ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [1月27日(金)~1月29日(日)]

2017-01-31 22:43:03 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 25日、今年最初の韓国映画「奴隷の島 消えた人々」を鑑賞。2014年に韓国で大きく報道された新安塩田奴隷事件(→ウィキペディア)を背景とした作品。100人を超える知的障碍者たちが奴隷のような労働を強いられていたという事件で、私ヌルボ、事件そのものをもっと掘り下げた作品かと期待しました。塩田業者と現地の派出所の警官との癒着など、前半は核心に肉薄していくようすでしたが、ラストは「アラ、結局はミステリーの背景に止まったの?」と肩透かしを食らったような・・・。この事件、その後の塩田や障碍者の人たち等のようすはどうなんだろ? また、この作品に対するネチズンのカキコミを見ていて気になったのは、事件が起こった全羅道に対する嘲笑めいたものが散見されたこと。一方全羅道だけの話か?というものも・・・。なお、撮影地の島は新安ではなく、仁川方面の島とのこと。

 20日に観た「湾生回家」は植民地時代の台湾で生まれ育った日本人たちのドキュメンタリー。台湾を懐かしみ、今も台湾に行って思い出の場所に行って旧交を温めたりしている人たち。台湾の役場でも昔の戸籍謄本を用意してくれたり、とても好意的に迎えてくれます。植民地時代を体験した台湾のお年寄りは「日本はいいことをたくさんした。治安を改善し、産業を発展させた。よくないこともあったが、時代が時代だから」とか「植民地だと思っていなかった。日本の九州とかと同じように、ここも日本の台湾だと・・・」等々と語ったりもしています。一方、輝国した「湾生」の人たちもその後植民地支配にたいして批判的な視点を持つようにもなっています。こうした作品が台湾で作られ、多くの観客を集めてロングラン上映されるとは・・・となると、韓国オタクのヌルボならずとも思い浮かぶのは韓国との違い。同じようなドキュメンタリーは韓国ではまず作られないでしょう。ただ、→コチラのブログ記事は読むに値する内容だと思いました。韓国の全羅道(海南)で生まれ育ったお祖父さんと共に同郷の日本人団体に参加して現地を訪れた時、「俺たちは義兄弟だ」「住む国は違っても、今でも私たちは義兄弟です」といいながら抱き合っていた日本人と韓国人2人のやり取りが一番印象的で今でも覚えているとのこと。台湾の「親日」ぶりについて、たとえば韓国紙「ハンギョレ」は、2008年公開の台湾映画ヒット作「海角七号、君想う国境の南」について「台湾映画、むやみに切なく植民地時代を懐かしむ」という見出しの記事を載せています。(→コチラ。自動翻訳) そこにも記されているように、韓国では台湾の辿ってきた昔からの、あるいは戦後の歴史から解釈することがふつうのようです。ナムウィキの<台湾-日本の関係>の項目(→コチラ.自動翻訳)も同様。まあそれもあるでしょうが、自国の、とくに戦後の歴史・社会についてほとんど考えをめぐらしていない点はどうかと思います。また上記「ハンギレ」の記事中「加害者を許すことは被害者の役割である。したがって被害者が許す前に救われる加害者は怒りをよぶ。ところが加害国日本の男性は個人と国家を分離したことで、救いの名分を得た」というくだりは「うーむ、そう考えるのか・・・」とミゾの深さを痛感しました。

 ひと月以上前のニュースですが、映画専門誌「シネ21」による2016年韓国映画ベスト5は以下の通りです。
  ①お嬢さん(アガシ) ②哭声 ③荊棘〈ばら〉の秘密(秘密はない) ④アシュラ ⑤私たち

 先週も「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」、「映画200字評」は掲載されませんでした。以前もこのまま終わるのかとおもわれた長期休載がありましたが、今回はどうなのかな?

         ★★★ NAVERの人気順位(1月31日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(2) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン  9.53(191)
②(3) ウィークエンド(韓国)  9.44(137)
③(5) オアシス:スーパーソニック  9.30(451)
④(6) わたしは、ダニエル・ブレイク  9.29(1,107)
⑤(4) ボブという名のストリート・キャット  9.26(300)
⑥(9) モアナと伝説の海  9.12(7,177)
⑦(7) ヨーヨー・マと旅するシルクロード  9.12(33)
⑧(8) 学校に行く日  9.11(73)
⑨(10) 従順(韓国)  9.10(141)
⑩(-) SING/シング  8.97(6,150)

 今回の新登場はありません。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) わたしは、ダニエル・ブレイク  8.40(15)
②(2) ラ・ラ・ランド  8.34(14)
③(3) はじまりへの旅  7.50(9)
④(6) 君の名は。(日本)  7.17(6)
⑤(7) ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー  7.16(8)
⑥(8) オアシス:スーパーソニック  7.16(2)
⑦(10) 恋物語(韓国)  7.00(7)
⑧(-) 女教師(韓国)  7.00(5)
⑨(-) たかが世界の終わり  6.86(7)
⑩(-) マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ  6.83(6)

 今回の新登場は⑩「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」だけです。日本でも1月21日に公開されています。韓国題は「매기스 플랜」です。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績1月27日(金)~1月29日(日) ★★★

         韓国映画対決は「共助」が「ザ・キング」を逆転してトップに浮上
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(2)・・共助(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/18 ・・・・・・・・・1,933,446 ・・・・・・・・・・3,793,300・・・・・・・・31,183 ・・・・・・・1,383
2(1)・・ザ・キング(韓国)・・・・・・・・・・・・・1/18 ・・・・・・・・・1,249,855 ・・・・・・・・・・3,835,301・・・・・・・・31,499 ・・・・・・・1,118
3(3)・・モアナと伝説の海・・・・・・・・・・・・1/12・・・・・・・・・・・298,453 ・・・・・・・・・・1,728,817・・・・・・・・13,534・・・・・・・・・708
4(新)・・バイオハザード:ザ・ファイナル・・1/25・・・・・・・・265,352 ・・・・・・・・・・・・409,549・・・・・・・・・3,442・・・・・・・・・599
5(4)・・君の名は。(日本)・・・・・・・・・・・・・1/04・・・・・・・・・・・154,653 ・・・・・・・・・・3,367,348・・・・・・・・27,134・・・・・・・・・529
6(6)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・・・・・・・・12/07・・・・・・・・・・・・58,333 ・・・・・・・・・・3,122,125・・・・・・・・26,144・・・・・・・・・205
7(5)・・ターニング メカードW・・・・・・・・・1/18・・・・・・・・・・・・52,245 ・・・・・・・・・・・・362,763・・・・・・・・・2,704・・・・・・・・・412
        ブラックミラーの復活(韓国)
8(新)・・映画クレヨンしんちゃん 爆睡!・・1/25・・・・・・・・・42,578・・・・・・・・・・・・・61,897・・・・・・・・・・・474・・・・・・・・・334
        ユメミーワールド大突撃(日本)
9(新)・・バーニング・オーシャン ・・・・・・1/25・・・・・・・・・・・・40,395・・・・・・・・・・・・・68,381・・・・・・・・・・・531・・・・・・・・・400
10(7)・・マリアンヌ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/11・・・・・・・・・・・・17,949・・・・・・・・・・・・499,684 ・・・・・・・・・4,117・・・・・・・・・134
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 韓国映画の2作品が高レベルでしのぎを削ってます。結果は「共助」が逆転して「ザ・キング」を抑え1位。しかし、「共助」の北朝鮮による共同捜査という設定自体がいかに現実離れしているか、韓国の人たちはどこまでわかっているのかな? 「ザ・キング」で描かれる法曹界と政治の癒着の方がはるかにリアルだと思いますが・・・って、これらのことは作品自体のおもしろさや評価とはそんなに関係ないか?
 今回の新登場は4・8・9位の3作品です。
 4位「バイオハザード:ザ・ファイナル」は、日本ではすでに昨年12月23日に公開されています。韓国題は「레지던트 이블: 파멸의 날」です。
 8位クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃」については例によりコメントする資格ナシ。韓国題は「짱구는 못말려 극장판: 폭풍수면! 꿈꾸는 세계 대돌격」です。「爆睡」は「폭풍수면(暴風睡眠)」と訳されていますが、一般的な韓国語ということではなさそう。
 9位「バーニング・オーシャン」は2010年4月のメキシコ湾原油流出事故の実話に基づくアメリカのスペクタクル・ドラマ。物語の舞台はメキシコ湾沖80キロの洋上の石油ボーリング船ディープウォーター・ホライズン号。営利優先の経営陣が安全確認を怠って工事を強行したため天然ガスが引火・爆発する事故が起こり、施設は火の海に包まれます。施設内に閉じ込められた作業員のマイク(マーク・ウォールバーグ)たちは必死に脱出方法を模索します・・・。韓国題は「딥워터 호라이즌」。日本公開は4月です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(19)・・マギーズ・プラン ・・・・・・・・・・・・・・1/25・・・・・・・・・・・・・9,585・・・・・・・・・・・・17,362・・・・・・・・・・・・・141 ・・・・・・・・・84
        幸せのあとしまつ
2(1)・・たかが世界の終わり ・・・・・・・・・・・1/18・・・・・・・・・・・・・3,160・・・・・・・・・・・・22,201・・・・・・・・・・・・・174 ・・・・・・・・・46
3(2)・・リトル・ダンサー・・・・・・・・・・・2001/2/16・・・・・・・・・・・・・1,808・・・・・・・・・・・・22,990・・・・・・・・・・・・・158 ・・・・・・・・・30
4(4)・・わたしは、ダニエル・ブレイク ・・・12/08・・・・・・・・・・・・・1,469・・・・・・・・・・・・81,255・・・・・・・・・・・・・624 ・・・・・・・・・17
5(5)・・エゴン・シーレ 死と乙女 ・・・・・・・12/22・・・・・・・・・・・・・・・894・・・・・・・・・・・・46,468・・・・・・・・・・・・・370 ・・・・・・・・・・9

 1位「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」だけが今回の新登場ですが、この作品については上述の通り日本で公開済みです。
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1月4日に天寿を全うして亡くなった野毛山動物園のアムールトラ(チョウセントラ)・メイメイ(20歳)

2017-01-26 18:01:37 | 韓国・朝鮮関係の知識教養(歴史・地理・社会等)
 → <チョウセントラの過去と現在> ①はじめに =歴史・文化・民俗・絶滅危惧種等々=
 → <チョウセントラの過去と現在> ②トラを見にズーラシアに行った、のですが・・・
 <チョウセントラの過去と現在> ③野毛山動物園のメイメイの「虎」独、麝香虎骨膏のこと等

【今は亡き横浜・野毛山動物園のトラ・メイメイ(1996年10月3日生まれ.雌) 2016年2月19日撮影】

 1月4日横浜市立野毛山動物園のトラ・メイメイが亡くなりました。
 数日後そのことを知りましたが、2010年と昨16年現地取材して記事を書いたこともあって他人事とは思えず、12日に行ってみました。

    
 メイメイが居たオリに掲示板が掛けられていました。

    
 横にまわってみると献花台が設けられていました。在りし日の写真等が置かれ、台上には花が供えられています。

       
 猛獣舎の中に入ると、メイメイの居た部屋(外のオリの奥側)にはたくさんの花や思い出の品々が置かれています。
 そして獣舎の通路の壁には「メイメイ おもいで写真展」ということで赤ちゃんの時からの写真が10数枚展示されていました。

   
 この動物園で生まれたのが1996年10月3日。上左は生後1~2ヵ月。右は母親のヤンユェン、双子の姉妹リリーと一緒に写っています。
 以前の記事(→コチラ)に記したように、10年前にはズーラシアに両親が、そして野毛山にはメイメイとリリーがいて4頭健在だったのにその後メイメイ以外の3頭が相次いで世を去り、2009年12月からはメイメイだけになってしまいました。20歳と3ヵ月。人間でいうと90歳以上とのことで、「天寿を全うした」と言っていいでしょう。

   
 ブイで遊ぶのが好きだったそうです。そういえばネコには毬の類、とくに毛糸玉が付き物のようですね。獲物を獲る訓練になるのかな? 右は猛獣脱出対策訓練の時にトラの代役を務めたキグルミの人との対面の場面。どう思ったのでしょうね?
   
 献花台が置かれている最終日は22日ということで、その日も行ってみました。
 日曜日とあって、子供連れで来ている人が大勢いました。(左)
 メイメイの部屋の前にもメイメイの訃報を知っている人、知らない人それぞれいろんな話をしています。(右) 「あの大きなボールは何なの?」と言っている小さな子がいたので教えてあげました。

    
 メイメイのファンからの手紙や写真、寄せ書きも置かれています。

    
 右は「20年前の命名式に参加しました」という方からのお手紙。当時6歳だったお子さんが今は青年。トラと人間の「トラの時間」と「人間の時間」の違いを痛感します。

 私ヌルボがメイメイに関心を持つようになったのは、先の記事にも書いたように「アムールトラ(=チョウセントラ)」だからです。もちろんトラのこととてメイメイはそんなことも、自らが絶滅危惧種であることも知りませんが・・・。
 以前→コチラの過去記事にも書いた「生まれたらそこがふるさと」という言葉をなんとなく思い出しました。元は李正子の短歌の一節で、在日朝鮮人や朝鮮生まれの日本人のアイデンティティを問うた言葉ですが、メイメイの場合、ただこの野毛山で20年を過ごしてきたわけで、まぎれもなく「ここがふるさと」であり、そして野生のトラとはいかにかけ離れたものであっても、このように多くのファンに愛されてきた幸せな生涯だったといってよさそうです。(トラの心は読めませんが・・・。)
 
 [追記①] メイメイについては、野毛山動物園の担当さん(大滝さん)のとても心の籠った記事(→コチラ)があります。ぜひご一読を。また→コチラのブログ記事も。

 [追記②] <アムールトラねっと>の記事(→コチラ)によると、首都圏でアムールトラがいるのは多摩動物公園だけになってしまったようですね。

 [追記③] 韓国ではもう野生のチョウセントラ(アムールトラ)はいないと言われています。北朝鮮はよくわかりませんが、北の国境方面にもしいるとしてもごくわずか(10頭くらい?)。韓国の動物園にはどのくらいいるのか? ちょっと検索してみたら、2016年4月の→コチラの記事(韓国語)によると「ソウルの動物園に現在23頭の韓国トラ(アムールトラ)がいる」とあります。私ヌルボ、2014年に果川にある国立現代美術館には行ったものの、「美術館の隣の動物園」にはいかなかったからなー。しかし、ここのトラのうち2頭(オス&メス)は2011年ロシアから贈られたのですが、その後13年にそのオスの方(ロストフ)に飼育員が襲われ死亡するという事故が起こってるからちょっと恐いかも。(野生の個体に近い遺伝子とのこと。その後ロストフは謹慎生活?)
 地方では、全州動物園で昨年6月オスの双子が誕生し、公募によってチョンドン(雷)とポンゲ(稲妻)と命名されたとのことです。(→コチラの記事(韓国語)参照。) ということは両親もいるということか?
 ※韓国の記事ではふつう「시베리아 호랑이(シベリアトラ)」としているようです。
【昨年全州動物園で生まれたアムールトラの双子(オス)】
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [1月20日(金)~1月22日(日)]

2017-01-24 22:33:41 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績

 19日に「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」を観に行きました。ドローン攻撃に焦点を当てた作品。地球上の限定された数ヵ所だけが物語の舞台ですが、メインはケニアのナイロビ。ドローンによって指名手配中のテロリストの居所がわかります。当初は生け捕りにする方針だったのが、状況が変わって遠隔操作で爆撃することに・・・。しかしまた新しい事実が・・・。まあいろいろと論議のネタに事欠かない作品です。たとえば、テロリストの隠れ家近くでパンを売っている女の子。「爆撃によって死ぬ確率が高い」と問題になりますが、大人や男だったら死んでもかまわないのか? 少女は反則だっ・・・と言うと例の慰安婦少女像を思い出したりして。またこの映画ではハチドリ型とかコガネムシ型の小さなスパイドローンが出てきて、後者などは家の中に入って中の連中の姿まではっきりと映したりしてるのですね。将来の物かと思ったらすでに作られているものなのか。町山智浩氏がこの作品について語った記事(→コチラ)によると蚊型の小さなドローン(右画像)まであるとか。まだ電池の問題等があるそうですが、将来さらに技術が進むと、猛毒の液体をターゲットに注射できちゃうようなドローンも作られるかもねー。また現実の問題としては、昨年オバマ大統領政権が公表したように、「2009~15年の間に米軍によるドローン攻撃により、イラクとアフガニスタン以外の地域で64~116人の民間人が死亡した」そうです。(→コチラ参照。) またドローンにより殺害された戦闘員の数は、同じ期間内で2372~2581人となっている・・・ということは、殺された人のうち20~40人に1人は無辜の民間人ということか。なんということだ。戦時中の空襲や原爆投下による民間人殺傷のようなことが今もフツーに(!)行われているとは・・・。「テロとの戦い」のために道連れになって殺される人たちがアジアやアフリカではなくアメリカやイギリスの国民の場合でも「犠牲もやむなし」と言うのかなー?

 「中央日報(日本語版)」(→コチラ)等でも報じられているように、「君の名は。」が1月22日観客数300万人を突破し、韓国で上映された日本映画の興行1位となりました。ただ後述のように勢いは鈍ってきていて、20~22日のランキングでは4位に後退。韓国では7~800万人にならないと大ヒットとは言えないのですが、そこまでどころか500万人くらいの中ヒットにも届くかどうか?といった感じですかねー。韓国公開のアニメでは、過去「アナと雪の女王」(1029万人)がダントツの1位、以下2位「カンフーパンダ2」(506万人)、3位「インサイド・アウト」(496万人)、4位「ズートピア」(470万人)、5位「カンフーパンダ」(465万人)、6位「カンフーパンダ3」(398万人)、7位「シュレック2」(330万人)。ということは、7位には入りそうですね。その上はちょっとどうかな? 

 19日に行ったTOHOシネマズ川崎では、今「キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち」を上映中・・・なんですけど、どうするかな? シネマート新宿では「太陽の下で-真実の北朝鮮-」も始まってます。首都圏はここだけか。じゃ行かなくては・・・。

 毎日映画コンクールの受賞結果は→コチラ。外国映画ベストワン賞はここでも「ハドソン川の奇跡」か。ふーむ。おっ、筒井真理子が女優主演賞とは、私ヌルボの予測通り・・・って本命が来ただけか?

 先週も「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」、「映画200字評」は掲載されませんでした。

         ★★★ NAVERの人気順位(1月24日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) オー・マイ・パパ(韓国)  9.78(213)
②(3) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン  9.57(185)
③(5) ウィークエンド(韓国)  9.40(125)
④(4) ボブという名のストリート・キャット  9.36(252)
⑤(8) オアシス:スーパーソニック  9.30(444)
⑥(9) わたしは、ダニエル・ブレイク  9.29(1,013)
⑦(7) ヨーヨー・マと旅するシルクロード  9.21(29)
⑧(10) 学校に行く日  9.11(71)
⑨(-) モアナと伝説の海  9.10(4,900)
⑩(-) 従順(韓国)  9.10(141)

 今回の新登場はありません。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) わたしは、ダニエル・ブレイク  8.40(15)
②(2) ラ・ラ・ランド  8.34(14)
③(4) はじまりへの旅  7.50(9)
④(5) 真夜中のピアニスト  7.50(4)
⑤(-) トンネル(韓国)  7.21(14)
⑥)(7) 君の名は。(日本)  7.17(6)
⑦(8) ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー  7.16(8)
⑧(9) オアシス:スーパーソニック  7.16(2)
⑨(-) 新感染[釜山行き](韓国)  7.10(17)
⑩(10) 恋物語(韓国)  7.00(7)

 今回の新登場はありません。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績1月20日(金)~1月22日(日) ★★★

         「君の名は。」は累計300万人を超えるも4位に後退
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(16)・・ザ・キング(韓国)・・・・・・・・・・・・1/18 ・・・・・・・・・1,311,900 ・・・・・・・・・・1,852,917・・・・・・・・15,372・・・・・・・1,310
2(19)・・共助(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・1/18・・・・・・・・・・・845,976・・・・・・・・・・・1,154,001・・・・・・・・・9,464・・・・・・・・・976
3(2)・・モアナと伝説の海・・・・・・・・・・・・1/12・・・・・・・・・・・335,059 ・・・・・・・・・・1,250,538・・・・・・・・・9,807・・・・・・・・・745
4(1)・・君の名は。(日本)・・・・・・・・・・・・・1/04・・・・・・・・・・・260,592 ・・・・・・・・・・3,052,177・・・・・・・・24,674・・・・・・・・・605
5(68)・・ターニング メカードW・・・・・・・・1/18・・・・・・・・・・・197,204・・・・・・・・・・・・276,709・・・・・・・・・2,056・・・・・・・・・570
        ブラックミラーの復活
6(6)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・・・・・・・・12/07・・・・・・・・・・・・45,923 ・・・・・・・・・・3,020,867・・・・・・・・25,320・・・・・・・・・242
7(4)・・マリアンヌ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/11・・・・・・・・・・・・35,386・・・・・・・・・・・・461,674 ・・・・・・・・・3,806・・・・・・・・・329
8(3)・・マスター(韓国)・・・・・・・・・・・・・・12/21・・・・・・・・・・・・18,567 ・・・・・・・・・・7,130,677・・・・・・・・57,928・・・・・・・・・261
9(新)・・ロード・オブ・ザ・リング・・・・・・・1/18 ・・・・・・・・・・・・13,055 ・・・・・・・・・・・・20,174・・・・・・・・・・・257・・・・・・・・・・56
        /二つの塔(拡張版)
10(新)・・たかが世界の終わり・・・・・・・1/18・・・・・・・・・・・・・・7,360 ・・・・・・・・・・・・13,319・・・・・・・・・・・106・・・・・・・・・118
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 予測通りの韓国映画2作品が1・2位。「君の名は。」については記事冒頭に書いた通りです。
 今回の新登場は1・2・5・9・10位の5作品です。
 1位「ザ・キング」は、韓国の今の政治・社会状況にも関わりがありそうなドラマ。韓国では日本に比べてはるかに検事の存在感が大きいようで、ドラマや映画によく登場します。こり作品もまさに同様。田舎(全羅道)で育ったパク・テス(チョ・インソン)は、乱暴者の父親の取り調べに来た検事を見たのをけっかけに検事をめざし、猛勉強をしてソウル大に入学、その後司法試験に合格して検事になります。しかし「正義」を体現すべき検事の世界も当然のように政財界やメディアとの<黒い癒着>があり、地位と権力をねらうとなるといろいろあるわけで・・・。テスも権力を作り上げるハン・ガンシク(チョン・ウソン)に出会い、その人脈に乗って成功します。そして80年代後半、軍事独裁政権が終止符を打って民主化の時代に入りますが、これをチャンスと思っていたテスたちの前に予想もしなかった危機が訪れます・・・。どこまで現実の政治状況に重なるかはよくわかりませんが、「インサイダーズ/内部者たち」と共通する要素がありそうで、これは観てみたいですね。原題は「더 킹」です。
 2位「共助」は韓国のアクション。「共助(コンジョ)」という日本ではあまり使われない漢字語は「助け合い」といった意味。この作品では、韓国と北朝鮮による「共同捜査」のことです。北朝鮮当局は秘密裏に紙幣偽造のため銅板を製作さします。ところが、ある内部組織がその銅板を略取してしまいます。その際、特殊精鋭部隊出身の北朝鮮の刑事リム・チョルリョン(ヒョンビン)は妻と同僚たちをその組織により殺されてしまいます。どうしても偽造紙幣の銅板を手に入れたい北朝鮮は、韓国に身を隠している組織のリーダーのチャ・キソン(キム・ジュヒョク)を捕まえるために初めて南北共助捜査を要請し、その責任者としてチョルリョンをソウルに派遣します。一方、北朝鮮の動きをいぶかしく思った韓国は、先にチャ・キソンを捕まえようと、停職処分中であった<生計型刑事>(生活優先?)のカン・ジンテ(ユ・ヘジン)に共助捜査を装ってチョルリョンを監視する任務を与えたのですが・・・。原題は「공조」です。
 5位「ターニング メカードW:ブラックミラーの復活」は韓国アニメ。韓国トップの玩具メーカー孫悟空(ソノゴン)のゲームがモトです。ターニングメカード(TURNING MECARD)というのはミニカーがロボットに自動変身する玩具です。右画像は2台の車が結合して1つのロボットになるもの。他にもたくさんの種類があります。大人の手の平大で1個が1万ウォン台後半。それより大きい物は4~5万ウォンとか。ゲーム方法は→コチラに詳述されていますが、私ヌルボは理解を断念(笑)。アニメも2015年からKBS2で放映されていて、これはその映画版。ストーリーはというと、地球最初のメカニマル(車=変身ロボット)であるディスクキャノンの完成を目前にして、地球とトライフォースにおかしな兆候が感知されます。破壊されたと思っていた悪の化身ブラックミラーが復讐するために復活し、全てのメカニマルをブラックメカニマルに変えてしまい、世界を破壊し始めたのです。テイマー(メカニモルを操縦する人)たちは史上最悪の危機の中、最後のバトルを準備するのですが・・・。原題は「터닝메카드W: 블랙미러의 부활」です。
 9位「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」はアメリカ・ニュージーランド合作の2002年の冒険ロマンの再上映。韓国題は「어쌔신 크리드」です。
 10位「たかが世界の終わり」は、グザヴィエ・ドラン監督によるカナダ・フランス合作の人間ドラマ。自らの死期が迫っているルイ(ギャスパー・ウリエル)は、疎遠にしていた実家を12年ぶりに訪れます。余命がわずかであることを伝えようとしますが、自己中心的な兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)やマイペースな母(ナタリー・バイ)を前になかなか切り出すことができません。やがてルイはアントワーヌから昔の恋人の死を告げられます・・・。韓国題は「단지 세상의 끝」。日本公開は2月11日です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・たかが世界の終わり ・・・・・・・・・・1/18・・・・・・・・・・・・・7,360・・・・・・・・・・・・13,319・・・・・・・・・・・・・106 ・・・・・・・・118
2(9)・・リトル・ダンサー・・・・・・・・・・・2001/2/16・・・・・・・・・・・・・5,592・・・・・・・・・・・・15,263・・・・・・・・・・・・・115 ・・・・・・・・・80
3(1)・・7年 彼らがいない言論(韓国)・・・1/12 ・・・・・・・・・・・・1,748 ・・・・・・・・・・・・14,207・・・・・・・・・・・・・112 ・・・・・・・・・61
4(3)・・わたしは、ダニエル・ブレイク ・・・12/08 ・・・・・・・・・・・・2,800 ・・・・・・・・・・・・78,043・・・・・・・・・・・・・601 ・・・・・・・・・22
5(4)・・エゴン・シーレ 死と乙女 ・・・・・・・12/22・・・・・・・・・・・・・1,268 ・・・・・・・・・・・・44,498・・・・・・・・・・・・・354 ・・・・・・・・・13

 1・2位の2作品が新登場です。
 1位「たかが世界の終わり」については上述しました。
 2位「リトル・ダンサー」は、2000年のイギリス映画の秀作の再上映。韓国題は「빌리 엘리어트」です。

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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [1月13日(金)~1月15日(日)]

2017-01-17 21:49:39 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 今日(17日)久しぶりに映画館に行って来ました。29日ぶり。きっちり記録をとるようになった2011年以来最長のブランクです。
 で、観た映画は「幸せなひとりぼっち」というスウェーデン映画。なんとも意味不明なタイトルですが、原題を見ると「EN MAN SOM HETER OVE」。なんだ、「オーヴェという男」ではないですか。韓国では昨年5月公開で、ネチズンの評判もとても良かった作品です。私ヌルボの感想は、その評判通り。誰にも薦められる作品です。認知度が高くないためか、<ぴあ映画生活>の評点やコメントの数も少ししかありませんが、それでも右表のように高評価を得ています。
 それにしても、原題や韓国題と全然違う邦題がつけられることはままあるので、要注意だなと痛感しました。公開日がちょうど1ヵ月前の12月17日だったとは。あやうく見逃すところでした。

 さて、その今年最初の映画館はヌルボの定番のシネマ・ジャック&ベティ。やっぱり今後の予定作もきっちりチェックしておかなければ・・・。ということでそこの韓国映画だけ拾っておくと次の通り。「海峡を越えた野球少年」「The NET 網に囚われた男」「戦場のメロディ」「アシュラ」「哭声/コクソン」。「戦場のメロディ」は、本ブログでは「오빠생각(オッパセンガク)」という原題に即して「兄への想い」と仮題をつけて書いてきましたが、「戦場のメロディ」となるとどこかで聞いたような洋画みたいで、韓国映画とは思わない人がほとんどではないでしょうか? 聞いたことがないようなタイトルでもイチイチ確認しなくては・・・。

 先週に続いて今後韓国での上映予定作品について。昨年5月チャン・ドンゴン主演の「7年の夜」がクランクアップというニュースが伝えられました。(→コチラ。) それによると「来年」つまり今年2017年に公開予定とのことなのに、<NAVER映画>の公開予定リスト中にもないし、どうなっているのかな? 鄭裕静のベストセラーが原作。すごくゾクゾクするミステリーなんですけどねー。(→過去記事

 先週も「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」、「映画200字評」は掲載されませんでした。

         ★★★ NAVERの人気順位(1月17日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) オー・マイ・パパ(韓国)  9.78(213)
②(2) シーソー(韓国)  9.68(71)
③(3) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン  9.59(182)
④(4) ボブという名のストリート・キャット  9.49(182)
⑤(6) ウィークエンド(韓国)  9.37(112)
⑥(-) 自白(韓国)  9.36(2,916)
⑦(-) ヨーヨー・マと旅するシルクロード  9.35(17)
⑧(5) オアシス:スーパーソニック  9.31(435)
⑨(7) わたしは、ダニエル・ブレイク  9.28(945)
⑩(-) 学校に行く日  9.12(69)

 今回の新登場は④「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」だけです。世界的なチェリストして知られるヨーヨー・マに密着取材したアメリカのドキュメンタリー。60歳を迎えた彼の幼少期からのプライベートショットや演奏シーン、本人や彼を知る人々のインタビュー等の映像が満載されています。NHKの「新シルクロード」(2005)のテーマ曲を演奏したシルクロード・アンサンブルのメンバーも登場しています。なお、→コチラのブログ記事によると、ヨーヨー・マは「これまで演奏した中で一番変わった場所は?」との質問に「ナミビアにあるカラハリ砂漠」と答えています。その場面が収められているのがまさにこの映画です。韓国題は「요요마와 실크로드 앙상블」。日本公開は3月です。関係ないですけど、「ヨーヨー・マってどうよ?」「まあまあよ」という言葉遊びを聞いたのは今から30年以上前のことでした。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) わたしは、ダニエル・ブレイク  8.40(15)
②(2) ラ・ラ・ランド  8.34(14)
③(-) 自白(韓国)  7.67(10)
④(4) はじまりへの旅  7.50(9)
⑤(5) 真夜中のピアニスト  7.50(4)
⑥(6) わが孫、ベスト(韓国)  7.25(9)
⑦(7) 君の名は。(日本)  7.17(6)
⑧(8) ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー  7.16(8)
⑨(9) オアシス:スーパーソニック  7.16(2)
⑩(-) 恋物語(韓国)  7.00(7)

 今回の新登場はありません。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績1月13日(金)~1月15日(日) ★★★

         「君の名は。」が2週連続でトップ
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・君の名は。(日本)・・・・・・・・・・・・・1/04・・・・・・・・・・・739,526・・・・・・・・・・・2,489,382・・・・・・・・20,230・・・・・・・・・845
2(22)・・モアナと伝説の海・・・・・・・・・・・1/12・・・・・・・・・・・583,346 ・・・・・・・・・・・・673,226 ・・・・・・・・・5,411・・・・・・・・・953
3(2)・・マスター(韓国)・・・・・・・・・・・・・・12/21・・・・・・・・・・・283,971・・・・・・・・・・・7,028,530・・・・・・・・57,134・・・・・・・・・646
4(27)・・マリアンヌ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/11・・・・・・・・・・・246,659 ・・・・・・・・・・・・337,897・・・・・・・・・2,822・・・・・・・・・546
5(33)・・アサシン クリード・・・・・・・・・・・・1/11・・・・・・・・・・・201,972 ・・・・・・・・・・・・305,239・・・・・・・・・2,510・・・・・・・・・566
6(7)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・・・・・・・・12/07 ・・・・・・・・・・107,257・・・・・・・・・・・2,921,627 ・・・・・・・・24,506・・・・・・・・・359
7(3)・・パッセンジャー・・・・・・・・・・・・・・・1/04・・・・・・・・・・・・51,763 ・・・・・・・・・・・・654,784 ・・・・・・・・・5,368・・・・・・・・・393
8(4)・・SING/シング ・・・・・・・・・・・・・・12/21 ・・・・・・・・・・・46,042・・・・・・・・・・・1,710,058 ・・・・・・・・13,122・・・・・・・・・286
9(5)・・雪の女王3:雪と火の魔法対決・・1/04・・・・・・・・・・40,232 ・・・・・・・・・・・・345,603 ・・・・・・・・・2,564・・・・・・・・・310
10(6)・・愛しているから(韓国)・・・・・・・・1/04 ・・・・・・・・・・・26,930 ・・・・・・・・・・・・329,610 ・・・・・・・・・2,597・・・・・・・・・261
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「マスター」がずいぶん粘っていて700万人を超えました。「君の名は。」は2週連続トップですが、次週は「キング」と「共助(コンジョ)」とい強力な韓国映画が公開されるので、ここまでかな? しかし300万人には到達するでしょう。
 今回の新登場は2・4・5位の3作品です。
 2位「モアナと伝説の海」は南太平洋の伝説を基にしたディズニーアニメ。ある日平和だった島に呪いがかけられると、 “海に愛される”特別な少女モアナは島を救うために海に乗り出します。呪いを解くためには神が選んだ伝説の英雄マウイの助けが必要です。マウイと出会って説得し、航海を共にすることになりますが、彼らの前には恐ろしい海の怪物たちが待ち受けていました・・・。韓国題は「모아나」。日本公開は3月10日です。
 4位「マリアンヌ」は、アメリカのラブ&サスペンス。舞台は1942年のカサブランカ。イギリスの極秘諜報員のマックス(ブラッド・ピット)と、フランス軍レジスタンスのマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は夫婦を装い、ドイツ大使を暗殺するという任務の遂行にあたります。その後ロンドンで再会した2人は恋に落ち、結婚して幸せな日々をことになりますが、マリアンヌには誰にも打ち明けられない秘密がありました・・・。韓国題は「얼라이드」。日本公開は2月10日です。
 5位「アサシン クリード」は米・英・仏合作のSFアクション。世界で人気のゲームをベースにした物語です。子供の頃のトラウマで記憶を失った死刑囚カラム(マイケル・ファスベンダー)は、謎の女性科学者ソフィア・リッキン博士(マリオン・コティヤール)によって自分の遺伝子に過去の秘密が込められているという事実を知ります。その記憶を見つけるため最先端の技術を使用して15世紀に住んでいた先祖の冒険を直接体験した彼は、先祖がルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団の伝説のアサシンで、禁じられた秘宝のありかを知る歴史上最後の人物でもあったという事実まで知ることになります。その後彼は知識と技術を蓄積してテンプル騎士団に対抗するのですが・・・。韓国題は「어쌔신 크리드」。日本公開は3月3日です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・7年 彼らがいない言論(韓国)・・1/12 ・・・・・・・・・・・・5,308 ・・・・・・・・・・・・・9,413・・・・・・・・・・・・・・76 ・・・・・・・・101
2(1)・・女教師(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/04・・・・・・・・・・・・・4,522・・・・・・・・・・・110,959・・・・・・・・・・・・・911 ・・・・・・・・・64
3(3)・・わたしは、ダニエル・ブレイク ・・・12/08 ・・・・・・・・・・・・2,800 ・・・・・・・・・・・・74,563 ・・・・・・・・・・・・576 ・・・・・・・・・29
4(4)・・エゴン・シーレ 死と乙女 ・・・・・・・12/22・・・・・・・・・・・・・2,339 ・・・・・・・・・・・・41,511 ・・・・・・・・・・・・330 ・・・・・・・・・24
5(2)・・ボブという名のストリート・キャット・・1/04 ・・・・・・・・・・2,041 ・・・・・・・・・・・・24,507 ・・・・・・・・・・・・195・・・・・・・・・・41

 1位「7年 彼らがいない言論」だけが今回の新登場です。メディアの現在を問う韓国のドキュメンタリー。<7年>というのは、李明博政権が始まった頃から現在までの年数。そして<彼ら>とは、その李明博時代に解雇された20人あまりの言論機関の社員たちです。彼らは労働組合の幹部でないぱかりか、大部分は平凡な報道機関の社員でした。しかし勤めていた会社が権力に虐げられていく姿に堪えられず、公正な報道という常識的な要求をしたのです。ところが返ってきたのは解雇通知でした。7年という時間が過ぎた今、権力による報道機関への統制は、すでに当然のように受け止めるようになっています。そんな現実を眺める彼らの視線も複雑なものがあります。もし彼らがかつての職場に戻れるとしても、そこは彼らが切に願っていたようなメディアとはありません・・・。原題は「7년-그들이 없는 언론」です。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [1月6日(金)~1月8日(日)]

2017-01-11 21:14:27 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 たとえば「CGV龍山」でクグると(→コチラ)、いきなり「CGV 용산上映時間」つまりこの映画館のタイムテーブルが日本語で表示されたのにはびっくり! 同じCGVでも弘大や新村だとダメ。龍山だけ?

 1月10日に「キネマ旬報」のベスト・テンが発表されました。詳細は→コチラで見ることができます。その結果は次のとおりです。
[日本映画] ①この世界の片隅に ②シン・ゴジラ ③淵に立つ ④ディストラクション・ベイビーズ ⑤永い言い訳 ⑥リップヴァンウィンクルの花嫁 ⑦湯を沸かすほどの熱い愛 ⑧クリーピー 偽りの隣人 ⑨オーバー・フェンス ⑩怒り
[外国映画] ①ハドソン川の奇跡 ②キャロル ③ブリッジ・オブ・スパイ ④トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 ⑤山河ノスタルジア ⑥サウルの息子 ⑦スポットライト 世紀のスクープ ⑧イレブン・ミニッツ ⑨ブルックリン ⑩ルーム
 これらの中で私ヌルボが観たのは[日本映画]は①②③のベスト3だけ、[外国映画]は①②③④⑥⑨⑩と、自分でも思っていた通り外国映画偏重。12月29日の記事<★2016年 ヌルボの個人的映画ベスト10>と比べると、今回はかなりキネ旬と評価が重なっています。キネ旬の外国映画②③④位はヌルボの順位では①④②位だし、日本映画①位の「この世界の片隅に」はヌルボは③位だし。また今年も外国映画のベスト10に韓国映画が入っていないのも(韓国映画ファンではありますが)当然と言えば当然。まあ今年は昨年の韓国でのヒット作がいろいろ日本で公開されるようなので少し期待しましょう。少し、ね。

 1月4日韓国であの話題のアニメ「君の名は。」公開。週末(1月6~8日)の興行成績は後掲のように2週連続トップだったイ・ビョンホンとカン・ドンウォン共演の「マスター」を上回ってトップでした。過去韓国で公開された日本アニメの観客動員数は「ハウルの動く城」が約300万人でトップ、次が「千と千尋の神隠し」が約200万人ですが、今の勢いを見ると200万人超えは間違いないところ。300万人もたぶん。私ヌルボとしては、観客数もさることながら、むしろ観た人たち個々の感想の日韓比較に興味があって、映画サイトをのぞいたりもしてますが、まだ途中だし結果を記事にするかは未定。

 12月19日以来映画館に行ってない期間が3週間に。
 ヒューマントラストシネマで上映中の<未体験ゾーンの映画2017>(→コチラ)の中に韓国映画が3作品。「奴隷の島、消えた人々」「少女は悪魔を待ちわびて」「もっと猟奇的な彼女」なのですが、先の2つは観てみたくもあります。どうするかな? (ここのサイト、見づらい上にオンラインチケット予約がなんとも面倒・・・。)

 今後韓国での上映予定作品の情報は→コチラや→コチラの記事参照。私ヌルボが個人的に気になっているのは、ドラマ「無限動力」の原作者でも漫画家チュ・ホミン「神と一緒に(神と共に)」の実写映画化。原作については本ブログの過去記事(→コチラにも書いたように、「すごくおもしろかった!」レベルです。(三輪ヨシユキ:画による日本語版はどうなのかな?) しかし、どう映画に作っても原作は超えられないでは、と思うのですけどねー。もう1つは「軍艦島」。韓水山の小説が原作なのですが、なにせ一昨年世界文化遺産登録をめぐっていろいろあっただけにどんな描き方をするか? 韓水山は80年代に4年間日本で生活し、95年には「隣りの日本人」(徳間書店)という日韓の文化比較の本も出している知日家。「軍艦島」は未読ですが、読んで良かったとの感想もあり。しかし最近の韓国映画の趨勢や、「暗殺」さえも「よく(日本で)公開しましたねー」と言われる日本の状況を見ると、すでにして日本公開はむずかしい?

 先週も「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」、「映画200字評」は掲載されませんでした。

         ★★★ NAVERの人気順位(1月10日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) オー・マイ・パパ(韓国)  9.78(211)
②(2) シーソー(韓国)  9.67(69)
③(3) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン  9.63(174)
④(-) ボブという名のストリート・キャット  9.54(129)
⑤(6) オアシス:スーパーソニック  9.31(435)
⑥(4) ウィークエンド(韓国)  9.31(100)
⑦(7) わたしは、ダニエル・ブレイク  9.28(833)
⑧(-) 私たち(韓国)  9.18(1,137)
⑨(-) 君の名は。  9.13(11,779)
⑩(9) 従順(韓国)  9.13(136)

 今回の新登場は④「ボブという名のストリート・キャット」だけです。ジェームズ・ボーエンによるイギリスのベストセラーノンフィクションが原作。(辰巳出版から刊行。) 1979年イギリスに生まれ、幼少期にオーストラリアに移住したボーエンは、97年プロのミュージシャンを志してイギリスに戻りますが、さまざまな困難に遭って路上生活者になってしまいます。バスキング(路上演奏)で生計を立てていた彼が2007年出会ったのが野良猫のボブでした。その出会いが結局ボーエンの人生を変えることになります。これは現在進行形の実話。韓国題は「내 어깨 위 고양이, 밥」。(あ、「ボブ」は「飯」と同じスペルだ。) 「日本公開は未定のようです。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) わたしは、ダニエル・ブレイク  8.40(15)
②(2) ラ・ラ・ランド  8.34(14)
③(-) 私たち(韓国)  7.66(14)
④(4) はじまりへの旅  7.50(9)
⑤(-) 真夜中のピアニスト  7.50(4)
⑥(5) わが孫、ベスト(韓国)  7.25(9)
⑦(-) 君の名は。(日本)  7.20(5)
⑧(6) ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー  7.16(8)
⑨(7) オアシス:スーパーソニック  7.16(2)
⑩(8) ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅  7.08(12)

 今回の新登場は⑤「真夜中のピアニスト」だけです。2005年のフランス映画で日本でも同年公開されているので、韓国でも再上映かと思ったら今回が初公開まのですね。韓国題は「내 심장이 건너뛴 박동」です。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績1月6日(金)~1月8日(日) ★★★

         「君の名は。」 日本映画として画期的なトップの座に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(7)・・君の名は。(日本)・・・・・・・・・・・・・1/04・・・・・・・・・・・837,562・・・・・・・・・・・1,182,293・・・・・・・・・9,744・・・・・・・・・・947
2(1)・・マスター(韓国)・・・・・・・・・・・・・・12/21・・・・・・・・・・・562,092・・・・・・・・・・・6,515,995・・・・・・・・52,953・・・・・・・・・・883
3(新)・・パッセンジャー・・・・・・・・・・・・・・1/04・・・・・・・・・・・351,020 ・・・・・・・・・・・・504,394・・・・・・・・・4,176・・・・・・・・・・608
4(3)・・SING/シング ・・・・・・・・・・・・・・12/21 ・・・・・・・・・・183,346・・・・・・・・・・・1,589,076・・・・・・・・12,233・・・・・・・・・・575
5(58)・・雪の女王3:雪と火の魔法対決・・1/04・・・・・・・・170,466 ・・・・・・・・・・・・241,865・・・・・・・・・1,826・・・・・・・・・・525
6(33)・・愛しているから(韓国) ・・・・・・・1/04・・・・・・・・・・・146,196 ・・・・・・・・・・・・246,229・・・・・・・・・1,969・・・・・・・・・・542
7(4)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・・・・・・・・12/07 ・・・・・・・・・・119,684・・・・・・・・・・・2,726,731・・・・・・・・22,877・・・・・・・・・・389
8(2)・・ローグ・ワン ・・・・・・・・・・・・・・・・12/28・・・・・・・・・・・・91,143 ・・・・・・・・・・・・979,077・・・・・・・・・8,693・・・・・・・・・・444
        /スター・ウォーズ・ストーリー
9(5)・・パンドラ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・12/07 ・・・・・・・・・・・54,060・・・・・・・・・・・4,545,289・・・・・・・・35,799・・・・・・・・・・310
10(新)・・女教師(韓国)・・・・・・・・・・・・・・1/04・・・・・・・・・・・・46,903 ・・・・・・・・・・・・・86,420・・・・・・・・・・・718・・・・・・・・・・393
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 600万人を超えた「マスター」を抑えて「君の名は。」がトップ。日本映画では本ブログのスタート(2009年8月)以来初めてかも。
 動員数の数字は5位と6位の間に大きな開きがありますが、その6位以下に日本アニメが4作品入っているとは! 1月4日公開の「君の名は。」がもうランクインしているのは、正式公開日前の有料試写会、・・・って実質的に前倒し公開。わりとあることです。
 今回の新登場は3・5・6・10位の4作品です。
 3位「パッセンジャー」はアメリカのSF。物語の舞台は豪華宇宙船アヴァロン号。そこには新たな居住地を求めて地球から旅立った5千人の乗客が乗っています。目的地の惑星までは120年かかるため、彼らは冬眠装置で眠っているのですが、なぜかエンジニアのジム(クリス・プラット)と作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)は90年も早く目覚めてしまいます。他の全員が深い眠りについている中、2人は生き残ることができるのでしょうか? えっ、2人が目覚めたことのウラには“衝撃的な理由”があった? 韓国題は「패신저스」。日本公開は3月24日です。
 5位「雪の女王3:雪と火の魔法対決」は、あの「アナ雪」(2014)とは関係ないロシアアニメシリーズの第3作。日本では未公開ですが、韓国ではすべて公開されています。絵柄を見ると「アナ雪」によく似ていますが、このシリーズの第1作は2012年なので剽窃ではありません。いや、アンデルセン原作のこの作品を1957年初めてアニメ化(→コチラ)したのがソ連なので、むしろコチラが本家か。原作通り少年カイと少女ゲルダの物語になっているし・・・。今作は、雪の女王を打ち破ったもののまだ両親を見つけられないゲルダとカイ、伝説の「願いの石」を探すため友人のローレンと一緒に旅に出ることに。結局石を発見したゲルダとローレンですが、雪の女王を目覚めさせ火の魔王まで復活させてしまいます。そしてこの両者は世界を支配するために魔法の対決を展開します・・・。韓国題は「눈의 여왕 3: 눈과 불의 마법대결」。
 6位「愛しているから」は韓国のラブコメ。ある日作曲家イサン(チャ・テヒョン)が愛する彼女に告白しに行くと、突然の事故で愛に不器用な人の体に入ることができる意外な能力(?)を持つようになっていました。女子高生K嬢をはじめ、離婚危機のP氏、生まれてからずっと女性に縁ナシの老チョンガーY氏、初恋を追い続ける認知症のKおばあさんまで! 唯一イサンの秘密を察知した4次元少女スカリー(キム・ユジョン)の助けを借りてイサンは人生最大の危機をチャンスに変えようとしますが・・・。原題は「사랑하기 때문에」です。
 10位「女教師」は韓国のドラマ。臨時教員のヒョジュ(キム・ハヌル)は、自分がなるはずだった正教員の職に代わりに抜擢された理事長の娘のヘヨン(ユ・イニョン)のことが気に障ります。「学校の後輩です」と親しげに近づいてくる彼女の記憶さえなく、どこか不快な感じを消すことができません。
ある日ヒョジュは、臨時担任になったクラスで注目していた舞踊特技生の生徒チェハ(イ・ウォングン)とヘヨンが特別な関係であることを知り、初めてヘヨに勝つことができる牌を持ったように思ったのですが・・・。
原題は「여교사」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・女教師(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・1/04・・・・・・・・・・・・・46,933・・・・・・・・・・・・86,420・・・・・・・・・・・・・718 ・・・・・・・・393
2(新)・・ボブという名のストリート・キャット・・1/04・・・・・・・・・10,605・・・・・・・・・・・・17,835・・・・・・・・・・・・・145 ・・・・・・・・112
3(2)・・わたしは、ダニエル・ブレイク ・・・・12/08 ・・・・・・・・・・・・5,253 ・・・・・・・・・・・・67,756 ・・・・・・・・・・・・529 ・・・・・・・・・41
4(4)・・エゴン・シーレ 死と乙女 ・・・・・・・・12/22 ・・・・・・・・・・・・4,773 ・・・・・・・・・・・・35,450・・・・・・・・・・・・・283・・・・・・・・・44
5(2)・・恋人たちの予感 ・・・・・・・・・・1989/11/18 ・・・・・・・・・・・・1,118 ・・・・・・・・・・・・19,113 ・・・・・・・・・・・・150 ・・・・・・・・・31

 1位「女教師」と2位「ボブという名のストリート・キャット」の2作品が新登場ですが、どちらについても上述しました。
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蔚山に、馬耳山に、朴正熙大統領記念館に・・・ 2016年の3度の韓国旅行の総まとめ

2017-01-08 23:58:15 | 韓国旅行の記録
 元日に、5年ぶりで前年の総括と新年の抱負を書きはじめたものの、最初の韓国旅行関係の総まとめだけでも分量が多くなりすぎ、結局独立の記事にするこしにしました。
 それというのも、3回で計17泊したということだけでなく、それぞれ共に旅をした人たちの顔ぶれが違い、また旅の目的・趣向といったものも相当に違うので、訪れた所も実に多様。
 1回目の旅の記録は→コチラを皮切りに7回連載したものの、メインの蔚山の記録を前にストップしたまま。
 2回目の旅は記事にさえしていません。
 そして3回目は→コチラから5回連載し、やはり半分を少し越えたところで停滞中。
 そこでこの際、私ヌルボの備忘録ということも意図して3回分の全記録をとりまとめてみました。
 ただ行った施設や史跡等の名称を並べるだけでは味も素っ気もないので、博物館や資料館等の施設史跡や文化財街並や景勝地、その他の観光ポイント食堂やカフェ等飲食関係と色分けし、評価を=個人的な感動度と、🌟=一般的なオススメ度の数で示しました。それぞれ2つが最高点です。

  《1回目》3月25日~4月1日(7泊8日) ソウル(5泊)・釜山(2泊)  ※1992年以来通算29回目の韓国旅行
 蔚山現地踏査が主目的の歴史研究者氏を含む3人組。ソウルでも、国立外交史料院、ソウル大学校奎章閣(古文書館)といった所を初めて訪れました。その蔚山では、たまたま鶴城李氏の祭祀(チェサ)にゲストとして参席。(例の)ブタの頭を前にしての儀式を見学させていただきました。
 その他、江華島や、個人行動で行った国立ソウル顕忠院も初めて訪れました。
 【3月25日】
   [ソウル・光化門駅から徒歩] ・ソウル歴史博物館
 【3月26日】
   [ソウル・良才] ・韓国外交史料館
   [ソウル・徳寿宮近辺] ・全州豊南会館・聖公会ソウル聖堂(祭壇の裏手の方の部屋も) ・重明殿・旧ロシア公使館塔・貞洞展望台🌟
   [龍山] ・CGV 龍山(映画「東柱」鑑賞)
 【3月27日】
   [江華島] ・高麗宮址・外奎章閣・江華郷校・江華山城・江華支石墓🌟・江華歴史博物館・江華平和展望台・李奎報墓・伝灯寺・草芝鎮🌟・徳津鎮・広城堡🌟
   [ソウル・仁寺洞] ・ガス灯(裏道のマッコリ酒場。歴史ある「学生酒店」)🌟
 【3月28日】
   [ソウル・ソウル大入口] ・ソウル大学校(奎章閣等)
   [銅雀] ・国立ソウル顕忠院(朴正熙・金大中・李承晩の墓等)
   [光化門] ・平家屋光化門店
 【3月29日】
   [釜山] ・50階段🌟・臨時首都記念館🌟・朝鮮通信使博物館・釜山博物館・古宮参鶏湯
 【3月30日】
   [蔚山] ・石渓書院・謹斎公古宅・西生浦倭城・トミナル食堂・蔚山郷校・鷗江書院・蔚山倭城🌟・東華精舎
 【3月31日】
   [蔚山] ・クジラ博物館🌟・龍淵書院(鶴城李氏の祭祀に参席)❤❤・蔚山博物館
   [ソウル・仁寺洞]・元祖仁寺洞スジェビ
 【4月1日】
   [ソウル・デジタルメディアシティ] ・韓国映像資料院

    
【左は貞洞展望台からの徳寿宮方面の眺望。右は釜山・臨時首都記念館内の李承晩大統領執務室。】

     
【左は蔚山・長生浦のクジラ博物館の売店。行く前はこれが博物館かと思っていました。中と右は龍淵書院の鶴城李氏の祭祀。例のプタの頭が膳の中央に置かれています。】


  《2回目》6月14日~18日(4泊5日)   ソウル(2泊)・全州(2泊)
 いつものサークルの仲間(計6人)と。私ヌルボ、最初は行く予定ではなかったのが、馬耳山(マイサン)に行くと聞いて急遽参加。全州では8年ぶりにお会いしたBさんと職場の同僚の方お二方とマッコリを飲み(あの)エイの刺身を食べたりしたのも良い思い出に。
 【6月14日】
   [ソウル・龍山] ・ドラゴンヒルズスパ
 【6月15日】
   [ソウル・龍山] ・秋風嶺カムジャタン
   [ソウル・孝昌公園] ・孝昌公園(白凡記念館等)🌟
   [全州・三川洞マッコリタウン] ・サランチェ(マッコリ酒場)
 【6月16日】
   [鎮安←全州からバス] ・1番地食堂(タスルギ(カワニナ)タンを初めて食べる)
   [鎮南からタクシー] ・馬耳山(マイサン)と塔寺(タプサ)❤❤🌟🌟
   [全州・韓屋マウル] ・東学革命記念館
   [全州・完山区ヨンソン路] ・タルピッソリ(国楽ライブ&マッコリ)🌟
 【6月17日】
   [ソウル・鍾路3街~仁寺洞] ・味カルメギサル専門🌟・伝統茶院・ガス灯
     
【左はソウル・孝昌(ヒョチャン)公園内の白凡(金九)記念館。右は全羅北道・塔寺。背後に馬の耳の1つが見えています。】 

     
【左は全州の韓屋マウル。店で借りた韓服を着て歩いている人が多数。流行っているようです。右はパンソリ等を聴きながらマッコリが飲める全州市内の店・タルピッソリ。前夜のサランチェ同様注文しなくてもいろんな料理が次々に出される。あの刺激臭が強烈なホンオフェも・・・。】


  《3回目》3回目=11月25日~28日(3泊4日)  ソウル(3泊)
 大学時代のクラスメートの元マスコミ関係者と2人。短い日程ながら、ソウル市内でこれまで個人的に行ってみたかった施設をまとめて見学。また何といってもあの「朴槿恵大統領退陣」の大デモの現場に行けたのは2016年の自分史中の特筆事項でした。
 【11月25日】
   [デジタル・メディア・シティ] ・朴正熙大統領記念館
   [世宗大路] ・新聞博物館🌟
   [寛勲洞] ・景福宮寛勲店(2015年安倍首相が訪れた高級焼肉店)
 【11月26日】
   [乙支路入口] ・プゴククチプ(武橋洞の干タラスープの店。朝食の定番)🌟🌟
   [市庁] ・軍器寺遺跡展示室(市庁舎の地下の市民廰内)🌟
   [加山デジタル団地] ・九老工団労働者生活体験館
   [大林] ・中華街(中国朝鮮族集住地)🌟
   [龍頭] ・清渓川文化館・清渓川板子家体験館🌟
   [市庁] ・朴槿恵大統領退陣要求大デモ
   [鐘閣] ・ムハンリピル(食べ放題サムギョプサル)
 【11月27日】
   [明洞] ・論峴(ノニョン)参鶏湯
   [漢城大入口] ・恵化門・駱山公園に向かう城郭道🌟・駱山路上美術館・梨花荘(李承晩邸.非公開なので外から見ただけ)
   [恵化(大学路)] ・ソウル大学校旧趾・菊秀家(ククスガ)
   [紫霞門峠(バス停.チャハムンコゲ)] ・尹東柱文学館
   [市庁から徒歩] ・南大門
   [三角地] ・鳳山家(ポンサンチプ)🌟
   [城北洞] ・Rhee hall(数十万枚(?)のLPがあるミュージックカフェ)❤❤🌟
 【11月28日】
   [南営] ・警察庁人権センター(朴鍾哲記念館)
   [乙支路3街] ・乙支冷麺🌟
   [新村] ・李韓烈記念館・延世大学校尹東柱記念室
   [弘大前] ・弘益大学校(正門を見てきただけ)・駐車場通り
      
【左は大林洞(テリムドン)の中華街。と言っても観光的雰囲気はなく、この付近に多い中国朝鮮族向きの店が並ぶ。羊肉の串焼き(ヤンコチ)と犬肉料理店が目につきます。右は例の土曜の大規模デモ。「朴槿恵退陣」等と印刷された紙は野党(共に民主党や国民の党等)が配っていました。】

      
【左はソウル城郭道。右は城北洞のRhee hall。両側の棚にはLPがぎっしり! 日本から来たと聞いて五輪真弓の「恋人よ」をかけてくれました。そしてジョーン・バエズのドナ・ドナ。10代の頃ギターの弾き語りをしたりしていた私ヌルボ、まさか半世紀後にソウルで聴くとは思いもよらなかった! この建物の1階の食堂ヌルンジベクスクは人気店のようですが、3階のRhee hallの紹介記事は日本語サイトにはありません。】

 とても収穫の多かった2016年の韓国旅行。で、今年の計画はというと、しばらく前から行こうと思いながらも実現していなかった台湾に行こうと思っています。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [12月30日(金)~1月1日(日)]

2017-01-03 23:06:25 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 謹賀新年。
 새해 복 많이・・・おっと、韓国は旧正月なのでまだか。えーと、今年は1月28日(土)になってますね。なお旧正の連休は1月27~30日の4日間です。

 12月19日以来3週間映画館に行ってません。この数年間初鑑賞は遅くて、2014年は1月28日(「さよなら、アドルフ」)、2015年は1月23日(「イラク チグリスに浮かぶ平和」)、2016年は1月19日(「ブリッジ・オブ・スパイ」)。今年も現時点で観たいという映画はとくにナシ。ちょっと気になるのは「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」とか、韓国で高評点の「オアシス:スーパーソニック」あたりかな? いや、昨年見逃した映画がいろいろあったな、ということで、キネカ大森、目黒シネマ、下高井戸シネマあたりのラインナップを見てみると、おー、それぞれ期待通り。とくにキネカ大森では6日(金)までの2本立てが「リンダリンダリンダ」「ナビィの恋」の組み合わせではないですか! ペ・ドゥナが出てる前者もさることながら、ヌルボ推奨は後者。西田尚美がハツラツとしていて魅力的だし、登川誠仁の三線&歌が聴けるのもいい。この2本で1300円とは、観てない方にはぜひオススメ。

 昨年観たいと思いつつ、観ることができなかったのが「例の」慰安婦映画「鬼郷」。実際に大阪でご覧になった方の感想が→コチラのブログに記されています。考え方の違う人にとっても読むに値する深い内容だと思います。そのブログの次の記事(『ジニのパズル』と『ROCK U!』→コチラ)も映画とはは関係ないですが、在日関係の記事で、これも考えさせられました。

 韓国文化院の「2017年上半期 韓国映画企画上映会」の内容は→コチラ。全10作品の半分以上はすでに観たもので、今ひとつ気持ちが高揚しませんが・・・。まあ何かのついでに気が向けば観にいこうかな。

 先週も「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」、「映画200字評」は掲載されませんでした。

         ★★★ NAVERの人気順位(1月3日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) オー・マイ・パパ(韓国)  9.82(207)
②(3) シーソー(韓国)  9.67(69)
③(2) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン  9.66(161)
④(4) ウィークエンド(韓国)  9.59(81)
⑤(5) 自白(韓国)  9.37(2,869)
⑥(6) オアシス:スーパーソニック  9.36(427)
⑦(8) わたしは、ダニエル・ブレイク  9.31(681)
⑧(-) ハイキュー!! 勝者と敗者(日本)  9.20(153)
⑨(-) 従順(韓国)  9.16(130)
⑩(-) 映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(日本)  9,15(517)

 今回の新登場は⑧「ハイキュー!! 勝者と敗者」だけです。古舘春一の人気コミックが原作の高校バレー部の物語のアニメ版なんですが、私ヌルボはどっちも見てないのでなんとも・・・。原題は「하이큐!! 승자와 패자」です。

     【記者・評論家による順位】a
             ※評点の後の( )は採点者数
①(2) わたしは、ダニエル・ブレイク  8.40(15)
②(3) ラ・ラ・ランド  8.34(14)
③(6) 自白(韓国)  7.67(10)
④(10) はじまりへの旅  7.50(9)
⑤(-) わが孫、ベスト(韓国)  7.25(9)
⑥(-) ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー  7.16(8)
⑦(-) オアシス:スーパーソニック  7.16(2)
⑧(-) ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅  7.08(12)
⑨(-) 恋物語(韓国)  7.00(7)
⑩(-) コウノトリ大作戦!  7.00(1)

 今回の新登場は⑥「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」だけです。日本ではすでに12月16日に公開されています。韓国題は「로그 원: 스타워즈 스토리」です。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績12月30日(金)~1月1日(日) ★★★

         「マスター」が500万人を超える
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・マスター(韓国)・・・・・・・・・・・・・・12/21・・・・・・・・・1,371,272 ・・・・・・・・・・5,440,531・・・・・・・・44,177 ・・・・・・・・1,262
2(新)・・ローグ・ワン ・・・・・・・・・・・・・・・12/28 ・・・・・・・・・・523,307 ・・・・・・・・・・・・769,775・・・・・・・・・6,738・・・・・・・・・・858
/スター・ウォーズ・ストーリー
3(2)・・SING/シング ・・・・・・・・・・・・・・12/21 ・・・・・・・・・・348,851 ・・・・・・・・・・1,178,340・・・・・・・・・9,147 ・・・・・・・・・・721
4(4)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・・・・・・・・12/07 ・・・・・・・・・・275,787・・・・・・・・・・・2,470,623・・・・・・・・20,753・・・・・・・・・・589
5(3)・・パンドラ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・12/07 ・・・・・・・・・・247,727・・・・・・・・・・・4,401,311・・・・・・・・34,688・・・・・・・・・・575
6(60)・・ルドルフとイッパイアッテナ(日本)・・12/28 ・・・・・87,703 ・・・・・・・・・・・・119,424・・・・・・・・・・・926・・・・・・・・・・375
7(新)・・君の名は。(日本)・・・・・・・・・・・・1/04 ・・・・・・・・・・・71,846・・・・・・・・・・・・・・74,181・・・・・・・・・・・640・・・・・・・・・・275
8(5)・・あなた、そこにいてくれますか(韓国)・・12/14・・・・61,083・・・・・・・・・・・1,143,431 ・・・・・・・・・9,165・・・・・・・・・・314
9(6)・・ポケモン・ザ・ムービーXY&Z・・12/22・・・・・・・・・・56,994・・・・・・・・・・・・・238,454 ・・・・・・・・・1,821・・・・・・・・・・304
       「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」(日本)
10(7)・・映画ドラえもん・・・・・・・・・・・・・・12/21 ・・・・・・・・・・・9,945・・・・・・・・・・・・・・62,699 ・・・・・・・・・・・482・・・・・・・・・・・97
       新・のび太の日本誕生 (日本)
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「マスター」は早くも500万人を突破。どこまで伸びるか注目。
 動員数の数字は5位と6位の間に大きな開きがありますが、その6位以下に日本アニメが4作品入っているとは! 1月4日公開の「君の名は。」がもうランクインしているのは、正式公開日前の有料試写会、・・・って実質的に前倒し公開。わりとあることです。
今回の新登場は2・6・7位の3作品です。
 2位「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」については上述しました。
 6位「ルドルフとイッパイアッテナ」は、私ヌルボは予告編しか観てませんが、日本同様韓国でもなかなか好評のようです。韓国題は「루돌프와 많이있어」。イッパイアッテナはマーニイッソとそのまま訳してますね。
 7位「君の名は。」については、今あえて書くこともありません。韓国題は「너의 이름은.」。最後にちゃんと「.」がついています。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(8)・・イングリッシュ・ペイシェント・・1997/3/15 ・・・・・・・・・・・・9,561・・・・・・・・・・・・23,198・・・・・・・・・・・・・173 ・・・・・・・・・・5
2(5)・・恋人たちの予感 ・・・・・・・・・・1989/11/18 ・・・・・・・・・・・・7,008 ・・・・・・・・・・・・14,591 ・・・・・・・・・・・・114 ・・・・・・・・・76
3(2)・・わたしは、ダニエル・ブレイク ・・・・12/08 ・・・・・・・・・・・・6,360 ・・・・・・・・・・・・55,858 ・・・・・・・・・・・・444 ・・・・・・・・・42
4(1)・・エゴン・シーレ 死と乙女 ・・・・・・・・12/22 ・・・・・・・・・・・・5,878 ・・・・・・・・・・・・25,534・・・・・・・・・・・・・204・・・・・・・・・48
5(新)・・死の影の谷間・・・・・・・・・・・・・・・・12/28 ・・・・・・・・・・・・2,142 ・・・・・・・・・・・・・3,159 ・・・・・・・・・・・・・・17・・・・・・・・・23

 1位と5位の2作品が新登場です。
 1位「イングリッシュ・ペイシェント」はの第69回アカデミー賞で作品賞等9部門で受賞した1996年のアメリカ映画の再上映。韓国題は「잉글리쉬 페이션트」です。(この時すでに日本での公開は韓国の半年遅れになっています。)
 5位「死の影の谷間」(仮)は、ロバート.C.オブライエンの同名SF小説(評論社.1974)の映画化作品。核戦争で文明が滅んだ未来。放射能汚染を免れた谷間で、アン(マーゴット・ロビー)はたったひとり生き残ります。彼女はある日渓谷でもう1人の生存者を発見します。中年の科学者ジョン(キウェテル・イジョフォー)で、アンは被爆した彼を看護し、希望を見出した彼女はジョンとの共同生活を始めますが、そこに今度はカレブ(クリス・パイン)という男が現れ、三角関係が生じてきます・・・。韓国題は「최후의 Z」、日本公開は未定です。
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