ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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12月11~18日ヌルボの韓国日常の延長旅行 ④弘大・駐車場通り ミニシアターと、組暴トッポッキと・・・

2014-12-26 23:52:56 | 韓国旅行の記録
◎12月14日(日)午後
 カフェコンマ2号店を出て、午後は弘大・駐車場通りへ。
 私ヌルボの目当ては以前から行ってみたかったミニシアター・想像広場(サンサンマダン.상상마당) 。(※公式サイトは→コチラ。)
 で、この映画館がある駐車場通りという道が実はいろんな店が並ぶ観光ポイントであることを知ったのは当日になってからでした。
 <ソウルナビ>にも、<コネスト>にも、もちろん紹介記事があります。

 標識によると土日の午後2~10時は車は「歩行専用の街」。(歩行者天国のことはこう言うのかな?)

 「芸術の街」らしくこんな壁(?)が数枚立っていたり・・・

 塀のラクガキもゲイジュツ的、かな?
    

 いろんな食べ物屋さんが並ぶ中に丸亀製麺もありました。(新村やデジタルメディアシティ等でも見かけた。) 注文の仕方が入口横のディスプレイで動画で説明されています。
    

 通りを歩いていてとくに目についたのは「사주 타로(サジュ タロ)」と看板に書かれた店。10店以上はあります。
      

 私ヌルボ、最初は何の意味かわかりませんでした。使主でもなさそうだし・・・。「궁합(宮合)」(=相性)という字を見つけてやっと納得。「사주」は「四柱」なんですね。四柱推命のこと。つまり占い。運勢判断です。そしてもう1つの「타로」とは「タロット」のこと。なんで「ット」が抜けるのか? フランス式?

 弘大辺りを歩くのに、大雄殿(本堂)ともいうべき弘益大学校はまず見ておかなければ・・・。

 ふむ、リッパな建物です。(それだけか?)

 この辺りはとくに人出が多く、中国の観光バスも停車していました。

 今年8月に行った駱山公園の野外美術館といい、いろんな所でふつうにみかけるようになった中国人観光客。
 明洞や景福宮のような定番の観光ポイント以外のちょっとマイナーな所にまで観光客が来るようになっているのは韓国ドラマの影響力もあるのかな? ちなみに弘大近辺がロケ地というドラマとしては「メリーは外泊中」「コーヒープリンス1号店」「ラブレイン」「頑張って!ミスターキム」等があるようです。

 目当ての想像マダンは駐車場通りと弘大正門に向かう道が交差する十字路の角にありました。
   

 なんだ、頃合いの上映作品は中島哲也監督の「渇き。」じゃないの。未見だし、ここで観ることに。

 小腹が空いた時、韓国の食堂では1人前の分量が日本の1.3~1.5倍がふつう。で、上映時間までの間に入った店がすぐ近くのこの店。

 組暴(チョポク)トッポッキ。聞いたことがあると思って検索したら<ヌルボ・イルボ>の過去記事(→コチラ)がヒット。(笑) <コネスト>(→コチラ)にも紹介されていました。
 私はトッポッキは喜んで食べるというほどでもないので、釜山おでんというのを注文。長い串の3本セットで2000ウォンだからお得感あり。味も邪悪なところ(!?)が全然なく、この寒い中温かいオツユにも生き返ったような心地で、自分の正しい選択も含め満足感一杯。

 店内には、「東亜日報」のお店紹介記事(→コチラ)が貼ってりました。つまり、組暴(ヤクザ)といっても店主がヤクザというわけではないとのことです。

 店の前はまさに駐車場通りの名前そのまま。ここだけじゃないですが・・・。

 映画館は想像マダンのビルの地下4F。こんな漫画本コーナーもあったりして、なんとなく渋谷のアップリンクを思い出しました。

 しかし、スクリーンは大きく、映画を観るには不満はないどころか、むしろ良い劇場でした。

 映画館を出て南の上水(サンス)駅方面に歩いていくと、午前中に行ったカフェ・コンマの1号店がありました。

この後、上水駅に近い所にある本格的博多ラーメンの店・博多文庫に行ってみました。といっても場所確認だけ。この店については→コチラや→コチラの記事参照。やはり人気店らしく、寒い中外で数人が順番待ちしていました。ま、次の機会に入ってみてもいいかな、ということで上水駅から新村に向かい、ぶらぶら散策しながら帰途につきました。
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12月11~18日ヌルボの韓国日常の延長旅行 ③弘大入口のブックカフェは長居の客ばかり

2014-12-26 13:00:23 | 韓国旅行の記録
◎12月14日(日)午前
 10時過ぎに外に出て、2日前から気になっていたブックカフェへ。
 弘大入口駅3番出口を出てすぐのカフェコンマ2ページ(카페 꼼마' 2페이지) 。「2ページ」というのは2号店の意味です。
 駐車場通りを上水(サンス)駅方面に南下した所にある1号店(午後に前を通った)に比べると、コチラの方が弘大入口駅から出てすぐと便利で、店内も広々としています。
 この店を知ったのは、少し前の記事でちょっと書いたように韓国語学習ジャーナル「hana Vol.04」で紹介されていたからです。
     

 中に入ると、まさに「hana」の表紙の写真そのまんまで(当たり前だ)、天井近くにまで達する高い書架に本がぎっしり! ちゃんと分野ごとに整理されています。
 概してお一人様の客が多く、本を読んだり勉強したりしています。

 この店の運営主体は韓国の代表的な文芸書出版社の文学トンネで、書架を見ると、8割方は自社本。後で知ったところでは、書店から返品された本を並べているそうですが、新刊書のコーナーもありました。そして半額で売っている、・・・って、そうだったのか。
 書架を見てまわっていると、アラこんな所に!

 文学トンネからは益田ミリの本もいろいろ刊行されているのですね。(→コチラ参照。)
 そういえば、店外にも<文学トンネ 韓国文学全集>の紹介みたいなのが出してあったし、店の看板からして広告になっているゾ。


 黄暎(ファン・ソギョン)、崔仁浩(チェ・イノ)、申京淑(シン・ギョンスク)、安度眩(アン・ドヒョン)、金衍洙(キム・ヨンス)、金薫(キム・フン)、金英夏(キム・ヨンハ)等々。韓国の現代文学に関心を持っている人にはおなじみの、これらの作家たちの本を出しているのか。ということは、日本でいえば新潮社といったところか? 村上春樹「1Q84」(新潮社)の韓国版もここが出しているしなー。で、岩波書店みたいなのが(反権力性向の)創批かな。・・・と思ったら、2012年12月の大統領選前には進歩陣営側の文在寅候補の公開録画を開いたり(→コチラ)、今年2月には朴元淳ソウル市長の出版懇談会(→コチラ)、5月の地方選挙前には(その後ソウル市教育監に当選した)喜昖(チョ・ヒヨン)等3人の進歩陣営側候補者のトークショー(→コチラ)を開いたりしてるから、この出版社も政治的立場はむしろ鮮明?
 ※政治と関係ないネタでは、この店はSBSのドラマ「ドラマの帝王」でチョン・リョウォンとキム・ミョンミンが出会った場所とのこと。

 私ヌルボ、この日はこの店に2時間ほどいて、いくつかおもしろそうな本も見つけました。(それはまた別の話。)
 その間客はたくさん入っていたものの、回転率は低く、つまり客の多くはここを学習室のように使っている模様。高めの料金設定でも採算が取れるのかな?と思うほど。
この日夜9時過ぎに店の前を通ったらまだ開いていて、この時間にしてはかなり多くの客がいました。

※この店についての詳しい情報(韓国語)→コチラ
 すぐ近く(20m先)にコンマ&ブレッド(꼼마 앤 브래드)という防腐剤ナシのパン屋もやっているのか。これは気づかなかったな。近くパンコンマ(빵곰마)に店名を変える予定とか。

弘大一帯のブックカフェ7店を写真入りで紹介した<オーマイニュース>の記事→コチラ
 ここには、上記の創批(창비)の他、子音と母音(자음과 모음)といった出版社が運営する店も含まれてされています。
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