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“ワレモコウ”・初冬

今年は暖かい日が続いていたのですが、さすがに立冬が過ぎたら、寒さがようやく 本格的になろうとしています

自然公園で見かけた “ワレモコウ” が晩秋になって、すっかり冬姿に衣替えを始めました   

秋の七草・“ワレモコウ”は、暗赤色の丸い花穂を枝分かれした茎先につける姿で、高原などでよく見かけます

“ワレモコウ”の花は、小さな花弁のない無数の花が円筒状の直立した穂状花序になって咲きます 

夏の終わり、花は紅色で咲き始め、秋風の吹く頃、暗紫色に変わっていきます                                               そして11月になった今、薄茶色の枯れ草色に姿を変えました    
“ワレモコウ”の名は、「吾亦紅」 と書かれるように、「われもまた紅い」の意味です
初冬の姿は、「われもまた茶色」・ 即ち「吾亦茶」と書いて、「われもちゃ」 なんちゃって!!
親父ギャグですね   

 

花序をアップ  してみると、1~2cmの楕円球形に、上の方の花から次第に紅い色を消して、渋い茶色の花色に変わって来ています                                                                         まるで、まだまだ花期は終わっていないぞと、云っているようです

“ワレモコウ”の花言葉は、「 移り行く日々 」、「 変化 」、「 愛慕 」  です

“ワレモコウ”を詠ったよく知られる歌&句を紹介します

     「 吾木香  すすきかるかや  秋草の   さびしききはみ  君におくらむ 」     ( 若山 牧水 )      

      「 吾も亦(また)   紅(くれない)なりと    ひそやかに  」                     ( 高浜虚子 ) 

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