ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

道行く人の目を引く「波打つ」建物 ★韓国文化院と、ソウルのGTタワー等

2014-12-31 22:13:38 | 韓国の街ネタ、観光ポイント、店・施設等
 私ヌルボが四谷三丁目にある今の韓国文化院に初めて行ったのは2010年2月。→コチラの記事でも書いたように、その建物の前面が波打っていることに目を引かれました。

      

 少し遠くからでも、すぐわかりますね。

 しばらく前まではおよそビルの形といえば、曲面があるとしても垂直方向では直線で造られているものと相場が決まっていました。ところがこの建物は前面が曲面なのです。
 日本設計と韓国の三友綜合建築士事務所の共同設計によるもので、2009年5月竣工したものです。
 夜この建物を見ると、下の写真のように曲線部分が青→紫→赤→橙→黄→緑と徐々に変わっていきます。
      

      


 この建物のことも含めて韓国文化院のもろもろを記事にするつもりだったのが、今年3回の韓国旅行の中で、同じように人の目を引くような外観の建物をいくつか目にしたので、まずそれらを画像中心に紹介します。

 まず、光化門から東数百mの所にツインツリータワー(2010年11月竣工)。8月、景福宮の東側出入口から遠目に見て、あのビルは何だ!?と思いました。


 次に、今月夜のソウルを街歩きしていて気づいたのがソウル中央郵便局・ポストタワー(2007年11月竣工)。これは今まで何度か見ているはずなのですが、以前の建物への哀惜の念が先行してか、新しい建物の形態には注意を払ったことがありませんでした。


 そして、実は次がこの記事の目玉!
 江南駅の交差点すぐ。三星電子本社向かいのGTタワー(2011年2月竣工)です。
 これも今月偶然見つけました。いやー、韓国文化院を上回るS字曲線ではないですか。

 前面だけでなく、側面も曲面になっています。よくこういうものを設計し、造ったものです。

 ここから北に少し歩いて新論峴(シンノニョン)駅の交差点までいくと、そこにもいろいろユニークなビルがいくつもある中で、曲線を強調したものが下写真のPOSCO SS&CC TOWER(2009年10月竣工)。

 しかし、先のGTタワーを見た後ではインパクトに欠ける感は否めません。

 今いろいろ調べてみると、どれも造られたのは比較的最近といっても、最新のGTタワーが2011年。つまり毎年2~3回くらいソウルに行っているにしては私ヌルボ、その間気づきませんでした。とくに観光ポイントでもないとまあそんなものでしょうか。

 さて、上述のような建物、とくに韓国文化院やGTタワーのような波うつ建物は日本では何か造られているのかな?などと考えつつ、今月のある夜コーヒー店を出ると、まさに目の前に小さいながらも波うつビルが立っているではないですか!
 新宿3丁目・小守ビルというビルです。後で調べてみると黒川紀章設計事務所の設計で2002年に建てられたものとのことです。

 上記の各建物の竣工年を見てみると、ユニークなデザインを可能にした建築技術の発展といったものが読み取れるように思えます。12年前の小守ビルの場合、横から見ると次の写真のようにちょっと興ざめな仕かけになっているのは、アイディアの方が当時の技術より先行していたということかも、と素人ながら思いました。


 今まで何度か記事にした韓国のオドロキ路上オブジェ同様、建築物でも「韓国らしさ」といったものが表われているとみてよさそう、かな?
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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績 [12月26日(金)~12月28日(日)]

2014-12-30 23:49:55 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 1つ前の記事<★2014年 ヌルボの個人的映画ベスト10>(→コチラ)を未読の方はぜひ目を通してみて下さい。

 「朝鮮日報」12月26日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」です。(ハングル文も訳文も10字です。)

 「尚衣院」

   光海とアマデウスの間 ★★★


 「マップ・トゥ・ザ・スターズ」

   トンデモ残酷劇の魅惑 ★★★☆


 「技術者たち」

   好感炸裂のキム・ウビン ★★☆


 「イントゥ・ザ・ウッズ」

   おませならそれでよし ★★★

★★★ Daumの人気順位(12月30日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】

①クォ・ヴァディス(韓国)  9.8(103)
②パンクチュア 合衆国の陰謀  9.5(85)
③いのち(韓国)  9.3(105)
④60万回のトライ(日本・韓国)  9.3(95)
⑤ボックストロール  9.2(26)
⑥ちびっこ潜水艦オリー 2  9.1(23)
⑦アクト・オブ・キリング  9.1(38)
⑧ピアノ・レッスン  9.0(87)
⑨あなた、その川を渡らないで(韓国)  9.0(978)
⑩ビリー・エリオット ミュージカルライブ リトル・ダンサー  9.0(24)

 今回の新登場は⑩「ビリー・エリオット ミュージカルライブ リトル・ダンサー」だけです。「リトル・ダンサー」のミュージカル版で日本では12月5日公開されています。韓国題は「빌리 엘리어트 뮤지컬 라이브」。

     【専門家による順位】

①6才のボクが、大人になるまで。  9.5(8)
②クラウズ・オブ・シルス・マリア  8.3(6)
③鉄の夢(韓国)  8.0(5)
④アクト・オブ・キリング  7.8(6)
⑤ゴーン・ガール  7.7(8)
⑥自由が丘で(韓国)  7.7(4)
⑦インターステラー  7.6(9)
⑧マップ・トゥ・ザ・スターズ  7.4(5)
⑨巨人(韓国)  7.1(8)
⑩いのち(韓国)  7.0(5)

 ⑧「マップ・トゥ・ザ・スターズ」だけが今回の新登場です。日本では12月20日に公開されています。韓国題は「맵 투 더 스타」。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[12月26日(金)~12月28日(日)] ★★★

         「国際市場」は好調に400万人を超える

【全体】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・国際市場(韓国)・・・・・・・・・・・・12/17・・・・・・・・・・1,425,703・・・・・・・・・・4,281,671・・・・・・・・33,422・・・・・・・・953
2(14)・・技術者たち(韓国)・・・・・・・・・12/24 ・・・・・・・・・・・662,657・・・・・・・・・・1,423,729・・・・・・・・11,103・・・・・・・・629
3(3)・・あなた、その川を渡らないで(韓国)・・11/27 ・・・・511,020・・・・・・・・・・3,550,525・・・・・・・・27,743・・・・・・・・532
4(2)・・ホビット 決戦のゆくえ・・・・12/17 ・・・・・・・・・・・・・414,007・・・・・・・・・・2,338,404・・・・・・・・20,123・・・・・・・・511
5(22)・・尚衣院(韓国)・・・・・・・・・・・・・12/24 ・・・・・・・・・・・・244,872・・・・・・・・・・・551,821・・・・・・・・・4,388・・・・・・・・453
6(新)・・雪の女王2:トロールの魔法の鏡・・12/24・・・・・・202,357・・・・・・・・・・・378,081・・・・・・・・・2,791・・・・・・・・436
7(38)・・イントゥ・ザ・ウッズ ・・・・・・・・12/24 ・・・・・・・・・・・・114,941・・・・・・・・・・・267,634・・・・・・・・・2,055・・・・・・・・351
8(46)・・7人のこびと・・・・・・・・・・・・・・・12/24・・・・・・・・・・・・・67,426 ・・・・・・・・・・・133,420 ・・・・・・・・・・965・・・・・・・・250
9(4)・・インターステラー ・・・・・・・・・・・11/06・・・・・・・・・・・・・56,672・・・・・・・・・10,064,916・・・・・・・・80,350・・・・・・・・154
10(5)・・ポロロ 劇場版・・・・・・・・・・・・・12/11 ・・・・・・・・・・・・23,574・・・・・・・・・・・・216,506 ・・・・・・・・1,083・・・・・・・・115
       雪の妖精村大冒険(韓国)
       ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「国際市場」は勢いを維持しつつ400万人を突破。まだまだ伸びそう。「あなた、その川を渡らないで」は350万人に達して、これはもうふつうの娯楽映画の尺度でも十分ヒットといえる数字。
 今回の新登場2・5・6・8位の4作品です。
 2位「技術者たち」は、技術者といっても物を作ったりするエンジニアでなく金庫泥棒のプロ集団。
計画から「技術」まで万能のジヒョク(キム・ウビン)はは親しい友人で「人材派遣業」のクイン(コ・チャンソク)、そしてどんな保安システムも一瞬で開ける最年少ハッカーのジョンペ(イ・ヒョヌ)と手を結んで次々と盗みを働き、業界で一躍有名に。そんな彼らが仁川税関に隠された1500億ウォンを40分以内で盗もうと企てる・・・。原題は「기술자들」です。
 「尚衣院」は時代劇。タイトルの尚衣院とは、宮中の服飾を担当する部署。そこで30年間王室の衣帯を提供してきたチョ・トルソク(ハン・ソッキュ)は、あと6ヵ月働けば両班になれるのですが、ある日王妃と侍従たちが手入れをしていて王の礼服を誤って燃やしてしまいます。しかし服を上手に仕立てる名人イ・ゴンジン(コ・ス)が1日で服を完璧に元通りにしてことなきをえます。それまでゴンジンを無視していたトルソクは彼に心を開きつつも、その才能に嫉妬心を抱くようになります。その後ゴンジンの服は流行となり、清の使者を迎える進宴のために最高の服を作り始めるのですが・・・。原題は「상의원」です。
 6位「雪の女王2:トロールの魔法の鏡」は、あの「アナ雪」とは関係ないロシアアニメ。前作も
2013年2月韓国で公開されています。物語は、雪の女王を倒した後平凡な日々を送っていたトロールのオルムがスノーキングに拉致された王女メリーベル姫を救うためにトロール騎士団を結成して冒険をするというものです。韓国題は「눈의 여왕 2: 트롤의 마법거울」、日本公開はだんなさそう。
 7位「イントゥ・ザ・ウッズ」は、トニー賞受賞の同名ミュージカルをディズニーが映画化した作品。赤ずきん、シンデレラ、ジャックと豆の木等の童話の主人公たちの大冒険が展開するそうです。え、メリル・ストリープが魔女、ジョニー・デップが赤ずきんのオオカミを演じてるの!? 韓国題は「숲속으로」、日本公開は来年3月14日です。
 8位「7人のこびと」はドイツのミュージカル・アニメ。「とってもいい王国」のローズ姫の18歳の誕生日の日。白雪姫、赤ずきん、長靴をはいた猫、ヘンゼルとグレーテル、七人の小人など全世界の童話の中の主人公たちが集まって盛大なパーティーが開かれたその時! 7人の小人の末っ子ボボの致命的なミスで王国とすべての人々が氷に変わってしまいます。魔女の呪いで危機に陥った王国を救うために7人の小人は冒険の道へ・・・。韓国題は「일곱난쟁이」です。「난쟁이」は韓国ではとくに避けるべき言葉ではないのですね・・・。これも日本公開はなさそうです。

【多様性映画】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・あなた、あの川を渡らないで(韓国)・・11/27・・・・・・・・・・511,020・・・・・・・・・・・3,550,525 ・・・・27,743・・・・・・・・・532
2(2)・・マミー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12/18・・・・・・・・・・・・・・6,557 ・・・・・・・・・・・・・29,575 ・・・・・・・234 ・・・・・・・・・83
3(4)・・クラウズ・オブ・シルス・マリア・・・・・12/18 ・・・・・・・・・・・・・・4,110 ・・・・・・・・・・・・・18,293 ・・・・・・・146 ・・・・・・・・・25
4(5)・・ムード・インディゴ うたかたの日々・・12/11 ・・・・・・・・・・・・3,721・・・・・・・・・・・・・・30,089 ・・・・・・・241 ・・・・・・・・・30
5(新)・・ドクトル・ジバゴ・・・・・・・・・・・・・1978/1/01・・・・・・・・・・・・・・8,517・・・・・・・・・・・2,610,019・・・・・・・・・28 ・・・・・・・・・・2

 5位「ドクトル・ジバゴ」だけが新登場ですが、いうまでもなく過去の名作の再上映です。韓国題は「닥터 지바고」。
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★2014年 ヌルボの個人的映画ベスト10

2014-12-29 23:40:22 | 韓国映画(&その他の映画)
 一昨日「ストックホルムでワルツを」で久しぶりに聴いた「Hit the Road Jack(旅立てジャック)」が耳に残っています。そして昨日28日には「0.5ミリ」。これで今年の映画は観納め。

 2014年に映画館で観た映画は計88本でした。ただし2回観た2本については各1本と数えています。1~6月が38本、7~12月が50本と後半が多いのは例年同様で、秋にはコリアンシネマウィークや東京フィルメックスがあって、とくに韓国映画を集中的に観るためです。
 その中で純粋な韓国映画は、2013年が21本だったのに対して、2014年は34本と、2012年(33本)をも上回りました。「純粋な」以外では、ポーランド映画「金日成のパレード」やドイツ映画「北朝鮮強制収容所に生まれて」、そして在日関係の「60万回のトライ」「煉瓦女工」等々があります。
 韓国映画についていえば、この1年はなかなか豊作。人にも薦めたいという作品が片手ではとても足りないというのはこの数年なかったと思います。

 で、2014年個人的映画ベスト10。
 思うに、このテのランキングは映画の評価とともにその人の人となり(感性とか価値観とか)をも表しているわけで、またそれを公表する場合にはミエやハッタリが混じることもなきにしもあらず。
 で、私ヌルボとしてはまずだれよりも自分自身のための記録の1つなので、他人の評価に惑わされないように各新聞やいろんなサイト等のベスト10(or3or5等)を見るのは後回しにして、ただ自身に誠実に心に残った作品を振り返ってみました。

[2014年]
①イーダ
②グランド・ブダペスト・ホテル
③ジャージーボーイズ
④罪の手ざわり
ソウォン/願い
新しき世界
ソニはご機嫌ななめ
怪しい彼女
テロ,ライブ
⑩ある精肉店のはなし
 [次点] 60万回のトライ
      私の少女(扉の少女・ドヒよ)
      祖谷物語 おくのひと

赤色は韓国映画または韓国・北朝鮮に関係する映画です。

 今回は、今年とくに印象に残った俳優をあげてみます。
[女優]
 ・ジュディ・デンチ(あなたを抱きしめる日まで)
 ・シム・ウンギョン(怪しい彼女)
 ・安藤サクラ(0.5ミリ)
    ・・・いろんなところで名前があがっている人たちですね。あ、それから「天才子役」のイ・レちゃん(ソウォン/願い)も!
[男優]
 ・ファン・ジョンミン(新しき世界)
    ・・・「テロ,ライブ」等々、近頃ハ・ジョンウからは目が離せませんが、「悪いやつら」では彼よりもチェ・ミンシクの怪演が目立っていました。しかし「新しき世界」でそのチェ・ミンシクやイ・ジョンジェよりも目をみはる演技をしていたのがファン・ジョンミンでした。2週間前韓国でTVドラマ「アクシデント・カップル」の再放映を見て、同じ俳優でこうも違った雰囲気になるかと驚きました。今韓国でヒット中の「国際市場」でも主演。日本での上映を期待しています。

 今年とくに多かったのが[映画の中で印象に残った歌い手]。その場面をぜひ観ながら聴いてみてください。
アラン・カミング(チョコレートドーナツ) →動画(「I Shall Be Released」歌唱シーン)。専門の歌手顔負けの俳優。
シム・ウンギョン(怪しい彼女) →動画(「빗물(雨水)」歌唱シーン)。しみじみいい歌だなー、うるうる。芸達者な上、歌もこんなに上手いとは!
ジョン・ロイド・ヤング(ジャージー・ボーイズ) →動画(「君の瞳に恋してる」歌唱シーン)。多くの人に愛されている名曲。
エッダ・マグナソン(ストックホルムでワルツを) →動画(ナット・キング・コールの「Walkin' my baby back home」をスウェーデン語で歌っているシーン。) こういう歌、粋でいいですねー。

 さて、今回のベスト10について。昨年ベスト10すべてが日本以外のアジア映画だったことを思えば、1~3位を欧米映画が占めているのは画期的かも。(笑)
 相変わらずのアメリカ映画嫌いですが、クリント・イーストウッド監督は別格。
 あまり迷わず決めた1位「イーダ」は静かな映画で、退屈してしまう人もけっこういるかも。しかし何か心に深く残るものがあります。
 2~5位はほとんど順不同。
 2位「グランド・ブダペスト・ホテル」は楽しんで作っている監督と波長が合った感じ。
 3位「ジャージー・ボーイズ」はさすがに完成度高し。
 4位「罪の手ざわり」は観終わった時はとくに感動したわけでもなかったのが、後になってこの作品の「手ざわり」がじわっと感じられてきました。経済的発展の中でこのような形で社会問題をすくい取ることの意味は大きいと思います。
 5~9位の韓国映画、次点の「私の少女」(←来年GW頃一般公開)も含めて作品の内容はさまざまですが優劣がつけがたく、どれもオススメ。7位「ソニはご機嫌ななめ」では、どれをとっても金太郎アメのようなホン・サンス監督作品をちょっと見直しました。人によっては「ヘウォンの恋愛日記」や「自由が丘で」の方を推すかもしれませんが。
 今年は見応えのあったドキュメンタリーがいくつもありました。「ある精肉店のはなし」と「60万回のトライ」はその代表。
 若手監督では、報知映画賞を受賞した「0.5ミリ」の安藤桃子監督(←奥田瑛二の娘。犬養毅の血を引いている)が注目されていますが、「祖谷物語 おくのひと」という柄の大きな映画を作った蔦哲一朗にも期待! 祖父の池田高校野球部元監督・蔦文也さんより有名になりそう、かな?

 もしかして、「なんであの映画が入っていないんだっ(怒)」と思われた方もいるかも・・・。
 90本近く観たといっても、観ていない作品がたくさんあるのです。たとえば、今年のベスト10として多くあげられている以下のような作品は観ていません。最初からヌルボの好みではなさそうなものもあれば、観ておくべきだったなと後悔しているものもけっこうあります。また目下上映中の「ふたつの祖国、ひとつの愛 ~イ・ジュンソプの妻~」は、近所のシネマ・ジャック&ベティで上映されるまでじっと待つことにしました。
 [観ていない主な作品]
  [外国]リアリティのダンス・インターステラー・6才のボクが、大人になるまで。・ダラス・バイヤーズクラブ・エレニの帰郷・アデル、ブルーは青い色・ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
  [日本]紙の月・蜩ノ記・小さいおうち・ふしぎな岬の物語・ニシノユキヒコの恋と冒険・FORMA


[参考]過去7年のベスト10

[2013年]①セデック・バレ②少女は自転車にのって③きっと、うまくいく④もうひとりの息子⑤嘆きのピエタ⑥あの頃、君を追いかけた⑦シュガーマン 奇跡に愛された男⑧ハンナ・アーレント⑨王になった男建築学概論  [次点] 殺人の告白 ・凶悪  [別格] 阿賀に生きる  [多くの人に観てほしい作品] ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件…そして

[2012年]①ニーチェの馬②ヒューゴの不思議な発明③プンサンケ(豊山犬)ワンドゥギ拝啓、愛しています⑥ロボット 完全版⑦桐島、部活やめるってよ⑧三池 終わらない炭鉱(やま)の物語⑨かぞくのくに⑩ピアノマニア 別格:春夏秋冬そして春

[2011年]①サラの鍵②テザ 慟哭の大地③愛する人④彼とわたしの漂流日記⑤アリス・クリードの失踪⑥阪急電車 片道15分の奇跡⑦牛と一緒に7泊8日⑧未来を生きる君たちへ⑨ゴーストライター⑩エンディングノート

[2010年]息もできない過速スキャンダル冬の小鳥④ゲキシネ蛮幽鬼(日)⑤実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(日)⑥告白(日)⑦瞳の奥の秘密⑧飛べ!ペンギン⑨川の底からこんにちは(日)⑩ONE SHOT ONE KILL

[2009年]①グラン・トリノ②ディア・ピョンヤン(日)③妻が結婚した母なる証明チェイサー⑥チェンジリング⑦劔岳 点の記(日)⑧チョコレート・ファイター⑨戦場のワルツ⑩牛の鈴音

[2008年]①ダークナイト②パコと魔法の絵本(日)③ウリハッキョ(日)④休暇(日)⑤シークレット・サンシャイン⑥ラスト・コーション⑦接吻(日)⑧おくりびと(日)⑨闇の子供たち(日)⑩火垂るの墓・実写版(日)

[2007年]①世界最速のインディアン②パンズ・ラビリンス③キサラギ(日)④ドリームガールズ⑤それでも僕はやっていない(日)⑥夕凪の街 桜の国(日)⑦幸福(しあわせ)のスイッチ(日)⑧檸檬の頃(日)⑨幸福(こうふく)の食卓(日)⑩私たちの幸せな時間
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2004年8月1~6日 「中国東北部と中朝国境の旅」全記録 ⑧4日目午後:延吉市内・図們大橋

2014-12-28 22:03:13 | 2004年8月・中国東北部と中朝国境の旅
※参考図書からの引用は、次のような略号で記した。
 「中国歴史散歩 1」(山川出版社.1993)=[歴]
 「地球の歩き方03~04 大連と中国東北地方」(ダイヤモンド社.2002)=[地]
 谷崎光「北京の愉しみ」(角川春樹事務所.2004))=[北]
 岡田和裕「満州辺境紀行」(光人社.2003)=[満]

◎4日目:8月4日(水)
 13:35~14:20 (バス)>※以下緑色現地ガイド沈さんの話。
・「延吉はレストラン、カラオケ、タクシーが多い。タクシーは上海に次ぐ。」
・街にノレパンや全州ピビンパ屋(ハングル表記)が見える。沐浴湯=銭湯も。
・「延辺大学には5つの学部がある」
 ・「犬は口の長いのがおいしい。」

・中国石油のスタンドで給油。はリットル、単价は単価のようだ。
・「朝鮮族の家屋は前の方が白い。白いものが好き。」
・図們への高速道路に入る。
・「北朝鮮は山に兵を配備していて越境しようとする人を撃ってくる。韓国のパスポートは5000元くらい。」
・図們の中心部へ。信号がないぞ。
 14:20~15:02 図們大橋・豆満江を挟んで対岸が北朝鮮。こちら側はもう観光ポイントといってよい。韓国人観光客が多い。皆記念撮影してる。

・橋の長さは200mくらいか? しかし川の流れの幅は50mもないかも・・・。両岸の間に日常的に通交がある方がむしろ自然な距離といえよう。

・おばあさんが近寄ってきて、なんと日本語で言うには「84歳になるが身寄りがなく生活が苦しい。お金を・・・。」(下の写真右端の木の下に座っている人がそのおばあさん。) また12歳くらいの少年も物乞い。もしかして脱北者の人たち?


・[満]によると「中国側の国境ゲートは1991年江沢民来訪記念に建てられたもの。」
ゲートの上は展望台。中央に高く中国国旗を掲揚。望遠鏡(無料)が備えてある。覗いて北側を見ると人の姿も見える。<キムジョンイル将軍・・・>とかハングル文字で書かれた横断幕?も見えた。川を小さな快速艇が行き来している。[地]によるとコースにより30元と20元。川の中央より向こうにはみ出したりしてるぞ。[地]には<竹のイカダ>というのもあるが・・・。
    


・ゲート上には売店もあって、北朝鮮の切手、例のバッジ、タバコ等を売っている。私もタバコ2種購入。1箱20元。
・中国側に目を移すと、すぐ近くに道奉大厦というホテル。ホテル名の前に<韓国独資企業>とあり、玄関前に韓日中あと不明2計5カ国の国旗が掲揚されている。その前の道を[地]にも写真が載ってる三輪リキシャが行く。
・付近の店になるほどの有料トイレ。1元。
・沈さん「渡日前に父は他界。母は今韓国。」 
 15:02~15:48 (バス)・「新疆の少数民族の子供はしつこく観光客にからむ。」
・「図們のホテルは1泊120~150元くらい。」(安いなあ。来るまでが大変だが・・・。)
 15:48~16:10 延吉の市場・市街の中心部にある生鮮食料品主体の市場。入ると<すごい濃ゆ~い感じ>。独特の臭いが漂う。肉売り場は牛肉・鶏肉等の表示と並び犬肉も。その下で3.5匹の犬が腹を上に並べられていた。う~む。表の通りも含め惣菜もいろいろ売られている。
 

・市場入口前の売店でハングルの新聞を2種購入した。「종합신문(綜合新聞)」と「생활안내(生活案内)」。
・表通りに<韓国人との結婚相談>という表示のあるボックスを見かける。
 16:10~16:23 (バス)・「少し前までは延辺でも4と9は死と苦に通じるので避けた。」
・「朝鮮族はで小学校は朝鮮語で教わる。中学校から中国語を学ぶ。」
・韓国では町でよく당구(タング=撞球。玉突き。)の店をみかけたが、この地にも多いようだ。ただし中国語の表記は台球となっている。
 16:23~16:48 クマ公園・基本的には熊の胆を採るための施設。多くのクマを年齢ごとに分けて飼っている。子グマの耳には黄色い札。われわれの後に続く韓国人の団体のガイドは「皆さんの住民登録証のようなもの」と説明しているのはなるほどネ。
・われわれ一行は一室に集められ説明を聞く。政府機関で1800頭のクマがいるとか。別の本でも読んだが、殺さずに注射器で胆汁を採取するらしい。「視力回復によい」という。「酒と混ぜて飲むとよい」ということで盃1杯分試飲。なかなかに強烈な味と香り。お値段は150ドルと100ドル。※このあたりでカメラがバッテリー切れのため画像がなく残念!
 16:48~17:00 (バス)・延吉の街にも自転車用の信号あり。また赤信号があと何秒続くかの数字も表示される。
 17:00~18:15 夕食(店名不明)
 (店⑨)
・ビル3F。1Fはショップ。空港近くの外国人観光客専用店。前部にステージがある広いフロアだが、じき韓国人客で一杯になる。100人以上になる。朝鮮料理。のりまき、キムチ、トーフ等々。スープにはニンニクがいっぱい。
・2Fは改装中?だがマツタケを売ってた。3Fから下りる時「ソンポソッ・・・」とか声をかけられた。すると別の従業員が「マツタケというんだ」と教えていた。
・1F売店で沈さんにこの付近と思われる抗日戦争の戦跡青山里はどの辺か尋ねる。「長白山に行く途中の安図県のほう」だが、とくに遺物・施設等はないとのこと。彼が青山里を知ったのはガイドになってからのことというのも意外だった。韓国では歴史教科書にあるから、韓国人観光客が多く来るようになって対応したということか。また沈さんの言によると、「抗日軍の組織規模からみれば洪範図の方が金佐鎮より上だが、彼は共産党の側の人間なので韓国人の間では金佐鎮の方が評価が高い」とのことだった。洪範図らが戦った봉오동(鳳梧洞)戦跡は沈さんから教わった。(私も以前何かで読んだはずだが記憶になかった。) ※帰国後、韓国のサイトで調べると、現地は図們市内で、「鳳梧洞反日戦跡地」という表題以下1920年6月7日の戦闘の経緯について記された記念碑(1993年6月7日建立)があるとのこと。また延辺大学構内に<抗日無名英雄記念碑>があり、また延辺歴史記念館という立派な施設もあるではないか。歴史館の前には<革命烈士記念塔>もある。胸像の写真の<허성숙烈士><왕덕태烈士>とはどういう人? 現地ガイド氏、この話題で何も語らなかったのは配慮?
・買い物。扇子2つで3000ウォン。たまたま財布にあった昨夏のソウル旅行の時の5000ウォン札で支払った。
 18:15~18:20 (バス)
 18:20~21:50 延吉空港・空港内へは水を持って入れないということで、全然飲んでないボトルの水(昨日長白山に行く時にもらった)を半分飲んで残りを捨てる。
・えっ、飛行機が遅れる!? それも21時までは待つ!? ということで理由不明のまま延々と待つ。3人で2Fのコーヒー店へ。お茶のメニューが豊富(10数種はあった)で、よくわからないのでジャスミン茶に。<1壺(ポット)>で注文。
・20:00経過を聞くため集合。しかし見通し立たずとのことで2Fの別のコーヒー店へ。<チョイス・コーヒー>(10元)と、またジャスミン茶。先の店は文字通り壺だったが、ここは日本でも見かけるガラス製の物。しかしデカい。ポットのお湯は適宜足しに来る。
・20:20集合。列に並ぶ。タバコ2箱購入。<玉溪>(30元)と<长白山>(20元)、前者は雲南のタバコ。
・20:50~<安检>(安全検査)は人大勢で長い列。所持品&ボディ・チェックの女性係官は全然愛想なく、私のポケットのボールペンを「これは何?」とクルクル回してみたり、携帯ラジオにも好奇心を示したりで、こんなに遅れている上行列が滞っているにもかかわらずジツに念の入った仕事ぶり。いや、これも遅れの一因かも・・・。21:26やっと関門通過、21:37やっと機上の人となる。離陸は21:50。予定では19:20発だったのに・・・。
 21:50~22:50 (空路)・飛びはじめてまもなく、ズボンのポケットの財布がないのに気づいた! それも日本国内用と今回の旅行用の2つ。前者にはカードいろいろに免許証、家とバイクのカギも入っている。現金もすべて。あっというまに一文無し。添乗員氏に告げると慣れてるようす?で冷静に対応してくれた。こんな時団体旅行は心強い。パスポートは身に着けていたのが不幸中の幸い。
 22:50~23:10 瀋陽空港・予定では20:30着のはずが・・・。(実は2時間ばかりの遅れで驚いてはいけないということを、この後わかってくる。)
 23:10~23:53 (バス)・やや大きめのキレイそうなバス。
・現地ガイドは呂さん。以下紫色は呂さんの説明部分。
・「瀋陽は朝夕の温度差が大きい。今は19℃くらい。空港は2001年11月に新空港ができた。瀋陽は遼寧省の省都で東北三省の中心。人口は2年前で720万人。35民族が居住している。漢民族が9割以上で、モンゴル族・朝鮮族・回族・女真族と続く。四季の変化が大きい。夏7月には32~35℃になるが、冬は氷の世界で-30℃になる。4~6月と9~10月がさわやかで観光シーズン。」
 ・「皆さんお金があったらここで会社を作ってください。3年間無税です。」

・[歴]17世紀初め後金(清が建国、1625年瀋陽を国都とし、やがて盛京と改称した。1644年北京に遷都した後も陪都とされる。1657年奉天と改称。はじめは漢族の入植を許さなかったが清朝後期に制禁を緩め、漢族が進出、市街地が形成される。19世紀初め鉄道敷設で東北の中心都市に。1907年奉天省設置、1929年遼寧省に改称。
・「遼寧省テレビ塔は高さ305.5m。中国で4番目、世界で10番目。1位は上海の468m。瀋陽の雪花ビールは青島ビールに次いで有名。1930年代に麒麟麦酒の技術を導入。
・夜12時過ぎで交通量は少ないが、自転車の男女相乗りがいるよ。
・「朝6~8時この公園(?)で大勢太極拳をしています。市役所から音楽が流される。」
・「幼い頃朝鮮人と暮らしていた。それでキムチや冷麺、犬肉も好き。」
 ・「この町も工事が多い。しばらく前は平屋だったが今は高層。」
 23:53~ 瀋陽・グロリアホテル・<凯莱大酒店>と書いてグロリアプラザホテル。さっそく添乗員氏に電話してもらって財布中にあったカード止める。


【10年後の付記】
・図們大橋の横で向こう岸の北朝鮮を眺めている時近寄ってきたおばあさんのことを今も時おり思い出します。どんな人生を送ってきたのか? 団体旅行でなければいろいろ話を聞きたかった・・・。さる情報通の人によると、やはり日本がらみの脱北者だった可能性が高そう。
・文章でも、また画像や動画でも伝えられないのが嗅覚の思い出。延吉の市場の臭いは、食欲をそそるどころか、正直なところとても耐えがたかったです。
韓国は21世紀に入ってどんどんキムチ臭さ・ニンニク臭さ等が薄れてきています。飛行機内・地下鉄内も、以前はもっと独特の臭いがあったようです。現代化が進んで食文化のみならずいろんな面にわたって洗練されてきたということでしょう。もしかして延吉方面もその後ずいぶん変わってきているのではないでしょうか?
 今年7月に延吉を訪れた方の旅行記(→①図們大橋 →②延吉市内 →③長白山)を見ると、犬食文化などは依然として(韓国よりも)堂々たるもののようです。
 ※1つ前の記事で載せ忘れましたが、21日(日)ソウルの弘大・駐車場通りでは犬猫食用反対の署名運動をやっている人(団体?)がいました。

・10年経っても変わらないのが北朝鮮の体制。韓国や中国の「観光客」を、彼らに「見られる対象」の北朝鮮の人々はどう見ているのでしょうか?
・それにしても、空港での所持品チェックの際サイフを失くしたのは大失敗。団体旅行だったため予備のお金を回してもらえたのは不幸中の幸い。サイフその他、金属類はすべてトレーに載ったりしていたのがその原因。バッグに入れておけばいい、ということを教わったのは最近のこと。なんで皆早く抜けられるのか長いことわかりませんでした。(恥笑^^;)
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12月11~18日ヌルボの韓国日常の延長旅行 ④弘大・駐車場通り ミニシアターと、組暴トッポッキと・・・

2014-12-26 23:52:56 | 韓国旅行の記録
◎12月14日(日)午後
 カフェコンマ2号店を出て、午後は弘大・駐車場通りへ。
 私ヌルボの目当ては以前から行ってみたかったミニシアター・想像広場(サンサンマダン.상상마당) 。(※公式サイトは→コチラ。)
 で、この映画館がある駐車場通りという道が実はいろんな店が並ぶ観光ポイントであることを知ったのは当日になってからでした。
 <ソウルナビ>にも、<コネスト>にも、もちろん紹介記事があります。

 標識によると土日の午後2~10時は車は「歩行専用の街」。(歩行者天国のことはこう言うのかな?)

 「芸術の街」らしくこんな壁(?)が数枚立っていたり・・・

 塀のラクガキもゲイジュツ的、かな?
    

 いろんな食べ物屋さんが並ぶ中に丸亀製麺もありました。(新村やデジタルメディアシティ等でも見かけた。) 注文の仕方が入口横のディスプレイで動画で説明されています。
    

 通りを歩いていてとくに目についたのは「사주 타로(サジュ タロ)」と看板に書かれた店。10店以上はあります。
      

 私ヌルボ、最初は何の意味かわかりませんでした。使主でもなさそうだし・・・。「궁합(宮合)」(=相性)という字を見つけてやっと納得。「사주」は「四柱」なんですね。四柱推命のこと。つまり占い。運勢判断です。そしてもう1つの「타로」とは「タロット」のこと。なんで「ット」が抜けるのか? フランス式?

 弘大辺りを歩くのに、大雄殿(本堂)ともいうべき弘益大学校はまず見ておかなければ・・・。

 ふむ、リッパな建物です。(それだけか?)

 この辺りはとくに人出が多く、中国の観光バスも停車していました。

 今年8月に行った駱山公園の野外美術館といい、いろんな所でふつうにみかけるようになった中国人観光客。
 明洞や景福宮のような定番の観光ポイント以外のちょっとマイナーな所にまで観光客が来るようになっているのは韓国ドラマの影響力もあるのかな? ちなみに弘大近辺がロケ地というドラマとしては「メリーは外泊中」「コーヒープリンス1号店」「ラブレイン」「頑張って!ミスターキム」等があるようです。

 目当ての想像マダンは駐車場通りと弘大正門に向かう道が交差する十字路の角にありました。
   

 なんだ、頃合いの上映作品は中島哲也監督の「渇き。」じゃないの。未見だし、ここで観ることに。

 小腹が空いた時、韓国の食堂では1人前の分量が日本の1.3~1.5倍がふつう。で、上映時間までの間に入った店がすぐ近くのこの店。

 組暴(チョポク)トッポッキ。聞いたことがあると思って検索したら<ヌルボ・イルボ>の過去記事(→コチラ)がヒット。(笑) <コネスト>(→コチラ)にも紹介されていました。
 私はトッポッキは喜んで食べるというほどでもないので、釜山おでんというのを注文。長い串の3本セットで2000ウォンだからお得感あり。味も邪悪なところ(!?)が全然なく、この寒い中温かいオツユにも生き返ったような心地で、自分の正しい選択も含め満足感一杯。

 店内には、「東亜日報」のお店紹介記事(→コチラ)が貼ってりました。つまり、組暴(ヤクザ)といっても店主がヤクザというわけではないとのことです。

 店の前はまさに駐車場通りの名前そのまま。ここだけじゃないですが・・・。

 映画館は想像マダンのビルの地下4F。こんな漫画本コーナーもあったりして、なんとなく渋谷のアップリンクを思い出しました。

 しかし、スクリーンは大きく、映画を観るには不満はないどころか、むしろ良い劇場でした。

 映画館を出て南の上水(サンス)駅方面に歩いていくと、午前中に行ったカフェ・コンマの1号店がありました。

この後、上水駅に近い所にある本格的博多ラーメンの店・博多文庫に行ってみました。といっても場所確認だけ。この店については→コチラや→コチラの記事参照。やはり人気店らしく、寒い中外で数人が順番待ちしていました。ま、次の機会に入ってみてもいいかな、ということで上水駅から新村に向かい、ぶらぶら散策しながら帰途につきました。
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12月11~18日ヌルボの韓国日常の延長旅行 ③弘大入口のブックカフェは長居の客ばかり

2014-12-26 13:00:23 | 韓国旅行の記録
◎12月14日(日)午前
 10時過ぎに外に出て、2日前から気になっていたブックカフェへ。
 弘大入口駅3番出口を出てすぐのカフェコンマ2ページ(카페 꼼마' 2페이지) 。「2ページ」というのは2号店の意味です。
 駐車場通りを上水(サンス)駅方面に南下した所にある1号店(午後に前を通った)に比べると、コチラの方が弘大入口駅から出てすぐと便利で、店内も広々としています。
 この店を知ったのは、少し前の記事でちょっと書いたように韓国語学習ジャーナル「hana Vol.04」で紹介されていたからです。
     

 中に入ると、まさに「hana」の表紙の写真そのまんまで(当たり前だ)、天井近くにまで達する高い書架に本がぎっしり! ちゃんと分野ごとに整理されています。
 概してお一人様の客が多く、本を読んだり勉強したりしています。

 この店の運営主体は韓国の代表的な文芸書出版社の文学トンネで、書架を見ると、8割方は自社本。後で知ったところでは、書店から返品された本を並べているそうですが、新刊書のコーナーもありました。そして半額で売っている、・・・って、そうだったのか。
 書架を見てまわっていると、アラこんな所に!

 文学トンネからは益田ミリの本もいろいろ刊行されているのですね。(→コチラ参照。)
 そういえば、店外にも<文学トンネ 韓国文学全集>の紹介みたいなのが出してあったし、店の看板からして広告になっているゾ。


 黄暎(ファン・ソギョン)、崔仁浩(チェ・イノ)、申京淑(シン・ギョンスク)、安度眩(アン・ドヒョン)、金衍洙(キム・ヨンス)、金薫(キム・フン)、金英夏(キム・ヨンハ)等々。韓国の現代文学に関心を持っている人にはおなじみの、これらの作家たちの本を出しているのか。ということは、日本でいえば新潮社といったところか? 村上春樹「1Q84」(新潮社)の韓国版もここが出しているしなー。で、岩波書店みたいなのが(反権力性向の)創批かな。・・・と思ったら、2012年12月の大統領選前には進歩陣営側の文在寅候補の公開録画を開いたり(→コチラ)、今年2月には朴元淳ソウル市長の出版懇談会(→コチラ)、5月の地方選挙前には(その後ソウル市教育監に当選した)喜昖(チョ・ヒヨン)等3人の進歩陣営側候補者のトークショー(→コチラ)を開いたりしてるから、この出版社も政治的立場はむしろ鮮明?
 ※政治と関係ないネタでは、この店はSBSのドラマ「ドラマの帝王」でチョン・リョウォンとキム・ミョンミンが出会った場所とのこと。

 私ヌルボ、この日はこの店に2時間ほどいて、いくつかおもしろそうな本も見つけました。(それはまた別の話。)
 その間客はたくさん入っていたものの、回転率は低く、つまり客の多くはここを学習室のように使っている模様。高めの料金設定でも採算が取れるのかな?と思うほど。
この日夜9時過ぎに店の前を通ったらまだ開いていて、この時間にしてはかなり多くの客がいました。

※この店についての詳しい情報(韓国語)→コチラ
 すぐ近く(20m先)にコンマ&ブレッド(꼼마 앤 브래드)という防腐剤ナシのパン屋もやっているのか。これは気づかなかったな。近くパンコンマ(빵곰마)に店名を変える予定とか。

弘大一帯のブックカフェ7店を写真入りで紹介した<オーマイニュース>の記事→コチラ
 ここには、上記の創批(창비)の他、子音と母音(자음과 모음)といった出版社が運営する店も含まれてされています。
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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績 [12月19日(金)~12月21日(日)]

2014-12-23 23:44:42 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 韓国映画ファンの皆さん、韓国旅行の機会があったら、2つ前の記事(→コチラ)に書いた韓国映像資料院で開催中の展示<韓国映画100選>をぜひ見てきてください。ポスター展示と掲げられていますが、それだけではありません。来年の4月26日までやっているので、私ヌルボ、もう1度行ってこようと思っています。

 韓国旅行中、映画関係では他に弘大入口方面のミニシアター想像(サンサン)マダンに行ってきました。(下左)。現在ヒット中の韓国映画「国際市場」のポスターは龍山駅構内(下右)等々で見かけるも行かず。それよりも今思えばインディスペースに行って「カート」と「クォ・ヴァディス」を観るべきだったな・・・と。(後悔先に立たず。)
      

 先週17日に青龍映画賞が発表されました。ことのついでに、この10月以降の韓国内の4つの映画賞の結果(の主要部門)をまとめておきます。
◎釜日映画賞(2014.10.3)
 ・最優秀作品賞 「鳴梁」)
 ・最優秀監督賞 ホン・サンス(「ソニはご機嫌ななめ」)
 ・男優主演賞 ソン・ガンホ(「弁護人」)
 ・女優主演賞 シム・ウンギョン(「怪しい彼女」)
 ・男優助演賞 クァク・ドウォン(「弁護人」)
 ・女優助演賞 キム・ヨンエ(「弁護人」)
 ・新人監督賞 チョン・ジュリ「扉の少女」)
 ・新人男優賞 イ・ジュスン(「シャトルコック」)
 ・新人女優賞 イム・ジヨン(「情愛中毒」)
◎韓国映画評論家協会賞(2014.11.13)
 ・最優秀作品賞 「自由が丘で」
 ・監督賞 チャン・リュル(「慶州」)
 ・男子演技者賞 チェ・ミンシク(「鳴梁」)
 ・女子演技者賞 チョン・ウヒ(「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」)
 ・男子助演賞 クァク・ドウォン(「弁護人」)
 ・女子助演賞 チョ・ヨジョン(情愛中毒」)
 ・新人監督賞 ヤン・ウソク(「弁護人」)
 ・男子新人賞 パク・ユチョン(「海霧」)
 ・女子新人賞 イム・ジヨン(「情愛中毒」)
◎大鐘賞(2014.11.21)
 ・最優秀作品賞 「鳴梁」
 ・監督賞 キム・ソンフン(「最後まで行く」)
 ・男優主演賞 チェ・ミンシク(「鳴梁」)
 ・女優主演賞 ソン・イェジン(「海賊:海へ行った山賊」)
 ・男優助演賞 ユ・ヘジン(「海賊:海へ行った山賊」)
 ・女優助演賞 キム・ヨンエ(「弁護人」)
 ・新人監督賞 ヤン・ウソク(「弁護人」)
 ・新人男優賞 パク・ユチョン(「海霧」)
 ・新人女優賞 イム・ジヨン(「情愛中毒」)
◎青龍映画賞(2014.12.17)
 ・最優秀作品賞 「弁護人」
 ・監督賞 キム・ハンミン(「鳴梁」)
 ・主演男優賞 ソン・ガンホ(「弁護人」)
 ・主演女優賞 チョン・ウヒ(「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」)
 ・助演男優賞 チョ・ジヌン(「最後まで行く」)
 ・助演女優賞 キム・ヨンエ(「弁護人」)
 ・新人男優賞 パク・ユチョン(「海霧」)
 ・新人女優賞 キム・セロン(「扉の少女」)
 ・新人監督賞 イ・スジン(「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」)
 ※さらに詳しくは、<海から始まる!?>(→コチラ)や<輝国山人の韓国映画>(→コチラ)を参照されたし。

 先週「朝鮮日報」12月12日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」は掲載されませんでした。

           ★★★ Daumの人気順位(12月23日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】

①クォ・ヴァディス(韓国)  9.9(58)
②パンクチュア 合衆国の陰謀  9.5(82)
③いのち(韓国)  9.3(101)
④60万回のトライ(日本・韓国)  9.3(95)
⑤ボックストロール  9.2(25)
⑥ちびっこ潜水艦オリー 2  9.1(23)
⑦あなた、その川を渡らないで(韓国)  9.1(823)
⑧アクト・オブ・キリング  9.1(38)
⑨ピアノ・レッスン  9.0(87)
⑩ハウルの動く城(日本)  9.0(878)

 今回の新登場は②「パンクチュア 合衆国の陰謀」だけです。2011年のアメリカのサスペンスで、日本ではDVDはありますが一般公開さされていません。刺青をしドラッグ中毒者でもあるという「不良弁護士」のマイクは、ある病院の調査を進めていく内に、事件の背後に巨大企業の陰謀が隠されていることを知り、単身立ち向かっていくのですが・・・。韓国題は「불량 변호사(不良弁護士)」です。ふと、この高評価のウラに何かあると思った私ヌルボ、探ってみたところ、朴槿恵政権による医療民営化推進に対する世論の反対という、韓国の今の政治・社会問題と関連づけられた見方がされているようです。関連記事(日本語)→コチラや→コチラ

     【専門家による順位】

①6才のボクが、大人になるまで。  9.5(8)
②クラウズ・オブ・シルス・マリア  8.3(6)
③鉄の夢(韓国)  8.0(5)
④アクト・オブ・キリング  7.8(6)
⑤ゴーン・ガール  7.7(8)
⑥自由が丘で(韓国)  7.7(4)
⑦インターステラー  7.6(9)
⑧巨人(韓国)  7.1(7)
⑨いのち(韓国)  7.0(4)
⑩帰来(カミング・ホーム)  7.0(3)
⑩ボックス・トロール  7.0(3)

 ②「クラウズ・オブ・シルス・マリア」だけが今回の新登場です。仏・スイス・独の合作で、今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作です。主人公その1は往年の名女優(ジュリエット・ビノシュ)。彼女は、20年前演劇でボスの女性を誘惑し自殺に追い込むヒロインの少女役を演じて有名になりました。ところがその劇が再演されることになり、それもボスの女性役でオファーされます。それに対し、少女役を演じることになったのが若いハリウッドスター(クロエ・モレッツ)。ベテラン女優としては、魅力を失いつつある自分に動揺しつつ、自分自身を見つめなおす・・・という構図で、現実のジュリエット・ビノシュとクロエ・モレッツをダブらせて観るのも至極当然のところですが、この2人の対決の勝者はどちらでもなく、ベテラン女優のアシスタントを演じたクリステン・スチュワートが勝者だったとのウワサです。韓国題は「클라우즈 오브 실스마리아」。日本公開は未定のようです。(なんで?)

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[12月19日(金)~12月21日(日)] ★★★

         「あなた、あの川を渡らないで」は240万人に達する!

【全体】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(31)・・国際市場(韓国)・・・・・・・・・・・12/17・・・・・・・・・・1,138,745・・・・・・・・・・1,555,540・・・・・・・・12,123・・・・・・・・966
2(新)・・ホビット 決戦のゆくえ・・・・・12/17 ・・・・・・・・・・・977,023・・・・・・・・・・1,320,451・・・・・・・・11,353・・・・・・・・926
3(1)・・あなた、その川を渡らないで(韓国)・・11/27 ・・・・766,406・・・・・・・・・・2,400,405・・・・・・・・18,761・・・・・・・・704
4(2)・・インターステラー・・・・・・・・・・・・11/06・・・・・・・・・・・117,994・・・・・・・・・・9,938,504・・・・・・・・79,313・・・・・・・・317
5(7)・・ポロロ 劇場版・・・・・・・・・・・・・・12/11 ・・・・・・・・・・・・53,846 ・・・・・・・・・・・148,740 ・・・・・・・・・・745・・・・・・・・153
       雪の妖精村大冒険(韓国)
6(3)・・エクソダス:神と王・・・・・・・・・・12/03 ・・・・・・・・・・・・33,197 ・・・・・・・・・1,497,055・・・・・・・・・12,338・・・・・・・・270
7(5)・・あと1センチの恋・・・・・・・・・・・・12/10 ・・・・・・・・・・・・20,492・・・・・・・・・・・272,555・・・・・・・・・・2,071・・・・・・・・151
8(37)・・あにゃまる探偵キルミンずぅ(韓・日)・・12/18・・・・15,715 ・・・・・・・・・・・・20,985 ・・・・・・・・・・148・・・・・・・・188
9(4)・・博士と彼女のセオリー ・・・・・・12/10 ・・・・・・・・・・・・13,557・・・・・・・・・・・258,790・・・・・・・・・・2,010・・・・・・・・101
10(57)・・マミー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12/18 ・・・・・・・・・・・・・9,983 ・・・・・・・・・・・・13,998・・・・・・・・・・・109・・・・・・・・・83
       ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 1・2・8・10位の4作品が新登場です。
 1位「・国際市場」は「ツナミ(海雲台)」(2010)以来4年ぶりのユン・ジェギュン監督。今回も国際市場と、やはり釜山が舞台。主人公ドクス(ファン・ジョンミン)は1950年朝鮮戦争の渦中で別れた父親に代わって伯母が営む国際市場の輸入雑貨店で働き、5人家族の暮らしを支えることになります。
皆が苦しかった当時、弟の大学入学金を稼ぐため遠くドイツに炭鉱夫として渡り、そこで初恋の女性であり生涯の伴侶ともなったヨンジャ(キム・ユンジン)と出会います。その後彼は家族の生活拠点となった店を守るため、船長になりたいという夢をあきらめ、再び戦地ベトナムに技術勤労者として行くことに・・・。・・・つまり1950年代から現代までの韓国の現代史をドクスの視点からたどるというもので、ファン・ジョンミンは2時間余の間で20代から70代までを演じ分けたというわけです。「特殊メイクをして市場を歩き回っても誰も気がつかなくて面白かった」そうです。また「やっと子どもと一緒に観れる作品に出られた」とも。なるほどね。原題は「국제시장」です。
 2位「ホビット 決戦のゆくえ」は、日本でもすでに12月13日から公開中です。(めずらしい!) 韓国題は「호빗: 다섯 군대 전투」。
 8位「あにゃまる探偵キルミンずぅ」は、日韓合作アニメ。最高のペットを選ぶコンテストでお祭りムード一杯の村。そんな中、ズーロリング動物探偵は捨て猫1匹を救助してから、コンテストで受賞した動物たちが1匹2匹と消えているという事実を知ることになり、犯人を見つけるために推理に乗り出します。・・・どうも→コチラの記事を見ると合作といっても韓国の独自性が強いようです。韓国題は「쥬로링 동물탐정 극장판」です。
 10位「マミー」は、今年カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞したフランス・カナダ合作の作品。「わたしはロランス」「トム・アット・ザ・ファーム」等々の注目の若手グザビエ・ドラン監督の新作です。「問題児」の息子スティーブが保護施設で事故を仕出かして追い出されると、ホームスクーリングを開始した母親のディアン。しかし愉快で堂々とした彼女でも1人で生計を立てながら不安定な性格のスティーブを世話するのは容易ではありません。この時彼らの前に現れたのが隣の女性カイラ。お互いに助け合って小さな幸せを見つけていくことになりますが、そんなある日ディアンに1枚の手紙が届けられて・・・。韓国題は「마미」。日本公開は来年4月です。

【多様性映画】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・あなた、あの川を渡らないで(韓国)・・11/27・・・・・・・・・・766,406・・・・・・・・・・・2,400,405 ・・・・18,761・・・・・・・・・704
2(20)・・マミー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12/18・・・・・・・・・・・・・・9,983 ・・・・・・・・・・・・・13,998 ・・・・・・・109 ・・・・・・・・・83
3(2)・・ハウルの動く城(日本)・・・・・・2004/12/23・・・・・・・・・・・・・・8,517・・・・・・・・・・・2,610,019・・・・・16,462 ・・・・・・・・・48
4(14)・・クラウズ・オブ・シルス・マリア・・・・12/18 ・・・・・・・・・・・・・・5,084 ・・・・・・・・・・・・・・8,372 ・・・・・・・・67 ・・・・・・・・・49
5(5)・・ムード・インディゴ うたかたの日々・・12/11 ・・・・・・・・・・・・4,386・・・・・・・・・・・・・・21,068 ・・・・・・・168 ・・・・・・・・・36

 2位「マミー」と4位「クラウズ・オブ・シルス・マリア」の2作品が新登場ですが、ともに上述しました。
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12月11~18日ヌルボの韓国日常の延長旅行 ②新タイプの古書店チェーン店と、日本食チェーン店と・・・

2014-12-22 23:42:12 | 韓国旅行の記録
◎12月13日(土)

 集合住宅のオンドル部屋はとても温かく、半袖の薄着でも十分なほど。韓国でもニュースになるほど外は寒いし、チェックアウトもないとなると、私ヌルボの日常にはあまりないカウチポテトを決め込むことになったのも自然の成り行きです。

 なんとなくTVを見ると、まずは「キム・ビョンマンのジャングルの法則(김병만의 정글의 법칙)」(9:40~10:55)。そーか、まだコスタリカ編が続いているのか。しかし、世界各地のジャングルでそんなに違いがあるのかなー、などと考えつつ、ふと気がつくと10時過ぎ。あ、KBS2の「映画がいい(영화가 좋다)」(10:00~11:10)が始まっているではないか! この学生服姿は何かと思ったら「血沸く青春」か。
   

 ・・・などとタラタラ過ごしていたら日も傾きはじめ、思い直して1日1ヵ所は目当ての所を見てこなくちゃ、と地下鉄で鐘閣へ。
 到着後、「目当ての所」に行く前に、ふと思い出して向かった先は乙支路入口。
 するとありました。ありましたがな、12月3日の記事(→コチラ)で書いた本の山が。(ハナ銀行の新築工事現場。)
 しかし、もっと高く積み上がっているかと思ったら、「景福宮の本」止まりのまま。

 本の山を確認後、仁寺洞の南東側交差点まで戻って見つけた「目当ての所」というのがココ。
     

 アラディン中古書店鍾路店です。
 場所は交差点の南東角辺り。つまりタプコル公園の対角線側。
 いやー、この中古書店は画期的ですね。
 入口こそ狭いですが、著名作家の似顔が横に描かれた階段を下ると地下には広い売り場があり、分野ごとにきちんと書架に本が並べられています。
 客がたくさん。品揃えもBOOKOFFよりも明らかにカクチョーが高く、文学書・児童書・漫画等の他専門書等もある上、自動検索機まで置いてあるのです。ということは、たとえば「A3の書架の上から2番目の棚にある」ということがわかるのです。つまり、そのように本をきちんと分類して並べているということ。東大門市場方面の清渓川沿いの、多くの本が無造作に平積みされている古本店とは雲泥の違いです。
 買った本を入れてくれる袋も作家の肖像入り。これは金承(キム・スンオク)

 ※このアラディン中古書店、17日にも江南店に行ってきました。基本的に同じ形態です。

 店の外に出るともう暗くなっていました。横浜よりもかなり日照時間が短いということ。

 夕食の店を物色していて目についたのは日本のチェーン店。
 たとえば、がってん寿司。後で調べると2010年韓国に初進出とのこと。現在はソウルと城南に5店舗あるそうです。

 今まで丸亀製麺はいろんな所で目にしましたが(前日行ったDMCのMBC新社屋の地下等)、伊予製麺は初めて。今年1月ここに韓国1号店としてオープンしたそうです。

 そしてそのすぐ近くにはかつや。今年3月にやはり1号店がオープン。
 (住所はいずれも鐘路区貫鉄洞。)
 私ヌルボ、結局1人でも入れ、勝手も知ったかつやに入りました。数日前、たしか桜木町店に行ったばかりかも。(笑) 入口に「準備中」の札がかかっていたのは店員が漢字を知らないためだろうと気にせず。)
 ロースかつ定食は7千ウォンだから、日本と同じくらいか。キムチチゲにとんかつが入った「チゲかつ鍋」というメニューは韓国仕様だそうで、隣りのテーブルの客2人も食べてました。

 チゲかつ鍋の右のカレーチーズ鍋というのも韓国人には魅力的なのでしょうか?

 食後またロッテ百貨店方面へ。途中「九州ラーメン馬車」と書かれたラーメン屋台店が・・・。回転寿司にカツにタコヤキに日本風ラーメンに、日本の食文化がこのところさらに韓国に浸透してきたようです。


 明洞辺りはやはり人出も多く、色とりどりのイルミネーションがきらびやか。

 上の写真はロッテヤングプラザ。振り返るとロッテ百貨店の向こうにさっきの本の山が見えます。


 帰途、遠回りして南大門へ。再建後初めて見ました。


 徳寿宮前のセウォル号特別法制定闘争の時の一拠点。虚しさが漂っている感じ・・・。

 市庁駅の地下道には路上生活者の人たちの姿がたくさん。年の瀬の街に光と陰の両面が目につくのは日本も韓国も同じようです。
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12月11~18日ヌルボの韓国日常の延長旅行 ①古書店と、映像資料院と・・・

2014-12-21 23:48:37 | 韓国旅行の記録
 7泊8日とは、1992年夏以来約30回の韓国旅行の中でも2番目の長旅です、たぶん。
 それも、今回は7泊中前半の4泊は弘大入口駅至近のビル内の1室で過ごしたこともあって、チェックアウト等にせかされることもなく、ノンベンダラリと街を散策してコーヒーを飲んだり本屋に寄ったり映画を観たりと、つまりは横浜での日常の延長。

 で、この記事も旅行記というより滞在記と言った方がいいかも・・・。
 10年前の中国東北地方への旅の記事(→コチラ)のような分刻みの記録はこの際無意味なので、一応時系列で行った所の主な写真を並べてコメントを少し付ける形でまとめてみます。
 特筆すべきテーマについては、後で別立ての記事にします。

◎12月12日(金)
 11日羽田20:15発のアシアナで金浦22:35着。振り返ってみれば今年3回の韓国旅行すべてこの便。格安を探すと大体コレがヒットするということかな? 今回はサーチャージ等すべて合わせて19,200円で、「おっ、これは安いゾ!」と半ば衝動的に決めちゃった、かな?
   

 床の表面がこんなに見えるとは!(笑) 窓から外を見ると、筋向いにY'ZPARK。ロッテシネマがあり、ユニクロも入店しています。どちらも今回は行きませんでしたが・・・。

 10時頃外に出て、新村方向に向かって歩き始めてすぐ出くわした路上のオブジェについては13日の記事(→コチラ)
で書きました。(その後もオモロイ路上ゲイジュツはいろいろ目にしました。)

 ・・・で、そもそも何を目当てに歩いていたのかというと、古書店です。
 私ヌルボ、これまで仁寺洞通りの老舗古書店・通文館(→関係記事)をはじめ若干の古書店には行ってみましたが、通文館は別格として失望することが多く、映画「菊花の香り(국화꽃 향기)」や「走れ自転車(달려라 자전거)」に出てくるようないい雰囲気の古書店を探していました。(映画の中の古書店は残念ながらどちらもセット。)
 そしたら、最近購入した韓国語学習ジャーナル「hana Vol.04」の特集が<韓国語の本を楽しむ>で、その中にソウルの古書店も紹介されているではないですか!

 これを見ると、とくに弘大入口~新村辺りの店が何件もあります。
     

 そして、すぐ見つけたのが下の2つの店。
   

 クルボッ書店[글벅서점](左)と、孔氏書房[공씨책방.コンシチェクパン](右)です。
 どちらの店も奥行があり(とくに前者)、品揃えもいわゆる「黒っぽい」本もけっこうあるようで、いずれ時間をかけて見てみようと思います。お茶を出してくれたクルボッ書店のアジュマにも「また来ます」と言ってきたしねー。
 ※土日も休みなく営業していて、翌々日夜9時頃通ったらまだ開いていました。

 昼前に新村駅からデジタルメディアシティ駅へ移動。
 今まで金浦空港からの空港鉄道で「長ったらしい駅名だな」ということだけ記憶にあった駅です。車内放送等でも「DMC駅」とふつう略して言っているようです。

 ここに来たのは、韓国映像資料院(→コチラ)中の韓国映画博物館のサイト(→コチラ)で11月28日から次のような企画展が開かれているのを知ったからです。

 <韓国映画100選>
 これは韓国映画ファンとしてはいかずばなるまいて!(←どうみても古風な表現。) ・・・というわけで、これがこの日の、いや、今回の旅行目的のメインといっていいでしょう。
 入るとまず歴代1~10位のポスターが展示されています。

 そして10年区切りでその時期の映画の特色等が説明されています。

 その他にも興味深い展示物がいっぱい!
 主要作品のラストシーンがまとめて映写されたりもしています。
 私ヌルボが(たぶん)呆け顔で展示物を見ていたら、ガイド役のアジョシが話しかけてきました。日本から来たことを告げると、同じく見学中の日本語を知っていると思しきハラボジ(おじいさん)を引き入れて3人でいろいろと往年の韓国映画談議。ハラボジは1930年前後のお生まれで80代。「昔大久保彦左衛門の映画を観た」とのこと。ソモソモいつ頃の何というタイトルの映画なんでしょうか? ガイドのアジョシも70代。(ヌルボも含めて?)自分の思い出話がそのまま歴史の領域に属するという、なかなか楽しい語らいではありました。
 この展示企画はじっくり見るには時間が足らず、4月26日までやっていることだし、ここでも「また来ます」と言い残して出ることに・・・。
 展示物の詳細については、いずれ記事にしますが、何はともあれ韓国映画ファンの皆さん、ここはぜひ足を運んで下さい!

 ヌルボがそそくさと展示会場を出たのは、同じ建物内のシネマテークKOFA(→コチラ)で映画上映(無料)が迫っていたから。その映画はコレです。

 新海誠監督の「雲のむこう、約束の場所」(2004)。そして「ほしのこえ」(2002)と「秒速5センチメートル」(2007)も。
 何も韓国に行ってまで日本アニメを観なくても・・・と言われそうですが、たまたまどれも未見だったもので・・・。(笑)
 1つ目の「雲のむこう~」を見終わって夕食のため外に出ると雪がちらちら舞っていて、道に足跡がうっすらと付くほど積もりはじめていました。

 実はこの建物(ソウル産業振興院)内には偶然私の知り合いが勤めているオフィスもあって、昼食を共にし、プレゼントの交換もしました。この6月に来た時には1袋1㎏のはったい粉2袋でしたが(→関係記事)、今回いただいたのはそれにも増してボリュームのあるもち米(!?)と書かれた段ボール箱。中見はもち米でなく(ホッ)、菓子等が入った福袋でした。
 日常の延長と言いながらも、思いのほか収穫の多い1日でした。
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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績 [12月12日(金)~12月14日(日)]

2014-12-17 17:34:32 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 12月15日夜、大田(テジョン)の東横インの一室でTVを点けっぱなしにしていたら、アレッという映像が映し出されていました。KBS1の午後9時のニュースの中です。
  

 これは今ヒット中の映画「あなた、あの川を渡らないで」の一場面でないの! 本ブログでも2週間前の記事(→コチラ)でポスターの画像付きで紹介しました。98歳のおじいさんと89歳のおばあさんという「超」高齢夫婦の夫婦愛を描いたドキュメンタリーです。先週は興行成績ランキング5位に上昇して、それでも十分に画期的だったのが、その後さらに弾みがついて今回の週末ランキングは堂々1位、そしてこれまでの観客動員数100万人にまで達したということで、9時のニュースでも取り上げられたというわけです。昨日(16日)KBSのサイトでそのニュースを見なおしてみました。

 黄色い字が「百万突破」です。また、上の円グラフでもわかるように20代が半数近くと、とくに若い人たちの感動をよんでいるようです。来年中には日本でも公開されるかな? 今後も注目!です。

 ところで、11日夜に韓国に着いてから「雲のむこう、約束の場所」「ほしのこえ」「秒速5センチメートル」と新海誠監督のアニメを連続して観た上、以前から行ってみたかったミニシアター상상마당(サンサンマダン.想像マダン)に行ったのはいいとして、そこでたまたまやっていたので観た映画が「갈증」つまり中島哲也監督の「渇き。」で、自分でも笑っちゃいます。

 あまりあてのない今回の旅の中で大きな目当ては実は→コチラで、12日に行ってきました。あまりにも収穫が多すぎて別記事、それも何回分かにはなにそうなので今回はこのリンクだけにとどめておきます。

 「朝鮮日報」12月12日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」です。(ハングル文も訳文も10字です。)
 「あと1センチの愛」
   愛してるなら迷いなく・・・。 ★★★☆

 「博士と彼女のセオリー」

   愛の完成について問う ★★★☆

 「ムード・インディゴ うたかたの日々」

   監督特許・手作りアート ★★★

 「吹雪の中の白い鳥」

   冷たく私を罰した印象 ★★★☆

 「西遊記:孫悟空の誕生」

   続編が出たかと思った ★

※仏米合作のドラマ「吹雪の中の白い鳥」については→コチラのブログ記事参照。
 「西遊記:孫悟空の誕生」は韓国題は「モンキーキング:孫悟空の誕生」ですがアメリカ映画「モンキーキング 孫悟空」(2001)とは関係ない中国映画で、2014年正月映画として大ヒット。詳しくは→コチラ
 他の3作品は以下の記事中に説明あり。

           ★★★ Daumの人気順位(12月16日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】

①クォ・ヴァディス(韓国)  9.8(31)
②いのち(韓国)  9.4(95)
③あなた、その川を渡らないで(韓国)  9.3(589)
④ボックストロール  9.3(24)
⑤60万回のトライ(日本・韓国)  9.3(95)
⑥ちびっこ潜水艦オリー 2  9.1(23)
⑦ピアノ・レッスン  9.0(86)
⑧ハウルの動く城(日本)  9.0(870)
⑨ポンヌフの恋人たち  9.0(50)
⑩アクト・オブ・キリング  8.9(32)

 今回の新登場は①「クォ・ヴァディス」だけです。このランキングに登場する宗教関係のドキュメンタリーというと、また一部信者のための作品かと思ってしまうところですが、これは「トゥルーマッ・ショ-」(2011)や「MBの思い出」(2012)を作ったキム・ジェファン監督ということで全然違うみたいですよ。「トゥルーマッ・ショ-」(→過去記事)はTV放送局がグルメ番組で推薦している店の真実を暴いた映画、「MBの思い出」(→過去記事)は李明博政権の「5年前の約束を確認する精算コメディ」と銘打った風刺ドキュメンタリー。
 つまり、対象とされた側にとってはアタマにくる「お騒がせドキュメンタリー」といったものでしょうか? そして今回ターゲットとされたのは韓国の宗教社会を象徴するといっていい大規模プロテスタント教会。紹介文に「教会はますます大きくなり、イエスはますます小さくなった」とあります。教会の所有者である牧師の後は彼の息子が後をつぎ、みんな貪欲に溺れる中、教会はただ沈黙するのみ、と批判しています。→コチラの「毎日宗教新聞」の記事(日本語)によると、「映画に登場した大型教会が法的対応を検討」したり、「封切り前にも教会の反発を憂慮した映画館側の非協力によって試写会場を変える」といったことになっているようです。14日の「ハンギョレ」にもそんな記事がありました。(→コチラ。) 「毎日宗教新聞」の記事にもいろんな不祥事や問題点等がいくつもあげられています。いやー、やっぱり「お騒がせドキュメンタリー」でした。しかしこの評点の高いこと! ネチズンのレビューは満点のオン・パレード。それだけ共感を覚える人が多いということか? 原題は「쿼바디스」です。

     【専門家による順位】

①6才のボクが、大人になるまで。  9.5(8)
②鉄の夢(韓国)  8.0(5)
③アクト・オブ・キリング  7.8(6)
④ゴーン・ガール  7.7(8)
⑤自由が丘で(韓国)  7.7(4)
⑥インターステラー  7.6(9)
⑦巨人(韓国)  7.1(7)
⑧渇き(日本)  7.0(5)
⑨いのち(韓国)  7.0(4)
⑩帰来(カミング・ホーム)  7.0(3)
⑩ボックス・トロール  7.0(3)

 順位・評点とも前回と変わりありません。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[12月12日(金)~12月14日(日)] ★★★

         「あなた、あの川を渡らないで」がついに1位の座まで上りつめた!

【全体】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(5)・・あなた、その川を渡らないで(韓国)・・11/27 ・・・・・637,306・・・・・・・1,057,422・・・・・・・・・8,378・・・・・・・・867
2(2)・・インターステラー・・・・・・・・・・・・11/06・・・・・・・・・・・396,176・・・・・・・9,700,575・・・・・・・・77,499・・・・・・・・630
3(1)・・エクソダス:神と王・・・・・・・・・・12/03 ・・・・・・・・・・・346,349 ・・・・・・1,371,478・・・・・・・・11,404・・・・・・・・661
4(新)・・博士と彼女のセオリー ・・・・・12/10 ・・・・・・・・・・・138,697・・・・・・・・198,082・・・・・・・・・1,553・・・・・・・・399
5(20)・・あと1センチの恋・・・・・・・・・・・12/10 ・・・・・・・・・・・127,739・・・・・・・・194,119・・・・・・・・・1,492・・・・・・・・379
6(3)・・ビッグ・マッチ(韓国)・・・・・・・・・11/27・・・・・・・・・・・・・97,124 ・・・・・・1,141,174・・・・・・・・・8,694・・・・・・・・360
7(新)・・ポロロ 劇場版・・・・・・・・・・・・・12/11 ・・・・・・・・・・・・77,127 ・・・・・・・・・83,475 ・・・・・・・・・・418・・・・・・・・181
       雪の妖精村大冒険(韓国)
8(7)・・ハウルの動く城(日本)・・・・・・・12/23 ・・・・・・・・・・・・52,209・・・・・・・2,588,411 ・・・・・・・16,308・・・・・・・・250
9(4)・・フューリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・11/20・・・・・・・・・・・・41,783 ・・・・・・・1,348,943 ・・・・・・・10,275 ・・・・・・・248
10(6)・・徳修里[トクスリ]5兄弟(韓国)・・12/04 ・・・・・・・・・・30,251・・・・・・・・・201,304 ・・・・・・・・1,525・・・・・・・・225
       ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 ミニシアター系のドキュメンタリー「あなた、あの川を渡らないで」という映画のワクを超えた特報については記事冒頭に記した通りです。数週続いたアメリカ映画の首位独占を打ち破ったのがこの作品だったとは!
 今回の新登場は4・5・7位の3作品です。
 4位「博士と彼女のセオリー」は、スティーブン・ホーキング博士と彼を支えた妻の愛を描いたヒューマン・ラブストーリー。韓国題は「사랑에 대한 모든 것(愛についてのすべてのこと)」、
日本公開は来年3月です。
 6位「あと1センチの恋」は、
世界的ベストセラーで映画化もされた「P.S.アイラヴユー」の作家バーティ・アハーンの小説「愛は虹の向こうに」(小学館文庫)の映画化。イギリスの田舎町で暮らす6歳の頃からの幼なじみで、ずっと「友達以上恋人未満」のロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)のじれったい関係(?)を描いた作品は日本でも12月13日公開。韓国題は「러브, 로지」です。
 7位「ポロロ 劇場版 雪の妖精村大冒険」は、韓国の人気キャラクターのポロロが活躍するアニメ。雪の妖精のボディガードになったポロロが、どこかから飛び込んだ巨大な溶岩モンスターの襲撃から雪の妖精たちを救うために乗り出します。原題は「뽀로로 극장판 눈요정 마을 대모험」です。

【多様性映画】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・あなた、あの川を渡らないで(韓国)・・11/27・・・・・・・・・・・637,306・・・・・・・・・・・1,057,422 ・・・・・8,378・・・・・・・・・806
2(2)・・ハウルの動く城(日本)・・・・・・2004/12/23・・・・・・・・・・・・・52,209・・・・・・・・・・・2,588,411 ・・・・16,308・・・・・・・・・250
3(59)・・スーパー処方箋 ・・・・・・・・・・・・・・・12/10・・・・・・・・・・・・・・9,490 ・・・・・・・・・・・・・15,672 ・・・・・・・118 ・・・・・・・・142
4(3)・・幸福はどこにある・・・・・・・・・・・・・・・・11/27 ・・・・・・・・・・・・・9,171 ・・・・・・・・・・・・110,334・・・・・・・815・・・・・・・・・・40
5(8)・・ムード・インディゴ うたかたの日々・・12/11・・・・・・・・・・・・・7,309・・・・・・・・・・・・・・11,594 ・・・・・・・・93 ・・・・・・・・・55

 3位と5位の2作品が新登場です。
 3位「スーパー処方箋」はフランス・ベルギー合作のコメディ。主人公ロマン(ダニー・ブーン)は顔もアタマもよくユーモアまで兼ね備えた男。ところが救急室は日常茶飯事、X線撮影はスマホの自分撮りのよう、注射も常習という状態になってしまっているのは、潔癖症・神経衰弱症等々のビョーキをたくさん抱えているため。つまりは超がつくほどの鋭敏さが問題。そんな彼を治すべく、彼の長年の友人でもある医者のディミトリ(カード・モラード)は彼をホントに重い病を患っている患者たちが集まる医療キャンプに連れていくのですが・・・。韓国題は「슈퍼처방전」。日本公開は未定で情報にも乏しく原題(「Supercondriaque」)もよくわからないので、韓国題をそのまま仮題にしておきました。
 5位「ムード・インディゴ うたかたの日々」は、日本では2013年10月に公開されています。韓国題は「무드 인디고」です。
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わくわく気分(?)で京釜高速道路サービスエリア(SA)へ ★麦飯石オジンオ焼きは気に入ったなー

2014-12-15 23:50:19 | 韓国旅行の記録
 11日夜にソウルに来てからもいつもと変わらないような毎日、だったのが夕方から車に乗せてもらって地方への旅に出発。
 私ヌルボにとっては鉄道や高速バスというのがいつものパターンで、今回のように最初から車というのは初めてです。

 出発にあたって気がかりは天気。雪が少し降っていて、まだ積もるほどではないものの、予報によるとこれから積もりそう。しかし「積もらないうちに南下すれば大丈夫でしょ」という根拠はよくわからないF氏の判断でそのまま大田に向けて車を出します。もちろん京釜高速道路。ソウルを抜けるまではやっぱり渋滞、といっても、車が止まってイライラするほどではないのは、車での外出を見合わせた人が相当いたからかも。一番の渋滞ポイントでは、ドラマ等でみた道路のど真ん中でなにやら売っていたオジサンがいたなー。(いかにしてあのポイントまで歩いていったんだろう?)

 いやー、こんな程度の降りでラッキーでした。希望的観測が結果的には正解で、南下するにつれて雪は小雨に。

 途中F氏が好きだというSAに立ち寄ります。トロット(演歌)が流されていたりしてる雰囲気がいいのだとか・・・。
 入った所は安城(アンソン)SA。外観を写真に撮ったもののピンボケだったので<NAVER地図>で代用。好天の日中で、ぜ~んぜん違う所みたいですが。

 トイレに売店に食堂に・・・と大雑把に言えば日本とよく似ています。(この後、竹岩(チュガム)SAにも寄ったのですが、同じ設計図で建てたのかというくらい同じような造りでした。)

 ちょっと軽く食べていこうと食堂へ。(トロットは流れていなかったな・・・。)

 食べる物が決まったら、入口近くで注文。すると食券じゃなくて、こんな紙を渡されます。

 紙に記された番号が料理渡し口の上に表示されたら受け取りに行く、という段取り。

 私ヌルボが食べたのはユブウドン(유부우동)。油揚げうどんです。유부は漢字だと「油腐」です。

 予測した通り日本の標準より3割は分量が多く、油揚げもたくさん。タクアンはわかるとして、なぜかミニトマトが2つ付いています。メニューの中では少数派のおとなしい(辛くない)味で、ホッとしました。

 食堂の外に出て、まだ胃袋に少し余裕があるところで目についたのがこの一角。
 おやつレベルの店が並んでいます。手前は다꼬야끼(たこ焼き)。韓国でもかなりふつうの食べ物になってきたような・・・。
 その一番奥でこんな物を焼いている店がありました。円盤状の薄い板のようなものです。
 「맥반석 오징어」と書いてありますが、오징어(イカ)はいいとして、맥반석が何なのか日本語を見なければわかりませんでした。麦飯石(ばくはんせき)。いや、日本語を見てもわかりませんでしたね。(あとでウィキペディアで知りました。) つまり、下に敷いてある石が麦飯石なんですね。
 ハングルで「半乾燥オジンオ(イカ)」と書かれています。何を塗っているのかわかりませんが、独特の甘い匂いが食欲を誘います。

 焼き上がった熱いのを円盤状のまま紙袋に入れてくれますが、先の客にならってハサミで小さく切って食べやすくします。
 食べてみて、この焼き乾燥イカは気に入りましたね。スルメとは全然違う食感で、薄い板状で軟らかく食べやすい。
 この麦飯石オジンオ4000ウォンの横で売ってる3000ウォンの何やらの方にも目が生きました。

 「맥반석 쥐포구이」。麦飯石○○焼き。今度は○○に当たる쥐포がわからず。いつも携行している(そのわりには使用していない)電子辞書を引くと「カワハギの干物」と出ていました。なるほどね。

 他にも、探せばいろいろおもしろそうなネタはありそうです。今ひとつ謎めいた感じ(?)の売店(下写真)とか・・・。
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また見つけた興味を引かれる街の造形物(オブジェ)

2014-12-13 23:45:40 | 韓国の路上芸術・びっくりオブジェ等
 12日(金)、朝目を覚まして外を見るとこんな眺め。午前7時なのにまだ暗く、しかし道はライトを点けた車の通勤ラッシュ。ここはどこかというと・・・

 わかる人はわかる。(そりゃそうですが。) ソウルです。
 ソウルのどこかというと、写真の右上が新村の方角。そしてここは弘大入口(ホンデ イプク)のビルの最上階。といってもオクタッパン(屋根部屋)でもないし王世子でもありませんが。(←わからない人にはわからない。)

 11日(木)夜に金浦空港着。今回は7泊8日の前半は1人旅ということで、日頃気になっているところ若干と、気にもなっていない所をぶらっと回ってみるといった程度の軽い旅。いわば日常の延長です。

 それにしても、最近定価の2倍以上出してyes24の通販で買った本を読みかけの本を携えて韓国に来るというのは考えてみればアホですね。
 それからわざわざ韓国に来て日本アニメを3本も観る(12日夕~夜)というのも・・・。(笑) あ、今晩(13日)は鍾路のかつや(日本のチェーン店)でロースかつ定食を食べたぞ。連日何をやってんだか・・・。
 しかし、結果的に12日はなかなか充実した日となりました。とくに午後。13日は昼過ぎまで部屋でダラダラTVを見たりして過ごし(いつもの映画関係の番組等)、午後3時になってようやく外出。それでもれなりの成果。ただ、いつものような夜行性の生活にならないよう明日は午前中には行動開始しなければ・・・。

 これまで弘大入口近辺に来たのは、何年か前仲間と有名なチョゲグイ(貝焼き)の店に行った1度だけ。ということで、まずは近辺を歩いてみようと思い、12日朝は10時頃外に出ると、なんだ、この建物の1Fにブックカフェがあるでないの。

 韓国語学習ジャーナル「hana Vol.04」にも紹介されていた「카페꼼마 2페이지(カフェ・コンマ2ページ)」。ま、後で入ってみることにしませう。
 ・・・と少し新村の方向に歩き始めたら、アラ(←早くも2回目)、さっそく目に留まったのが私ヌルボにはもはや親しみをさえ感じさせるケッタイな(?)路上造形物。

 牛が車を引き、その前と車の上の計5人の子供たちがはしゃいでいます。


 車に乗った子供たちは麦の穂(?)を握っています。(本物でなく、これも造形物の一部。) 何か物語の一場面のような雰囲気ですが、私ヌルボには見当がつきません。
 このような路上の人形、それも群像に最初に気づいたのは5年前。2009年12月の安国洞交差点の国楽の奏者たちです。(今はありません。)

 だれが作ったのか、5年経った今初めて調べたら、→コチラの記事が見つかりました。鐘路区が「市民の心に安定感を与え、国内外の観光客には美しい印象を植えつける」ために作ったそうです。たしかにヌルボには何らかの印象は植えつけられました。おかげ様で、今まで何度か記事にした<韓国のびっくりオブジェのいろいろ>シリーズのネタはどんどん増えていきます。(シリーズ初回は→コチラ。)

 さて、この牛と子供たちの群像の写真を撮った後向かった先は・・・、については次の記事に回すとして、この12日の夜もう1つのケッタイな造形物に出くわしました。


 ビルの正面玄関前で3人の男が縦に並び、先頭の男は深くお辞儀をしています。その前には誰も座っていない小さな椅子。(下の地面が白っぽく見えるのは、雪が少し積もっているため。個人的にはこの冬の初雪です。)
 このビルというのが上岩洞にあるMBCの新社屋です。この造形物にどんな意味があるのかなと、これも少し探ってみたところ、→コチラの記事に書かれていたのは、この造形物の作品名が「Yes man」ということ。ホンマカイナ? もしそうなら、主要メディアの1つとして何を考えてのことなのかよくわかりません。

 さてこのMBCの新社屋はなかなかのもので、裏手の方にはいかにも芸術的なオブジェも1つならずありま。あ、もしかしてお辞儀している方が裏玄関なのかな?



 これは一見して鏡みたいですね。(なんと単純な感想か。)



 これはどうみてもドングリですね。(なんと単純な感想か・その2。)

 ・・・と、(11日は遅く着いたので)実質的に旅行初日から思いがけないネタがいろいろです。すでに4回分のネタは溜まってしまって、例によって記事を書く時間が足りない!(というか、やる気の問題というか・・・。)
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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績 [12月5日(金)~12月7日(日)]

2014-12-09 22:23:43 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 先週の記事の冒頭で書いた日本統治期の朝鮮映画「授業料」について1つ前の記事でかなり細々と書きました。興味のある方はぜひ目を通してみてください。

 先週書き落としたのが今キネカ大森と関内の横浜ニューテアトルでセット上映中の「金日成のパレード」「北朝鮮・素顔の人々」。これはぜひ多くの人に観てほしいと思います。「金日成のパレード」は1988年の北朝鮮建国40周年記念パレードを中心に、金日成の生家がある万景台や主体思想塔などをポーランドの監督が撮影したドキュメンタリーですが、26年経った今でも北朝鮮の体制が基本的に変わっていないのが驚きでもあり、悲しく憤りを覚えることでもあります。「北朝鮮・素顔の人々」は、公開処刑・闇市・コッチェビ(浮浪児)等々、よくこのような映像を撮ったものだと思います。この2つの映画がセットになっていることは大きな意味があります。
 「北朝鮮・素顔の人々」でとくに印象に残っているのは、コッチェビの少年が物乞いで歌っていた歌。その歌詞が映画のチラシにも載っていたので紹介します。このような内容の歌を学校等で教えるわけはなく、おそらくこの少年か、同じような境遇の子供が作ったものと思われます。本当に胸に迫る歌です。

 先週は「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」はありませんでした。

           ★★★ Daumの人気順位(12月9日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】

①あなた、あの川を渡らないで(韓国)  9.5(193)
②いのち(韓国)  9.4(80)
③ボックストロール  9.3(24)
④60万回のトライ(日本・韓国)  9.3(95)
⑤ポンヌフの恋人たち  9.1(48)
⑥ちびっこ潜水艦オリー 2  9.1(22)
⑦ピアノ・レッスン  9.0(85)
⑧ハウルの動く城(日本)  9.0(848)
⑨アクト・オブ・キリング  9.0(30)
⑩アトリエの春(韓国)  9.0(97)

 今回の新登場は②⑤⑥⑦⑧の5作品です。
 ②「いのち」は今年の19回釜山国際映画祭でも上映された韓国のドキュメンタリー。人生の残り時間平均21日。そんなホスピスで最期を迎える人とその家族たちの姿を描いたものです。原題は「목숨」です。
 ⑤「ポンヌフの恋人たち」は、1991年作のよく知られたフランス映画の再上映。私ヌルボは観てない(!)ので名作かどうかはなんとも・・・。韓国題は「퐁네프의 연인들」。「ポンネフ」とPont-Neufの「e」をとっている点が「u」をとった日本と違うところ。フランス語のeuは韓国語では우より에に近く、日本語では「エ」より「ウ」に近いということか。
 ⑥「ちびっこ潜水艦オリー 2」はアメリカのアニメ。
特殊改訂研究所訓練生の潜水艦オリーとベスは探査型潜水艦。いつも一緒に海底の見張り役を担当して問題に対処しています。高速潜水艇スキッド、おしゃべりヤドカリのプラントと共に深海潜水資格証の取得、海洋生物の運搬等の危険な課程を無事こなし、卒業式を迎えます。ついにオリーとベスは世界最高の潜水艦‘D’が参席する中、卒業のための最後のテストを受けるのですが・・・。韓国題は「꼬마잠수함 올리2」。日本公開は未定。
 ⑦「ピアノ・レッスン」も1993年オーストラリアのカンピオン監督の名作の再上映。韓国題は原題(「THE PIANO」)に沿って「피아노(ピアノ)」だけです。
 ⑧「ハウルの動く城」は、10年前の公開作のデジタルリマスター版による再上映です。韓国題は「하울의 움직이는 성」です。

     【専門家による順位】

①6才のボクが、大人になるまで。  9.5(8)
②鉄の夢(韓国)  8.0(5)
③アクト・オブ・キリング  7.8(6)
④ゴーン・ガール  7.7(8)
⑤自由が丘で(韓国)  7.7(4)
⑥インターステラー  7.6(9)
⑦巨人(韓国)  7.1(7)
⑧渇き。(日本)  7.0(5)
⑨いのち(韓国)  7.0(4)
⑩帰来(カミング・ホーム)  7.0(3)
⑩ボックス・トロール  7.0(3)

 今回の新登場は⑧「渇き。」だけです。中島哲也監督は「下妻物語」以来のファンなんですけど、これは観てないんだよなー。韓国題は「갈증」です。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[12月5日(金)~12月7日(日)] ★★★

         「インターステラー」が早くも800万人を超える

【全体】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(37)・・エクソダス:神と王・・・・・・・・・12/03 ・・・・・・・・・・・579,344 ・・・・・・・・773,705・・・・・・・・・6,649・・・・・・・・865
2(1)・・インターステラー・・・・・・・・・・・・11/06 ・・・・・・・・・・・481,129・・・・・・・9,101,618・・・・・・・・72,755・・・・・・・・721
3(2)・・ビッグ・マッチ(韓国)・・・・・・・・・11/27 ・・・・・・・・・・・187,785 ・・・・・・・・946,135・・・・・・・・・7,242・・・・・・・・457
4(3)・・フューリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・11/20・・・・・・・・・・・121,257 ・・・・・・・1,254,931 ・・・・・・・・9,580・・・・・・・・372
5(6)・・あなた、あの川を渡らないで(韓国)・・11/27 ・・・・・120,491・・・・・・・・・240,885・・・・・・・・・1,913・・・・・・・・287
6(36)・・徳修里[トクスリ]5兄弟(韓国)・・12/04・・・・・・・・・100,339・・・・・・・・・124,731 ・・・・・・・・・・966・・・・・・・・346
7(64)・・ハウルの動く城(日本)・・・・・・12/23 ・・・・・・・・・・・・64,308・・・・・・・2,506,454 ・・・・・・・15,702・・・・・・・・331
8(4)・・ハンガー・ゲーム ・・・・・・・・・・・11/20 ・・・・・・・・・・・・23,562・・・・・・・・・835,945 ・・・・・・・・6,265・・・・・・・・199
         :モッキングジェイPart1
9(新)・・ちびっこ潜水艦オリー 2・・・・12/04 ・・・・・・・・・・・・16,709 ・・・・・・・・・19,778・・・・・・・・・・・139・・・・・・・・186
10(5)・・ジム・キャリーはMr ダマー 2 ・・11/27・・・・・・・・・・16,417・・・・・・・・・181,147 ・・・・・・・・1,358・・・・・・・・152
       ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「インターステラー」はここにきて勢いが鈍り2位落ち。1000万人になんとか達するくらい、かな?
 替わって1位が「エクソダス:神と王」。このところアメリカの大作の強さが目立っています。いや、韓国映画でこれというのがないのかも。その中でミニシアター系のドキュメンタリー「あなた、あの川を渡らないで」がここまで上がってきたのには注目!です。
 今回の新登場は1・6・7・9位の4作品です。
 1位「エクソダス:神と王」は、リドリー・スコット監督が旧約聖書を基に描いたアドベンチャー大作。エジプトで王家の養子として育てられたモーゼ(クリスチャン・ベール)は、ヘブライの民を救うため、兄弟同然に育ったエジプト王ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻し、40万のヘブライ人を率い新天地を求めて旅に出るのですが・・・。というと、「十戒」を思い出します。あの「♪海が割れるのよ~」もあるんでしょうね。→公式サイトで予告編を見ると、そこらへんはやっぱり上手く作ってます。韓国題は「엑소더스: 신들과 왕들」、日本公開は来年1月30日です。
 6位「徳修里(トクスリ)5兄弟」は韓国のスリラー・コメディ。顔を合わせればケンカをしているような5兄弟が両親の呼びかけで集まります。場所は忠清南道泰安郡梨園面の徳修里。(あ、梨園面までは実在の地名です。) ところが両親は突然家からいなくなってしまいます。行方不明となった親を探すため派出所に申告をするものの手のかがかりはナシ。静かな村だと思っていた徳修里の村全体が怪しくなり始めますが、ここで5兄弟ははたしてどうするのか・・・? 原題は「덕수리 5형제」です。一瞬독수리(ワシ)を想起してしまいましたよ(笑)。
 7位「ハウルの動く城」、9位「ちびっこ潜水艦オリー 2」については上述しました。

【多様性映画】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・あなた、あの川を渡らないで(韓国)・・11/27・・・・・・・・・・・120,491・・・・・・・・・・・・・240,885 ・・・・・1,913・・・・・・・・・287
2(20)・・ハウルの動く城(日本)・・・・・2004/12/23・・・・・・・・・・・・・64,308・・・・・・・・・・・2,506,454 ・・・・15,702・・・・・・・・・331
3(2)・・幸福はどこにある・・・・・・・・・・・・・・・・11/27・・・・・・・・・・・・・13,651・・・・・・・・・・・・・・89,773 ・・・・・・・666・・・・・・・・・・78
4(新)・・ピアノ・レッスン・・・・・・・・・・・1993/09/25 ・・・・・・・・・・・・・・1,816・・・・・・・・・・・・・・・2,670 ・・・・・・・・14・・・・・・・・・・32
5(6)・・ダイビングベル(韓国) ・・・・・・・・・・・・10/23・・・・・・・・・・・・・・・・845・・・・・・・・・・・・・・44,888 ・・・・・・・311 ・・・・・・・・・13

 2位「ハウルの動く城」と4位「ピアノ・レッスン」の2作品が新登場ですが、いずれも上述しました。
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日本統治下の朝鮮で作られた映画「授業料」(1940)を観てわかること 小学校なのに授業料?等々

2014-12-09 15:10:50 | 韓国映画(&その他の映画)
 11月29日の記事(→コチラ)で少し書いたように、今月いっぱい韓国映像資料院の公式サイトで崔寅奎(최인규.チェインギュ)監督の映画授業料(수업료)」(1940)を無料で観ることができます。
 ※観るためには、会員登録が必要ですが、その方法(ちょっと面倒)については先の記事を参照してください。

 「授業料」は日本統治時代に作られた映画で、韓国映像資料院が今年6月中国電影資料館で35ミリプリント複写本を入手したことは9月韓国のTVや新聞等で「韓国最初の児童映画」「日帝時代の生活がわかる」等々と報じられました。

 この映画の原作は、光州の北町公立尋常小学校(現・寿昌初等学校)4年生の禹寿栄(ウ・スヨン)が書いた同名の綴り方です。それは(京城日報の)「京日小学生新聞」公募で朝鮮総督賞を受けたものです。

 さっそく映画を観てみると、舞台は光州ではなく水原(スウォン)になっています。それも水原華城(ファソン)の城域内の北の方にある華虹門のすぐ近くの梅香(メヒャン)女子尋常小学校(現・梅香女子情報高校と梅香中学校)とその付近で撮影されたので、1997年には世界文化遺産に指定された華城の往時の姿が随所で映し出されているのも興味深いところです。

 以下、ストーリーをたどってみます。日本で一般公開の機会はなさそう(そのうち京橋のフィルムセンターあたりで上映するかな?)なのでネタバレもろあり、それも相当に細かいです。
 主人公は水原に住む小学校4年の禹栄達(ウ・ヨンダル)。勉強もでき、行いも模範的な生徒です。
 しかし家が貧しく、父母は行商に出たまま何ヵ月もの間手紙も送金も途絶えています。
 悪いことに、廃品回収の仕事をしているおばあさんも病で臥せって、ますます生活は窮迫してしまいます。家主がやってきては溜まった家賃の催促をするような状態で、とても授業料は納めることができません。
 クラスには栄達以外にも5、6人ほどは期日に授業料を出せません。担任の日本人の田代先生は優しくて叱られることはありませんが、まじめな栄達少年は授業料のことが気に懸かって、学校を欠席するようになります。

 この映画に悪人は登場しません。最初の方で、勉強熱心な女の子・安貞姫(アン・ジョンヒ)に対して男子たちが「女のくせにナマイキだな(계집애가 건방져)」などと言ったりしているので、これはイジメに発展するのかと思ったらそんなことにもなりません。
 家主も家賃納入の延期を哀願するおばあさんに対して「今度だけ」と言いつつ立ち去ります。

 栄達の家の窮状を知った級友たちは助けに乗り出します。裕福な家の子供炳準(ピョンジュン)は廃品としてあげるために台所から鍋を持ち出そうとしたり、その姉の紫蘭は炳準に勉強を教えてくれる栄達にご飯を出してあげたりします。
 その後、栄達の家にようすを見にやってきた先生。臥せっているおばあさんの朝鮮語は少ししかわかりません。「モムサル? この言葉がわからないので困ったな」と言っているところへ、見舞いにやってきたのが紫蘭。教養のある新女性の彼女は日本語が話せるので通訳してくれます。
 ※モムサル(몸살)とは過労などが原因で起こる体調不良のこと。
 事情を知った先生はポケットマネーで授業料+αをおばあさんに渡しますが、翌朝授業料を持って学校に行こうと家を出た矢先、栄達は門口で出くわした家主にそれを家賃として払うことになってしまいます。
 結局栄達は、おばあさんの言葉にしたがって、60里(日本の6里)離れた平澤(ピョンテク)の伯母さんの所まで歩いていって援助を求めます。(原作では光州から長城までの60里。) 出かける前夜には自分の弁当だけでなく、おばあさんの翌日の食事まで作ってあげるとは、とことん良い子です(うるうる)。
 道すがら牛の引く荷車に乗せてもらったり、民家のおばさんに水をもらったり「愛馬進軍歌」(→コチラ)を歌ったりして無事平澤に到着。伯母さんは栄達にご飯を食べさせ、お金とお米を持たせた上、帰途はバスに乗せてくれます。バスの中では伯母さんにもらった森永キャラメルを食べたりもします。
 帰宅した栄達が授業料を持って放課後の教室に行くと、先生は教卓の上の箱を彼に見せて言うには、それは級友たちが栄達のために級友会を開いて作った友情箱というもので、栄達の授業料のため彼らが小銭を入れたり、教師たちが給料の1%を入れたりするものであることのこと。それを聞いて栄達は感激します。
 学校から戻ると、父からの封書が届いています。字が読めないおばあさんに代わって栄達が封を切ると5円の為替が入っていて、手紙にはお母さんの病気のため送金もできなかったが、今は治ったので秋夕(チュソク)には帰るといったことが書かれています。おばあさんも栄達もうれし泣き! さらに一緒に送られてきた小包には栄達が欲しかった運動靴が入っています。(前半と対照的に、後半はすべて都合よくコトが運びます。サービス過剰じゃないの?というほど。)
 そして秋夕。華城の練武台の前では農楽がにぎやかに繰り広げられています。父母を迎えに栄達は駆け出します。たまたま歩いていた先生と紫蘭にも気づきません。2人はやはり外に出てきたおばあさんと出くわして話を聞きます。再会して喜ぶ親子3人、父「おばあさんは?」栄達「あそこにいるよ」と指差す先は下の画像。

【田代先生は薄田研二、紫蘭役は崔寅奎監督夫人の金信哉(キム・シンジェ)が演じています。】

 ラストシーンはこれ。

 めでたしめでたしの大団円でした。この映画は興行的にも成功を収めたそうで、多くの観客は満足して帰ったことでしょう・・・と思ったら、11月29日の記事でも紹介した<下川正晴研究室>の記事(→コチラ)には、小学校3年生の時にこの映画を見て「主人公の少年が悲惨なまでに貧しい暮らしを営む姿に涙を流した。そして涙を流す一方で、憤りがこみ上げてくるのを抑えることができなかった」という映画評論家の故・李英一の文章を紹介しています。

 この映画から、当時の学校のようすを垣間見ることができます。以下列挙します。

・上述のように、先生は朝鮮語がよくわかりません。おばあさんの話がわからず「困ったなあ」などというくらいなら「勉強しろ!」と言いたくなりますが、それは今の感覚で、当時朝鮮にいた日本人の中では積極的に朝鮮語を学ぼうとした人はごく少なかったようです。(警察官等、職業上必要とした人は別として。)

・先生は、禹栄達を「ウ君」、あるいは「ウ・エイタツ」と漢字を日本読みにして呼んでいます。安貞姫は「アン・テイキ」。地名も「スイゲン(水原)」「ケイジョウ(京城)」等々。これも当時朝鮮にいた日本人の標準。生徒たちは学校内では(遊び時間も)日本語。朝鮮語を使うと叱られました。ただし下校時には朝鮮語になっています。

・日本統治下の朝鮮での教育の枠組みは第1~3次の朝鮮教育令で定められました。
 朝鮮語も初等教育で教えられましたが、第1次(1911)→第2次(1922)→第3次(1938)とその時間数は減っていきました。しかしこの映画の時期の第3次教育令期でもゼロではありません。(1941年の国民学校令でなくなる。)

【黒板横の時間割。火曜3時間目等に「鮮語」とあるのが朝鮮語。】

・日本の統治下の朝鮮では、日本人の子供は小学校に通っていたのに対し、朝鮮人の子供は普通学校に行っていたのでは? ・・・と疑問に思った人がもしかしたらいるかも。たしかに第2次教育令期まではそのように分けていましたが1938年の第3次教育令で4月1日から普通学校の名称は消えてすべて尋常小学校に統一されました。しかし1941年国民学校令により尋常小学校、高等小学校の名称はすべて国民学校と改称になったため、この頃の朝鮮人の子供が通う学校は短い間に尋常普通学校→尋常小学校→国民学校と名称が変わったことになります。

【実習地に立てられた標柱に校名が記されています。】

・この映画の基本的な前提である授業料について、「あれ? 義務教育なら授業料はないんじゃないの?」という疑問を持った人も当然いると思います。
 まず、日本の統治期の朝鮮では、日本人学校である尋常小学校は義務教育でしたが、朝鮮人児童に対しての義務教育は施行されていませんでした。理由としては、学校の建設費の問題、教員養成の困難、そして朝鮮社会の諸事情(←イイカゲンだな)等が考えられます。
 ちなみに、韓国で国民学校(1995年に初等学校に改称)が義務教育になるのは1953年です。また中学校が無償で完全義務教育化されたのがつい最近の2004年とはオドロキです。
 公立普通学校の授業料については、「月1円以内」と定められていました。(第二次教育令期)
 なお、日本で義務教育の授業料が廃止されたのは1900(明治33)年です。

・この映画の時代の公立普通学校就学率は男子49.4%・女子17.1%。「朝鮮総督府統計年報」等による1939年のデータですが、中退者等も多く必ずしも正確な数字ではありません。入学率は男子67.0%・女子26.6%というデータもあります。
 およそ男子は2人に1人~3人に1人、女子は4、5人に1人が学校に通っていたと思われます。
 また、日本統治期の朝鮮には他に私立学校もあり、伝統的な書堂(ソダン)も多くあったので、普通学校のみで当時の教育を語るのは不適切です。

・学校では学生服とセーラー服。帰宅後は普段着(男子は洋服、女子はチマチョゴリ)に着替えています。

【授業風景。休み時間に騒いでいた子供たちも先生が来る前にはちゃんと着席し、授業態度の良さは現在の比ではないといえそうです。】

 当時の華城や水原川のようすを現在の姿と比べてみるのも興味深いですが、それはまたいずれ。

 なお、この「授業料」の他に金洙容監督「저 하늘에도 슬픔이(あの空にも悲しみが)(1965)も12月中無料で見られます。「ユンボギの日記」の映画化作品です。ただ、字幕付きといってもそれが中国語なんですよねー・・・。
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2004年8月1~6日 「中国東北部と中朝国境の旅」全記録 ⑦4日目午前:長白山(白頭山)・延吉市内

2014-12-04 23:46:33 | 2004年8月・中国東北部と中朝国境の旅
※参考図書からの引用は、次のような略号で記した。
 「中国歴史散歩 1」(山川出版社.1993)=[歴]
 「地球の歩き方03~04 大連と中国東北地方」(ダイヤモンド社.2002)=[地]
 谷崎光「北京の愉しみ」(角川春樹事務所.2004)=[北]
 岡田和裕「満州辺境紀行」(光人社.2003)=[満]

◎4日目:8月4日(水)

 長白山・国際観光酒店・6:30起床。雨。昨日晴れて良かった。朝食、昨日の北の服務員たちが皿を運ぶ。
・KBSのモーニングワイドは幼児期に米・蘭・ノルウェー等に養子に出された20~30代の韓国人の親探しの特集。帰国後ハングルサークルの先生に聞いたところでは、韓国は生活苦その他の理由により<入養>はかなり多いらしい。

【国際観光酒店の正面。】
・ホテルの隣は랭면관(冷麺館)。看板の字。北朝鮮では냉면(ネンミョン)ではなく랭면(レンミョン)と発音・表記。他に불고기(プルゴギ)・장국(すまし汁)、そして개고기(犬肉)の文字が・・・・。うーむ。
 8:00~9:13 (バス)・現地ガイド沈さん「チョウン アッチム(よい朝)」と挨拶。(「グッドモーニング」の直訳韓国語) ※以下沈さんの言葉は緑色
・「図們の北朝鮮国境でビデオはダメ。以前韓国人がそれを編集してドラマに使ったのを北が抗議した。」
・「昨晩のサッカーは中国がイランに、日本がバーレーンに勝った。」
・「韓国は日本に20年遅れ、中国は韓国に30年遅れ、北は韓国に50年遅れていると言われる。」

・対向車にパトカー。ゆっくり走るパトカーの後続車がたまっているのはいずこも同じ。
・(北京からのガイド)申さんの先祖は慶尚北道の尚州。祖父の代までは牛革の族譜があった。沈さんの家の族譜は文革でなくなった。持ってる人は反動とされた。
・「法輪功の事件は大変だった。」
・「ホテルで韓国のテレビは観られても一般家庭では外国放送は観られない。」
・「朝鮮族は教育熱心で大学進学率も高い。」
・「日本でデートの時彼女の分を払おうとしたらキモチ悪いと言われた。また寿司屋で皿を洗ってたら社長が入ってきて君はやらなくてよろしいって・・・。コチラの社長はそんなことしない。」
 ・「インターネットの普及率は5%くらい。1時間3元のPC房がある。ケータイの値段は1000~6000元。」

・沿道に新装の「銀星歌広場」がある。カラオケね。「虹鱒魚場」も。
・このバスの運転手氏は経験13年。外国人客の場合は経験10年以上とされている。
 9:13~9:22 蜂蜜直売所(休憩)
 (店⑦)
・途中で雨はあがった。サービスの蜂蜜を飲む。付近に養蜂箱が並ぶ。以前みた北朝鮮のものとは大分形が違う。
   
・休憩場所に1辺2.5mほどの大きな石造りの将棋盤。
 9:22~11:10 (バス)・「胡錦濤、江沢民も長白山に来たが、天気が悪かった。小平が来た時には晴れて天池が見られた。」
・「チベットでは3人の息子が持てる。兄が亡くなると妻は弟がもらう。雲南のダイ族は正月3日間は浮気OK。朝鮮族は酒と歌と踊りが好きというイメージ。北京の人は熱いお茶を飲みながら新聞を読む。」
・「3月8日は女性の祭り。(国際婦人デー)男性は50元くらい出し、女性は100元くらいもらう。また女性が欲しいという物を食べる。6月1日は子供の日。9月3日は延辺独自の成立記念日。」
・「3年前初めて北朝鮮に行った。税関でボールペンやタバコをやると2度目からはフリーパス。北ではお金があっても買い物できない。」
・「延辺観光の弱点はトイレ。政府が整備していない。ふつうのホテルでもトイレにペーパーがない。」
 ・「皿洗いの時水を使ってたら「なぜ湯を使わないのか?」といわれた。中国はで湯は高いのです
 11:10~11:30 福満山珍城(休憩)
 (店⑧)
・これまでと大差ない特産品かな? 延吉の地図購入。5元。
・ここの前庭にもあの「世界人類が平和でありますように」が!
  
・店員の読みさしか、「牧野武侠作品集2」という本が売り場内に置いてあった。
 11:30~13:00 (バス)・11: 45頃明月湖ダム横通過。11:49仁坪料金所。(この道は有料道路。)その先、集落にやはり薬屋はある。中国語だと药店。石門鎮を過ぎる。道の表示に<長春至琿春公路>とある。
・12:08五虎峰トンネル。
・12:54プルハートン川の橋を渡る。

・延吉の市街へ。規模は大きくない町だが、車は昨日朝より多くにぎやか。
 13:00~13:35 延吉・冷麺王
 (昼食)
・店は延吉の中心街にある。
・ここの冷麺、思ったよりマイルドな味。
   


【店の前の道。ここでも建設中のビルが見える。】


【インターネット関係の店か? 店名は「跨时代」とある。】


【10年後の付記】
・長白山・国際観光酒店の外観の写真は撮ってなかったと思ったら、朝1枚撮っていました。
 朝だけ少し雨が降っていましたが、昼には晴れていていて、天候にはとても恵まれた旅行でした。

・今読み直すと、現地ガイドの沈さんが「韓国は日本に20年遅れ、中国は韓国に30年遅れ、北は韓国に50年遅れていると言われる」と言っていたんですね。
 実は私ヌルボ、2010年に本ブログで「<飲み屋談義> 日韓を分ける24年差の歴史」という記事(→コチラ)と、その続編の「<日韓を分ける24年差の歴史>の淵源」という記事(→コチラ)を書きました。自分なりに歴史の本等を調べてまとめた記事のつもりでいたのですが、もしかしたらこの沈さんの言葉もひとつのきっかけになっていたのかもしれません。

・この日のメインは何といっても午後。中朝国境の図們大橋に行ったり等々。今回の午前中の記事はそんなに長くありませんが、午後がかなりの分量なので、とりあえず昼食までで切りました。
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