ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

私ヌルボの韓国・朝鮮 雑録雑感[9]  南北首脳会談中、KBSテレビと同時進行で・・・ ②南北の鉄道の連結(?)とか、北朝鮮での報道とか・・・

2018-04-27 18:33:15 | 私ヌルボの韓国・朝鮮 雑録雑感
 首脳会談参席者の人たちの昼食時間から2時間近くも遅れて、私ヌルボもおにぎり2個の昼食。ちょっとぜいたくして1つはイクラにしました。フッフ。

 その間、またKBS1ラジオを聴いていたら、「평화통일」(ピョンファトンイル.平和統一)の4文字で始まる4行の短文を視聴者から募っていました。「1.平壌に行って・・・」、「1.平昌五輪で・・・」という2つだけの、それも最初しかアタマに残っていませんが、まあ楽しそうな雰囲気というか・・・。私ヌルボが考えたのは、「穏に・解が成っても・行は・方向だけか」なんですけどね。
 今度は「善竹橋に行きたい」という視聴者の声も紹介されてました。開城市内の名所ですね。(実は1991年に行ったことがあります。)
このような期待は(真偽は別として)全然根拠のないものでもなさそうで、今日のテレビでもたとえばこんな話題が出ていました。
【文大統領「南北の鉄道が連結すれば皆が利用できる」】

 そして次のような映像も。
【(今はない)京義線長湍(チャンダン)駅にあったSL。】

 このSLについては、→コチラや→コチラの記事に詳しく書かれています。

 さて、1つ前の記事で「北朝鮮ではこの首脳会談のことも少ししか伝えられていない」といったことを書きました。
 これについては、石丸次郎氏による2つの記事に目を通してみてください。
 →<南北首脳会談を知らない北朝鮮の民 国内はどうなっているか? 30代の女性に最新情勢を聞く>
 →<「韓国のように自由に暮らしたい」 南北会談直前に聞いた北朝鮮国民の期待とは?>
 そういえば、北朝鮮住民の声として、「戦争が起こればいい」という、平和ではなく戦争への期待を過去何度も本等で読んだこともありましたね。つまり、現在の苦しい状況が変わるのでは、ということです。
 ところが、午後に入ってKBS1テレビを続けて見ていたら、今日発行の北朝鮮「労働新聞」の1面の映像とともに「このように大きく取り上げるのは異例のことです」とコメントしていました。(こうした新聞がどれほど読まれているか、正確なところはよくわかりませんが・・・。)
 その紙面ですが、→コチラから直接見ることができます。また右クリックすれば1~6面の各面をPDFファイルで「名前を付けて保存」することもできます。
 ということで、その1面の上の方を貼っておきます。
【文字ばっかりで読みづらい。写真はこの下の方に1枚あるだけです。】

 見出しは、一番上が「敬愛する最高領導者 金正恩同志が /板門店の南側地域で開かれる歴史的北南首脳相逢と会談のため平壌を出発された」
 ※つまり北朝鮮では南北頂上会談とは言わないのですね
 その下段左は、「敬愛する最高領導者 金正恩同志の革命活動のニュースを各国と地域で報道」、その右が「朝鮮が取る措置は世界の進歩的人民の熱烈な支持を受けている」
うーむ・・・。(今は何も言うまい。)
 また、北朝鮮の公式サイト<ウリミンジョクキリ(わが民族同士)>(→コチラ)にも大きな記事があるとのことで、次の画像が映されていました。
【直接関係ないですけど、専門用語も知っていて、即座に通訳する手話通訳の方もすごい。】

 見づらい画像ですが、この記事も、→コチラで見ることができます。(朝鮮語が読めなくても、翻訳ソフトを利用すればほぼOK。)  見出しは「熱い民族愛と確固とした統一の意志によって設けられた歴史的な出来事」。記事本文の太字部分は例によって指導者同志のお言葉です。
 《醸成された情勢は、今こそ北と南が過去に囚われないで北南関係を改善し、自主統一の突破口を開くため決定的な対策を立てていくことを要求しています.》

 ・・・と、いろいろアタフタと記事を書いていたら、テレビの方はもうこういうことになっているではないの!
【「共同宣言文の内容に関心集中」】

 まあ、これだけ多くの国民に期待を抱かせたのですから、それを裏切ることはないでしょう。折り合いがつかなかったこと、マズいことはあったとしても当然公表しないだろうし、韓国メディアも読者に合わせた報道をする傾向があるからなー。・・・という中で、今や(この話題については)少数派の代表的保守紙「朝鮮日報」がどんな報じ方をするかちょっと興味があります。

 もう1つ記事が書けるかなと思ってましたが、甘かったか。この南北首脳会談の準備委員長、任鍾晳(イム・ジョンソク)について書きたかったのですが、それは今度。
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私ヌルボの韓国・朝鮮 雑録雑感[8] 南北首脳会談中、KBSテレビと同時進行で・・・ ①浮き立つ韓国、金正恩の肉声など

2018-04-27 13:13:14 | 私ヌルボの韓国・朝鮮 雑録雑感
 今4月27日(金)午前10時。PCでKBS1TVのニュース特報を見ながら書き始めました。

 あっという間に南北首脳会談当日になりました。
 あ、韓国語では<정상회담>(チョンサンフェダム.頂上会談)と言いますね。そもそもgoogle検索で<首脳>は<정상>と変換されます。

 韓国のラジオを聴いていると、何日も前から期待の大きさが実感されました。「まだ始まってもいないのに、こんなに喜んじゃっていいの?」と(私ヌルボとしては)心配になるほど。
 ニュースを伝えるアナウンサーの声も弾んでいるようで、識者の座談会では笑いが何度も出てました。
 一般の人たちの声も「開城工業団地が・・・」とか「離散家族相逢(상봉)が・・・」とか期待する声がほとんど。(各メディアの<方針>とか<忖度>とかも入ってる?)。さらには、「朝鮮半島の平和」はすでに確定事項で、それどころか「統一の日も近い」と現時点で受け止めている人がずいぶん多いようで、(私ヌルボも含めて)日本人としてはかなり違和感があるのでは・・・。
 「金剛山に行ってみたい」等々の声もありました。そういう人たちははたして北朝鮮の人たちのことが視野に入っているのでしょうか? (国内でさえ旅行許可証が必要な国。オリンピック等で外国に行っても行動の自由がない国。)
 KBSニュース特報では、この2時間内でも数回<海外の反応>を伝えています。「日本では、NHKが・・・」等々。「世界が注目している」云々という言葉が何度も入ります。「注目」だけでなく、ほとんどが「期待」「歓迎」。「歴史的・・・」という言葉も、この数日で何十回も聞いたようだぞ。
 「歴史的」、「世界が注目」、たしかにそうですけど、気持ちの中に「懸念」が混じっている度合いが日本とは大きく違っているようです。「非核化」にしても、その具体的内容や条件やプロセス等々を考えるといいことばかりじゃなく逆の可能性もあるんじゃないの?・・・と考える韓国人はどれくらいいるのかな? 保守系の自由韓国党の支持率(2割弱)くらい?

 一方、昨日のニュースで「北朝鮮ではこの首脳会談のことも少ししか伝えられていなくて、韓国の盛り上がりぶりとは対照的」ということは伝えられていました。それは言うまでもなく北朝鮮では言論統制以前にメディアが独裁権力の道具となっていることによるわけですが、そんなことが韓国の人たち(とくに進歩系の政治家やメディア関係者)にどれほど大きな問題として認識されているのか疑問を感じざるをえません。

 テレビに集中します。上述の会議場です。
 2018ミリ前に座った文在寅大統領に、お、金正恩の肉声! 緊張のためか太ってるからか、ちょっと苦しげだぞ。
 「平壌冷麺、おいしく召し上がって下さい」ですと。

 あ、今(11時5分)、ニュースのBGMで独島愛を歌詞に盛り込んだ「独りアリラン」のメロディが流されたぞ! ※この歌については→コチラの記事参照。)
 →コチラや→コチラの記事によると、この会議場(<平和の家>2F)の椅子の背もたれには「独島」(竹島)の絵が描かれていますからねー・・・。※縮尺を度外視して大きく描かれている。
 その場面を下に貼っておきます。それにもう1つ。

【チラッと見ると景福宮の衛兵交代と思っちゃうかも。】


【正面の大きな絵は金剛山。】

 この金剛山の絵について説明した<チャンネルA>の動画がありました。→コチラ

 あ、もう正午になったのでひと休み。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [4月20日(金)~4月22日(日)]

2018-04-24 21:22:12 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸昨日(23日)ブルク13で「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」を観てきました。昨2017年韓国で1位の観客動員数1218万人を記録した大ヒット作で、ソン・ガンホ主演とくれば期待度が高いのも当たり前。で、まずは期待通りの作品でした。<ぴあ映画初日満足度ランキング>でも94.7ポイントと2位以下を引き離して1位。皆さんにもオススメします。関連記事(ネタバレなし)は→コチラ
 ・・・と書いておいてから、なんで「まずは期待通り・・・」と<まずは>を入れたのか、という点について少々。光州事件(今は「光州民主化運動」とよぶのがふつうか?)が起こったのは1980年。全斗煥の軍事政権が倒された1987年以降、この光州事件を描いた映画(やTVドラマ等)がいくつも作られてきました。ウィキペディア(→コチラ)に作品リストがあります。
 その最初の映画作品が「五月 - 夢の国」(1989)。私ヌルボ、これは観たゾ! 1991年に、たぶん(今はない)中野武蔵野館で。と思って探したら、やっぱり数年前(たぶん)野崎六助さんのブログにあったチラシの画像のコピーがあったので、(野崎さんに敬意を表しつつ)記事の最後に貼っておきます。※映画の内容は→コチラ参照。
 上記のリストを見てわかるのは、時代を下るほど娯楽性が強まっていること。逆に言えば、最初の頃はその事件やその時代の痛切な体験が作品に盛り込まれているということです。そうした作り手の思いが観客の1人として私ヌルボの心に響いたという点では、まずTVドラマの「砂時計」(1995)、そして「ペパーミント・キャンディー」(1999)といったところでしょうか。
 戦争にしても大きな事件・事故にしても、時が経てば娯楽映画が作られるのはむしろ自然なことです。要は、どのような視点からどのようなメッセージが盛り込まれるか? 上記の各作品では<加害者>側の人間にもスポットが当てられていた点がよかったと思います。「タクシー運転手」の場合、そこは削って物語をわかりやすくして、主役の運転手が現地の状況を間近に見て考えを変えていくことで代替させた(?)ということかな・・・。
 今、観た人たちの感想をいくつか目を通したら、若い人たちは事件そのものを知らなかったりして・・・って、それもそうかなー?
[4月25日午前2時過ぎの追記] 光州事件に際して日本の記者も現地で取材し報道したことは何かで読んだ記憶がありましたが、今しがたsaruさんのツイート(→コチラ)のおかげでまさにその斎藤忠臣さん(当時朝日新聞記者)の講演記録(→コチラ)を読むことができました。皆さんもぜひご一読を。※朝日の関連記事(全文は有料)は→コチラ

▸毎週この記事を続けている大きな理由は、韓国では多くの洋画が日本より早く公開されるので、その内容や評価を今後の鑑賞の参考資料にするためです。で、近く日本で公開予定の中で注目作をあげておきます。「レディ・バード」「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」「私はあなたのニグロではない」等。韓国映画では「天命の城」(原題:南漢山城)、あ、4月28日公開の「犯罪都市」があったな。
 すでに公開されている作品で私ヌルボがまだ観てないのは「レディ・プレイヤー1」。ついでに日本映画では「港町」と、なんか評判よさそうなアニメ「リズと青い鳥」も観てみようかな。

▸北朝鮮に興味がある首都圏在住の皆さんに、催しのお知らせ。→立教大学・公開講演会(5月12日)<北朝鮮とコリアン・シネマの現在>
    
「朝鮮日報」4月20日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。)

갑자기 불행이 닥쳤을 때
마리나는 남자 친구가 갑자기 숨지면서 뜻밖의 혼란을 겪게 된다.

 《週末の劇場街》で紹介

  「ナチュラルウーマン」



   突然不幸に見舞われた時

 [写真説明] マリーナはボーイフレンドが急にこと切れて思いもよらず取り乱す。

 「敵対者」
   期待とは異なる西部劇 ★★★



 「デン・オブ・シーヴズ」

   爆発しそうでも止まる ★★☆



 「あなたのお願い」

   お涙頂戴でない家族劇 ★★★

  上の作品については以下の記事の中で紹介しています。※「あなたのお願い」は先週の記事。

         ★★★ NAVERの人気順位(4月24日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
          ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。

①(-) 無門関(韓国)  9.69(32)
②(1) トック(韓国)  9.57(1,493)
③(-) 特別版 Free!-Take Your Marks-(日本)  9.48(56)
④(2) ポンゲマンと神秘の島(韓国)  9.45(222)
⑤(-) ワンダー 君は太陽  9.40(1,871)
⑥(3) グレイテスト・ショーマン  9.38(12,376)
⑦(-) アイ・キャン・スピーク(韓国)  9.35(15,016)
⑧(8) ブリーズ  9.33(154)
⑨(4) バナナソングの奇跡(韓国・インド)  9.33(55)
⑩(6) 血の年代記(韓国)  9.24(242)

 ①「無門関」が今回の新登場です。俗世から完全に隔離された部屋で修行する11人の僧侶の1000日間を収めたドキュメンタリー映画です。無門関は、のぞき見ることさえタブーとされている秘密の禅房です。48の見えない関門(←公案のことか?)と向かい合う彼ら。しかし、そのドアを通り抜けると龍になり仏になります。果たして何人の僧侶が1000日後その門を開けて出てくるのか・・・? その禅房は、済州島・西帰浦市にある南国禅院というところ。画像検索すると→コチラ。およその雰囲気はわかる、かな? 原題は「무문관」です。

     【記者・評論家による順位】

①(1) フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法  8.50(10)
②(2) レディ・プレイヤー1  8.36(11)
③(3) ファントム・スレッド  8.22(9)
④(4) パターソン  8.20(10)
④(4) スリー・ビルボード  8.20(10)
⑥(8) レディ・バード  7.82(11)
⑦(9) 君の名前で僕を呼んで  7.80(10)
⑧(10) アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル  7.75(8)
⑨(-) 共同正犯(韓国)  7.67(9)
⑩(-) ナチュラルウーマン  7.67(6)

  ⑩「ナチュラルウーマン」が今回の新登場です。日本ではすでに2月に公開されています。韓国題は「판타스틱 우먼(ファンタスティック・ウーマン)」です。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月20日(金)~4月22日(日) ★★★

         「ランペイジ 巨獣大乱闘」が2週連続1位

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・ランペイジ 巨獣大乱闘 ・・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・363,703・・・・・・・1,259,365 ・・・・・・・10,936 ・・・・・・・・886
2(6)・・その日、海(韓国) ・・・・・・・・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・108,961 ・・・・・・・・385,431 ・・・・・・・・3,221・・・・・・・・・643
3(2)・・クワイエット・プレイス・・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・108,758 ・・・・・・・・460,489 ・・・・・・・・4,025・・・・・・・・・514
4(3)・・レディ・プレイヤー1・・・・・・・・・3/28 ・・・・・・・・・・97,755・・・・・・・2,222,536 ・・・・・・・19,643・・・・・・・・・502
5(29)・・私を憶えている(韓国) ・・・・・・・4/19 ・・・・・・・・・・87,645・・・・・・・・・107,275 ・・・・・・・・・960・・・・・・・・・545
6(4)・・風、風、風(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・4/05 ・・・・・・・・・・71,118 ・・・・・・・1,159,410・・・・・・・・9,512・・・・・・・・・491
7(5)・・昆池岩[コンジアム](韓国) ・・・・・3/28 ・・・・・・・・・・49,724・・・・・・・2,662,475・・・・・・・21,332・・・・・・・・・428
8(25)・・ジャングル・バンチ・・・・・・・・・・4/19 ・・・・・・・・・・28,462・・・・・・・・・・31,087 ・・・・・・・・・250・・・・・・・・・331
9(7)・・トック(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・4/05 ・・・・・・・・・・24,189・・・・・・・・・292,746・・・・・・・・2,236・・・・・・・・・249
10(新)・・デン・オブ・シーヴズ・・・・・・・・4/19 ・・・・・・・・・・16,397・・・・・・・・・・21,562 ・・・・・・・・・181・・・・・・・・・348
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 先週「アメリカの大型アクションとか、人気アニメとかは端境期なのかな?」と書いたところで最先端の視覚効果を駆使した「ランペイジ ~」が新登場で1人勝ち1位。しかし数字的には今ひとつか?
 今回の新登場は5・8・10位の3作品です。
 5位「私を憶えている」は、韓国のミステリー。高校の女性教員ソリン(イ・ユヨン)は、机の上のコーヒーを飲んだ後、酔ったように眠ります。翌日、彼女の携帯に「マスター」という正体不名の発信者から届いたのは「いい夢を見ましたか?」というメールと、シャツをはだけた女性の写真。それはまさにソリン! ソリンは以前ある事件で関わったことがある元刑事のククチョル(キム・ヒウォン)と共に「マスター」を追います。ところが、ソリンの学校の女生徒にも同じような事件が続く一方、「マスター」の正体は迷宮に陥り・・・。原題は「램페이지」です。
 6位「その日、海」は、4月16日のセウォル号沈没4周年に合わせて公開されたドキュメンタリー。2014年のその日。事故の発生時間が8時30分頃なのか8時50分頃なのかと陳述は分かれました。航路を記録したデータもそれぞれ異なって記録されたり消失したとのこと。4年間の科学的分析と資料収集をふまえて事故当日の出来事を明らかにしていきます・・・。原題は「나를 기억해」です。
 8位「ジャングル・バンチ」はフランスの人気動物アニメ。キノコ爆弾でジャングルを破壊しようとする悪党コアラのイゴールが帰ってくる! 平和だったジャングルは危機に直面します。動物仲間たちの唯一の希望はジャングルを守る守護隊ジャングル・バンチだけ。最強の悪党からジャングルを守るため、動物仲間とジャングル・バンチが力を合わせて総出動します・・・。韓国題は「정글번치: 최강 악당의 등장」です。
 10位「デン・オブ・シーヴズ」は、アメリカのクライム・アクション。LAを恐怖に陥れた最強の銀行強盗組織が現れます。完璧な行動力とすばやさで武装した彼らに現金輸送車から連邦銀行まで襲われ、お手上げといった状況。そこに乗り出したのが「悪者のための法律は必要ない」という無慈悲な犯罪捜査隊。これをも恐れることのない銀行強盗組織との対決はいかに? 韓国題は「크리미널 스쿼드」。日本公開は今秋のようです。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(8)・・ジャングル・バンチ・・・・・・・・・・・・・4/19・・・・・・・・・・28,462・・・・・・・・・・・・31,087・・・・・・・・・・・250・・・・・・・・・331
2(22)・・敵対者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/19・・・・・・・・・・14,433・・・・・・・・・・・・20,254・・・・・・・・・・・166・・・・・・・・・276
3(4)・・あなたのお願い(韓国)・・・・・・・・・・・4/19 ・・・・・・・・・11,046・・・・・・・・・・・・16,449・・・・・・・・・・・135・・・・・・・・・364
4(1)・・ライフ・オブ・パイ ・・・・・・・・・2013/1/01・・・・・・・・・・・7,257 ・・・・・・・・・1,628,147 ・・・・・・・・16,240・・・・・・・・・・61
       /トラと漂流した227日
5(21)・・いま、会いにゆきます(日本) ・・2005/3/25 ・・・・・・・・4,650 ・・・・・・・・・・・173,876 ・・・・・・・・・1,101・・・・・・・・・130

 1・2・5位の3作品が新登場です。
 1位「ジャングル・バンチ」については上述しました。
 2位「敵対者」(仮)はアメリカの西部劇ドラマ。時代は1892年。シャイアン族、アパッチ族等のネイティブの約20年にわたる戦争の終結記念として、軍はイエロー・ホーク(ウェス・ステュディ)という名のシャイアン族の長とその家族を釈放して彼らの故郷のモンタナの谷に送り届けることにし、その任務を戦争の英雄だった騎兵大尉のジョセフ(クリスチャン・ベイル)に命じます。ジョセフにとってイエローは最も憎むべき敵でした。その旅の途中、コマンチ族に家族を殺されて兵士たちに連れて来られた未亡人のロザリー(ロザムンド・パイク)に、ジョセフは惹かれていきます・・・。韓国題は「몬태나(モンタナ)」ですが、英題「Hostiles」の日本語訳を仮題としておきました。日本公開は未定のようです。※イエロー・ホークは実在の人物。
 5位「いま、会いにゆきます」は、韓国でリメイク版が公開されたのでコチラも再上映されたということでしょう。(もう14年経ったのか・・・。) 韓国題は「지금, 만나러 갑니다」です。

【表】


【裏】
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [4月14日(金)~4月16日(日)]

2018-04-18 17:57:51 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸昨日(17日)の朝刊で往年の大女優・崔銀姫(チェ・ウニ)さんが16日亡くなったことを知りました。→朝日新聞の記事等日本の各紙は1978年夫の申相玉(シン・サンオク)監督と別ルートで北朝鮮に拉致されたことを主に取り上げています。(86年共に脱出。) 韓国メディアでは各紙とも詳しく報じていますが、中でも→「朝鮮日報」(韓国語)や→「中央日報」(韓国語)がとくに興味深い内容でした。どの記事も共通しているのは、「波乱万丈」とか「映画のような」という言葉で彼女の人生を形容していることです。享年91歳、たしかにその通りです。右画像は北朝鮮で金正日と共に写っている写真です。
 ※「朝鮮日報」やKBSラジオでは崔銀姫を金芝美(キム・ジミ)・厳鶯蘭(オム・エンナン)と共に60年代、最初の<トロイカ>として人気を集めた、と報じていました。しかし「朝鮮日報」の記事には「厳鶯蘭じゃなくて文貞淑(ムン・ジョンスク)と記憶しているが・・・」という読者のコメントもあります。
 ※私ヌルボの印象に残っているのは、最初に観た「常緑樹」(第1回大鐘賞映画祭主演女優賞受賞作)と、「離れの客とお母さん」です。韓国映画と言えばキョーレツなアクションと血みどろの云々といったものをまず思い浮かべる皆さんには、半世紀以上前のこうした作品のことを知ってほしいものです。
 ※申相玉・崔銀姫夫妻の北朝鮮拉致事件については、2人の共著「闇からの谺」(文春文庫)は必読!

▸14日(土)川崎チネチッタで懸案の1つ「リメンバー・ミー」を鑑賞。気がつけば字幕版の上映館は残り少なくなってました。ふー。なるほど、韓日ともファンの高評価がうなずけるアニメ。しかし、これ以上技術的にハイレベルになったら、物語自体の感動を損なってしまうのでは?と思ってしまいました。なお、全然関係ないけどミゲル少年の眉毛もアナ雪と同じ8時20分の心配顔風でしたね。モアナもラプンツェルもほぼ同様。皆同じDNAの持ち主なんだな(笑)。

▸16日(月)は昨秋のコリアン・シネマ・ウィーク2017>で観た時は最初の方で少し寝てしまった「グッバイ・シングル」をシネマート新宿で見直しました。これは良い作品だと思います。キム・ヘスが演じているかなりすっとんだ性格の女優もおもしろく、肩の凝らない楽しい映画とも言えますが、10代(それも中3)の女の子の妊娠といった問題を扱っていて考えさせられます。その女の子を演じたキム・ヒョンス17歳。「過速スキャンダル」のパク・ボヨンを思い出しました。
    
「朝鮮日報」4月13日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。)

그럼에도 불구하고, 사랑
평생 휠체어 타는 신세가 됐지만 로빈(가운데)은 불평하지 않고 할 수 있는 일을 찾아 나선다.

 《週末の劇場街》で紹介

  「ブリーズ」



   それにもかかわらず、愛

 [写真説明] 一生車いすの身となったが、ロビン(中)は不平も言わず、できることをさがす。

 「レディ・プレイヤー1」
   何でも上手いこの監督 ★★★★



 「ランペイジ 巨獣大乱闘」

   爽快な活劇、貧弱な構成 ★★☆



 「虎より怖い冬のお客様」

   どこかでよく観た感が ★☆

  上の作品については以下の記事の中で紹介しています。「レディ・プレイヤー1」の監督はスピルバーグです。

         ★★★ NAVERの人気順位(4月17日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
          ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。

①(2) トック(韓国)  9.59(1,315)
②(1) ポンゲマンと神秘の島(韓国)  9.44(221)
③(4) グレイテスト・ショーマン  9.38(12,330)
④(5) バナナソングの奇跡(韓国・インド)  9.31(54)
⑤(-) リメンバー・ミー  9.23(14,091)
⑥(7) 血の年代記(韓国)  9.23(239)
⑦(6) お母さんのノート(韓国)  9.23(109)
⑧(-) ブリーズ  9.21(101)
⑨(-) あの日、海(韓国)  9.20(5,109)
⑩(8) ゴッホ~最期の手紙~  9.19(5,142)

 ⑧⑨の2作品が今回の新登場です。
 ⑧「ブリーズ」は、イギリスのドラマ。新しいところでは「ブラックパンサー」や「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」に出演しているアンディ・サーキスの初監督作で、実話に基づいた作品です。時代は1950年代。青年ロビン(アンドリュー・ガーフィールド)は、クリケットの試合を観に来ていたダイアナ(クレア・フォイ)と恋に落ちます。その後ロビンは軍隊生活を経て紅茶関連の職に就いてアフリカに赴く等々いろいろありましたが、結局2人は1957年アフリカで結婚します。ところがその翌年、ロビンはポリオを患って首から下が麻痺してしまい、人工呼吸器で息をする状態に陥ってしまいます。まだ28歳の彼を、ダイアナは懸命に支えますが・・・。韓国題は「달링(ダーリン)」。日本公開は未定のようです。
 ⑨「あの日、海」については後述します。

     【記者・評論家による順位】

①(1) フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法  8.50(10)
②(2) レディ・プレイヤー1  8.36(11)
③(3) ファントム・スレッド  8.22(9)
④(4) パターソン  8.20(10)
④(4) スリー・ビルボード  8.20(10)
⑥(6) シェイプ・オブ・ウォーター  8.18(11)
⑦(-) リメンバー・ミー  7.83(6)
⑧(7) レディ・バード  7.82(11)
⑨(8) 君の名前で僕を呼んで  7.80(10)
⑩(9) アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル  7.75(8)

 今回の新登場作品はありません。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月13日(金)~4月15日(日) ★★★

         日本よりひと月早く公開された「ランペイジ 巨獣大乱闘」が1位

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・ランペイジ 巨獣大乱闘 ・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・608,120 ・・・・・・・・686,626 ・・・・・・・・5,990・・・・・・・・・909
2(9)・・クワイエット・プレイス・・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・207,454 ・・・・・・・・265,698 ・・・・・・・・2,327・・・・・・・・・677
3(3)・・レディ・プレイヤー1・・・・・・・・・3/28 ・・・・・・・・・191,429 ・・・・・・・2,066,121・・・・・・・18,172・・・・・・・・・585
4(2)・・風、風、風(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・4/05・・・・・・・・・185,854 ・・・・・・・1,009,651 ・・・・・・・・8,253・・・・・・・・・623
5(1)・・昆池岩[コンジアム](韓国) ・・・・・3/28 ・・・・・・・・・166,139 ・・・・・・・2,567,355・・・・・・・20,519・・・・・・・・・608
6(35)・・その日、海(韓国)・・・・・・・・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・145,809・・・・・・・・・178,268・・・・・・・・1,509・・・・・・・・・569
7(4)・・トック(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・4/05 ・・・・・・・・・・51,643・・・・・・・・・247,765・・・・・・・・1,893・・・・・・・・・354
8(新)・・マネー・バッグ(韓国)・・・・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・・27,364・・・・・・・・・・40,109 ・・・・・・・・・323・・・・・・・・・463
9(新)・・スパーク ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・・24,595・・・・・・・・・・26,508 ・・・・・・・・・199・・・・・・・・・310
10(5)・・いま、会いにゆきます(韓国)・・・3/14・・・・・・・・・・・21,716 ・・・・・・・2,586,483・・・・・・・20,676 ・・・・・・・・219
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 先週「アメリカの大型アクションとか、人気アニメとかは端境期なのかな?」と書いたところで最先端の視覚効果を駆使した「ランペイジ ~」が新登場で1人勝ち1位。しかし数字的には今ひとつか?
 今回の新登場は1・6・8・9位の4作品です。
 1位「ランペイジ 巨獣大乱闘」は、アメリカのアクション。類人猿の専門家デイビス(ドウェイン・ジョンソン)は、人づきあいは避けて暮らしていますが、幼い時に助けてやって以来面倒を見てきたアルビノゴリラのジョージとは気持ちが通じ合っています。ところがある日、それまで素直だったジョージが謎のガスを吸い込むと巨大な怪獣に変わり、狂乱状態になってしまいます。実はその背後には財閥企業によるプロジェクトがあり、ジョージだけでなく、オオカミ、ワニ等々も巨大化・狂暴化して、軍隊まで出動しますが・・・って、これはもう大変なことに・・・。韓国題は「램페이지」。日本公開は5月18日です。
 6位「その日、海」は、4月16日のセウォル号沈没4周年に合わせて公開されたドキュメンタリー。2014年のその日。事故の発生時間が8時30分頃なのか8時50分頃なのかと陳述は分かれました。航路を記録したデータもそれぞれ異なって記録されたり消失したとのこと。4年間の科学的分析と資料収集をふまえて事故当日の出来事を明らかにしていきます・・・。原題は「그날, 바다」です。
 8位「マネー・バッグ」は韓国のドラマ&アクション。体以外には何も持っていないミンジェ(キム・ムヨル)は、母の手術費のため家の保証金までおろしますが、そのお金をチンピラ(キム・ミンギョ)に奪われてしまいます。その金はチンピラから高利貸しのペク社長(イム・ウォニ)に渡り、さらに選挙を控えたムン議員(チョン・グァンニョル)に渡ります。赤字人生が続くペク社長はキラー(イ・ギョンヨン)を雇ってムン議員を<処理>する計画を立てて、賭博の抵当で手に入れたチェ刑事(パク・ヒスン)の銃をキラー渡そうとしますが、宅配便の運転手(オ・ジョンセ)が間違ってその銃をキラーの隣のミンジェに渡してしまい・・・。・・・って、なんかコメディっぽい展開? 原題は「머니백」。
 9位「スパーク」は、カナダのアニメ。平和なバナ星の支配権を武力で奪取した悪党ツォンは、別の惑星を破壊して奪おうという恐ろしい陰謀を企てます。この事実を知った女王は、それをくい止めるためキツネのビックスとブタのチャンクに秘密のメッセージを送ります。一方、彼らの友人であるサルの少年スパークは、バナ星での生活にうんざりして1人バナ星を発ちます。そしてクラウケンと呼ばれる巨大な宇宙モンスターを捕えてツォンの企てを知ります。もしツォンがクラウケンの力を悪用したら大変なことになります。スパークは宇宙の一番遠いところまで行きますが、そこで彼は大きな危険に遭遇します・・・。韓国題は「스파키」。日本公開はなさそう、かな?

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(16)・・ライフ・オブ・パイ ・・・・・・・・・2013/1/01・・・・・・・・・・14,384・・・・・・・・・1,614,423 ・・・・・・・・16,094・・・・・・・・・・87
       /トラと漂流した227日
2(7)・・ブリーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/12・・・・・・・・・・11,801 ・・・・・・・・・・・18,241・・・・・・・・・・・145・・・・・・・・・146
3(新)・・特別版 Free!・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/12・・・・・・・・・・・2,881 ・・・・・・・・・・・・4,632・・・・・・・・・・・・38・・・・・・・・・・66
       -Take Your Marks-(日本)
4(20)・・虎より怖い冬のお客様(韓国) ・・・・4/12・・・・・・・・・・・2,763・・・・・・・・・・・・・5,415・・・・・・・・・・・・44・・・・・・・・・134
5(22)・・天国でまた会おう・・・・・・・・・・・・・・4/12・・・・・・・・・・・2,166・・・・・・・・・・・・・3,520・・・・・・・・・・・・29・・・・・・・・・・56

 1~5位の全部が新登場ということが以前あったかな?
 1位「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は、2012年のアメリカ映画の再上映。韓国題は「라이프 오브 파이」です。
 2位「ブリーズ」については上述しました。
 3位「特別版 Free!-Take Your Marks-」は日本のアニメですが、私ヌルボは例によって語る資格なし。それ以前に、知らなかったです。認知度はどんなものなんですかねー? 韓国題は「극장판 프리! - 테이크 유어 마크」です。
 4位「虎より怖い冬のお客様」は、韓国のロマンス&ドラマ。動物園からトラが脱出した冬のある日、ガールフレンドの家に居たキョンユ(イ・ジヌク)はよくわからない理由で彼女に追い出されます。行き場のなくなったキョンユは、キャリーバッグ1つだけ引きずって代行運転のアルバイトを始めます。そんなある夜、キョンユがずっと夢見ている小説家になっているユジョン(コ・ヒョンジョン)が彼の前に現れます・・・。・・・うーん、もうちょっとその後の展開を知りたいところですが、トラは出てこないみたい。原題は「호랑이보다 무서운 겨울손님」です。
 5位「天国でまた会おう」(仮)は、「その女アレックス」等々日本でもファンが多いフランスのミステリー作家ピエール・ルメートルの同名小説(ハヤカワ文庫.ゴンクール賞受賞)の映画化作品。舞台は第1次大戦直後、1919年のフランス。まじめな青年アルベールは、戦争で職も恋人も失ってしまいます。西部戦線で彼に救われた青年がエドゥアール。画才に恵まれた彼ですが、顔に大怪我を負い、家族とのつながりを断ってしまいます。世間は戦死者は称揚する一方、生き延びた彼らのような青年たちには冷淡でした。支え合いながら生きる彼らは、やがて国家を揺るがす前代未聞の詐欺を企てます・・・。韓国題は「맨 오브 마스크」です。観た人の感想の中に、「戦争映画として始まり途中でサスペンスに変わりコメディとファンタスティックも加わるというジャンル分け不能の作品で、笑っていいのやら泣いていいのやら」とありました。この原作は未読ですが、先に映画を観てみたいような・・・。しかし日本公開は未定のようです。
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私ヌルボの韓国・朝鮮 雑録雑感[7] 16日大谷投手登板予定の試合は極寒のため中止。15日光州の球場でも雨天じゃないのに中止。その理由は?

2018-04-16 23:46:17 | 私ヌルボの韓国・朝鮮 雑録雑感
 昨日(4月15日)は今シーズン最初の野球観戦でハマスタ(横浜スタジアム)へ。中日-DeNA戦。あ、私ヌルボは名古屋生まれなものでリクツ抜きの中日ファン。
 ところが、近頃年を追ってハマスタフンイキが変わってきていて、まず顕著なのは観客が大幅に増加して、チケットがとりにくくなっています。で、その増えた観客のほとんどはベイスターズファンなのです。今回は、かつてはほとんどドラゴンズファン一色だった3塁側内野席までベイスターズのユニフォームを着た人、応援グッズを持った人が目につきました。(画像左) もしかして半分以上かも・・・。
     

 そしてイニングの合間にいろいろちょっとしたイベントをやるし、試合後にはけっこう大がかりな花火をバンバン打ち上げるし・・・。(画像右)
 肝心のゲームはというと、8回に1軍で初登板した中日の木下雄介投手が最速150キロの球速で三者凡退に斬ってとったのが良かった! ヌルボの実家にわりと近い徳島の生光学園高校から駒澤大に進んだものの肩を故障して1年で中退し、いくつかの職を経た後、四国アイランドリーグの徳島インディゴソックスに入団して2年プレーして、2016年ドラフトで育成1位指名を受けて中日に入団したという異色の選手。今後の活躍を期待してますよ~。
 あ、試合の結果等は省略します。(ヤクルトに3連勝した後の初戦、2点差でリードしていたのを7回裏3点取られて逆転負けを喫したのが尾を引いた感じだな。くくーっ。)

 さて、大リーグに目を移すと、注目のエンゼルス大谷翔平投手が先発予定の同日(日本時間は16日)のカンザスシティーでのロイヤルズ戦は、マイナス1度(!)という極寒のために試合が中止されたとのことです。

 以上は前書きで、ここから本論です。
 これまた昨日15日のこと。韓国・光州KIAチャンピオンズフィールドで行われる予定だったロッテジャイアンツ-KIAタイガースの試合も中止となりました。前日は雨天で中止でしたが、雨もあがって大勢のファンが来ていたにもかかわらず、です。
 理由は、大気汚染。→1月11日の記事でも書きましたが、このところ韓国の<미세먼지(ミセモンジ)>=微細粉塵の問題は深刻さを増して大きな政治課題にもなっています。とくにその濃度が高い時は警報が出されるのですが、その基準は10㎛以下の微細塵の平均濃度が300㎍/㎥以上で、それが2時間持続したときに発令されるというもの。この日の光州では午前11時の時点では202㎍/㎥と注意報レベルだったのが、その後正午には331㎍/㎥、午後1時には422㎍/㎥と上がり続け、結局試合開始予定の午後2時から28分遅れて試合監督官(という人がいるのか)が中止を最終決定したとのことです。韓国サイトの画像を見ると、マスクをしている観客も多いようです。せっかくの日曜日、球場まで足を運んで中止とは残念でしょうが、こういう理由じゃ文句の言いようがありませんね。
【 スコアボードに「ひどい微細塵埃により今日の試合は中止となりました」の文字。】
 ※韓国語では「試合」は「경기(競技)」、「中止」は「취소(取消)」というのですね。

 1982年に発足したKBOリーグ(韓国プロ野球リーグ)の37年の歴史の中で、微細塵埃による中止は昨年まで全然ありませんでした。しかし今シーズンは4月6日にソウル・蚕室(チャムシル)のNC-斗山戦、水原ktウィズパークのハンファ-kt戦、仁川SK幸福ドリーム球場の三星-SK戦の3試合が中止となりました。で、今回は4試合目になるわけです。
 今や冬でも大気汚染がひどいのに、春になって例によって中国から黄砂が押し寄せて来るということで、対策を立てるにしてもすぐどうなるというものでもなし、今後もまたありそうな感じだなー・・・。

 韓国プロ野球といえば、私ヌルボ、ちょうど3年前の2015年4月に木洞野球場に行って観戦しました。(→">コチラ。) その後行ってないので、そろそろ行ってみるかな?という気持ちが頭をもたげてきました。高尺スカイドームとか、いやそれよりも、仁川とか釜山(社稷球場)の方がフンイキがおもしろそうか。サムスンライオンズの本拠地の大邱はそもそも行ったことがない都市なので1度は行かなくては・・・。
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私ヌルボの韓国・朝鮮 雑録雑感[6] リスニングはホントにむずかしい! 「チプチョンゴ」ってなんだ?

2018-04-14 22:18:52 | 私ヌルボの韓国・朝鮮 雑録雑感
 当ブログ記事の多くは私ヌルボ自身の備忘録のようなものですが、とくに今年から始めた<韓国・朝鮮雑録>カテゴリーでは生活に直結したネタを意識して、それも極力短くまとめた日録に近いものをイメージしていました。
 ところが2~3月かなり多忙だったこともあって書けない日々が続いてしまいました。いや、自分の体内時計が一段と遅くなって世の中のスピードについていけなくなっていることが大きいかもしれませんが・・・。
 というわけで、遅ればせながら1月以来の記録を順次載せていくことにしました。

 ・・・と下書きを書いてからまた何日か過ぎてしまいました。結局、順不同で行き当たりばったりで書きます。(なんなんだ!?)

 一昨日(4月12日)、韓国・朝鮮とは関係ありませんが、将棋の名人戦第1局の佐藤名人と羽生竜王の対局をTV(ニコ動)で観戦。いやあ、これはとにかくすごいものを見た!というのが率直な感想。→コチラのサイトで何人もの人が「名局賞確定だろ」といったカキコをしてますが、私ヌルボも同感。

 将棋の次は(無理やり)囲碁関係。今日なんとなくKBS1ラジオを聴いていたら、日本の囲碁ソフト関係のニュースを報じていました。そのソフトの名が「チプチョンゴ」と聞こえます。「ゴ」は「碁」だとして、「チプチョン」がわからず。「집전」にあてはまる漢字語を考えてみました。(「集伝」とか「執戦」とか。) が、結局あきらめて日本語でニュース検索した結果「DeepZenGo」と判明。しかし、はたして韓国の人たちは「DeepZenGo」が漢字語ではないことが聞いてすぐにわかるのでしょうか??
 と、ここでふと思ったのは、同様の内容の日本語ニュースだったらわかったのか?ということ。つまり、「ディープゼンゴ」という音声を聞いて、それが「DeepZenGo」とわかるかどうか? まあ日頃からこの分野に詳しい人以外はわからないでしょうね。(ヌルボは詳しくない人の1人。)
 とすると、問題は私ヌルボの聞き取り能力より、この言葉自体にありそうだな、と都合のいい結論にだどりつきました(笑)。

 ・・・と、ここまでは前書きのつもりで書いたのですが、無理にこれまたあまり関係なさそうな本論を展開するよりも、この長さくらいの記事が読みやすいかもと考えてオシマイにしておきます。(本ブログで、こんな短い記事が近年あっただろうか?)
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [4月6日(金)~4月8日(日)]

2018-04-10 23:48:49 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸6日(金)シネマ・ジャック&ベティへ。「ラーメンヘッズ」を観たら、<とみ田>のカップラーメン1個サービス。スタンプが貯まったので入場無料の上、おみやげまでもらって超ラッキー! 思った以上におもしろいドキュメンタリーだったし、満足満足。

▸9日(月)は横浜ブルクで「坂道のアポロン」を観てきました。8:50~の回ともあって129の客席数があるスクリーン9で客はわずか5人。ところがこの作品、何の予備知識もなく観たのがかえってよかったのかも。すごくよかった。今年に入って観た23作品中1番。(※小玉ユキの原作は2011年の小学館漫画賞(一般向け部門)受賞作とのこと。→ウィキペディアを見て、この10年(以上?)最新の漫画から遠ざかっていたことを痛感。)
 高評価の大部分は私ヌルボの個人的要素がかなり入ってはいますが・・・。というのは、①地方都市が舞台で、②1966年に始まる話で、③当時は高校生で、④アート・ブレイキー等のジャズにハマっていた ⑤「マイ・フェイバリット・シングス」が好きだった・・・という点でピタッと重なるからです。よく時代考証がされていて、当時の街の雰囲気や、木造の家、そして当時の赤電話・テレビ・扇風機等々には懐かしさを覚えました。学校の文化祭で云々というのもしかにもその時代。ただ<ロック>というのは少し後でしょ。それに<ロック>じゃなくて<GS>(グループサウンズ)ね。しかしそんなもろもろを差し引いても、いい映画でしたよ。文科省ももしかしたら・・・と思ったら、実際にタイアップしてるのかー。(→コチラ。) なお、振り返ってみれば「下妻物語」(2004)あたりから「幸福のスイッチ」(2006)、「檸檬のころ」(2007)等、いわゆるご当地映画に偏愛があるかもしれん、と思ったりして。(もしかして90年代の「青春デンデケデケデケ」、「がんばっていきまっしょい」から? ご当地高校生モノ?)
 [蛇足] 1966年高1だった佐世保の若者たちは68年初めの佐世保エンプラ闘争の時はどうしてたのだろうか?

▸神保町の韓国ブックカフェ<チェッコリ>で、昨年に続きGW特別企画として5月2~5日韓国映画の旧作が4編上映されます。作品は5月2日=「巫女図」(1968)、3日=「カインの後裔」(1968)、4日=「旅人は休まない」(1987)、5日=「千年鶴」(2006)。うち、「巫女図」は日本未公開作品。定員20人、小さなスクリーンでのプロジェクター上映ですが、観るに値する企画です。詳細は→コチラ

▸シネマート新宿で「ミッドナイト・ランナー」(原題:青年警察)、「グッバイ・シングル」等々ちょっと気になる韓国映画上映中。(今度は見逃さないようにしなくては・・・。)
2016年作品等々
    
「朝鮮日報」4月6日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。)

할배의 손자 사랑에 콧날이 시큰
손자 덕구(정지훈)를 꼭 껴안는 할배(이순재). 노배우와 아역 배우의 연기 합이 코끝 시큰한 감동을 빚어낸다.

 《週末の劇場街》で紹介
  「トック」



   おじいさんの孫への愛に鼻がジーン

 [写真説明] 老俳優と子役俳優の演技の息が合って鼻先がジーンとなる感動を醸し出す。


 「夜は短し歩けよ乙女」
   愛も青春も一時だった ★★★



 「風の色」

   綺麗な絵と物語の交錯 ★★☆



 「風、風、風」

   喜劇作りは楽じゃない ★☆

  「風の色」は「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督による日韓合作作品で、日本では1月に公開されています。他の作品については以下の記事の中で紹介しています。

         ★★★ NAVERの人気順位(4月10日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
          ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。

①(-) ポンゲマンと神秘の島(韓国)  9.67(207)
②(-) トック(韓国)  9.59(866)
③(1) 僕らはソリに乗る(韓国)  9.52(48)
④(4) グレイテスト・ショーマン  9.38(12,268)
⑤(5) バナナソングの奇跡(韓国・インド)  9.34(53)
⑥(2) お母さんのノート(韓国)  9.32(103)
⑦(6) 血の年代記(韓国)  9.26(233)
⑧(8) ゴッホ~最期の手紙~  9.19(5,139)
⑨(-) しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス  9.18(2,820)
⑩(7) バチェラーズ  9.18(120)

 ①「ポンゲマンと神秘の島」と②「トック」が今回の初登場ですが、いずれについても後述します。

     【記者・評論家による順位】

①(1) フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法  8.50(10)
②(2) レディ・プレイヤー1  8.36(11)
③(3) ファントム・スレッド  8.22(9)
④(4) パターソン  8.20(10)
④(4) スリー・ビルボード  8.20(10)
⑥(6) シェイプ・オブ・ウォーター  8.18(11)
⑦(-) レディ・バード  7.82(11)
⑧(7) 君の名前で僕を呼んで  7.80(10)
⑨(8) アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル  7.75(8)
⑩(9) タンジェリン  7.71(7)

 ⑦「レディ・バード」が今回の初登場です。この作品については後述します。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月6日(金)~4月8日(日) ★★★

         韓国ホラー「昆池岩[コンジアム]」が2週連続1位

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(5)・・昆池岩[コンジアム](韓国) ・・・・・3/28・・・・・・・・・513,667 ・・・・・・・2,248,487・・・・・・・17,875 ・・・・・・・・・950
2(13)・・風、風、風(韓国)・・・・・・・・・・・・・・4/05・・・・・・・・・504,026 ・・・・・・・・616,990・・・・・・・・5,028・・・・・・・・・・985
3(2)・・レディ・プレイヤー1・・・・・・・・・3/28 ・・・・・・・・・473,422・・・・・・・1,726,085・・・・・・・15,151・・・・・・・・・・889
4(新)・・トック(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・4/05 ・・・・・・・・・108,324・・・・・・・・・137,853・・・・・・・・1,064 ・・・・・・・・・544
5(3)・・いま、会いにゆきます(韓国) ・・・3/14 ・・・・・・・・・102,347 ・・・・・・・2,525,786・・・・・・・20,203 ・・・・・・・・・530
6(新)・・ポンゲマンと神秘の島(韓国)・・4/05・・・・・・・・・・33,423・・・・・・・・・・36,418 ・・・・・・・・・289 ・・・・・・・・・191
7(25)・・レディ・バード・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・28,529・・・・・・・・・・49,752 ・・・・・・・・・399 ・・・・・・・・・345
8(4)・・7年の夜(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・3/28 ・・・・・・・・・・21,612 ・・・・・・・・513,363・・・・・・・・3,870・・・・・・・・・・439
9(新)・・クワイエット・プレイス ・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・・17,202 ・・・・・・・・・21,790 ・・・・・・・・・185・・・・・・・・・・206
10(6)・・君の名前で僕を呼んで ・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・13,413 ・・・・・・・・155.277・・・・・・・・1,285・・・・・・・・・・133
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 あいかわらず韓国映画が6作品と、半数を超えています。アメリカの大型アクションとか、人気アニメとかは端境期なのかな?
 今回の新登場は2・4・6・7・9位の5作品です。
 2位「風 風 風」は、韓国のコメディ。原題は「바람 바람 바람(パラム パラムパラム)」なのですが、この「바람(パラム)」には「浮気」という意味があって、それがわかっていないとチンプンカンプン。 20年のキャリアを誇る<パラム>のレジェンド(!)ソックン(イ・ソンミン)は、SNSと恋に落ちた妹のミヨン(ソン・ジヒョ)の夫ポンス(シン・ハギュン)を<パラム>の世界に引き入れます。ところが、3人の前に致命的な魅力を持った女性ジェニー(イエル)の登場し、計4人の人生はねじれにねじれていきます・・・。
 4位「トック」は韓国のドラマ。幼い孫のトック(チョン・ジフン)とトッキ(パク・ジユン)兄妹と暮らしている70歳のおじいさん(イ・スンジェ)は、自分に残された時間が残り少ないことを知ります。自分が死んだ後、残される2人の孫のために、トックは自分の代わりに孫たちの面倒を見てくれる人を見つけようと独りで遠くまで出かけて、特別なプレゼントを準備するのですが・・・。原題は「덕구」です。
 6位「ポンゲマンと神秘の島」は2年前の前作に続く韓国の子供向けの実写ヒーロー物シリーズの新作。元は2000年に始まったEBSの番組「集まれディンドンデン」。<ボンゲ>(번개)はイナズマのことなので<イナズママン>と訳してもいいんですけどね。弱点はバッテリー切れという点がいかにも当世風(笑)。今作は、ポンゲマンたちが充電のため<神秘の島>に向かったら、そこに邪魔者が現れて危機に陥る・・・ということのようです。原題は「번개맨과 신비의 섬」です。
 7位「レディ・バード」は、今年のゴールデングローブ賞で作品賞・主演女優賞を受賞したアメリカのコメディ&ドラマ。舞台はカリフォルニア州サクラメント。主人公はカトリック系の女子高に通う17歳のクリスティン(シアーシャ・ローナン)。つまり高校生活最後の年です。ということは、友人やボーイフレンド、家族、そして将来についていろいろ悩み多き年頃。しかし母親の「ちゃんとしなくちゃダメよ」等の小言には耳を貸さない意志の強さを持っているようです。まあ誰にでもある青春の思い出を喚起させるようで、そのあたりが多くの共感を得ていとのことです。あ、タイトルの<レディ・バード>とは、クリスティン自身が自分につけた名前です。韓国題は「레이디 버드」。日本公開は6月1日です。ふーむ、これは観てみようかな。
 9位「クワイエット・プレイス」(仮)は、アメリカのホラー。2020年、宇宙からやって来た怪物のために人類が滅亡の危機に瀕し、世界中が恐怖に陥ってしまいます。怪物は盲目ですが非常に鋭敏な聴覚を持っていて、人間が少しでも音声を発したら餌食にしてしまうのです。そんな中でもアボット一家は必死で生き延びていました。手話を使用して意思疎通を図り、道には砂を敷き詰めて裸足で歩くなど、細心の注意を払って毎日を過ごしていました。ところが、やがて想像を絶する恐怖が降りかかってきます・・・。韓国題は「콰이어트 플레이스」。日本公開は今秋とのことです。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・小公女(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・3,355 ・・・・・・・・・・・50,057・・・・・・・・・・・398・・・・・・・・・・44
2(3)・・フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法・・3/07 ・・・・・・・1,813 ・・・・・・・・・・・88,001・・・・・・・・・・・734・・・・・・・・・・25
3(2)・・バチェラーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/28 ・・・・・・・・・・・1,507 ・・・・・・・・・・・12,329・・・・・・・・・・・・90・・・・・・・・・・26
4(新)・・あなたのお願い(韓国) ・・・・・・・・・・4/19・・・・・・・・・・・・・788・・・・・・・・・・・・・・923・・・・・・・・・・・・・9・・・・・・・・・・・2
5(7)・・男たちの挽歌2018・・・・・・・・・・・・・・・3/14・・・・・・・・・・・・・772 ・・・・・・・・・・・10,521・・・・・・・・・・・・72・・・・・・・・・・・2

 4位の「あなたのお願い」が新登場です。2年前の事故で夫を失った32歳の女性ヒョジン(イム・スジョン)は、親友のミラン(イ・サンヒ)と共に近所で小さな勉強部屋を経営して暮らしています。ところがある日、ヒョジンの前に亡夫の息子という16歳の少年ジョンウク(ユン・チャニョウン)が現れます。そして、彼の「行く所がなくなったのでお母さんになってほしい」という出し抜けのお願いにとまどいます。ヒョジンは悩んだ末、全然血のつながりのないジョンウクの母親になることを決心します・・・。原題は「당신의 부탁」です。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [3月30日(金)~4月1日(日)]

2018-04-03 23:47:51 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸1日(日)川崎チネチッタにずっと懸案だった「バーフバリ 伝説誕生」を観に行ったら、映画の日ということもあってかほとんど満席! それにしても昨年4月8日公開の作品がこれほどの入りとは。どうも「劇場版」みたいに(?)公開当初よりも口コミとかで注目度が高まっている? 検索すると、なるほど<異例のヒットとなりつつあるインド映画「バーフバリ」がとにかく強い7つの理由>という記事(→コチラ)がありました。で、映画の内容はどうだたかというと、アハハ。これはスゴイ! しか~し。私ヌルボとしては、この手の特殊効果を駆使した超大作などというのはアメリカのブロックバスターだけで十分というのが正直なところ。やっぱりこれまで印象に残っているのは、誰もが挙げるヒット作「ムトゥー 踊るマハラジャ」(1998日本公開)、その前年の日本公開で私ヌルボがインド映画の魅力に開眼した「ラジュー出世する」、近年(といっても2013年)の感動作「きっと、うまくいく」といったところで、これら凌駕する作品はなかなか出てこないのでは? (まあ、最新の特殊効果を使おうが使うまいが、インド映画の魅力はちゃんと盛り込まれてますけどね。)

▸4月1日公開されたばかりの<隠れた傑作 韓国映画ランキング>というブログ記事(→コチラ)に目を通してみました。なかなか興味深いランキングですが、大きな特色は、一番古いのが2011年日本公開の「ビー・デビル」で、つまり10作品がすべて2010年代のものということ。またメロは「建築学概論」だけで、一応ドラマに分類されるのは「レッドファミリー」くらい。その他の多くは人が殺されたり、すごいアクションがあったりしてハラハラドキドキするというものばかり。なるほど、私ヌルボが2010年代の韓国映画のベスト10を選ぶとしたら「新しき世界」「テロ,ライブ」等は入ると思います。本ブログでは、2010年に<150本の中から選んだ・・・ ★韓国映画ベスト20★>というランキングを作ってみたことがありました。(→コチラ)。そこでは1900年代の作品が9つもあります。一方、2006年以降の作品でベスト10に入れたのは「息もできない」(3位)と「グエムル 漢江の怪物」(9位)だけ。また、なんとスリラー、ホラー、アクションといったジャンルの作品はほとんどありません。(皆無!?) 個人的嗜好ということも当然あるでしょうが、上述の「バーフバリ」同様、年を取って時代についていけないといったことの表れかもしれません。
 <隠れた傑作 韓国映画ランキング>中に昨年12月韓国公開の「鋼鉄の雨」がありました。「本年のマイベスト10入り間違いなしの傑作です。この映画の為にネトフリに加入しても絶対損はありません!」とまで賛辞がついています。うーむ、Netflixねー。考えてみます。
 なお、選外の作品の中に「フィッシュマンの涙」があって、「韓国版シェイプオブウォーター?」と書かれているのはちょっと笑えます。
 なおなお、<韓国映画のおすすめの人気ランキング50選【2018年最新版!】>(→コチラ)という記事も見つかりました。「風の丘を越えて ~西便制」(1993)以外はすべて今世紀の作品ですが、ジャンルはいろいろ。1位は意外、2位は疑問。しかし3位は同感も同感! よくこれを3位にしてくれました。(ヌルボのベスト20に入ってないのは、その時点でまだ観てなかったからです。)

▸四谷三丁目の韓国文化院では<1950~60年代に製作された名作韓国映画特集>と銘打って次の4作品が上映されます。①「誤発弾」(1961)=4月10日上映 ②「5人の海兵隊員」(1961)=4月24日上映 ③「地獄花」(1958)=5月18日上映 ④「漂流島」(1960)=5月29日上映 いずれも15時と19時の2回上映。入場無料で事前の申し込みは不要、先着300人まで鑑賞できるというのがウレシイ!
    
「朝鮮日報」3月30日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。)

女사도가 본 예수의 부활
마리아(루니 마라)는 아버지 명을 거역하고 예수를 따라 예루살렘으로 향한다.

 《週末の劇場街》で紹介
  「マグダラのマリア」



   女使徒が見たイエスの復活

 [写真説明] マリア(ルーニー・マーラ)は父の命令に逆らい、イエスに従ってイェルサレムに向かう。


 「ルージュの手紙」
   理解・憐れみ・許し・愛・人生 ★★★



 「7年の夜」

   熱すぎて少し手に余る ★★★



 「バチェラーズ」

   適当にけだるく温かい ★★☆

 上の作品については以下の記事の中で紹介しています。

         ★★★ NAVERの人気順位(4月3日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
          ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。

①(1) 僕らはソリに乗る(韓国)  9.51(47)
②(5) お母さんのノート(韓国)  9.42(90)
③(-) ワンダー  9.40(1,785)
④(4) グレイテスト・ショーマン  9.38(12,197)
⑤(2) バナナソングの奇跡(韓国・インド)  9.34(50)
⑥(6) 血の年代記(韓国)  9.31(221)
⑦(-) バチェラーズ  9.26(80)
⑧(8) ゴッホ~最期の手紙~  9.19(5,131)
⑨(-) ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男  9.13(782)
⑩(-) ビー・バップ・ア・ルーラ(韓国)  9.04(484)

 ⑦「バチェラーズ」(仮)が今回の初登場。アメリカのドラマ&コメディ。妻と死に別れて悲しみに暮れていたビル(J・K・シモンズ)は、心機一転して私立学校の教職を求めて17歳の息子ウェス(ジョッシュ・ウィッジンズ)とともにカリフォルニアの田舎町からロサンゼルスに出ます。そこでの2人の女性カリン(ジュリー・デルピー)とレイシー(オデイヤ・ラッシュ)との出会いによって、父子は人生の再スタートは切ることになります・・・。韓国題は「해피 어게인」。日本公開は未定のようです。

     【記者・評論家による順位】

①(2) フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法  8.50(10)
②(-) レディ・プレイヤー1  8.36(11)
③(3) ファントム・スレッド  8.22(9)
④(-) パターソン  8.20(10)
④(4) スリー・ビルボード  8.20(10)
⑥(5) シェイプ・オブ・ウォーター  8.18(11)
⑦(7) 君の名前で僕を呼んで  7.80(10)
⑧(8) アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル  7.75(8)
⑨(9) タンジェリン  7.71(7)
⑩(-) 共同正犯(韓国)  7.67(9)

 ②「レディ・プレイヤー1」が今回の初登場です。この作品については後述します。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績3月30日(金)~4月1日(日) ★★★

         韓国ホラー「昆池岩[コンジアム]」が1位

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(5)・・昆池岩[コンジアム](韓国) ・・・・・3/28 ・・・・・・・・・983,040 ・・・・・・・1,367,437・・・・・・・10,747・・・・・・・・1,124
2(新)・・レディ・プレイヤー1・・・・・・・・3/28 ・・・・・・・・・741,753・・・・・・・・・986,725・・・・・・・・8,536・・・・・・・・1,079
3(2)・・いま、会いにゆきます(韓国)・・・・3/14 ・・・・・・・・・253,327・・・・・・・2,321,019・・・・・・・18,590・・・・・・・・・・736
4(20)・・7年の夜(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・3/28 ・・・・・・・・・232,694 ・・・・・・・・418,188・・・・・・・・3,149・・・・・・・・・・812
5(1)・・パシフィック・リム ・・・・・・・・・・・3/21 ・・・・・・・・・・70,409・・・・・・・1,052,213・・・・・・・・8,772・・・・・・・・・・502
       :アップライジング
6(7)・・君の名前で僕を呼んで ・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・25,895 ・・・・・・・・125,150・・・・・・・・1,037 ・・・・・・・・・164
7(6)・・ミニ特攻隊X(韓国)・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・25,288・・・・・・・・・・83,236 ・・・・・・・・・623 ・・・・・・・・・347
8(新)・・マグダラのマリア ・・・・・・・・・・・3/28 ・・・・・・・・・・10,101・・・・・・・・・・15,960 ・・・・・・・・・113 ・・・・・・・・・111
9(4)・・リトル・フォレスト(韓国)・・・・・・2/28 ・・・・・・・・・・・8,715 ・・・・・・・1,496,077・・・・・・・11,854 ・・・・・・・・・124
10(10)・・小公女(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・7,695・・・・・・・・・・42,297 ・・・・・・・・・337 ・・・・・・・・・・88
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 韓国の映画ファンは日本よりもホラーやスリラーが好きかもしれないと思います。私ヌルボは、とくに好き好んで観るジャンルではないのであまり詳しくありませんが、日本のスリラーと聞いて思い出すのは「リング」(1998)くらいか。これは先に鈴木光司の原作を読みました。もう20年も前になるんですね。翌年には同タイトル(英題は「The Ring Virus」)で韓国版リメイクも作られています。(※アメリカ版の「The Ring」は2002年。) リメイクといえば、「黒い家」(1999)も韓国版リメイクが2007年に作られました。後は「呪怨」(2000)がタイトルだけ知っている程度。・・・と日本のホラーのことを考えてみたのは、今回のベスト10トップが韓国ホラーの「昆池岩[コンジアム]」だったから。そして4位に2011年以来のロングセラー「7年の夜」の映画化作品が4位に入っているからです。
 今回の新登場は2・4・8位の3作品です。
 2位「レディ・プレイヤー1」は、アーネスト・クラインのSF冒険小説「ゲームウォーズ」(SF文庫)を、スティーヴン・スピルバーグ監督が映画化した作品。
舞台は西暦2041年。現実世界は荒廃していたものの、革新的なネットワーク<オアシス>が張り巡らされていて、誰もが自分の望むキャラクターとなり、どこへでも行けて何でもできるというそのバーチャル世界は若者たちを虜にしていました。17歳の若者ウェイド・ワット(タイ・シェリダン)も<オアシス>に接続することが唯一の楽しみでした。ところがある日、その<オアシス>の画面に、<オアシス>を開発し運営している億万長者のジェームズ・ホリデー(マーク・ライランス)死去のニュースが流されます。そして「“オアシス”内に隠された3つのミッションで優勝した者に遺産のすべてを譲る」とのビデオメッセージが現れます。その後ウェイドが最初のミッションを解くと、<オアシス>の支配をもくろむ巨大組織が登場します。ウェイドは仲間と共に巨大組織に戦いを挑みます・・・。韓国題は「레디 플레이어 원」。日本公開は4月20日です。
 4位「7年の夜」は韓国のドラマ&スリラー。上述のように、2011年に刊行され爆発的なベストセラーになった鄭裕静(チョン・ユジョン)の原作以来待望されていた映画化がやっと実現しました。私ヌルボ、この小説は<2012年に読んだ「圧倒的!」な本5冊>という記事(→コチラ)で2位にリストアップしています。(最近のメガヒット「神と共に」の原作漫画は4位。) この小説はその後フランス・ドイツ・中国等々各国で翻訳され、日本では昨年11月書肆侃侃房から「七年の夜」という書名で刊行されました。物語の発端は、村を水没させて造ったセリョン湖というダム湖で行方不明になっていた少女セリョン(ソン・セビョク)の遺体が発見されたという事件。(順天市の住岩[チュアム]ダムが原型。<ソウルナビ 映画>はセリョン号と誤訳しています。この頃多いような・・・。) 元プロ野球のキャッチャーだった大男のヒョンス(リュ・スンニョン)は、一瞬の判断の誤りによって破滅へと追い込まれ、結局死刑の宣告を受けます。ヒョンスを追いつめたのはセリョンの父親のヨンジェ(チャン・ドンゴン)。歯科医院長で大地主という村の有力者でした。事件当時12歳だったヒョンスの息子ソウォン(コ・ギョンピョ)はその後世間から「殺人魔の息子」と呼ばれ、親戚の家を転々として暮らします。物語が動き出すのはその7年後。セリョン村に戻ってきたソウォンに、なおも復讐に燃えるヨンジェは魔の手を伸ばします・・・。原題は「7년의 밤」です。
 右画像は「7年の夜」の原書。原作の評価が高いこともあって、コチラの映画の方は全体的に厳しい評価になっているようです。構成が重層的で複雑なこともあって、映画のストーリー展開はむずかしいとは思いますが・・・。
 8位「マグダラのマリア」は、新約聖書に記されているマグダラのマリアの視点から見たイエスの処刑と復活を描いたイギリス映画。<罪深い女>とされる彼女ですが、どのように罪深かったのかは不明確なようです。やっぱり<性的不品行>? この映画では「決められた結婚を拒んだため家族からも無視された」となっています。そのマグダラのマリア(ルーニー・マーラ)は、
ある日村にやって来たイエス(ホアキン・フェニックス)から直接洗礼を受け、唯一の女性使徒としてイエスの旅に加わることになります。その後イエスの死と復活を見届け、復活の訪れを弟子(使徒)たちに告げる役割を果たします。・・・ということは、「大地震が起こり、墓の入り口を塞いでいた大きな石が転がり、イエスの亡骸を納めていた墓の入り口が開いた」という場面もあるのかな? 韓国題は「막달라 마리아:부활의 증인」。日本公開は未定というか、なさそうというか・・・。キリスト教風土が日韓間で大きな差があるので。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・小公女(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・7,695 ・・・・・・・・・・・42,297・・・・・・・・・・・337・・・・・・・・・・88
2(17)・・バチェラーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/28 ・・・・・・・・・・・4,220 ・・・・・・・・・・・・7,998・・・・・・・・・・・・58・・・・・・・・・・98
3(4)・・フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法・・3/07 ・・・・・・・3,087 ・・・・・・・・・・・84,064・・・・・・・・・・・702・・・・・・・・・・29
4(21)・・夜は短し歩けよ乙女(日本) ・・・・・・3/29 ・・・・・・・・・・・1,886 ・・・・・・・・・・・・3,015・・・・・・・・・・・・26・・・・・・・・・・45
5(4)・・ルージュの手紙・・・・・・・・・・・・・・・・・3/22・・・・・・・・・・・・・949 ・・・・・・・・・・・・9,810・・・・・・・・・・・・75・・・・・・・・・・21

 2・4位の2作品が新登場です。
 2位「バチェラーズ」(仮)については上述しました。
 4位「夜は短し歩けよ乙女」は、私ヌルボ、森見登美彦の原作は読みましたが、映画(アニメ)は観ていません。原作、悪くはなかったですが、その後ここまで人気が出るとは思いませんでした。韓国のネチズンの平均評点は8.44で、記者・評論家は6.50と高い方。評論家のイ・ヨンチョル氏が「<風流>とはたぶんこんなもの」と書いてるのはなるほどね。韓国題は「밤은 짧아 걸어 아가씨야」です。
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