国民総生産(GNP)や国内総生産(GDP)を価値基準とする世界の大勢に対し一線を画しているといえます

 GNHの指標は経済発展と開発、伝統文化の継承・振興、自然環境の保全と持続可能な利用、良い統治が柱となっているのだそうです

即ち生活の利便性、安全性、環境への配慮等々を母体に日本にあった指標を設定して、幸福度を高めるのも政治の目的とも思えます

ブータンの人たちの生活感は、「ゆっくりとすごす。何か有っても自分も他人も追い詰めず、少し立ち止まってみて、すすむ」と考えているそうです                                                                因みにブータンの一人当たりの国民総所得は2000ドル弱・なのに国民の90%は幸福だと国勢調査ではこたえているそうです                                                                           
今回の3・11見舞金にブータンから数億の現金をいただいたと聞きましたが、この金額は凄いなぁ~

最近年とったせいか、わたしも、「ゆっくり、ゆったり、そしてあせらず」が、好きな言葉です                                          “ブータンノボタン”の花色が心を慰めてくれました

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