私ヌルボが四谷三丁目にある今の韓国文化院に初めて行ったのは2010年2月。→コチラの記事でも書いたように、その建物の前面が波打っていることに目を引かれました。
少し遠くからでも、すぐわかりますね。
しばらく前まではおよそビルの形といえば、曲面があるとしても垂直方向では直線で造られているものと相場が決まっていました。ところがこの建物は前面が曲面なのです。
日本設計と韓国の三友綜合建築士事務所の共同設計によるもので、2009年5月竣工したものです。
夜この建物を見ると、下の写真のように曲線部分が青→紫→赤→橙→黄→緑と徐々に変わっていきます。
この建物のことも含めて韓国文化院のもろもろを記事にするつもりだったのが、今年3回の韓国旅行の中で、同じように人の目を引くような外観の建物をいくつか目にしたので、まずそれらを画像中心に紹介します。
まず、光化門から東数百mの所にツインツリータワー(2010年11月竣工)。8月、景福宮の東側出入口から遠目に見て、あのビルは何だ!?と思いました。
次に、今月夜のソウルを街歩きしていて気づいたのがソウル中央郵便局・ポストタワー(2007年11月竣工)。これは今まで何度か見ているはずなのですが、以前の建物への哀惜の念が先行してか、新しい建物の形態には注意を払ったことがありませんでした。
そして、実は次がこの記事の目玉!
江南駅の交差点すぐ。三星電子本社向かいのGTタワー(2011年2月竣工)です。
これも今月偶然見つけました。いやー、韓国文化院を上回るS字曲線ではないですか。
前面だけでなく、側面も曲面になっています。よくこういうものを設計し、造ったものです。
ここから北に少し歩いて新論峴(シンノニョン)駅の交差点までいくと、そこにもいろいろユニークなビルがいくつもある中で、曲線を強調したものが下写真のPOSCO SS&CC TOWER(2009年10月竣工)。
しかし、先のGTタワーを見た後ではインパクトに欠ける感は否めません。
今いろいろ調べてみると、どれも造られたのは比較的最近といっても、最新のGTタワーが2011年。つまり毎年2~3回くらいソウルに行っているにしては私ヌルボ、その間気づきませんでした。とくに観光ポイントでもないとまあそんなものでしょうか。
さて、上述のような建物、とくに韓国文化院やGTタワーのような波うつ建物は日本では何か造られているのかな?などと考えつつ、今月のある夜コーヒー店を出ると、まさに目の前に小さいながらも波うつビルが立っているではないですか!
新宿3丁目・小守ビルというビルです。後で調べてみると黒川紀章設計事務所の設計で2002年に建てられたものとのことです。
上記の各建物の竣工年を見てみると、ユニークなデザインを可能にした建築技術の発展といったものが読み取れるように思えます。12年前の小守ビルの場合、横から見ると次の写真のようにちょっと興ざめな仕かけになっているのは、アイディアの方が当時の技術より先行していたということかも、と素人ながら思いました。
今まで何度か記事にした韓国のオドロキ路上オブジェ同様、建築物でも「韓国らしさ」といったものが表われているとみてよさそう、かな?
少し遠くからでも、すぐわかりますね。
しばらく前まではおよそビルの形といえば、曲面があるとしても垂直方向では直線で造られているものと相場が決まっていました。ところがこの建物は前面が曲面なのです。
日本設計と韓国の三友綜合建築士事務所の共同設計によるもので、2009年5月竣工したものです。
夜この建物を見ると、下の写真のように曲線部分が青→紫→赤→橙→黄→緑と徐々に変わっていきます。
この建物のことも含めて韓国文化院のもろもろを記事にするつもりだったのが、今年3回の韓国旅行の中で、同じように人の目を引くような外観の建物をいくつか目にしたので、まずそれらを画像中心に紹介します。
まず、光化門から東数百mの所にツインツリータワー(2010年11月竣工)。8月、景福宮の東側出入口から遠目に見て、あのビルは何だ!?と思いました。
次に、今月夜のソウルを街歩きしていて気づいたのがソウル中央郵便局・ポストタワー(2007年11月竣工)。これは今まで何度か見ているはずなのですが、以前の建物への哀惜の念が先行してか、新しい建物の形態には注意を払ったことがありませんでした。
そして、実は次がこの記事の目玉!
江南駅の交差点すぐ。三星電子本社向かいのGTタワー(2011年2月竣工)です。
これも今月偶然見つけました。いやー、韓国文化院を上回るS字曲線ではないですか。
前面だけでなく、側面も曲面になっています。よくこういうものを設計し、造ったものです。
ここから北に少し歩いて新論峴(シンノニョン)駅の交差点までいくと、そこにもいろいろユニークなビルがいくつもある中で、曲線を強調したものが下写真のPOSCO SS&CC TOWER(2009年10月竣工)。
しかし、先のGTタワーを見た後ではインパクトに欠ける感は否めません。
今いろいろ調べてみると、どれも造られたのは比較的最近といっても、最新のGTタワーが2011年。つまり毎年2~3回くらいソウルに行っているにしては私ヌルボ、その間気づきませんでした。とくに観光ポイントでもないとまあそんなものでしょうか。
さて、上述のような建物、とくに韓国文化院やGTタワーのような波うつ建物は日本では何か造られているのかな?などと考えつつ、今月のある夜コーヒー店を出ると、まさに目の前に小さいながらも波うつビルが立っているではないですか!
新宿3丁目・小守ビルというビルです。後で調べてみると黒川紀章設計事務所の設計で2002年に建てられたものとのことです。
上記の各建物の竣工年を見てみると、ユニークなデザインを可能にした建築技術の発展といったものが読み取れるように思えます。12年前の小守ビルの場合、横から見ると次の写真のようにちょっと興ざめな仕かけになっているのは、アイディアの方が当時の技術より先行していたということかも、と素人ながら思いました。
今まで何度か記事にした韓国のオドロキ路上オブジェ同様、建築物でも「韓国らしさ」といったものが表われているとみてよさそう、かな?