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“東洋ラン・天草小蘭”を見つけました

今朝は大分冷え込みました                                                                    北日本各地で、雪  が降ったとの情報が舞い込み始めました・・・いよいよ冬が近づいてきたようです

先日、産直の山野草販売コーナーで、鉢植え“東洋ラン”が綺麗に花開いているのを見つけました                                           春の山でよく見る “ジジババ” の花とは大分変わって、なかなかおしゃれな花振りです                              名札に、“東洋ラン”・「天草小蘭」とありました     

“東洋ラン”の呼び名は、アジアに自生している“シンビジューム”の仲間の総称をいうようです                                           そして中国と日本で古来から珍重されたものを鑑賞基準にして、栽培鑑賞用の「シュンラン属」を指しているといいます

というのも、“東洋ラン”鑑賞世界では交配による品種の作り出しは邪道とされ、特に外国産の蘭との人工交配種は一般的に“東洋ラン”とは認めないんだそうです                                                                  即ち“東洋ラン”は原種・野生株の中から、個体変異を探し求め、その中から“東洋ラン”としての美意識鑑賞をマニュアック的に楽しむもののようです

その美は人工交配ではなく、自然の中からのみ見出すという事で、無為自然(=人為的な行為を排し、宇宙のあり方に従って自然のままであること) に通じるものがあるとされ、珍重がられる理由のようです

“ 天草小蘭”は、葉の巾が約7mmくらいで、長さは30cmくらいある細葉種で、艶があり、緩やかに垂れる姿はなかなか繊細優美で玄人好みの感じです                                                            自生地は長崎・天草地方との事ですが、現在は乱獲されほとんど見られなくなり、各地で鉢植え栽培され種を保っているそうです

“天草小蘭”は、8月中旬~11月初めに20~30cmほどの花茎を伸ばし、2~5個の花を咲かせます                                         花は径4cmほどで、花弁は細めの淡橙黄色(=緑色も入っているかな)地に桃紫色の筋が入り、唇弁は紅い点が散らばっています

花はほのかですが、オレンジに似た爽やかな香りがします

“東洋ラン”の花言葉は、「 ひめやかな愛  」 です

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