◎12月18日(水)
帰国後1ヵ月も過ぎてようやく最後の記事にたどりつきました。
朝、龍山駅で天安の独立記念館に行くというX・S両氏を見送った後、駅とその周辺(←どんどん変貌しつつある)から、二村(イチョン)の国立中央博物館まで散策。しかし時間の都合上博物館は外回りとミュージアムショップを見てきただけです。
夕方また弘大入口に行って、たまたま同じアシアナ便で帰ることになったY氏と再び合流し、さて金浦に向かうかという段にになって、「ちょっと漫画専門店に行ってみますか?」という誘いにもちろん乗って、入った店がここ。
プクセトン文庫(북새통문고)です。こんな狭い入口。知っていなければ入る客はまずいないでしょう。
※북새통は「混雑・どさくさ」の意。それと북(ブック)の새통(新しい箱(?))といった意味もかけているようです。
階段の横に何枚も掲げられているパネル(左写真)。右手前は日高ショーコ「憂鬱な朝(2)」(キャラコミックス)の表紙絵。階段下突き当たり(右写真)は韓国のラノベ。ナ・スンギュ(나승규):作・フク・ヨソク(흑요석):画「反物屋 銀狐の恋愛奇譚(포목점 은여우의 연애기담 1)」です。
店内に入ってビックリしたのはこの広さ! お客さんもけっこう入っています。
すべて漫画とライトノベル。出版社別に並べられていて、卸・小売を兼ねているそうです。
床にもこんな絵が・・・。どちらも日本のラノベで、写真左は三原みつき(作)・CHuN(画)「魔技科の剣士と召喚魔王」(MF文庫)、右は賀東招二(作)・なかじま ゆか(画)「甘城ブリリアントパーク」(富士見ファンタジア文庫)です。
大半は日本の漫画・ラノベですが、韓国作家の作品ももちろんあり、漫画評論等の本もあるようです。私ヌルボ好みのものもいろいろありそうでしたが、時間的余裕がなく、購入したのは下写真の2巻本だけ。
「韓国の漫画家1・2」です。各10人ずつ計20人の韓国の漫画家たちについて書かれている本で、ホ・ヨンマン、カンプル、ユン・テホ、黄美那(ファン・ミナ)等知っている名前もあり知らない名前もあり・・・。
このプクセトン文庫の公式サイトは→コチラ。ハングルが読めなくても、日本のコミックファンにはおなじみの絵柄がたくさん載っていると思います。
なお、この店については、<エンハウィキミラー>(→コチラ.韓国語)に詳しく書かれています。それによると、2004年までは漫画マートという名前で運営されていて、当時は近くにある漢陽TOONKに押され気味だったが、2008年店舗拡大以降は売場面積、書籍点数、販売部数等、名実共に韓国最大の漫画書店となったとのことです。また、ヒット作の場合はこの店だけで1巻当たり千部以上販売していて、韓国の漫画出版市場のバロメーターのような役割をはたしているそうです。
さて、上記の文中に出てきた漢陽TOONKという店。すぐ近くというので行ってみました。時間がなく、外から写真だけ撮ってきました。
プクセトン文庫と共に韓国の「オタク系の聖地(오덕계의 성지로)」とされています。この店については、<コネスト>の記事「韓国漫画事情~後編~」(→コチラ)に少し書かれています。1998年にオープンし、「漫画をはじめアニメーションやイラスト、ゲーム関連の書籍、グッズなど約10万冊の蔵書を誇る」とあります。これまた<エンハウィキ>に説明があります。(→コチラ.韓国語) 1階が漫画専門書店で、地下に原書+絶版書コーナーがあるそうです。
説明文中に余談として書かれているように、弘大入口駅近くにはこの2つの漫画専門店の他、画報・写真集系統の店として知る人ぞ知るヨンジン書籍とコミックワールドのオフィスがあり、また韓国では珍しいミニチュアゲーム専門店のオークタウン(→コチラ参照)、ドルフィー(球体関節人形)・フィギュア・プラモデル等を扱うボークスコリアもあったりして、やはり弘大入口一帯はまさにオタクの街ですね。1㎞あまり離れた所にはSF&ファンタジー図書館という施設もあるようですよ。
★写真を撮った時すでに暗くなっていたので、2つの店の昼間の姿を載せておきます。<DAUM地図ロードビュー>と<NAVER地図コリビュー>を利用して作った画像です。
プクセトン文庫は入口が2ヵ所あります。
コチラが漢陽TOONK。
★2つの店の位置は下図の通りです。Aはプクセトン文庫、Bは漢陽TOONKです。
★2つの店について比較した<한양툰크 vs 북새통문고, 홍대에서 만화를 팝니다>という記事は→コチラ。
・・・以上、修徳寺と温陽温泉以外はこれといった観光ポイントにも行かず、最後まで日常の延長みたいだった旅でしたが、この日夜金浦発のアシアナ機で帰国してオシマイ。この記録もやっとケリがつきました。やれやれ。
帰国後1ヵ月も過ぎてようやく最後の記事にたどりつきました。
朝、龍山駅で天安の独立記念館に行くというX・S両氏を見送った後、駅とその周辺(←どんどん変貌しつつある)から、二村(イチョン)の国立中央博物館まで散策。しかし時間の都合上博物館は外回りとミュージアムショップを見てきただけです。
夕方また弘大入口に行って、たまたま同じアシアナ便で帰ることになったY氏と再び合流し、さて金浦に向かうかという段にになって、「ちょっと漫画専門店に行ってみますか?」という誘いにもちろん乗って、入った店がここ。
プクセトン文庫(북새통문고)です。こんな狭い入口。知っていなければ入る客はまずいないでしょう。
※북새통は「混雑・どさくさ」の意。それと북(ブック)の새통(新しい箱(?))といった意味もかけているようです。
店内に入ってビックリしたのはこの広さ! お客さんもけっこう入っています。
大半は日本の漫画・ラノベですが、韓国作家の作品ももちろんあり、漫画評論等の本もあるようです。私ヌルボ好みのものもいろいろありそうでしたが、時間的余裕がなく、購入したのは下写真の2巻本だけ。
「韓国の漫画家1・2」です。各10人ずつ計20人の韓国の漫画家たちについて書かれている本で、ホ・ヨンマン、カンプル、ユン・テホ、黄美那(ファン・ミナ)等知っている名前もあり知らない名前もあり・・・。
このプクセトン文庫の公式サイトは→コチラ。ハングルが読めなくても、日本のコミックファンにはおなじみの絵柄がたくさん載っていると思います。
なお、この店については、<エンハウィキミラー>(→コチラ.韓国語)に詳しく書かれています。それによると、2004年までは漫画マートという名前で運営されていて、当時は近くにある漢陽TOONKに押され気味だったが、2008年店舗拡大以降は売場面積、書籍点数、販売部数等、名実共に韓国最大の漫画書店となったとのことです。また、ヒット作の場合はこの店だけで1巻当たり千部以上販売していて、韓国の漫画出版市場のバロメーターのような役割をはたしているそうです。
さて、上記の文中に出てきた漢陽TOONKという店。すぐ近くというので行ってみました。時間がなく、外から写真だけ撮ってきました。
説明文中に余談として書かれているように、弘大入口駅近くにはこの2つの漫画専門店の他、画報・写真集系統の店として知る人ぞ知るヨンジン書籍とコミックワールドのオフィスがあり、また韓国では珍しいミニチュアゲーム専門店のオークタウン(→コチラ参照)、ドルフィー(球体関節人形)・フィギュア・プラモデル等を扱うボークスコリアもあったりして、やはり弘大入口一帯はまさにオタクの街ですね。1㎞あまり離れた所にはSF&ファンタジー図書館という施設もあるようですよ。
★写真を撮った時すでに暗くなっていたので、2つの店の昼間の姿を載せておきます。<DAUM地図ロードビュー>と<NAVER地図コリビュー>を利用して作った画像です。
コチラが漢陽TOONK。
★2つの店の位置は下図の通りです。Aはプクセトン文庫、Bは漢陽TOONKです。
★2つの店について比較した<한양툰크 vs 북새통문고, 홍대에서 만화를 팝니다>という記事は→コチラ。
・・・以上、修徳寺と温陽温泉以外はこれといった観光ポイントにも行かず、最後まで日常の延長みたいだった旅でしたが、この日夜金浦発のアシアナ機で帰国してオシマイ。この記録もやっとケリがつきました。やれやれ。