▸先週の記事で「コンフィデンシャル/共助」をうっかり神奈川や東京で見逃し、首都圏で残るはシネプレックス幸手だけになってしまったと書きました。しかし、横浜の住人が埼玉県の幸手(さって)まで、それも18:55~の上映のみという映画を観に行くなどというのは韓国語で言えばパボのすることでしょうね。
・・・ということで、16時頃まで東京で用もあったことだし、そのついでに(??)パボを自覚しつつ、幸手まで行ってきましたがな。(笑) で、その「コンフィデンシャル/共助」ですが、案の定多くの(とくに進歩系の)「韓国人が見たい北朝鮮像」が散見され、何度か「これはありえないだろ」という場面やセリフがありました。それからスーパーノート(北朝鮮の超精密な偽札)の原版、あんなモノなのかな? しかし、こうしたことを気にしていると、娯楽作品なのに楽しめないですね。やっぱり私ヌルボとしては興行面では負けた「ザ・キング」の方がおもしろかったです。
▸「ニッポン国VS泉南石綿村」は、大阪・泉南地域の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその家族が、国を相手取って起こした訴訟を原一男監督が8年間密着して撮ったドキュメンタリー。3時間35分という長尺になったのは、裁判が長期に及んだこともあるかも。原告の1人がいろいろ証言した次に「〇年〇月死亡」等のテロップが出て葬儀の場面になるということが何度も・・・。ラストでそんな人たちの写真がひとまとめになっていましたが、計21人にもなるのですね。その原告たちの中には在日の人たちも多くいて、かつて石綿鉱山があった韓国・忠清南道の洪城(ホンソン)と保寧(ポリョン)を訪れて被害者を訪ねる場面もありました。個人的にむずかしい問題と思ったのは被害患者たちに目を向けようとしない厚労省に対する闘い方。これについては→コチラのレビューが要点をおさえて書いてくれています。
★★★ NAVERの人気順位(3月27日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) 僕らはソリに乗る(韓国) 9.50(46)
②(4) バナナソングの奇跡(韓国・インド) 9.49(47)
③(2) 地球:驚きの1日 9.48(183)
④(6) グレイテスト・ショーマン 9.38(12,113)
⑤(3) お母さんのノート(韓国) 9.38(86)
⑥(8) 血の年代記(韓国) 9.30(218)
⑦(-) リメンバー・ミー 9.22(13,784)
⑧(10) ゴッホ~最期の手紙~ 9.19(5,123)
⑨(9) オンリー・ザ・ブレイブ 9.18(546)
⑩(-) ポロロ劇場版 恐竜島大冒険(韓国) 9.17(3,785)
今回の新登場はありません。
【記者・評論家による順位】
①(-) ダンケルク 8.55(11)
②(1) フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 8.50(10)
③(3) ファントム・スレッド 8.22(9)
④(4) スリー・ビルボード 8.20(10)
⑤(5) シェイプ・オブ・ウォーター 8.18(11)
⑥(-) リメンバー・ミー 7.83(6)
⑦(-) 君の名前で僕を呼んで 7.80(10)
⑧(6) アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル 7.75(8)
⑨(-) タンジェリン 7.71(7)
⑨(7) 私はあなたのニグロではない 7.71(7)
⑦「君の名前で僕を呼んで」が今回の初登場です。この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績3月23日(金)~3月25日(日) ★★★
「「パシフィック・リム」の続編が1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(50)・・パシフィック・リム ・・・・・・・・・・3/21 ・・・・・・・・・655,193・・・・・・・・・858,228・・・・・・・・7,276・・・・・・・・1,143
:アップライジング
2(1)・・いま、会いにゆきます(韓国)・・・・3/14 ・・・・・・・・・577,032 ・・・・・・・1,823,669・・・・・・・14,813・・・・・・・・1,190
3(2)・・消えた夜(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・3/07 ・・・・・・・・・・92,630 ・・・・・・・1,287,968・・・・・・・10,491 ・・・・・・・・・543
4(3)・・リトル・フォレスト(韓国)・・・・・・2/28 ・・・・・・・・・・60,177 ・・・・・・・1,466,142・・・・・・・11,638 ・・・・・・・・・465
5(17)・・昆池岩[コンジアム](韓国) ・・・・3/28 ・・・・・・・・・・54,780・・・・・・・・・・67,929・・・・・・・・・・531 ・・・・・・・・・153
6(41)・・ミニ特攻隊X(韓国)・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・50,731・・・・・・・・・・53,839・・・・・・・・・・405 ・・・・・・・・・458
7(36)・・君の名前で僕を呼んで ・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・46,088 ・・・・・・・・・67,217・・・・・・・・・・574 ・・・・・・・・・190
8(5)・・チーズ・イン・ザ・トラップ(韓国)・・3/14 ・・・・・・・・31,827・・・・・・・・・220,589 ・・・・・・・・1,827 ・・・・・・・・・237
9(7)・・スリー・ビルボード ・・・・・・・・・・・3/15 ・・・・・・・・・・18,566・・・・・・・・・・76,318・・・・・・・・・・634 ・・・・・・・・・・88
10(96)・・小公女(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・16,709・・・・・・・・・・22,496・・・・・・・・・・185 ・・・・・・・・・261
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
ベスト10中に韓国映画が7作品ということは当ブログを始めて以来なかったのでは? しかし、3位でも10万人を割るという、全体的に低レベルの週末だったので、関係者もそんなに喜んではいないと思いますが・・・。
今回の新登場は1・5・6・7・10位の5作品です。
1位「パシフィック・リム:アップライジング」は、2013年公開のアメリカのSFアクションの続編。より強力に進化した敵の攻撃に対し、最精鋭のパイロットと巨大ロボットのイェーガー軍団が反撃を開始します。が、予想もつかなかった別の敵が登場して人類は未曾有の危機に直面することになります・・・。韓国題は「퍼시픽 림: 업라이징」。日本公開は4月13日です。
5位「昆池岩[コンジアム]」は韓国のホラー。1979年患者42人が集団自殺をし、病院長は行方不明になったという事件の後、不気味な怪談に包まれた昆池岩精神病院に、7人のメンバーが恐怖体験をしに出かけます。怪談の実体を表わそうと院長室、集団治療室、実験室、開かない402号等、メンバーたちは病院の内部を撮り始めますが、やがて想像もできなかった奇異で怖ろしいことが彼らを襲います・・・。原題は「곤지암」です。
6位「ミニ特攻隊X」は、2014年9月からEBSで放映されている韓国アニメの劇場版第4作。今作は、動物世界を超えて地球人類を脅かす宇宙人を相手に、リスのボルトが率いるミニ特攻隊が立ち向かいます・・・。原題は「미니특공대 X」です。
7位「君の名前で僕を呼んで」は、アカデミー賞で4部門にノミネートされ、脚色賞を受賞したイタリア・フランス・ブラジル・アメリカ合作の青春ドラマ。1983年の北イタリアの避暑地を舞台にした「初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた」ラブストーリーとのことですが、その2人というのが17歳と24歳の青年なのですね。はたして、この時代でこの物語はどう展開したのか? 試写会で観た人たちの評価はとても高いですが・・・。韓国題は「콜 미 바이 유어 네임」。日本公開は4月27日です。
10位「小公女」は、韓国のメロ。1日1杯のウイスキーと1服のタバコ、そして愛する彼氏がいればそれ以上望むものはないというミソ(イ・ソム)は、プロの家事手伝い3年目。しかし、新年になると家賃も上がり、タバコとウイスキーも値上がりしたのに、日当はそのまんま。好きなものは高くなる世の中で、放棄したのはただ一つ、それは<家>。借りていた部屋を出たミソは家はなくても仕事も愛も自分なりの方法で生きてゆきます・・・。原題は「소공녀」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(52)・・小公女(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・16,709 ・・・・・・・・・・・22,496・・・・・・・・・・・185・・・・・・・・・261
2(4)・・フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法・・3/07 ・・・・・・・6,746 ・・・・・・・・・・・76,038・・・・・・・・・・・638・・・・・・・・・・58
3(22)・・男たちの挽歌2018・・・・・・・・・・・・・・3/14 ・・・・・・・・・・・4,658 ・・・・・・・・・・・・6,550・・・・・・・・・・・・51・・・・・・・・・110
4(新)・・ルージュの手紙・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・3,251 ・・・・・・・・・・・・6,614・・・・・・・・・・・・52・・・・・・・・・・90
5(新)・・運動会(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・2,316 ・・・・・・・・・・・・2,940・・・・・・・・・・・・21・・・・・・・・・・81
2位以外の4作品が新登場です。
1位「小公女」については上述しました。
3位「男たちの挽歌2018」は、香港の人気アクションシリーズの第1作ジョン・ウー監督の「男たちの挽歌」の中国版リメイク。今月10日と15日大阪アジアン映画祭で上映されましたが、私ヌメボは観ていません。(感想・評価をみると「観られなくて残念」というものでもなさそうですが。) 内容の詳細は→コチラ参照。韓国題は「영웅본색4」。日本での一般劇場公開は未定のようです。
4位「ルージュの手紙」は、カトリーヌ・ドヌーヴとカトリーヌ・フロが共演しているフランス映画。日本では昨年12月に公開されています。韓国題は「더 미드와이프」です。
5位「運動会」は、韓国のコメディ。スンヒ(キム・スアン)は負けず嫌いな9歳の少女。ところが、片想いの男の子に裏切られたばかりか、解雇されたお父さん、ほかの男に熱を上げているお母さん、保守系民間政治団体の活動をしているお祖父さん、意欲だけが先走るおじさんと、家族たちまで踏んだりけったり状態。家族といってもそれぞれ言えない秘密を抱えた家族たちが、想像もしなかった瞬間、たがいに向かい合うことになります・・・。原題は「운동회」です。
・・・ということで、16時頃まで東京で用もあったことだし、そのついでに(??)パボを自覚しつつ、幸手まで行ってきましたがな。(笑) で、その「コンフィデンシャル/共助」ですが、案の定多くの(とくに進歩系の)「韓国人が見たい北朝鮮像」が散見され、何度か「これはありえないだろ」という場面やセリフがありました。それからスーパーノート(北朝鮮の超精密な偽札)の原版、あんなモノなのかな? しかし、こうしたことを気にしていると、娯楽作品なのに楽しめないですね。やっぱり私ヌルボとしては興行面では負けた「ザ・キング」の方がおもしろかったです。
▸「ニッポン国VS泉南石綿村」は、大阪・泉南地域の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその家族が、国を相手取って起こした訴訟を原一男監督が8年間密着して撮ったドキュメンタリー。3時間35分という長尺になったのは、裁判が長期に及んだこともあるかも。原告の1人がいろいろ証言した次に「〇年〇月死亡」等のテロップが出て葬儀の場面になるということが何度も・・・。ラストでそんな人たちの写真がひとまとめになっていましたが、計21人にもなるのですね。その原告たちの中には在日の人たちも多くいて、かつて石綿鉱山があった韓国・忠清南道の洪城(ホンソン)と保寧(ポリョン)を訪れて被害者を訪ねる場面もありました。個人的にむずかしい問題と思ったのは被害患者たちに目を向けようとしない厚労省に対する闘い方。これについては→コチラのレビューが要点をおさえて書いてくれています。
「朝鮮日報」3月23日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | ||
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애틋하지만 조심스러운 사랑 이탈리아 시골에서 휴가를 즐기던 17세 엘리오(오른쪽)는 올리버를 만나면서 사랑의 감정을 느낀다. | 《週末の劇場街》で紹介 「君の名前で僕を呼んで」 せつなくも、慎重な愛 [写真説明] イタリアの田舎での休暇を楽しんでいた17歳のエリオ(右)は、オリバーと出会って愛情を感じる。 「いま、会いにゆきます」 型通りだが、あたたかい ★★☆ 「お母さんのノート」 電話をしたくなる映画 ★★☆ 「パシフィック・リム:アップライジング」 中国資本支配下の活劇 ★★ | |
上の作品については以下の記事の中で紹介しています。 |
★★★ NAVERの人気順位(3月27日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) 僕らはソリに乗る(韓国) 9.50(46)
②(4) バナナソングの奇跡(韓国・インド) 9.49(47)
③(2) 地球:驚きの1日 9.48(183)
④(6) グレイテスト・ショーマン 9.38(12,113)
⑤(3) お母さんのノート(韓国) 9.38(86)
⑥(8) 血の年代記(韓国) 9.30(218)
⑦(-) リメンバー・ミー 9.22(13,784)
⑧(10) ゴッホ~最期の手紙~ 9.19(5,123)
⑨(9) オンリー・ザ・ブレイブ 9.18(546)
⑩(-) ポロロ劇場版 恐竜島大冒険(韓国) 9.17(3,785)
今回の新登場はありません。
【記者・評論家による順位】
①(-) ダンケルク 8.55(11)
②(1) フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 8.50(10)
③(3) ファントム・スレッド 8.22(9)
④(4) スリー・ビルボード 8.20(10)
⑤(5) シェイプ・オブ・ウォーター 8.18(11)
⑥(-) リメンバー・ミー 7.83(6)
⑦(-) 君の名前で僕を呼んで 7.80(10)
⑧(6) アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル 7.75(8)
⑨(-) タンジェリン 7.71(7)
⑨(7) 私はあなたのニグロではない 7.71(7)
⑦「君の名前で僕を呼んで」が今回の初登場です。この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績3月23日(金)~3月25日(日) ★★★
「「パシフィック・リム」の続編が1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(50)・・パシフィック・リム ・・・・・・・・・・3/21 ・・・・・・・・・655,193・・・・・・・・・858,228・・・・・・・・7,276・・・・・・・・1,143
:アップライジング
2(1)・・いま、会いにゆきます(韓国)・・・・3/14 ・・・・・・・・・577,032 ・・・・・・・1,823,669・・・・・・・14,813・・・・・・・・1,190
3(2)・・消えた夜(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・3/07 ・・・・・・・・・・92,630 ・・・・・・・1,287,968・・・・・・・10,491 ・・・・・・・・・543
4(3)・・リトル・フォレスト(韓国)・・・・・・2/28 ・・・・・・・・・・60,177 ・・・・・・・1,466,142・・・・・・・11,638 ・・・・・・・・・465
5(17)・・昆池岩[コンジアム](韓国) ・・・・3/28 ・・・・・・・・・・54,780・・・・・・・・・・67,929・・・・・・・・・・531 ・・・・・・・・・153
6(41)・・ミニ特攻隊X(韓国)・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・50,731・・・・・・・・・・53,839・・・・・・・・・・405 ・・・・・・・・・458
7(36)・・君の名前で僕を呼んで ・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・46,088 ・・・・・・・・・67,217・・・・・・・・・・574 ・・・・・・・・・190
8(5)・・チーズ・イン・ザ・トラップ(韓国)・・3/14 ・・・・・・・・31,827・・・・・・・・・220,589 ・・・・・・・・1,827 ・・・・・・・・・237
9(7)・・スリー・ビルボード ・・・・・・・・・・・3/15 ・・・・・・・・・・18,566・・・・・・・・・・76,318・・・・・・・・・・634 ・・・・・・・・・・88
10(96)・・小公女(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・16,709・・・・・・・・・・22,496・・・・・・・・・・185 ・・・・・・・・・261
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
ベスト10中に韓国映画が7作品ということは当ブログを始めて以来なかったのでは? しかし、3位でも10万人を割るという、全体的に低レベルの週末だったので、関係者もそんなに喜んではいないと思いますが・・・。
今回の新登場は1・5・6・7・10位の5作品です。
1位「パシフィック・リム:アップライジング」は、2013年公開のアメリカのSFアクションの続編。より強力に進化した敵の攻撃に対し、最精鋭のパイロットと巨大ロボットのイェーガー軍団が反撃を開始します。が、予想もつかなかった別の敵が登場して人類は未曾有の危機に直面することになります・・・。韓国題は「퍼시픽 림: 업라이징」。日本公開は4月13日です。
5位「昆池岩[コンジアム]」は韓国のホラー。1979年患者42人が集団自殺をし、病院長は行方不明になったという事件の後、不気味な怪談に包まれた昆池岩精神病院に、7人のメンバーが恐怖体験をしに出かけます。怪談の実体を表わそうと院長室、集団治療室、実験室、開かない402号等、メンバーたちは病院の内部を撮り始めますが、やがて想像もできなかった奇異で怖ろしいことが彼らを襲います・・・。原題は「곤지암」です。
6位「ミニ特攻隊X」は、2014年9月からEBSで放映されている韓国アニメの劇場版第4作。今作は、動物世界を超えて地球人類を脅かす宇宙人を相手に、リスのボルトが率いるミニ特攻隊が立ち向かいます・・・。原題は「미니특공대 X」です。
7位「君の名前で僕を呼んで」は、アカデミー賞で4部門にノミネートされ、脚色賞を受賞したイタリア・フランス・ブラジル・アメリカ合作の青春ドラマ。1983年の北イタリアの避暑地を舞台にした「初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた」ラブストーリーとのことですが、その2人というのが17歳と24歳の青年なのですね。はたして、この時代でこの物語はどう展開したのか? 試写会で観た人たちの評価はとても高いですが・・・。韓国題は「콜 미 바이 유어 네임」。日本公開は4月27日です。
10位「小公女」は、韓国のメロ。1日1杯のウイスキーと1服のタバコ、そして愛する彼氏がいればそれ以上望むものはないというミソ(イ・ソム)は、プロの家事手伝い3年目。しかし、新年になると家賃も上がり、タバコとウイスキーも値上がりしたのに、日当はそのまんま。好きなものは高くなる世の中で、放棄したのはただ一つ、それは<家>。借りていた部屋を出たミソは家はなくても仕事も愛も自分なりの方法で生きてゆきます・・・。原題は「소공녀」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(52)・・小公女(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・16,709 ・・・・・・・・・・・22,496・・・・・・・・・・・185・・・・・・・・・261
2(4)・・フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法・・3/07 ・・・・・・・6,746 ・・・・・・・・・・・76,038・・・・・・・・・・・638・・・・・・・・・・58
3(22)・・男たちの挽歌2018・・・・・・・・・・・・・・3/14 ・・・・・・・・・・・4,658 ・・・・・・・・・・・・6,550・・・・・・・・・・・・51・・・・・・・・・110
4(新)・・ルージュの手紙・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・3,251 ・・・・・・・・・・・・6,614・・・・・・・・・・・・52・・・・・・・・・・90
5(新)・・運動会(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・2,316 ・・・・・・・・・・・・2,940・・・・・・・・・・・・21・・・・・・・・・・81
2位以外の4作品が新登場です。
1位「小公女」については上述しました。
3位「男たちの挽歌2018」は、香港の人気アクションシリーズの第1作ジョン・ウー監督の「男たちの挽歌」の中国版リメイク。今月10日と15日大阪アジアン映画祭で上映されましたが、私ヌメボは観ていません。(感想・評価をみると「観られなくて残念」というものでもなさそうですが。) 内容の詳細は→コチラ参照。韓国題は「영웅본색4」。日本での一般劇場公開は未定のようです。
4位「ルージュの手紙」は、カトリーヌ・ドヌーヴとカトリーヌ・フロが共演しているフランス映画。日本では昨年12月に公開されています。韓国題は「더 미드와이프」です。
5位「運動会」は、韓国のコメディ。スンヒ(キム・スアン)は負けず嫌いな9歳の少女。ところが、片想いの男の子に裏切られたばかりか、解雇されたお父さん、ほかの男に熱を上げているお母さん、保守系民間政治団体の活動をしているお祖父さん、意欲だけが先走るおじさんと、家族たちまで踏んだりけったり状態。家族といってもそれぞれ言えない秘密を抱えた家族たちが、想像もしなかった瞬間、たがいに向かい合うことになります・・・。原題は「운동회」です。