ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

12月11~18日ヌルボの韓国日常の延長旅行 ②新タイプの古書店チェーン店と、日本食チェーン店と・・・

2014-12-22 23:42:12 | 韓国旅行の記録
◎12月13日(土)

 集合住宅のオンドル部屋はとても温かく、半袖の薄着でも十分なほど。韓国でもニュースになるほど外は寒いし、チェックアウトもないとなると、私ヌルボの日常にはあまりないカウチポテトを決め込むことになったのも自然の成り行きです。

 なんとなくTVを見ると、まずは「キム・ビョンマンのジャングルの法則(김병만의 정글의 법칙)」(9:40~10:55)。そーか、まだコスタリカ編が続いているのか。しかし、世界各地のジャングルでそんなに違いがあるのかなー、などと考えつつ、ふと気がつくと10時過ぎ。あ、KBS2の「映画がいい(영화가 좋다)」(10:00~11:10)が始まっているではないか! この学生服姿は何かと思ったら「血沸く青春」か。
   

 ・・・などとタラタラ過ごしていたら日も傾きはじめ、思い直して1日1ヵ所は目当ての所を見てこなくちゃ、と地下鉄で鐘閣へ。
 到着後、「目当ての所」に行く前に、ふと思い出して向かった先は乙支路入口。
 するとありました。ありましたがな、12月3日の記事(→コチラ)で書いた本の山が。(ハナ銀行の新築工事現場。)
 しかし、もっと高く積み上がっているかと思ったら、「景福宮の本」止まりのまま。

 本の山を確認後、仁寺洞の南東側交差点まで戻って見つけた「目当ての所」というのがココ。
     

 アラディン中古書店鍾路店です。
 場所は交差点の南東角辺り。つまりタプコル公園の対角線側。
 いやー、この中古書店は画期的ですね。
 入口こそ狭いですが、著名作家の似顔が横に描かれた階段を下ると地下には広い売り場があり、分野ごとにきちんと書架に本が並べられています。
 客がたくさん。品揃えもBOOKOFFよりも明らかにカクチョーが高く、文学書・児童書・漫画等の他専門書等もある上、自動検索機まで置いてあるのです。ということは、たとえば「A3の書架の上から2番目の棚にある」ということがわかるのです。つまり、そのように本をきちんと分類して並べているということ。東大門市場方面の清渓川沿いの、多くの本が無造作に平積みされている古本店とは雲泥の違いです。
 買った本を入れてくれる袋も作家の肖像入り。これは金承(キム・スンオク)

 ※このアラディン中古書店、17日にも江南店に行ってきました。基本的に同じ形態です。

 店の外に出るともう暗くなっていました。横浜よりもかなり日照時間が短いということ。

 夕食の店を物色していて目についたのは日本のチェーン店。
 たとえば、がってん寿司。後で調べると2010年韓国に初進出とのこと。現在はソウルと城南に5店舗あるそうです。

 今まで丸亀製麺はいろんな所で目にしましたが(前日行ったDMCのMBC新社屋の地下等)、伊予製麺は初めて。今年1月ここに韓国1号店としてオープンしたそうです。

 そしてそのすぐ近くにはかつや。今年3月にやはり1号店がオープン。
 (住所はいずれも鐘路区貫鉄洞。)
 私ヌルボ、結局1人でも入れ、勝手も知ったかつやに入りました。数日前、たしか桜木町店に行ったばかりかも。(笑) 入口に「準備中」の札がかかっていたのは店員が漢字を知らないためだろうと気にせず。)
 ロースかつ定食は7千ウォンだから、日本と同じくらいか。キムチチゲにとんかつが入った「チゲかつ鍋」というメニューは韓国仕様だそうで、隣りのテーブルの客2人も食べてました。

 チゲかつ鍋の右のカレーチーズ鍋というのも韓国人には魅力的なのでしょうか?

 食後またロッテ百貨店方面へ。途中「九州ラーメン馬車」と書かれたラーメン屋台店が・・・。回転寿司にカツにタコヤキに日本風ラーメンに、日本の食文化がこのところさらに韓国に浸透してきたようです。


 明洞辺りはやはり人出も多く、色とりどりのイルミネーションがきらびやか。

 上の写真はロッテヤングプラザ。振り返るとロッテ百貨店の向こうにさっきの本の山が見えます。


 帰途、遠回りして南大門へ。再建後初めて見ました。


 徳寿宮前のセウォル号特別法制定闘争の時の一拠点。虚しさが漂っている感じ・・・。

 市庁駅の地下道には路上生活者の人たちの姿がたくさん。年の瀬の街に光と陰の両面が目につくのは日本も韓国も同じようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする