ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [11月25日(金)~11月27日(日)]

2016-11-29 23:42:15 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
         
 25日午前4時になんとか仕事を片付け、ほとんど寝ないまま6時前家を出て羽田空港へ(アシアナ8:40発)。旅行の中身は次の記事に回しますが、その日から3連泊したソウルのホテルが乙支路4街(ウチルロサガ)のベストウェスタンプレミアホテル国都(ククト)。とても覚えられない名前ですが、行ってみると表示はホテル国都だけでした。(上左) ここは以前は国都劇場という映画館(1999年閉館.上右)で、建物の横(南側)にある碑石(右)には「1936年黄金座として開館した」とありました。ウィキペディアの説明(→コチラ)とはかなり内容が違っていますが、そこらへんは私ヌルボ、まだ検証していません。
 チェックインの時、「国都劇場の頃のものが何か残ってませんか?」と尋ねたら「残ってません」とのこと。あーそうですか。ちょっと何か残しておいてほしかったなー。
 
 23日は朝日ホールで「私たち」を観ました。小学生の女の子の微妙な友人関係と心の動きをよくとらえているなーと思いました。後のトークでユン・ガウン監督が語ったところによると、この映画のソン(主人公の女の子)より年は上だったけれど同じような経験をして、いつか映画にしようと思ってきたそうです。ただ、このような仲間はずれ外れ・陰口・告げ口等々のような要素は女の子特有のものなのかなーとも思いました。私ヌルボのような男の子の世界とはちょっと違うみたいな・・・。
 さて、このユン・ガウン監督、私ヌルボがソウルに出立した25日に発表された青龍映画賞(→コチラ)で新人監督賞を受賞しました。「私たち」の日本での一般劇場公開(来年)も決まったそうでよかったですね。

 で、その青龍映画賞の作品賞では他の有力候補作品を押しのけて「インサイダーズ/内部者たち」が受賞。主演男優賞もその主演のイ・ビョンホンでした。主演女優賞は「お嬢さん(アガシ)」キム・ミニでしたが、これは観てないのでなんとも・・・。(「哭声/コクソン」とともに来年3月に日本とのこと、楽しみです。)

 先週は「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」は掲載されませんでした。

         ★★★ NAVERの人気順位(11月29日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) オー・マイ・パパ(韓国)  9.83(190)
②(-) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン  9.79(77)
③(3) シーソー(韓国)  9.68(52)
④(2) スンジョン(従順)(韓国)  9.66(53)
⑤(-) オアシス:スーパーソニック  9.60(162)
⑥(4) おばあちゃんの遠い家(韓国)  9.46(132)
⑦(7) 自白(韓国)  9.38(2,491)
⑧(8) 学校に行く日  9.33(58)
⑨(-) 《ナショナル・シアター・ライヴ『ハムレット』》  9.31(54)
⑩(9) KING OF PRISM by PrettyRhythm(日本)  9.29(1,287)

 今回の新登場は②⑤⑨の3作品です。
 ②「ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン」は、2014年にロンドンのプリンス・エドワード・シアターで行われた名作ミュージカルの公演。韓国題は「미스 사이공: 25주년 특별 공연」。日本公開は来年3月です。
 ⑤「オアシス:スーパーソニック」は、2009年に解散したイギリスの人気ロックバンド・オアシスをめぐるドキュメンタリー。バンドの中心的な存在だったリアム&ノエルのギャラガー兄弟を中心に、彼らの軌跡と音楽を検証します。韓国題は「슈퍼소닉」日本公開は12月24日です。
 ⑨「《ナショナル・シアター・ライヴ『ハムレット』》」は、ベネディクト・カンバーバッチ主演で行われたナショナル・シアターでの公演ですが、日本では今年1月に公開されています。韓国題は「햄릿」です。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) キャロル  8.96(13)
②(2) ヘル・オア・ハイ・ウォーター  8.10(10)
③(3) ラヴニール  8.00(6)
④(4) ベルヴィル・ランデブー  7.83(8)
⑤(5) 自白(韓国)  7.67(10)
⑥(6) ひつじ村の兄弟  7.39(9)
⑦(7) あなた自身とあなたのもの(韓国)  7.31(9)
⑧(8) 恋物語(韓国)  7.17(6)
⑨(-) オアシス:スーパーソニック  7.16(2)
⑩(9) ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅  7.13(8)

 今回の新登場は⑨「オアシス:スーパーソニック」だけです。この作品については上述しました。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績11月25日(金)~11月27日(日) ★★★

         「ファンタスティック・ビースト~」が連続トップ。
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・ファンタスティック・ビーストと・・11/16・・・・・・・・・896,047・・・・・・・・・・・3,393,997・・・・・・・・29,100・・・・・・・・1,159
       魔法使いの旅
2(12)・・兄貴(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・11/24 ・・・・・・・・・・804,557・・・・・・・・・・・1,037,827・・・・・・・・・8,338・・・・・・・・・・993
3(3)・・ドクター・ストレンジ ・・・・・・・・・10/26 ・・・・・・・・・・103,783・・・・・・・・・・・5,380,059・・・・・・・・46,978・・・・・・・・・・445
4(2)・・隠された時間(韓国) ・・・・・・・・11/16 ・・・・・・・・・・・43,776・・・・・・・・・・・・・489,038・・・・・・・・・3,796・・・・・・・・・・441
5(新)・・リトルメディック:体内探検隊・・11/24・・・・・・・・・30,787 ・・・・・・・・・・・・・・32,688 ・・・・・・・・・・256・・・・・・・・・・291
6(54)・・ブレア・ウィッチ・・・・・・・・・・・・11/23 ・・・・・・・・・・・25,656 ・・・・・・・・・・・・・・38,525 ・・・・・・・・・・309・・・・・・・・・・164
7(4)・・スプリット(韓国) ・・・・・・・・・・・・11/09 ・・・・・・・・・・・24,734 ・・・・・・・・・・・・・746,698・・・・・・・・・6,020・・・・・・・・・・280
8(新)・・ミス・サイゴン:25周年特集・・11/24・・・・・・・・・・・13,791・・・・・・・・・・・・・・17,347・・・・・・・・・・・333・・・・・・・・・・100
9(7)・・GAMBA ガンバと仲間たち(日本)・・11/10 ・・・・・13,380・・・・・・・・・・・・・108,656・・・・・・・・・・・819・・・・・・・・・・154
10(5)・・ラッキー(韓国) ・・・・・・・・・・・・10/13・・・・・・・・・・・・10,312・・・・・・・・・・・6,969,191・・・・・・・・10,312・・・・・・・・・・158
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 今回の新登場は2・5・6・8位の4作品です。
 2位「兄貴」は、韓国のドラマ&コメディ。柔道の国家代表コ・ドゥヨン(ト・ギョンス=EXOのディオ)は試合中に不慮の事故に遭ってしまいます。その知らせを聞いた収監中の詐欺前科10犯の兄のコ・ドゥシク(チョ・ジョンソク)は、弟の保護者であることを言い訳に1年間の仮釈放を受けます。ところが、15年間1度も連絡のなかった兄が家に帰って来たものの、保護者の役割を果たすどころか弟の生活をめちゃくちゃにしてしまうことに・・・。原題は「형」です。
 5位「リトルメディック:体内探検隊」(仮)はドイツのアニメ。冒険心一杯の12歳の少年ナノは、おじいさんが悪党の教授にだまされて怪しい薬を飲み、彼に操縦されるという事実を知ります。ナノはおじいさんを救うためにドクターXを訪ね、彼の技術で体が小さくなった「ナノ」は、ガールフレンドのリリーとカプセルに乗り込んでおじいさんの体の中ヘ・・・。果たしておじいさんの体ではどのようなことが起きているのでしょうか? 韓国題「리틀메딕:몸속탐험대」を直訳して仮題にしました。日本公開はなさそう?
 6位「ブレア・ウィッチ」はアメリカのホラー。日本でも12月1日公開で諸情報が出ているので、説明等は省略します。韓国題は「블레어 위치」です。
 8位「ミス・サイゴン:25周年特集」については上述しました。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・GAMBA ガンバと仲間たち(日本)・・11/10 ・・・・・・・・・・13,380・・・・・・・・・・・108,656 ・・・・・・・・・・・・819 ・・・・・・・・154
2(22)・・五日物語-3つの王国と3人の女・・11/24・・・・・・・・・・・8,457 ・・・・・・・・・・・・12,393 ・・・・・・・・・・・・102 ・・・・・・・・100
3(3)・・スンジョン(従順))(韓国)・・・・・・・・・11/17・・・・・・・・・・・・・・7,668 ・・・・・・・・・・・・31,153 ・・・・・・・・・・・・226 ・・・・・・・・・77
4(35)・・オアシス:スーパーソニック・・・・・11/24 ・・・・・・・・・・・・・4,385 ・・・・・・・・・・・・・6,797・・・・・・・・・・・・・・58 ・・・・・・・・・35
5(新)・・アバウト・レイ 16歳の決断・・・・・11/24 ・・・・・・・・・・・・・4,077 ・・・・・・・・・・・・・5,353・・・・・・・・・・・・・・40 ・・・・・・・・・72

 2・4・5位の3作品が新登場です。
 2位「五日物語-3つの王国と3人の女」は、日本でも1日遅れの11月25日に公開されています。韓国題は「테일 오브 테일즈」です。
 4位<「オアシス:スーパーソニック」については上述しました。
 5位「アバウト・レイ 16歳の決断」は、16歳の女の子レイ(エル・ファニング)の「決断」をめぐる物語。その決断とは「男の子として生きる」ということ。それを受け止めきれない母親マギー(ナオミ・ワッツ)は動揺しますが・・・。ほー、理解あるおばあさんはスーザン・サランドンが演じるのか。韓国題は「어바웃 레이」。この作品、1年前に日本公開が予定されていましたがその1ヵ月前に中止が公表され今に至っていますが、再度公開の目はあるのか、不明。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [11月18日(金)~11月20日(日)]

2016-11-22 23:53:23 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 11月7日以来「危路工団」「異国に生きる 日本の中のビルマ人」「チリの闘い(第1~3部) 「将軍様、あなたのために映画を撮ります」とドキュメンタリーばかり立て続けに観ています。どれも見応えがありましたが、中でも「チリの闘い」は圧倒的! よくこれだけの映像が撮られ、またピノチェトによるクーデターとそれに続く弾圧の中でよくフィルムが国外に持ち出され、編集されたものです。それにしても、政治家から庶民まで、左翼から右翼まで、マイクを向けられた人たちの何と雄弁なことか! またヌルボとしては、もし自分があの時チリの国民としてそこにいたらどう考え行動したか考えてしまいました。どの政治勢力にも(結果論だろうが)限界や弱点が見えてしまうのは年を取ったためかも・・・。「将軍様、あなたのために映画を撮ります」も、映画のような(!)ドラマチックな内容申相玉は流暢な流暢な日本語で証言しているんですね。なお、これと、(先月観た)「チョンリマ」、まだ観ていない「太陽の下で 真実の北朝鮮」といった最近の北朝鮮関係映画について、辻田真佐憲氏が書いている記事(→コチラ)があったので興味のある方はご一読を。あ、韓国関係のドキュメンタリーといえば「済州の魂たち」も観なくては。

 25日朝にはソウル行きの飛行機に乗る予定なのに、明日(11月23日)は「私たち」のチケットを購入済みだし、他にもやることがいろいろあって、ホントに行けるのかな? (仕事を持って飛行機に乗り込む自分の姿が水晶の玉に映ってる!?)
    
「朝鮮日報」11月18日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。)
)  「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
   最後に超大型オマケが ★★★☆


 「隠された時間」

   かほど美しく切なる信頼 ★★★


 「ジュリエッタ」

   常に彼らしいこの監督 ★★★


 「スンジョン(従順)」

    泣く人たちと共に泣く ★★☆


 「カフェ6(六弄咖啡館)」

    誰にも眩しいその瞬間 ★★☆


 「ドラゴンネスト(龍之谷:破暁奇兵)」

   中国アニメの発展恐い ★★☆


 「ジュリエッタ」(2015)は日本ではすでに11月5日公開されています。他の5作品はすべて以下の記事の中で紹介しています。

         ★★★ NAVERの人気順位(11月22日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) オー・マイ・パパ(韓国)  9.82(175)
②(-) スンジョン(従順)(韓国)  9.76(38)
③(2) シーソー(韓国)  9.74(50)
④(5) おばあちゃんの遠い家(韓国)  9.46(127)
⑤(-) Bringing Tibet Home ~故郷を引き寄せて~(韓国等)  9.39(76)
⑥(3) マルリー・ゴモンへようこそ  9.38(21)
⑦(4) 自白(韓国)  9.37(2,234)
⑧(6) 学校に行く日  9.33(58)
⑨(7) KING OF PRISM by PrettyRhythm(日本)  9.28(1,272)
⑩(8) ヨイショ! 君と走る日  9.21(14)

 今回の新登場は②「スンジョン(従順)」だけです。これまでにも何度かあった韓国の宣教師の海外布教を扱ったドキュメンタリー&ドラマ。宣教師の父の人生を受け継いでウガンダのディンギディ村で村人と共に暮らしている女性キム・ウネ宣教師と彼女の夫ハン・ソングク宣教師、そして戦争の恐怖に震えている難民を愛し、傷ついた魂を癒しながら難民キャンプで一緒に暮らしているレバノンのキム・ヨンファ宣教師の話が盛り込まれた作品で、ウガンダとレバノンを行き来しながら1年6ヵ月間、40度を上回る猛暑の中で1日15時間も撮影して仕上げた作品とのことです。ウガンダのディンギディ村では内戦で傷を受けた人々が集まって暮らしています。キム・ウネ宣教師は、反乱軍に両親が残忍に殺害されるのを見たことがトラウマになって苦しんでいる子供たちの面倒を見ています。一方、レバノンでは、ISによる住民虐殺等の蛮行に耐えられず逃れてきた人にキム・ヨンファ宣教師が働きかけ、閉ざされた心を徐々に開いていきます・・・。私ヌルボ、どれも高い評点を得ているこれらの作品が、はたしてどれだけ(その特定の教団を越えて一般のキリスト教信者、あるいはキリスト教以外の人たちも観て、感動しているのか、そのあたりのことを知りたいのですが・・・。原題は「순종」です。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) キャロル  8.96(13)
②(2) ヘル・オア・ハイ・ウォーター  8.10(10)
③(3) ラヴニール  8.00(6)
④(4) ベルヴィル・ランデブー  7.83(8)
⑤(5) 自白(韓国)  7.67(10)
⑥(7) ひつじ村の兄弟  7.39(9)
⑦(8) あなた自身とあなたのもの(韓国)  7.31(9)
⑧(-) 恋物語(韓国)  7.17(6)
⑨(-) ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅  7.13(8)
⑩(10) ドクター・ストレンジ  7.03(7)

 今回の新登場は⑧と⑨の2作品です。
 ⑧「恋物語」は、韓国のイ・ヒョンジュ監督の長編第1作で、現在進行中の東京フィルメックスのコンペティション作品として上映されています。美術を専攻するユンジュ(イ・サンヒ)は、卒業作品の展示を準備をしている中、しきりにある女性に視線が向かうようになります。そして目が合った時に感じた温かさに心はだんだん引かれて行きます。一方、アルバイトをしながら夢を追いかけるジス(リュ・ソニョン)は、寒い冬のある日、温かく自分を見守る人に出会います。しばらくして再びその人ユンジュと会ったジスは彼女に手を差し伸べます。心がつながった2人の幸せな時ははたして永遠に続くのか・・・。同性間の細かな感情の動きを描いたこのラブ・ストーリーは、全州映画祭の韓国映画コンペ部門で最優秀賞を受賞する等の高い評価を得ています。韓国題は「연애담」です。
 ⑨「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」については後述します。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績11月18日(金)~11月20日(日) ★★★

         「ファンタスティック・ビースト~」がトップ。日本ではいかに?
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・ファンタスティック・ビーストと・・11/16・・・・・・・1,416,648・・・・・・・・・・・1,935,969・・・・・・・・16,715・・・・・・・・1,431
       魔法使いの旅
2(14)・・隠された時間(韓国) ・・・・・・・11/16 ・・・・・・・・・・208,172・・・・・・・・・・・・・358,444・・・・・・・・・2,812・・・・・・・・・・823
3(1)・・ドクター・ストレンジ ・・・・・・・・・10/26・・・・・・・・・・・193,457・・・・・・・・・・・5,191,198・・・・・・・・45,496・・・・・・・・・・540
4(2)・・スプリット(韓国) ・・・・・・・・・・・・11/09 ・・・・・・・・・・・96,841・・・・・・・・・・・・・670,971・・・・・・・・・5,445・・・・・・・・・・470
5(3)・・ラッキー(韓国) ・・・・・・・・・・・・・10/13・・・・・・・・・・・・49,531・・・・・・・・・・・6,933,613・・・・・・・・56,141・・・・・・・・・・382
6(4)・・ウィジャ:呪いの始まり・・・・・・11/09・・・・・・・・・・・・40,088・・・・・・・・・・・・・313,870・・・・・・・・・2,503・・・・・・・・・・305
7(5)・・GAMBA ガンバと仲間たち(日本)・・11/10 ・・・・・27,354・・・・・・・・・・・・・・91,968・・・・・・・・・・・696・・・・・・・・・・259
8(新)・・ハイキュー!!・・・・・・・・・・・・・・11/16・・・・・・・・・・・・16,626・・・・・・・・・・・・・・49,187・・・・・・・・・・・355・・・・・・・・・・124
       終わりと始まり(日本)
9(7)・・ムヒョン、2つの都市の物語(韓国)・・10/26・・・・・・14,518・・・・・・・・・・・・・154,266・・・・・・・・・1,216・・・・・・・・・・・95
10(41)・・カフェ6(六弄咖啡館) ・・・・11/16・・・・・・・・・・・・・11,886・・・・・・・・・・・・・・20,906・・・・・・・・・・・141・・・・・・・・・・126
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 今回の新登場は1・2・8・10位の4作品です。
 1位「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、「ハリポタ」のスピンオフ作品(番外編)で、日本でも明日(11月23日)から公開されます。韓国題は「신비한 동물사전」です。
 2位「隠された時間」は、カン・ドンウォンと新人女優シン・ウンスの共演によるファンタジーラブストーリー。スリン(シン・ウンス)は母を亡くした後、継父と共にファノ島に引っ越してきて、独り空想にふけりしていましたが、やがてソンミン(カン・ドンウォン)と親しくなり、2人だけの暗号で2人だけの空間を過ごし、2人だけの思い出を積み重ねます。ある日、工場の発破現場を見に友だちと山に行きますが、そこでスリン以外の全員が行方不明になってしまいます。そして数日後、スリンの前に男性が現れ、自分はソンミンであり、隠された時間に閉じ込められてそこで大人になってしまったと話します。スリンは彼を信じますが、そのことを疑う警察や村の人々はソンミンだという男性を追い出そうとします・・・。原題は「가려진 시간」です。
 8位「ハイキュー!! 終わりと始まり」は、例によって私ヌルボの全然知らなかった日本アニメ。古舘春一の原作も・・・。「少年ジャンプ」を最後に読んだのは何年前だろう? 
韓国題は「하이큐!! 끝과 시작」です。
 10位「カフェ6(六弄咖啡館)」は、台湾の大ヒット青春恋愛映画。1996年、高校3年の親友同士の2人の男子。各々片思いの女の子がいて・・・。と思ったら1人は告白してなんと両思いに! ところが、その2人の進学した大学は遠く離れた高雄と台北。またそれぞれが抱く将来の夢にもズレが生じ始めて、次第に心も離れて行きます・・・。台湾の青春映画といえば、「あの頃、君を追いかけた」をばじめ「藍色夏恋」に「BF*GF」に、佳作がいくつもありました。「私の少女時代 Our Times」はまだ観てませんが・・・。これも期待していいのかな? なお、この作品の原作は台湾の人気作家・藤井樹の小説で、それを作家自ら監督として制作したものです。彼はあの岩井俊二監督の「Love Letter」の登場人物の名をペンネームにしたそうで、監督としては本名の呉子雲を用いています。韓国題は「카페 6」で、原題の「六弄咖啡館」の「六弄」とは6番目の路地のカフェという意味とのこと。で、日本公開は未定、なのかー。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(30)・・スンジョン(従順))(韓国)・・・・・・・・11/17・・・・・・・・・・・・・8,811 ・・・・・・・・・・・・15,998・・・・・・・・・・・・・116 ・・・・・・・・103
2(1)・・世界から猫が消えたなら(日本)・・11/09・・・・・・・・・・・・・4,213 ・・・・・・・・・・・・65,728・・・・・・・・・・・・・467 ・・・・・・・・・93
3(16)・・恋物語(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・11/17 ・・・・・・・・・・・・・4,066 ・・・・・・・・・・・・・6,595・・・・・・・・・・・・・・56 ・・・・・・・・・36
4(新)・・ドラゴンフォース(日本・中国)・・・11/17 ・・・・・・・・・・・・・3,641 ・・・・・・・・・・・・・4,357・・・・・・・・・・・・・・34 ・・・・・・・・144
5(新)・・ドラゴンネスト(龍之谷:破暁奇兵)・・11/17・・・・・・・・・・3,627 ・・・・・・・・・・・・・5,428・・・・・・・・・・・・・・43 ・・・・・・・・102

 2位以外の4作品すべてが新登場です。
 1位「スンジョン(従順))」と、3位<「恋物語」については上述しました。
 4位「ドラゴンフォース」は、日本・中国合作の3Dアニメで、日本では2013年に公開された・・・とのことですが、これもヌルボは全然知りませんでした。韓国題は「드래곤포스 극장판」です。
 5位「ドラゴンネスト(龍之谷:破暁奇兵)」は、オンラインアクションRPGDragon Nestを題材とした中国の3Dアニメで、2014年カンヌ映画祭にも招待された作品。黒い山の中で眠っていたブラックドラゴンが目を覚ますと、アルテラの地に嵐が吹き始めます。ランバートたち平和騎士団はブラックドラゴンの力の源泉である宝石を破壊するため困難な旅に出ますが・・・。韓国題は「드래곤 네스트: 평화 기사단 VS 블랙 드래곤」。日本公開はなさそう(?)ですが、このアニメ、なんと中国サイトで丸ごと見られるとは! 字幕付き・・・って中国語ですけど。
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[韓国語の新語(?)]IU(アイユー)のCF「チャミスル、コル!」のコルとは? (+「国民の妹」、焼酎のCM等)

2016-11-18 16:30:52 | 韓国語あれこれ
 11月7日韓国文化院に韓国のドキュメンタリー映画「危路工団」を観に行ったら、本編上映前にCM映像が映されました。それがYouTubeにあったので貼っておきます。


 チャミスルのCMですが、IU(アイユー)がギターを弾きながら歌っています。
 このIUの最後の決めのセリフ、韓国語の中級レベルまでの学習者の人はどのくらいわかるでしょうか?

 「チャミスル、コル!(참이슬 콜!)」と言ってますね。このコル、日本人の(=私ヌルボの)耳にはだかだかだか、それともだかだかだか、よくわかりませんけど・・・。

 たとえば上記골~컬の6つで辞書を引いてみても、これはというピッタリの訳語は載っていません。
 私ヌルボがこの言葉を知ったのは、たしかチュ・ホミンの漫画「無限動力」(2013年ドラマ化)で見たのが最初だから2009年です。(→関連記事。)

 結論を言うと、この言葉の元は英語のcall(コール)で、ポーカーの用語に由来するとのことです。コルではなくコールと言ってくれれば日本人にはわかりやすいんですけどね。(笑) その漫画では、(記憶は不鮮明ですが)仲間の1人が「〇〇買って来るけど、欲しい人いる?」とか「明日一緒に〇〇に行かない?」と提案した時に「はあい!」とその話に乗るよ、という時の言葉。
 提案する側が「콜(コール)?(どう?)」と言えば「콜(コール)!(いいね、乗った!)」というふうに用いられます。
 →コチラの2011年の記事では「もうすっかり定番化している流行語」とあるので、新語といってももうほとんど定着している言葉といってよさそうですね。ただ、その記事には「主に10代や20代の若い人たちが使う表現なので30代過ぎた人が言うと逆に周りの人たちに引かれる可能性も」とあるので、要注意かも・・・。

 しかし、こうした辞書には載っていない新語(韓国語では新造語(신조어)の場合、韓国で生活していないとなかなかわからないですね。このコルは上記のように漫画でたまたま知ることとなりましたが、ヌルボが知らない新語はすでに定着したものでも3ケタはありそうです。
 ※ネット上の韓国語新語集としては→コチラや→コチラ、それから→コチラ等があって、たまに見たりはしていますが・・・。

 ところで、この記事の見出しでふつうにチャミスルとかIUとか書きましたが、はたしてふつうの日本人の間でどれくらい知られているのでしょうか? ヌルボは全然見当がつきません。チャミスルはヌルボの周りの同年配の韓国オタクの間ではずぅーっと以前からおなじみの韓国焼酎ですが、IU(アイユー)は皆さん知っているのかどうか? 1993年生まれの女性歌手で、「ドリームハイ」(2011年)とか、今年8月から始まった「月の恋人-歩歩驚心:麗」といったTVドラマにも出演しているので、韓国ドラマやKPOPファンのオバサマ、オネエサマ方にはチャミスルよりも知られているのでは?(よくわからない。) そうそう、<国民の妹>とも言われたりしてますね。

 <国民の妹>と言えば、オジサン仲間の間ではもしかしたらムン・グニョンキム・ヨナで止まっているかもしれませんが、その次がこのIUです。あ、それから映画「建築学概論」でいっぺんに人気が沸騰したスジ(1994年生まれ)も<国民の妹>になっちゃってます。
 そしてこのスジ、焼酎のシェア№1のチャミスル(真露)に次ぐ第2位のチョウムチョロム(ロッテ酒類)のCMをちょうど今やっていて、IU<国民の妹>対決を繰り広げています。その動画は→コチラなのですが、それとは別に「チョウムチョロム、モデルはなぜスジになったのか?」というちょっと興味を引かれる動画があったので、ソチラの方を貼っておきます。



 それにしても私ヌルボ、この頃フツーの日本人が何を知っていて何を知らないかがますます見当がつかなくなってきました。
 先月、久しぶりに中学生・高校生たちと話をして、たとえば彼らに北朝鮮帰国事業だの日本人妻だのの説明をするのがかなり大変だということを痛感しました。フォークルの「イムジン河」は知らないことを念頭において「君たちのおじいさんやおばあさんはきっとフォーククルセダーズというグループが歌った「イムジン河」というフォークソングを知ってるはず」云々と言ったらフォークソングって何ですか?」・・・と、これは私ヌルボも想定外でした。「昭和は遠くなりにけり」です。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [11月11日(金)~11月13日(日)]

2016-11-15 23:19:16 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 この1週間で観た映画は「異国に生きる 日本の中のビルマ人」だけです。土井敏邦監督による2012年のドキュメンタリーですが、ナヌムの家のハルモニたちを撮った「“記憶“と生きる」同様声高に叫ぶ感じではなく、淡々と日常生活に重きを置いて撮っている点がいいですね。

 韓国関係では、近所の横浜シネマリンで「済州の魂たち」、シネマ・ジャック&ベティで「将軍様、あなたのために映画を撮ります」が目下上映中で、これはぜひ観に行かなければ・・・。ジャック&ベティでは来月には「弁護人」もやるし、また韓国映画以外でもこの2館の上映予定作のいろいろ楽しみです。

 ぼちぼち映画祭シーズンになってきました。昨年高飛車な方針が自ら墓穴を掘ることになってしまった(→参照)大鐘賞ですが、今年は1月遅れで12月27日世宗大学校コンベンションホールで開催とか。しかし中継TV局等それ以外のことは未発表のまま。まだ昨年の混乱が尾を引いているようです。
 11月7日発表された青龍映画賞の作品賞にノミネートされたのは次の5作品。「哭声」「インサイダーズ/内部者たち」「東柱」「密偵」「釜山行き」「アガシ」。これは興味深いですね。男優賞・女優賞等その他の部門については→コチラの記事参照。また、10月発表の韓国映画評論家協会賞では「密偵」が最優秀作品賞を受賞しています。授賞式は11月7日催されました。(→コチラ。)
    
「朝鮮日報」11月11日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。)
 「あなた自身とあなたのもの」
  感謝! 君が君であること ★★★
 「世界から猫が消えたなら」
  大切な事は変わらない ★★☆
 「オー・マイ・パパ」
  愛のために貧しくなる ★★☆
 「ビューティフル・レディーズ」
  深く辛い条理の深淵 ★★☆
 「シーソー」
  共に歩く時見える世界 ★★☆
 「スクウィーズ」
  超無邪気な賭けゴルフ ★★
 「ビューティフル・レディーズ」(仮)はソフィー・マルソー主演のフランス映画で、3人の女囚を中心とした犯罪ドラマ。日本公開は未定か? 「スクウィーズ」(仮)はアメリカのコメディ&ドラマ。ゴルフのトッププロを夢見る青年と、偶然ゴルフ場で出会った賭博師が100万ドルを賭けてゴルフ対決・・・しかしこれに無法者がからんでややこしいことに・・・。日本公開は未定のようです。「シーソー」先週の記事で紹介しました。他の3作品はすべて下の記事中で紹介しています。

         ★★★ NAVERの人気順位(11月15日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(-) オー・マイ・パパ(韓国)  9.89(153)
②(-) シーソー(韓国)  9.77(22)
③(1) マルリー・ゴモンへようこそ  9.39(18)
④(5) 自白(韓国)  9.37(2,182)
⑤(3) おばあちゃんの遠い家(韓国)  9.37(123)
⑥(7) 学校に行く日  9.32(56)
⑦(9) KING OF PRISM by PrettyRhythm(日本)  9.30(1,256)
⑧(- ) ヨイショ! 君と走る日  9.15(13)
⑨(-) オーヴェという男  9.14(1,328)
⑩(-)ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years  9.10(196)

 今回の新登場は①と⑧の2作品です。
 ①「オー・マイ・パパ」は、アメリカ人の神父アウロシオ・シュワルツ(1932~90.韓国名ソ・ジェゴン)についてのドキュメンタリー。彼は1957年に韓国に赴任して以来、朝鮮戦争後の貧しかった釜山に定着し、孤児や浮浪児や貧しい家の子供たちの施設として少年の家を開き、彼らの親代わりとなって面倒を見た人物で、1975年には韓国の国民勲章<冬柏(トンベク)章>を受章しました。その後はフィリピンでも貧しい子供たちのために尽力し、マグサイサイ章を受章しています。1990年フィリピンの<少女の家>で逝去し、昨年ローマ教会から<尊者>に列せられました。原題は「오 마이 파파」です。
 ⑧「ヨイショ! 君と走る日」は、昨年の<インディアン・フィルム・フェスティバル>で上映されたインド(ヒンディー語)の愛情コメディ。北インドの小さな町で小さなカセットテープ店を営む家の息子プレームは、父親に頭が上がらず、進級試験には失敗し落ち込むばかり。大好きな歌手クマール・サーヌーの歌のオリジナルカセット集を作ることだけが心の慰めです。そんなある日、父親の命令で見合いすることになったその相手サンディヤは教員免許を持っているちょっと(以上に)おデブな女性。それでもあれよあれよという間に結婚。しかし自由に生きたいという夢を絶たれた上、美しい女性と結婚できなかった不満を露骨に示すことから、結婚生活はたちまち行き詰まり、サンディヤは実家に戻ってついには離婚裁判に。両家の努力等でようやく事態が解決された2人は何も考えず「妻を背負って走る」大会に出場することになります・・・。韓国題は「아내 업고 달리기」です。日本での一般公開はなさそう? 観た人あちの感想を読むとなかなか好評なんだけど・・・。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) キャロル  8.96(13)
②(2) ヘル・オア・ハイ・ウォーター  8.10(10)
③(3) ラヴニール  8.00(6)
④(4) ベルヴィル・ランデブー  7.83(8)
⑤(6) 自白(韓国)  7.67(10)
⑥(8) 密偵(韓国)  7.50(12)
⑦(10) ひつじ村の兄弟  7.39(9)
⑧(-) あなた自身とあなたのもの(韓国)  7.31(9)
⑨(-) BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント  7.08(6)
⑩(-) ドクター・ストレンジ  7.03(7)

 ⑧「あなた自身とあなたのもの」だけが今回の新登場です。ホン・サンス監督の新作。ネチズンの評点(7.24)より専門家の評点の方が高いのはこの監督ならでは。画家のヨンス(キム・ジュヒョク)は、母が危篤という日、恋人のミンジョン(イ・ユヨン)からある男と酒を飲んでひどいケンカをしたという話を聞きます。そのことで2人は口論になり、ミンジョンは当分会わないことにしましょうと出て行ってしまいます。翌日からヨンスは彼女を探してあちこちを回りますが会えないまま。その間、近所ではミンジョン(or似た女性?)が行き来し、何人かの男たちにも会っています。ヨンスはミンジョンを探してさまよいつつ自分と戦い続け、それが世界で戦うことと同じではないかと思い、彼女もまた・・・等々のストーリーは、この監督の場合どうでもよさそう?(笑) 韓国題は「당신자신과 당신의 것」です。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績11月11日(金)~11月13日(日) ★★★

         「ドクター・ストレンジ」が3週連続トップ
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・ドクター・ストレンジ ・・・・・・・・・10/26・・・・・・・・・・・548,511・・・・・・・・・・・4,825,574・・・・・・・・42,518・・・・・・・・・・951
2(18)・・スプリット(韓国) ・・・・・・・・・・・11/09 ・・・・・・・・・・336,802・・・・・・・・・・・・・439,425・・・・・・・・・3,629・・・・・・・・・・702
3(2)・・ラッキー(韓国) ・・・・・・・・・・・・・10/13・・・・・・・・・・・245,324・・・・・・・・・・・6,804,656・・・・・・・・55,153・・・・・・・・・・669
4(新)・・ウィジャ:呪いの始まり・・・・・11/09・・・・・・・・・・・162,146・・・・・・・・・・・・・210,984・・・・・・・・・1,722・・・・・・・・・・467
5(33)・・GAMBA ガンバと仲間たち(日本)・・11/10 ・・・・49,813・・・・・・・・・・・・・・56,949・・・・・・・・・・・437・・・・・・・・・・400
6(26)・・世界から猫が消えたなら(日本)・・11/09 ・・・・・・33,194・・・・・・・・・・・・・・48,436・・・・・・・・・・・332・・・・・・・・・・175
7(6)・・ムヒョン、2つの都市の物語(韓国)・・10/26・・・・・・27,757・・・・・・・・・・・・・123,286・・・・・・・・・・・973・・・・・・・・・・136
8(5)・・手裏剣戦隊ニンニンジャー ・・11/03 ・・・・・・・・・・・16,048・・・・・・・・・・・・・・60,786・・・・・・・・・・・476・・・・・・・・・・254
       VSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド(日本)
9(8)・・きみに読む物語・・・・・・・・2004/11/26・・・・・・・・・・・15,202 ・・・・・・・・・・・・591,338 ・・・・・・・・・4,119・・・・・・・・・・112
10(4)・・ヘル・オア・ハイ・ウォーター・・11/03 ・・・・・・・・・・・7,058・・・・・・・・・・・・・・74,630・・・・・・・・・・・584・・・・・・・・・・127
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 今回も全体的に数字は停滞気味。「ラッキー」は700万人に届く感じですね。
 今回の新登場は2・4・5・6位の4作品。これで日本映画が3作品ランクイン。珍しいかも。
 2位「スプリット」は、韓国のドラマ。過去ボーリング界の伝説と呼ばれていたチョルジョン(ユ・ジテ)でしたが、、不運の事故ですべてを失ってからは昼は偽の石油販売員、夜は賭けボーリングの選手として働いています。そんなある日、自分の世界に閉じこもっているもののボーリングには天才的な能力を持つヨンフン(イ・ダウィッ)に偶然出会い、2人はパートナーになります。そしてチョルジョンの助力者で、賭博ブローカーの女性ヒジン(イ・ジョンヒョン)の指揮の下、大きな賭博の勝負を始めるのですが・・・。原題は「스플릿」です。
 4位「ウィジャ:呪いの始まり」は、アメリカのホラーで、2014年に公開された「ウィジャ」(日本未公開)の前日譚。ウィジャ(Ouija)とは何かと思ったら心霊術で用いる仕掛け版というか、コックリさんのようなものだとか。1965年のロサンゼルス。2人の娘を抱えて夫に先立たれた女性が自宅でその文字盤ウィジャを使って心霊相談を始めます。ところが、やがてウィジャは強力な悪霊をひきつけ、下の娘にとり憑いて 家族に恐怖をもたらします・・・。韓国題は「로스트 인 더스트」。日本公開はなさそうな・・・。
 5位「GAMBA ガンバと仲間たち」は、斎藤惇夫の名作児童小説「冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間」3Dアニメ化作品なのですが、私ヌルボは観てないので、コメントはパスということで・・・。韓国題は「감바의 대모험」です。
については上述しました。
 6位「世界から猫が消えたなら」、これも観てないんですよねー。「余命あとわずかとなった・・・」という内容紹介を見ただけで関心が遠のく感じで・・・。まあ韓国もとっくにネコ愛好国になっているので、タイトルだけでも集客力はあるでしょうね。韓国題は「세상에서 고양이가 사라진다면」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(6)・・世界から猫が消えたなら(日本)・・11/09 ・・・・・・・・・・33,194 ・・・・・・・・・・・・48,438・・・・・・・・・・・・・332 ・・・・・・・・175
2(15)・・あなた自身とあなたのもの(韓国)・・11/10・・・・・・・・・4,324 ・・・・・・・・・・・・・7,243 ・・・・・・・・・・・・・57・・・・・・・・・175
3(1)・・すれ違いのダイアリーズ・・・・・・11/02・・・・・・・・・・・・・・5,055 ・・・・・・・・・・・・68,157・・・・・・・・・・・・・476 ・・・・・・・・115
4(新)・・ラスト、コーション・・・・・・・2007/11/08・・・・・・・・・・・・・・4,744・・・・・・・・・・1,921,142・・・・・・・・・・12,630 ・・・・・・・・119
5(2)・・暗い日曜日・・・・・・・・・・・・・2000/10/21 ・・・・・・・・・・・・・3,003 ・・・・・・・・・・・・19,835・・・・・・・・・・・・・158 ・・・・・・・・・56

 1・2・4位の3作品が新登場です。
 1位「世界から猫が消えたなら」と、2位<「あなた自身とあなたのもの」については上述しました。
 4位「ラスト、コーション」は、話題を呼んだ中国映画の再上映。主演のタンウェイは「レイトオータム」に出演した縁で韓国のキム・テヨン監督と結婚したこともあって、韓国で知名度の高い中国人の代表格になっています。韓国題は「색, 계」です。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [11月4日(金)~11月6日(日)]

2016-11-09 07:45:48 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 <新大久保映画祭>」で観た2作品の最初は11月3日の「風吹く良き日」。なぜか「風が吹く良い日」になってましたが。20年くらい前、5年前に続き3回目ですが、いい作品は何度観てもいいし、またその度に新発見があります。また今回は何よりも上映後李長鎬(イ・ジャンホ)監督のトークを間近で聞けたのがよかった! 1980年というかなり昔の作品なので、監督さんもかなりのお年かなとなんとなく思っていたら1945年生まれの71歳で元気そのもの。日本の文化・風俗に親しんでいた最後の世代とのことで、映画界に残る日本語のこととか、監督デビュー作(「星たちの故郷」)のヒットの後の大麻事件による4年の空白期間中にいろんな本を読だこと、他の監督作品を観てリアリティがないと思ったこと、全斗煥までの軍事政権の時代の検閲のこと等々、多岐にわたって興味深い話が聞けました。全斗煥時代に女性作家の朴婉緒(パク・ワンソ)が敢然と作品の部分削除等に反対の声をあげてその要求を貫き通したということは初めて知りました。終わってから前の道で車で乗り込んだ監督にお辞儀をしたら降りてきて握手して下さいましたが、こういう時に限っていつも持ち歩いているデジカメを持ってきていなかったのが残念。
 もう1つ7日に韓国文化院で観たのが「危路工団」。1970年代の九老の縫製工場で働く女性労働者から、現代の飛行機の客室乗務員やソウル市の120茶山(タサン)コールセンターの担当職員、あるいはベトナムやカンボジアに進出しているアパレル関係の韓国企業で働く現地の労働者といった過去40年の女性労働者たちの労働実態とその闘いを、それらに関わった多くの人の証言や過去の映像を織り込んで構成していて、強く訴えるものがある優れた作品でした。今回だけでなく、もっと多くの人が観られる機会があればいいのですが・・・。

 11月12日(土)シネマカリテで「弁護人」の上映がスタート。韓国で2013~14年に大ヒットした作品ですが、初日の12日には主演のソン・ガンホが来るとのことで場所を武蔵野館に移して特別上映。料金も特別で2000円に設定されてましたが、昨日チケットのネット販売はあっという間に売り切れ。混乱もあった? まあ予想通りというか・・・。私ヌルボは他に予定もあってパスしましたが。この「弁護人」は盧武鉉元大統領の弁護士時代の逸話がモチーフになっているそうですが、盧武鉉といえば今韓国で「ムヒョン、2つの都市の物語」という彼のドキュメンタリーが上映されていて、→コチラの記事によると例の朴槿恵大統領退陣要求が高まる中、話題となって多くの観客を集めているそうです。

 私ヌルボが韓国で観た数少ない映画の1つ「ドンジュ(東柱)」が12月4日(日)立教大学で上映されます。映画以外にもいろいろあり。詳しくは→コチラ。一般劇場公開はあるのかな?
 そして12月7日(水)には神田外語大学で「愛を歌う花(原題=解語花)」上映。これも上映前に講演等が予定されています。詳細は→コチラ。この作品は来年1月7日からシネマート新宿等で公開されますね。

 韓国映画以外では、まず期待を裏切られることのないインド映画の期待作「PK」はいつ観にいけるのかな・・・?

 「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」は先週掲載されませんでした。

         ★★★ NAVERの人気順位(11月8日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(-) マルリー・ゴモンへようこそ  9.50(12)
②(3) フィドルスティックス  9.50(10)
③(2) おばあちゃんの遠い家(韓国)  9.47(120)
④(5) Bringing Tibet Home ~故郷を引き寄せて~(韓国等)  9.39(76)
⑤(4) 自白(韓国)  9.38(2,096)
⑦(1) 学校に行く日  9.34(53)
⑧(-) 手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE  9.31(296)
       忍者・インワンダーランド(日本)
⑨(8) KING OF PRISM by PrettyRhythm(日本)  9.30(1,249)
⑩(-) どのように別れるか(韓国)  9,27(11)

 今回の新登場は、①⑧⑩の3作品です。
 ①「マルリー・ゴモンへようこそ」(仮)は、フランスの田舎の村に医師としてやってきたコンゴ出身の男性&妻と子供たちと、村の人々とのコミュニケーションを描いた、実話に基づく物語。1975年、医師の資格を手にしたばかりのコンゴ出身のセヨロは、フランスの市民権を得るために、フランス北部の無医村マリゴーモンの医師になることを決心します。そこはパリから300kmも離れた辺鄙な所。市長は黒人のセヨルには絶対村の住民に歓迎されないだろうと思いとどまるよう話しますが、彼はやめるどころかアフリカの家族まで呼び入れて未来を夢見ます。セヨルと家族は期待して当地に来ますが、驚いたことにそこは故郷コンゴよりも遅れた村で彼らは大失望。その上悪いことに、黒人を初めて見た村の人々は、彼らを虫でも見るように警戒心丸出し。その後、そんな関係性がだんだん変わっていくというあたりは予定調和的かもしれませんが・・・。この作品については竹下節子さんがご自身のブログ記事(→コチラ)で詳しく書いていらっしゃいます。「多分日本で公開されそうもない映画だろう」とのことですが、なぜ韓国では公開されることになったのでしょうね? (日本に比べればフランス映画への注目度が高いような気もします。) 韓国題は「아프리칸 닥터(アフリカン・ドクター)」です。
 ⑧「手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド」は、およそ40年にわたってTV放映されている<スーパー戦隊シリーズ>の第39作、といっても、私ヌルボ、このジャンルも全然疎いからなー。男の子でも家族にいる人ならそれなりに知ってるのかな? 韓国題は「극장판 파워레인저: 닌자포스 VS 트레인포스 닌자 인 원더랜드です。(韓国題も長いな。)
 ⑩「どのように別れるか」は、よくあるロマンス+難病モノかと思ったらそうではなくて・・・。寿司職人の下で寿司シェフの道を歩むナビ(ソ・ジュニョン)は、ある日、猫と暮らしている旅行雑誌記者のイジョン(パク・ギュリ.←KARA)と出会います。ところがナビの目を引いたのはイジョンよりも猫のヤンマ。ナビには猫の魂と会話することができる秘密の能力があったのです。ヤンマにはマ・ジャンスン(イ・ヨンナン)という中年女性の霊が入り込んでおり、彼女もまた特別な事情を抱えていました。やがて取材のために家を空けなければならないイジョンに代わってヤンマの面倒を見ているうちに、ナビとイジョンは恋人同士になり、幸福な日々がずっと続くかと思われたそんな時、突然ヤンマが癌を患っているということを知らされます・・・。と、難病になるのは猫とは・・・。猫ブームはもうすっかり定着したようですね。「ナビ(나비.チョウチョ)」も猫につけられる定番の名前だし。(なぜ??) 「ヤンマ(얌마)」の方は知りませんでしたが、相手を優しく呼ぶ慶尚道方言とか。原題は「어떻게 헤어질까」です。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) キャロル  8.96(13)
②(-) ヘル・オア・ハイ・ウォーター  8.10(10)
③(2) ラヴニール  8.00(6)
④(3) ベルヴィル・ランデブー  7.83(8)
⑤(4) ハドソン川の奇跡  7.75(8)
⑥(5) 自白(韓国)  7.67(10)
⑦(6) 私たち(韓国)  7.66(14)
⑧(7) 密偵(韓国)  7.50(12)
⑨(-) BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント  7.45(5)
⑩(-) ひつじ村の兄弟  7.39(9)

 ②と⑩の2作品が新登場です。
 ②「ヘル・オア・ハイ・ウォーター」については後述します。
 ⑩「ひつじ村の兄弟」は、日本では昨年12月に公開されたアイスランド映画。。韓国題は「램스」です。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績11月4日(金)~11月6日(日) ★★★

         「ドクター・ストレンジ」が前週に続きトップ
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・ドクター・ストレンジ ・・・・・・・・・10/26・・・・・・・・・1,002,204・・・・・・・・・・・3,966,578・・・・・・・・34,769・・・・・・・・1,213
2(2)・・ラッキー(韓国) ・・・・・・・・・・・・・10/13 ・・・・・・・・・・450,923・・・・・・・・・・・6,384,000・・・・・・・・51,764・・・・・・・・・・848
3(3)・・ひとりかくれんぼ(韓国) ・・・・・10/26 ・・・・・・・・・・・48,275・・・・・・・・・・・・・273,028・・・・・・・・・2,142・・・・・・・・・・354
4(新)・・ヘル・オア・ハイ・ウォーター・・11/03 ・・・・・・・・・・38,333・・・・・・・・・・・・・・48,498 ・・・・・・・・・・389・・・・・・・・・・354
5(新)・・手裏剣戦隊ニンニンジャー ・・11/03 ・・・・・・・・・・38,098・・・・・・・・・・・・・・41,116 ・・・・・・・・・・322・・・・・・・・・・406
       VSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド(日本)
6(8)・・ムヒョン、2つの都市の物語(韓国)・・10/26・・・・・・35,613・・・・・・・・・・・・・・70,317・・・・・・・・・・・557・・・・・・・・・・101
7(31)・・すれ違いのダイアリーズ ・・・・10/26 ・・・・・・・・・・30,827・・・・・・・・・・・・・・51,344・・・・・・・・・・・346・・・・・・・・・・163
8(5)・・きみに読む物語・・・・・・・・2004/11/26・・・・・・・・・・・24,363 ・・・・・・・・・・・・562,368 ・・・・・・・・・3,876・・・・・・・・・・125
9(新)・・人魚姫:新しい冒険の始まり・・11/03 ・・・・・・・・・20,917・・・・・・・・・・・・・・22,465・・・・・・・・・・・176・・・・・・・・・・262
10(4)・・インフェルノ・・・・・・・・・・・・・・・・10/19 ・・・・・・・・・・・19,792・・・・・・・・・・・・・675,250・・・・・・・・・5,547・・・・・・・・・・174
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 全体的に数字が伸びない中、「ラッキー」は600万人を超えてまだ余力がありそう。
 今回の新登場は4・5・7・9位の4作品です。
 4位「ヘル・オア・ハイ・ウォーター」は、アメリカの犯罪ドラマ。銀行ローンの返済に窮したハワード兄弟=兄のタナー(ベン・フォスター)と弟のトビー(クリス・パイン)は、自分たちの母が遺した唯一の財産である農場の所有権さえ差し押さえられるという危機に直面します。そこで彼らが選んだ手段はその銀行をターゲットにした強盗。首尾く成功した彼らはその後も支店を次々に狙い続けます。ところが、当然のように彼らを追う保安官の追跡網が迫ってきます・・・。すでに観た方のブログ記事(→コチラ)によると「骨太な人間ドラマと兄弟愛、そして現代アメリカが抱える問題をうまく絡め、エンターテインメント作品としても社会派としても、まるで抜かりのないほぼ完璧な作品」の上「笑える場面も多い」とのことで「これは2016年どころではなく、生涯のベストに入るなぁ」と大絶賛してます。となるとぜひ観てみたい! 日本公開は未定のようですが、→コチラの記事によると「ハドソン川の奇跡」や「沈黙-サイレンス-」等とともにアカデミー賞候補になりそうだとか。原題の「Hell or High Water」は「たとえ火の中水の中」といった意味。韓国題は「로스트 인 더스트」です。
 5位「手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド」については上述しました。
 7位「すれ違いのダイアリーズ」は、日本ではすでに今年5月に公開されています。韓国題は「선생님의 일기」。
 9位「人魚姫:新しい冒険の始まり」は中国のアニメ。海軍提督であるお父さんの船に乗っていたソフィーは、嵐の中で海に落ちてしまいます。彼女を助けてあげようとする人魚姫を人間を信じていない海の神は引き留めますが、姫はソフィーを連れてて人々の世界に一緒に出て、ソフィーは無事にお父さんのもとへ。しかし海賊たちの陰謀で人魚姫姫とソフィーは、再び危機に陥ります・・・。絵柄を見ると、やっぱりキャラクターは「アナ雪」みたいだし、ネチズンの感想も「技術的に古くて、子供はだませても大人の目にはアラが目立つ」との感想がいくつも。原題は「인어공주:새로운 모험의 시작」。日本公開はなさそう、でしょう。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(10)・・すれ違いのダイアリーズ・・・・・11/02・・・・・・・・・・・・・・30,827 ・・・・・・・・・・・・51,344・・・・・・・・・・・・・346 ・・・・・・・・163
2(新)・・暗い日曜日・・・・・・・・・・・・2000/10/21・・・・・・・・・・・・・・・8,179 ・・・・・・・・・・・・10,926・・・・・・・・・・・・・・89 ・・・・・・・・128
3(1)・・自白(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/13 ・・・・・・・・・・・・・・・4,343 ・・・・・・・・・・・119,613 ・・・・・・・・・・・・937 ・・・・・・・・・45
4(26)・・2回目の二十歳(韓国・イタリア) ・・11/03・・・・・・・・・・・・4,324・・・・・・・・・・・・・・7,243 ・・・・・・・・・・・・・57・・・・・・・・・175
5(新)・・シーソー(韓国)・・・・・・・・・・・・・・11/10 ・・・・・・・・・・・・・・・1,260・・・・・・・・・・・・・・1,884 ・・・・・・・・・・・・・16・・・・・・・・・・・4

 今回は3位以外の4作品すべてが新登場です。
 1位「すれ違いのダイアリーズ」については上述しました。
 2位「暗い日曜日」は、1999年のドイツ・ハンガリー合作作品の再上映。韓国題は「글루미 선데이」です。
 4位「2回目の二十歳」は、韓国・イタリア合作のロマンス。2回目の20歳だと笑っていた40歳のミナ(イ・テラン)の前に現れた男性は初恋の相手ミング(キム・スンウ)。一目惚れして熱く愛し合い、すれ違いの末に別れた2人は、再会して1週間の秋のイタリアを共に旅することになります。はたして「私たちはまだ恋人同士なのか?」・・・。原題は「두 번째 스물」です。
 5位「シーソー」は、韓国のドキュメンタリー。イ・ドンウは、ある日自分の網膜を寄贈するという人の連絡を受けます。体を動かすことさえ困難な、ただ目だけ見ることができるその人イム・ジェシンと出会ったイ・ドンウは、自分に残った目をあげるという彼と済州島への旅行を計画します。家庭を持ち、愛すべき娘の父親でもある2人はこうしてお互いに親しくなり、それぞれの足りない点が満たされていくのを感じます。原題は「시소」です。
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尹健次神奈川大名誉教授が「心血を注いだ」労作 「「在日」の精神史」は今年一番感銘を受けた本

2016-11-04 23:55:06 | 韓国・朝鮮に関係のある本

 いやあ、これは私ヌルボが今年これまで読んだ中で一番読み応えがあった本ですね。
 神奈川大学名誉教授尹健次(ユン・コォンチャ)先生の著書はこれまで何冊か読み、共感を覚えることが多くありましが、昨年末発行のこの全3冊本はそれを超えて感銘を受けました。
 2012年、尹健次先生は→コチラの記事でこの「「在日」の精神史」に取り組み始めた動機を記しています。
 執筆に際して「在日朝鮮人がどんなふうに生きてきたのかを通常言うところの歴史としてだけでなく、生活史や精神史の側面を重視して書き残しておきたい」と構想を記しつつ、「実際に書くとなると、本当に身心ともに疲れ果てることは間違いないはずだけど・・・・・」とも・・・。そして昨年11月、ご自身のブログ記事(→コチラ)で「この5,6年間、心血を注いできた」本書完結の感懐を記しています。

 今本書を通読して、尹健次先生がこの本にかけた労力と「思い」が実感できます。
 1910年の韓国併合から現代に至るまでの在日朝鮮人の歴史を実に多角的に取り扱った内容で、個々の事柄に対する見方等については私ヌルボとしては首肯できない点もあるのですが、それよりもまず研究者としての、いやそれ以前に1人の在日の生活者としての誠実さに心打たれます。

 以下、本書の内容・特色と、私ヌルボの感想等を列挙します。
  ※全3冊の目次(岩波書店のサイト)は→コチラ

①在日関係の政治・文化・社会の実にさまざまな分野にわたって、巨視的観点・微視的観点の両面から緻密に記述している。
 それぞれの時期の時代状況とともに、書籍等の関係資料だけでなく、実に多くの人に直接会って話を聞いています。また後述のように、自身の体験も織り込まれています。
 ※私ヌルボが個人的に注目したのは、徐3兄弟の次男で、兄の徐勝と同様学園浸透スパイ団事件の容疑者として長く収監されていた徐俊植と「10年少し前、ソウルの居酒屋で徐俊植と話をした」というエピソード。徐勝や弟の徐京植と違って全然メディアで名前を見ないので今どうしているのかわかりませんでしたが、「3年前から江華島で大豆栽培をしながらひとり暮らし」しているとか。(ハンギョレ紙の記者の情報)

②韓国や北朝鮮や日本、民団や総連等の組織、左右の政治集団等の主張から距離を置きながらも、政治的な諸課題についての自身の考えをそのまま読者の前に提示している。
 韓国・北朝鮮・日本のそれぞれに批判的見解、いや厳しい見解が述べられていますが、それは「在日」なればこその「国境を越えた」視点がベースにあるのかもしれません。
 ※例えば北朝鮮について、次のような記述が目に留まりました。
  侵略・被侵略の「近代」の所産である「在日」は、本来なら、脱近代の課題を明確に担うべき存在であったはずである。そうした「在日」にとって、最も大きな不幸は「北が見えていなかったこと、そしてそれを信じたことではないか。・・・・北のいう「自主」や「主体」は、「在日」にとっては「隷属」そのものであった。「在日」はいまも深い後悔の海に沈み込んだままである。(第3巻p.238)
  ★[参考] 尹健次詩集「冬の森」より
    振り子(部分)
   朝鮮を嫌い
   日本にあこがれ
   日本に捨てられ
   朝鮮を発見する
   また朝鮮に捨てられ
   日本と朝鮮のはざまで「在日」を自覚する
    右へ左へゆれ動いた振り子
 ※第2巻と第3巻の副題はそれぞれ「三つの国家のはざまで」と「アイデンティティの揺らぎ」。これはまさに「在日」及び尹健次先生の<現住所>を示しています。

③在日朝鮮人の文学について、各巻で詳述している。
 植民地時代の張赫宙、金史良から、現代の金石範、梁石日等々、実に多くの在日作家たちとその作品、さらにはそれらについての評論等に至るまで。とくに第3巻ではアイデンティティに関する章の中で李良枝、玄月、鷺沢萌、柳美里、そして「GO」の金城一紀等についても言及されています。いやあ尹健次先生、これら在日の作品をほとんど全部読んでるような・・・。(驚) きっと今年の芥川賞候補作・崔実「ジニのパズル」にも当然目を通されたことでしょう。それらの中には、4ページにかけて記されている呉林俊(オ・リムジュン.1926~73)という詩人をはじめ、私ヌルボが名前も知らなかった作家や詩人が何人も出てくるので、今後の読書の指針にもなります。磯貝治良さんの著作等、作家たちについて書かれた著作についても触れられていて、この在日文学についてだけでも1冊分の本になりそう。また「金達寿、金石範、李恢成、高史明、金鶴泳などと並べてみると、私がいちばん好きなのは金泰生かも知れない」といった個人的感想や、金達寿と親しかった金時鐘が「(金達寿の小説は)全体として「大衆小説」だったと言ってよいのでは」と語っていた、というような聞き書きまで書かれているのは興味深いところです。

④日本人妻、とくに「総連の指示による離婚」を問題として提示している。
 ここで取り上げられている角圭子「鄭雨沢の妻」については、以前→コチラの記事でけっこうこまごまとと書きました。つまり、「朝鮮人の夫とともに北朝鮮への帰国船に乗り込んだ日本人妻の多くが現地で社会主義建設の重荷になっているから、日本人妻とは別れて、同族結婚の家族を優先するように」という指示が総連からあり、それに従った人が多くいたということ。
 本書ではまた、「サンダカン八番娼館」山崎朋子の事例も書かれていますが、ヌルボは知りませんでした。さっそく「サンダカンまで わたしの生きた道」を読み、彼女が若い頃からこんなドラマチックな人生を送ってきたことに驚くとともに、北朝鮮当局と総連が夫婦間の愛情・絆といったものに何の斟酌もなくこんな方針を打ち出していたことに憤りを新たにしました。一方、少しだけ救われたのは、その指示に抗した人たちもいたことです。(この関連で朝鮮新報社で働いていた崔碩義(チェ・ソギ)さんの名前も出てきますが、山下英愛文教大教授の父親ということは初めて知りました。)
 こうしたことも含めて、在日朝鮮人男性と日本人女性の結婚の事例がたくさん書かれているのは、まあ個人情報の範疇なのかもしれませんが、いろいろ興味深いところではあります。最近「ふたつの祖国、ひとつの愛 ~イ・ジュンソプの妻~」というドキュメンタリー映画にもなった画家・李仲燮(イ・ジュンソプ)山本方子夫妻のこととか・・・。

⑤70~80年代の南北の体制競争と在日政治犯に関連した「ウラ話」等がいろいろ書かれている。
 1970年代には、朴正煕大統領の威信体制下、民青学連事件(1974年)で逮捕され死刑宣告を受けた金芝河や、学園浸透スパイ団事件(1975年)逮捕・投獄された徐勝・徐俊植兄弟の助命運動が日本でも大きな関心を集めて展開されました。
 本書によると、当時は「南北とも多くの工作員を派遣」していた時代で、韓光煕(元総連中央本部幹部)「わが朝鮮総連の罪と罰」等の評価は難しいが、朝鮮労働党およびその指導下の朝鮮総連が強力な対南工作を実施したのは周知の事実」とのことです。そして韓国内で摘発された「スパイ事件」も「すべて「捏造」だったと言うけにはいかない」とか・・・。そればかりか、なんと尹健次先生自身も東大の大学院生の頃の1971年春、総連の指示で秋田の海岸から密航船に乗って北朝鮮に渡り、招待所での「学習」に加え「軍事訓練」(自動小銃、手榴弾、乱数表等)を受けたということが記されています。
 ※上記の「わが朝鮮総連の罪と罰」所収の地図<わたしがつくった北朝鮮工作船着眼ポイント38ヵ所>に秋田県八森町の塩浜温泉があるが、密航船に乗ったのはここ?
 ※密航船の到着地は元山。(1991年ヌルボが初めて上陸した北朝鮮の港も元山で、その第一印象は尹健次先生のそれ(下)とほとんど重なるものがあります。(違うのは、ヌルボの場合は最初から「希望」も「期待」も持っていなかったということ。)
 船は一昼夜をかけて元山に着いた。早朝、港で働く労働者の「虚ろな目」と視線が会い、その時点で、ひと筋の希望が砕かれ、「祖国」に対して絶望的な気持ちになった。一九六〇年代の帰国者が「港に着いた瞬間に分かった」というが、それと同じだったかも知れない。
 ・・・というわけで「結果的に失望して帰った」とのことですが、おそらく他にも相当数の在日青年が総連の手引きで北朝鮮に渡ったものと思われます。在日2世の方による本書の読後感(→コチラ)にも「僕はピョンヤンで訓練を受けた」という知人のことが書かれています。
 これらのことと関連して、尹健次先生が「個人的にはときには顔を合わせてお酒をともにする間柄」であり「北に何回行ったのか知らないが、二度目は弟・俊植を同道している」という徐勝立命館大教授に対し、「北に行ったにしても、それが「在日」として生きていく上でどんな意味をもったのかを検証することが大事ではないか」、「私は率直に言って、徐勝の場合、少なくとも「非転向の良心囚」というだけでは済まないと思っている。それでは徐勝の人生の重要な部分が抜け落ちてしまう」、 「徐勝が「非転向」というとき、何からの非転向なのか」等々厳しく問いかけているのは、私ヌルボとしては「よくぞ言ってくれました」という感があります。徐勝教授や、徐京植東経大教授の著作(とくに「ディアスポラ紀行」とか)を読んで鋭い筆鋒と批判精神に感じ入りつつも、その矛先が北朝鮮に向けられることがない(というか、擁護の文章さえない)ことで、そのすべての言説が訝しく思えてくるのは如何ともしがたいところでした。(しかし、今後も何も言いそうにないような・・・。) 同様の思いは、在日韓国人間諜団事件(1975年)で死刑を宣告され、最近になってやっと無罪が確定した康宗憲氏の自伝「死刑台から教壇へ 私が体験した韓国現代史」を読んだ時も感じたことです。(これについては→コチラの過去記事でも書きました。)
 上記のような70年代の南北のスパイや政治工作をめぐる角逐はその後様相が変わってきます。北からの南派工作員が大幅に少なくなる中で、韓国の北側スパイ摘発の担当部署である韓国国軍保安司令部(保安司)は無理にでも自分たちの仕事の「実績」を上げるため韓国に来た在日を主ターゲットにして「在日同胞スパイ事件」の捏造が行われるようになった、ということです。本書で紹介されている金丙鎮「保安司」は著者自身の体験が実に具体的に記されている本ですが、読んでみると当時(80年代)は拷問による「でっちあげ」がほとんど常態化していたようです。

 以上長々と書きましたが、かなり第3巻に偏り、それも北朝鮮関連のことをはじめ相当に我田引水的な紹介になってしまったような・・・。(笑) しかし冒頭に記したように多くのことを教えられるとともに、尹健次先生の学問に対する真摯な姿勢も感じられて、まだ2ヵ月弱残っていますがまちがいなく今年一番の読書体験といっていいでしょう。

 ※「私ヌルボとしては首肯できない点もあるのですが・・・」と書いたのは、たとえば「親日派」について。昨年刊行された金哲「抵抗と絶望 植民地朝鮮の記憶を問う」の感想をお訊きしたいものです。

 [追記] 個人的なことですが、2人直接知っている人の名前が出てきてビックリ。1人目は大学の先生ですが、2人目は表紙のハングル文字「우리(ウリ.われわれ)」「마음(マウム.こころ)」「하나(ハナ.ひとつ)」をとても味わい深いスタイルで書いている方。誰かな?と思ったら親しい知り合いのKさんではないですか! 最近連絡とってなかったなと思って電話したら通じずメールも不通。本人あるいはご存知の方、この記事見たら教えてくださいね。
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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [10月28日(金)~10月30日(日)]

2016-11-01 23:53:09 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 今年の<コリアン・シネマ・ウィーク>は正直なところ全然パッとしませんでしたねー。当初全6作品ということだったのが1つは取り消され、2作品はすでに一般公開されたもの。またプレミア先行上映の(キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たちは、有料の上抽選に外れるとやたら高い料金を払わないと観られない、というわけで、結局見たのは「王の運命-歴史を変えた八日間」(2度目)と「サムネ(参礼)」「私を忘れないで」の計3作。ところが「サムネ(参礼)」の収穫は参礼という町のようすが少しわかったくらいのもの(笑)だし、「私を忘れないで」もまあまあといったところで、SARUさんがソン・イェジンの演技を推奨していた「荊棘〈ばら〉の秘密」の方がはるかにおもしろかったからなー・・・。昨年は「足球王」「許三観」「あなた、その川を渡らないで」等々多彩なラインナップで、観た6作品どれも楽しめたのに・・・。せめて1~2作品は日本で未公開の話題作を入れてほしいものです。

 「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」は先週掲載されませんでした。

         ★★★ NAVERの人気順位(11月1日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(-) 学校に行く日  9.57(44)
②(3) おばあちゃんの遠い家(韓国)  9.48(117)
③(2) フィドルスティックス  9.44(9)
④(4) 自白(韓国)  9.42(1,941)
⑤(5) Bringing Tibet Home ~故郷を引き寄せて~(韓国等)  9.39(76)
⑥(7) KING OF PRISM by PrettyRhythm(日本)  9.30(1,242
⑦(8) 私たち(韓国)  9.20(1,022)
⑧(-) ハドソン川の奇跡  9.18(2,249)
⑨(-) 水の息(韓国)  9.14(85)
⑩(-) ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years  9.11(165)
 今回の新登場は、①「学校に行く日」(仮)だけです。彭臣という監督による中国映画。雲南省の怒江リス族(傈僳族)自治州は交通の不便な高山地帯のため、そこに居住する少数民族のリス族の人々は農産物の売買等のため付近の村に行くにも、怒江峡谷に懸けられたロープに身体を吊り下げた<人間ロープウェー>で峡谷を越えなければなりません。(右画像または→コチラ参照。) で、この作品は、そこに住む男の子ワウと、仲のいい姉のナシャンの物語。この集落の子供が学校に通うのも、約130mの長さのロープにぶら下がって対岸に渡るのです。お母さんはナシャンが学校に行くのは許しますが、弟のワウはまだ幼いという理由で通学させません。ワウは毎日ナシャンと離れ離れになるのも寂しいし、学校のことも気になります。そこである日、大決心をしてお母さんにもナシャンにも内緒で学校に行き、そして大きなカルチャーショックを受けます。先生、友人、勉強等々学校のすべてがオドロキで、彼はその後も密かに学校に行き授業もこっそり受け始めますが、思いもよらず物知りになったことでナシャンにばれてしまいます。しかし今さら通学を止めることはできないワウ、一体どういうことに? はたして最愛の姉ナシャンと一緒に「歩いて」学校に行きたいという夢は叶うのでしょうか? そして2009年中国国内で公開されると大きな反響を呼び起こし、怒江に橋が開設される契機になったとのことです。2009年第18回金鶏百花映画祭で最優秀児童映画賞、新人監督賞を受賞し、同年48回ヒューストン国際映画祭最優秀外国語映画賞、2010年には第12回上海国際映画祭でアジア新人賞等を受賞したとのことですが、児童映画というジャンルのためか日本では注目されなかったようで、日本サイトでは情報皆無といったレベル。私ヌルボとしてはぜひ観てみたい作品ですが・・・。今月末ソウルに行く予定なので、その時観てくるかな? 韓国題は「와와의 학교 가는 날」。日本公開は未定です。※韓国版予告編を貼っておきます。監督の意を受けてジャッキー・チェンがOSTを歌っています。


     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) キャロル  8.96(13)
②(2) ラヴニール  8.00(6)
③(-) 「ベルヴィル・ランデブー  7.83(8)
④(3) ハドソン川の奇跡  7.75(8)
⑤(5) 自白(韓国)  7.67(10)
⑥(6) 私たち(韓国)  7.66(14)
⑦(7) 密偵(韓国)  7.50(12)
⑧(9) THE NET 網に囚われた男(韓国)  7.25(8)
⑨(-) スター・トレック BEYOND  7.10(5)
⑩(-) ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち  7.08(6)

 入れ替わりはありましたが、本ブログ新登場は③「ベルヴィル・ランデブー」だけです。2003年のフランス等5ヵ国によるアニメで、日本でも2004年公開され高い評価を受けた作品です。韓国でも04年全州国際映画祭に招待され上映されましたが、一般劇場公開は今回が初めてなので入れておきました。韓国題は「벨빌의 세 쌍둥이」です。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月28日(金)~10月30日(日) ★★★

         アメリカのアクション「ドクター・ストレンジ」がトップ
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・ドクター・ストレンジ ・・・・・・・・10/26・・・・・・・・・1,617,332・・・・・・・・・・・2,399,523・・・・・・・・20,645・・・・・・・・1,500
2(1)・・ラッキー(韓国) ・・・・・・・・・・・・・10/13 ・・・・・・・・・・713,737・・・・・・・・・・・5,639,073・・・・・・・・45,739・・・・・・・・・・881
3(新)・・ひとりかくれんぼ(韓国) ・・・・10/26・・・・・・・・・・125,225・・・・・・・・・・・・・182,648・・・・・・・・・1,420・・・・・・・・・・498
4(2)・・インフェルノ・・・・・・・・・・・・・・・・10/19 ・・・・・・・・・・・56,338・・・・・・・・・・・・・624,889・・・・・・・・・5,152・・・・・・・・・・416
5(6)・・きみに読む物語・・・・・・・2004/11/26 ・・・・・・・・・・・24,511 ・・・・・・・・・・・・518,478・・・・・・・・・3,510・・・・・・・・・・132
6(3)・・ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち・・9/28・・・・・16,523・・・・・・・・・・・2,705,156・・・・・・・・21,739・・・・・・・・・・180
7(44)・・クボと2本の弦 ・・・・・・・・・・・・10/26 ・・・・・・・・・・・13,632・・・・・・・・・・・・・・16,254・・・・・・・・・・・111・・・・・・・・・・100
8(62)・・ムヒョン、2つの都市の物語(韓国)・・10/26 ・・・・10,741・・・・・・・・・・・・・・17,115・・・・・・・・・・・129・・・・・・・・・・・57
9(8)・・自白(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・10/13 ・・・・・・・・・・・・8,002・・・・・・・・・・・・・108,802・・・・・・・・・・・853・・・・・・・・・・・58
10(5)・・歩き王(韓国)・・・・・・・・・・・・・・10/20 ・・・・・・・・・・・・6,620・・・・・・・・・・・・・・82,316・・・・・・・・・・・629・・・・・・・・・・117
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「ラッキー」は2位に退いたものの500万人を超え、600万人にも届きそう?
 今回の新登場は1・3・7・8位の4作品です。
 1位「ドクター・ストレンジ」は、アメリカのアクション。
事故で両手を負傷した上、傲慢な性格から周囲の人々にも見放されてしまった天才脳外科医ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)が、どんな傷も治せるという魔術師の弟子になり、ヒーローとして活躍していきます・・・って、あいかわらずだなー。韓国題は「닥터 스트레인지」。日本公開は来年の1月27日です。
 3位「ひとりかくれんぼ」は、韓国のホラー。アフリカTVでホラー放送を進行しているジョッキーのヤグァン(リュ・ドックァン)とパクPD(チョ・ポンネ)は、より刺激的で危険なホラー素材を探していたところ、彼らのもとに投稿で行方不明になった女子高生の「ひとりかくれんぼ」の映像が寄せられます。霊を呼び出してかくれんぼをするというその映像の中で、女子高生は狂気に満ちた姿に変わっていきます。特ダネの予感を感じたヤグァンとパクPDは、消えた彼女を追跡する生放送を始めるのですが・・・。しかし、「ひとりかくれんぼ」というのは元々日本の都市伝説の1つじゃなかったっけ? コックリさんみたいに国境を越えて広がっているのかな? 原題は「혼숨」です。
 7位「クボと2本の弦」は、アメリカのアニメーション制作会社ライカによるストップモーション・アニメ。その物語というのが、なんと舞台は昔の日本。クボというのは聡明で心優しい主人公の少年の名前。彼が偉大な侍だった父親の死の真相を確かめるために不思議な力を持つ三味線(!)を携えて冒険に旅立つという冒険ファンタジーなのです。あれ、三味線の弦は3本なんだけどな、と思ってトレーラー(→コチラ)を見るとたしかに3本です。韓国題は「쿠보와 전설의 악기」。日本公開は未定のようです。
 8位「ムヒョン、2つの都市の物語」は、今年9月が生誕70年だった故・盧武鉉元大統領の初のドキュメンタリー。2000年の第16代総選挙に出馬した時の釜山での演説シーン等々、彼の生涯のさまざまな場面が盛り込まれています。ネチズンたちによるクラウドファンディングで制作・公開に到ったとのことです。また配給委員会には多数の民主党国会議員や進歩系の映画関係者たちが名を連ねています。原題は「무현, 두 도시 이야기」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・自白(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/13 ・・・・・・・・・・・・・・・8,002 ・・・・・・・・・・・108,802 ・・・・・・・・・・・・853 ・・・・・・・・・58
2(3)・・殺してくれる女(韓国)・・・・・・・・・10/06・・・・・・・・・・・・・・・・3,005 ・・・・・・・・・・・110,847 ・・・・・・・・・・・・818 ・・・・・・・・・43
3(6)・・すすめ! オクトノーツ シーズン4・・9/28・・・・・・・・・・・・・・・2,714 ・・・・・・・・・・・・69,102 ・・・・・・・・・・・・415 ・・・・・・・・・39
4(16)・・学校に行く日・・・・・・・・・・・・・・・10/27・・・・・・・・・・・・・・・・2,172・・・・・・・・・・・・・・6,317 ・・・・・・・・・・・・・37・・・・・・・・・・45
5(5)・・映画 きかんしゃトーマス・・・・・・10/13・・・・・・・・・・・・・・・・1,679 ・・・・・・・・・・・・25,576・・・・・・・・・・・・・183 ・・・・・・・・・30

 今回の新登場は4位「学校に行く日」だけです。この作品については上述しました。
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