ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

絵本「風の吹いてきた村」で知った、泊(小浜市)の草の根日韓交流

2011-03-30 23:25:07 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
       

 雨森芳洲庵でたくさん展示されていた本の中に、初めて見た絵本がありました。風の吹いてきた村という本です。

 読んでみると、明治後期に日本海で遭難し、漂流していた韓国船の93人の乗員を、現小浜市の泊村の村民が救出し、8日間手厚く保護して彼ら全員を無事韓国に返したという史実を絵本にしたものです。

 後で調べると、この本は広く市販されている本ではありませんが、<泊へようこそ>というサイト中の<海は人をつなぐ>というページに、表紙や各ページの絵とともに、物語のあらすじが掲載されていました。

 あらすじの「あらすじ」は以下の通りです。

 日清戦争(1894~95年)と日露戦争(1904~05年)の間1900(明治33)年のことです。大韓帝国咸鏡道(現北朝鮮)の吉州・学洞社村の四仁伴載という名の船は、商人や乗組員93人を乗せロシアのウラジオストク港を出航しましたが、厳冬の日本海で遭難。15日間漂流し漂っているところを、1月12日泊村の村民たちに救出されました。
 うねる波の中、小船を出して乗員を岸まで運んだ村民たちは、彼らを各家に分宿させ、食べ物を与えて保護しました。8日の間、言葉は通じなくても手厚くもてなされた韓国の乗員が泊村を離れる時には、村民ともども、親子兄弟のように涙を流して別れを惜しみました。乗員たちは「このもてなしの心を忘れません」と言葉を残し、帰国の途についたのでした。


 このページからは、ハングル版もリンクされています。 →コチラ
 ハングル版の方には絵はありませんが、本文9ページ分全部載っています。中級の入口くらい(ハン検4級程度)でも読める平易な韓国語なので、学習者の皆さんは読んでみてください。

 <海は人をつなぐ>のページの後半に、「本編集のエピソード」が記されています。また同サイトの<風の吹いてきた村>というページ、さらに「広報おばま」の2010年7月号に掲載されている「泊の歴史を知る会」の紹介記事を読むと、この絵本誕生の経緯は次のようなものです。

 ふるさとの崩壊に危機感を持った区の有志が1995年に「泊の歴史を知る会」を結成し、泊の歴史・文化などを次世代に伝えていくため、史跡巡り、自主講座の開催、資料収集等々の活動を始めます。集めた資料で最も多かったのが上記の韓国船救護についてのもので、ある家の土蔵からは「海よりも深く、山よりも高い恩は孫子の代まで永劫に忘れない」との心のこもった礼状も見つかったそうです。また「船小屋下浜へ区民一同老若男女子供に至るまで全て集まり、韓人達に別れを告げるが、その様子は実に親子の別れと同じであった。韓人らが眼に涙すると区民も共に涙を流し、袖をしぼる程に泣きながら別れを告げ・・・」という別れの場面を描写した区長文書も・・・。(絵本の記述は想像・脚色ではなかったんですね。)
 2年間調べた末1997年「韓国船遭難救護の記録」を自費出版。この本を読んで感動した韓国・全北大学の鄭在吉(チョン・ジェギル)教授が泊を訪問して交流が始まり、救護からちょうど100年後の2000年に百周年記念事業を盛大に開催しました。そして救護の現場を望む海岸に記念碑を建立(下の写真)し、この絵本「風の吹いてきた村」を出版した、ということです。以後、韓国の高校生が毎年訪れる等々、「文字どおり国際交流の風が吹いてきた」とのことです。

      

 ・・・ということで、私ヌルボ、たまたま1冊の絵本が目にとまった偶然からいろんなことを知りました。
 それにしても、江戸時代の朝鮮学者雨森芳洲に注目することから始まった雨森のとりくみと、この明治時代の遭難救護の記録発掘に始まった小浜市の泊のとりくみと、共通点が多いですね。
 昔のことが今の町づくり村づくりのテコになり、また草の根レベルの日韓交流につながり・・・。またどちらも国内から多くの人が訪れるようになった、というのもわかるような気がします。 (雨森の平井さん、泊の大森さんの果たしてきた役割も大きいのでは、と思われます。)
 ヌルボが今まで泊のことを知らなかったのは、韓国オタクとしては情報に疎かったということ? 「民団新聞」にも関連記事(ハングル)が載ってたし・・・。

 今回の高月→舞鶴の旅では、小浜は素通りしてしまいましたが、いずれぜひ行ってみたいものです。

※小浜水産高校と韓国の浦項海洋科学高校は姉妹校になっているようで、→コチラとか、→コチラ に交流のようすが紹介されています。

<風の吹いてきた村>という大森さんのホームページのなんと盛り沢山というか、複雑というか・・・。ヌルボのようにただ読んだり見たりした感想等や、単にコピペでページの大半を埋めているのではなく、多くがご自身のアイディア+行動に結びついているのがスゴイです。

※100年前の韓国の商人&船乗りは、漢字で筆談できたんですね。礼状も全部漢字だし・・・。当時はさほど識字率は高くはなかったのですが・・・。今は無理でしょう。英語で話す?

※遭難船救助が契機となった国際交流といえば、幕末の伊豆半島戸田(へだ)村のロシア船救助&新船建造の話は以前本で読んだことがあります。概略は→コチラ

※北海道の大雪青年の家のサイトによると、「日本の地方自治について研究している全北大学鄭在吉教授が韓国文化等についての研修講座を行った」とありました。だから地元以外のフツーの日本人でもあまり知らない情報に接していた、ということですかねー。

※今でも北朝鮮方面から韓国への漂流船のニュースはしばしば伝えられていますが、中には「冬の新潟に北朝鮮の衣服を着た遺体が新潟県方面に相次いで漂流」という記事も・・・。

※漂着ゴミ回収に取り組む南ソウル大の学生たちを迎える催しの記事もありました。→コチラ
 朝鮮半島からのゴミに着目したブログもいろいろあるようです。たとえば→コチラ
 (ヌルボも昨年5月唐津の海岸で韓国の肥料の袋を拾ったという記事を書きました。)
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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[3月25日(金)~27日(日)]

2011-03-29 21:09:20 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 「ビー・デビル」公式サイトを見るとシアターN渋谷でしかやってないんですねー。Suicaの減りが早いのと、そんなにヒマでもないのとで、特段の理由がなければ東京に行きたくないんだけど・・・、と思いつつ、シネマ・ジャック&ベティのサイトで近日上映作品を見てみると、「ビー・デビル」はなかったですが4月23日~ヤン・ヨンヒ監督「愛しきソナ」とあるではないですか。やっぱり期待に応えてくれる映画館です。その他にも目立たない秀作がいろいろ。5月下旬からは「大韓民国1%」もやるのか、ふ~ん・・・。
 「ビー・デビル」はしょうがないから渋谷まで行くしかないか。たぶん来週報告。しかし、「悪魔を見た」と同様、観に行く前に「気合いだっ!」と心で叫んでから行かないとなー・・・。

    ★★★ Daumの人気順位(3月29日現在上映中映画) ★★★

【ネチズンによる順位】

①なくな、トンズ(韓国)  9.7(1026)
②あなたを愛しています(韓国)  9.6(1246)
③番人(韓国)  9.5(54)
④マイ・ネーム・イズ・カーン  9.3(404)
⑤塔の上のラプンツェル  9.3(527)
⑥アニマル・タウン(韓国)  9.3(27)
⑦ザ・ファイター  9.2(470)
⑧The Way Back  9.1(169)
⑨ヘファ、ドン(韓国)  9.0(35)
⑩Io sono l'amore(I am Love)  8.9(66)

 初登場は④だけ。インド映画です。アスペルガー症候群でイスラム教徒のハーンが、移住先のアメリカでヒンドゥー教徒のシングルマザーと恋に落ち、幸せに暮らすが、9.11同時多発テロですべてが一変してしまう。カーンは大統領に“My name is Khan and I'm not a terrorist.”と訴えたかった。インドの、そしてイスラム教徒を取り巻く問題を扱った大作で、世界70ヵ国に配給。でも日本は含まれず、だって!? 何なんだ!(怒) DVDは出てるっていってもねー・・・。韓国題は「내 이름은 칸」。

【専門家による順位】

①Io sono l'amore(I am Love)  8.5(5)
②Another Year  8.0(6)
③ブラック・スワン  7.8(7)
④True Grit  7.8(6)
⑤番人(韓国)  7.6(6)
⑥Lourdes  7.5(4)
⑦晩秋(韓国)  7.4(9)
⑧豆満江(韓国)  7.4(7)
⑨アニマル・タウン(韓国)  7.2(5)
⑩ザ・ファイター  7.1(6)

 初登場は②だけ。人当たりの良い老夫婦の、とある1年間の出来事を淡々と綴ったドラマだそうです。監督は「秘密と嘘」(1996)のマイク・リーなのかー。韓国題は「세상의 모든 계절(世の中のすべての季節)」。日本公開は未定。

   ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[3月25日(金)~27日(日)] ★★★
         韓国映画3作品がベストテン入り
\t
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数

1・・英国王のスピーチ・・・・・・・・・3/17・・・・・・・・・173,235 ・・・・・・・・・・・・・・515,164・・・・・・・・・404
2・・世界侵略:ロサンゼルス決戦・・3/10 ・・・・・・168,633・・・・・・・・・・・・・1,162,744・・・・・・・・・359
3・・マイ・ブラック・ミニドレス(韓)・・3/24 ・・・・・・・139,998 ・・・・・・・・・・・・・・162,818・・・・・・・・・405
4・・あなたを愛しています(韓) ・・2/17 ・・・・・・・・124,967・・・・・・・・・・・・・1,227,577・・・・・・・・・360
5・・危険な顔合わせ(韓)・・・・・・・3/31・・・・・・・・・101,375 ・・・・・・・・・・・・・・111,994・・・・・・・・・354
6・・赤ずきん・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/17 ・・・・・・・・・75,067・・・・・・・・・・・・・・・316,981・・・・・・・・・280
7・・ブラック・スワン・・・・・・・・・・・・2/24・・・・・・・・・・55,914・・・・・・・・・・・・・1,547,971・・・・・・・・・316
8・・ロマンチック・ヘブン(韓) ・・・・・3/24・・・・・・・・・43,583・・・・・・・・・・・・・・・・51,338・・・・・・・・・338
9・・恋とニュースのつくり方 ・・・・・3/17 ・・・・・・・・・39,765・・・・・・・・・・・・・・・164,628・・・・・・・・・205
10・・マイ・ネーム・イズ・カーン・・・3/24・・・・・・・・・・33,026・・・・・・・・・・・・・・・・39,771・・・・・・・・・109

 1・2位が入れ替わり、「英国王のスピーチ」がトップに。
 3・5・8・10位が新登場で、上から3つまでが韓国映画です。
 3位、名門大学の演劇映画科(연영과)同期の女子学生4人、クラブで遊んだりブランド品のショッピングを楽しんだりしてたが、卒業後に壁にぶち当たり無職に転落。憂鬱な日々をたがいに慰めつつ過ごします。しかし仲間の1人が芸能人として活動することになり隠されていたねたみが爆発、友情に亀裂が・・・。原題は「마이 블랙 미니드레스」。
 5位。少女漫画家ヒョンジュンは全羅道の純粋な青年、ペンパルの女性ダホンと愛を育み結婚を決意するが、彼女の家は慶尚道。韓国に少し詳しい人ならふつうに知っているように昔から全羅道と慶尚道は犬猿の仲。彼女の父はとりわけ骨の髄までの慶尚道男。ヒョンジュンは全羅道の人間ということをあることを隠さなければならない状況だが、全羅道方言は隠せるか等々、作戦が大変。他の登場人物もクセ者ぞろいのようで、・・・というコメディ。これは私ヌルボ、観てみたいなー! 原題は「위험한 상견례(危険な相見礼)」ですが、「상견례(相見礼)」は出会って挨拶すること。「顔合わせ」と「挨拶」、どちらの訳語が適切かな?
 8位、「グッドモーニング・プレジデント」などのキム・ジウン監督によるファンタジーっぽい映画のようです。ストーリーが4つに分かれたオムニバス形式の作品で、愛する妻を先に送った夫とか、癌の闘病である母親の最後の希望を探す娘とかの切実な愛が、ついには天国の扉を開く、という内容だそうです。ポスターを見ると翼が生えた人もいますよ。こうした作品がつくられるのも、韓国の宗教的な風土が反映しているのかも・・・。
 10位は上述しました。
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ヌルボの韓国的近況&現況と、今後の記事の予定

2011-03-29 06:49:39 | お知らせ、その他いろいろ
 一昨日の選抜高校野球5日目。私ヌルボの出身校の徳島県立城南高校が報徳学園を相手にまさかの勝利。久々にリクツ抜きでうれしい気分に浸りました。甲子園が東京だったら応援に行くんですけどね。

 さて、本ブログですが、2009年8月にスタートして、今回が498件目の記事になります。年を取るにつれ当然のことながら記憶力が薄れてきているので、読んだ本、観た映画の感想等、記録しておかないとどんどんアタマから消えていってしまう、これはいかん、という危機感から、自分自身の備忘録のようなつもりで始めました。

 当初は韓国以外のテーマも想定していたのですが、とりあえずこのブログについては韓国に限定しました。ところが韓国の文化・歴史・社会・文学・映画・芸能そして韓国語と、およそ韓国に関することは自分の興味の及ぶかぎりのすべてを守備範囲にしてしまったため、情報のインプット(本や新聞を読んだり、映画やドラマを観たり、旅行に行ったり等々)に忙しく、またそれをブログ記事にするのもネタがありすぎて時間が足りない状態です。別テーマのブログも作るつもりでしたが、それどころじゃない!
 自分で好きで始めたことに追われるとはなんともおかしな話ですね。

 ここらへんでちょっと立ち止まって、いま抱えているネタをちょっと整理してみます。

読んだ本、読んでいる本
・「自伝 大木金太郎 伝説のパッチギ王」(講談社+α文庫)・・・おもしろかった! 昨日2~3時間でイッキ読み。近々記事にします。
・絵本「風の吹いてきた村」・・・日露戦争の4年前、韓国の難破船を救った村。これも近日中に記事にします。
・木村幹「朝鮮半島をどう見るか」(集英社新書)・・・先月読了。「嫌韓」でも「反日」でもない、思い込みを排した研究者の視点がむしろ新鮮。
・李清俊「あなたたちの天国」(みすず書房)・・・「西便制 風の丘を越えて」の作家の代表的長編小説。今日読み始めたら最初から引き込まれる感じ。
・朴趾源「熱河日記」(東洋文庫)・・・李朝時代の学者といえば、お札の肖像になってる李退渓とか李栗谷よりも、ヌルボの注目は「熱河日記」の朴趾源や「牧民心書」の丁若のような実学派ですよ! 3月初め「韓国日報」の記事に「韓国の歴史上、第一の名文家は朴趾源だ」という記事がありました。東洋文庫版は今書店にはありませんが、古書で入手。少しずつでも読み進めて、必ず読破するゾ!
・「韓国語教育論講座 第4巻」(くろしお書房)・・・文学・映画・漫画・メディア・飲食論・歴史学・翻訳論・言語存在論・文献解題と、実に多彩な内容!(詳しくは→コチラ)。韓国語の勉強というより、その周辺のいろいろ。まさにヌルボの関心に沿った本で、5400円でもナットクの買い物でした。

韓国の文学状況
 ホントはこのジャンルに力を入れたいと思っているのですが・・・。
・韓国の詩の現況・・・「現代詩手帖」3月号で東アジアの詩を特集していて、興味深く読みました。近日中に記事にする予定。

韓国語の勉強関係
・擬声語・擬態語・・・ヌルボも苦手。何か覚える手がかりになりそうなことはないかな?
・戸田郁子「悩ましくて愛しいハングル」(講談社+α文庫)・・・「ハングルの愉快な迷宮」(最初の題は「手の大きいお嫁さん」)に続いて今年1月文庫化。

行った所
・舞鶴の引揚記念館・・・収穫の多い旅だったので、まとめるのが難しいです。

続きを書かないままになってる連載ネタ
・チョー・ヨンピル自伝を読む(2)・・・チョー・ヨンピルの代表曲5つを挙げると・・・
・ドラマ「英雄時代」を読み解く・・・信託統治をめぐって。
・ドラマ「19歳の純情」を読み解く・・・中国朝鮮族の朝鮮語について。
 ほかにもあったなー・・・。溜まる一方です。
コメント (2)
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韓国のTV番組 週間視聴率ベスト20(2011年3月21日~27日)

2011-03-28 23:34:44 | 韓国のTV番組 週間視聴率ベスト20
 1月31日の記事で「2ヵ月に1回程度upしようかなと思っています」と書いたことを思い出しました。
 データの出所は韓国の視聴率調査機関TNmSのサイトです。

【3月21日(月)~27日(日)】
①連続ドラマ「笑えトンヘ[웃어라동해야]」(KBS1)  39.6%
 内容紹介は→コチラ。トンヘ(東海)というから、日本海の呼称問題と関係あるのかと思ってしまいました。尻上がりに視聴率up。
②週末連続ドラマ「愛を信じて[사랑을믿어요]」(KBS2)   22.5%
③KBSニュース9(KBS1)  20.7%
④週末特別企画ドラマ「欲望の炎[욕망의불꽃]」(MBC)  19.5%
 ある財閥一家を中心に繰り広げられる人間の限りない欲望と愛憎。出演はシン・ウンギョン(「ママに角が生えた」)、チョ・ミンギ(「善徳女王」)、ユ・スンホ(「韓国版ドラゴン桜」「善徳女王」)、ソウ(「シンデレラのお姉さん」)ほか。内容紹介は→コチラ
⑤ハッピー・サンデー[해피선데이](KBS2)  17.3%
⑥スターオーディション偉大な誕生[스타오디션위대한탄생](MBC)  15.3%
 本ブログ3月3日に関連記事を載せました。→<[韓国語の新語] オーディション番組の審査員兼「メント」って何?>
⑦ギャグコンサート[개그콘서트](KBS2)  14.8%
⑧無限挑戦[무한도전](MBC)  14.5%
⑨瞬間捕捉世の中にこんなことが[순간포착세상에이런일이](SBS)  14.5%
 2ヵ月前の16位から大幅up。
⑩連続ドラマ「かぼちゃの花の純情 [호박꽃순정]」(SBS)  14.3%
 あらすじ、配役等は→コチラ
⑪世界を変えるクイズ セ・バ・クィ[세상을바꾸는퀴즈세바퀴](MBC)  13.9%
⑫特別企画ドラマ「相棒[짝패]」(MBC)  13.7%
 「짝패」という単語は知りませんでした。対をなす片割れのこと。朝鮮時代後期の時代劇(史劇)。ドラマの内容・配役は→コチラ
⑬週末連続劇「きらきら光る[반짝반짝빛나는]」(MBC)  13.7%
 仕事が終わればすぐに帰宅し、一人でスルメを肴にビールを飲む「干物女(건어물녀)」の人生が一瞬にして変わる、明るく軽快なサクセスストーリー。内容・配役等は→コチラ
⑭韓国語合戦[우리말겨루기](KBS)  13.3%
 韓国語の達人をめざして競うクイズ番組。これは見てみたいな。番組ホームページは→コチラ
⑮スターキング[스타킹](SBS)  12.6%
⑯ユ・ジェソク キム・ウォンヒの遊びに来て[유재석김원희의놀러와](MBC)  12.4%
 昨年暮れ「“国民的MC”ユ・ジェソクが『MBC芸能大賞』で大賞のトロフィーを手にした」という記事がありました。→コチラ
⑰朝ドラマ「緋文字[주홍글씨]」(MBC)  12.2%
 関連情報は→コチラ
⑱水木ミニシリーズ「ロイヤルファミリー[로열패밀리]」(MBC)  12.0%
 3月2日からスタート。キャスト等関連情報は→コチラ
⑲週末劇場「笑って、ママ[웃어요엄마]」(SBS)  11.9%
 <ダビチのカン・ミンギョンがOSTに参加>とか。
⑳月火ミニシリーズ「マイダス[마이더스]」(SBS)  11.9%
 韓国証券街を背景に企業間引き受け合併を描いたドラマだそうです。
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駒尺喜美「雑民の魂」を読む -五木寛之の強烈な朝鮮原体験(2)

2011-03-26 17:14:49 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
 1つ前の記事で記したように、敗戦時五木寛之一家は平壌の飛行場近くにいました。
 そしてソ連軍の侵入をもろに受けます。
 それに続く「五木寛之の強烈な朝鮮原体験」の核心部分は、「雑民の魂」の文をそのまま引用します。

 最初に侵入してきたソ連兵は、丸坊主の囚人兵で、ボロボロの服装で自動小銃を突きつけながら家捜しをした。五木の父は入浴中に銃を突きつけられ、素っ裸で手を頭にのせて庭へ出た。母は病気で寝ていたところ蒲団ごと庭へ放り出された。衣服から日用品に至るまで目ぼしいものを取りあげられて、家はポンと釘づけにされ、一瞬にして放り出されてしまった。その時のトラブルで母は死んだという。多分、少年の見てはならぬものを見たのであろう。
 「私の母は敗戦後の外地の混乱の中で、死ななくともよい死に方をした」(「風に吹かれて」)と、五木はさりげなく書いているが、おそらくこの事件が、彼の心にもっとも深く突き刺さっているにちがいない。が、それ故にこそ、五木はその事件についてはほとんど沈黙を守っている。」


 じつはこの事件について、「雑民の魂」が書かれた1976年から26年経った2002年に刊行された運命の足音で、五木寛之自身が初めて正面から書き記しています。私ヌルボは未読の本ですが、かねて(一方的に)おなじみの<コリアシネマ倶楽部>のサイトでテジョンさんが詳しく紹介していました。

 「私は悪人である。12歳の夏から57年間、ずっとそう思いつづけてきた。」という一文から始まり、「このことを書いてからでないと死ねないと、長年、思いつづけてきた。これを最後に、しばらくこのような文章を書くことはないだろう。」とまで書いています。
 「その夏、私は満十二歳だった。」以下、五木が初めてつづったこの事件の詳細は上記のサイトでご覧ください。
 
 ・・・そして今の五木寛之。

 それから五十七年がすぎた。私はときどき夢のなかで、庭から父と私に抱きかかえられて居間へ運ばれた母親が、かすかに微笑して、私たちにこうつぶやくのをきくことがある。 
 「いいのよ」
 私と父親とは、母の死以後、ずっと共犯者としてうしろめたい思いを抱きながら生きてきた。父が死ぬまで、彼とはおたがいに目をみつめあうことが一度もなかったように思う。

 
 テジョンさんの文中に、五木と同じく敗戦後の冬を平壌で過ごしたという江藤淳夫人のことも引用されています。テジョンさんの感想も心に沁みます。

 また、アマゾンのレビューに次のような一文がありました。

 ソ連兵に殺された母親について初めて五木が語りだした。  「それから一人が寝ている母親の布団をはぎ、死んだように目を閉じている母親のゆかたの襟元をブーツの先でこじあけた。彼は笑いながら母の薄い乳房を靴でぎゅっとふみつけた」
 「大河の一滴」や「他力」を読んで、私は五木寛之は自分のもっている闇を乗り越えたのだと思っていたが、それは間違いだったかもしれない。
 母親の写真を送ってくれた未知の読者に「説明のしようのない理不尽な怒り」を感じるというのは尋常ではない。野坂昭如のように自分の戦争体験を表に表現できる人はまだ傷が浅いのかもしれない。五十数年間、心の中にこの体験を秘めて創作活動を続けてきた五木の傷の深さには声の出しようもない。五木のトラウマはいまだ癒されていない。
 しかし、一方、それまで語れなかったことを「語りだした」ということは、癒しへの第一歩を踏み出したのかな、とも思ったりもする。
 ひょっとすると、五木の今までの膨大な創作活動は、この事件を告白するまでの準備作業だったのか。


 ・・・最後の一文、ヌルボも共感します。この記事の題を「五木寛之の強烈な朝鮮原体験」とした所以もそこにあります。

 ところで、滋賀県高月の<雨森芳洲庵を訪ねて>の後にこの記事を書いた理由なのですが、実は高月に3時間いた後、さらに舞鶴に足を伸ばして引揚記念館に行ったのです。そこでたまたま平壌から引き揚げてきたという90歳近い女性の話を聞いたのが頭に残っていたので・・・というわけです。
 その件についてはまた別記事で・・・。

<駒尺喜美「雑民の魂」を読む -五木寛之の強烈な朝鮮原体験(3)>
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駒尺喜美「雑民の魂」を読む -五木寛之の強烈な朝鮮原体験(1)

2011-03-26 16:05:52 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
 古本屋で雑民の魂」(講談社文庫)という100円の文庫本を手にとったのは、著者が駒尺喜美先生(1925~2007)だったからです。10数年前「高村光太郎のフェミニズム」を読んだのですが、学問的な本であんなに熱中して読んだのは滅多にないので印象に残っていました。
 パラパラとめくってみると、この本の中身は幼時に関釜連絡船で朝鮮に渡り、終戦の時まで彼の地で育ったという五木寛之のことが詳しく書かれているではありませんか。それも非常に強烈な、その後の彼の作家生活を方向付けるような原体験が・・・。

 五木寛之は1932年福岡県八女市に生まれましたが、生後間もなく両親におぶわれ、関釜連絡船で朝鮮にわたりました。
 ※稲垣足穂との対談(「短歌」昭和48年3月号)で、五木は「生まれて三月くらい」で朝鮮に渡り、「育ったのは京城と平壌です」と語っています。
 ※全然関係ないですが、石原慎太郎と同じ生年月日(1932年9月30日)です。

 五木の両親は教育者でした。
 「雑民の魂」には、「地図のない旅」から次のような文が引用されています。

 私が五歳か六歳くらいの頃、私たち一家は韓国の片田舎へ移り住んだ。父はその村の小学校の校長に任命されたのである。その村には、日本人は私たちを含めて二家族だけしか住んでいなかった。私たちがその村へ車で近づいて行くと、村のおもだった人々が、唯一の先住日本人であった警察官を先頭に、赤松の林のはずれまで迎えにやってきていた。・・・・私たちが村の入り口の橋の近くへさしかかると、手に手に日の丸の小旗を持った児童たちが道の両側に並んで、私たち、校長一家を迎えているのが見えた。『天皇陛下みたいだ』と、私は思わず言った。
 父は農家の生まれで、「上昇志向を胸に抱いて師範学校給費生徒として帝国官吏の最末端につながった」と彼は「深夜の自画像」に記しています。続けて引用します。

 私の記憶に残っている父のイメージは、毎夜、夜が白むまでランプの灯の下で検定試験のための受験勉強に血走った目を光らせていた中年男である。 
 そしてもう一つ、深夜の学校の奉安殿の夜目にも白い桜の満開の下で、樹の幹につないだ朝鮮人学生を竹刀で掛け声とともに打ちすえていた父の姿である。寮の門限を破った生徒が『哀号!』と身もだえるたびに白い桜の花弁が降るように散るのだった。


 「雑民の魂」の後のページで引用されている「ゴキブリの歌」には、「私は一度、朝鮮人の学生が教師だった私の父親に、殴られるのを見たことがある」と書かれています。そして、さらに・・・

 彼は殴られた瞬間、思わず、哀号! と反射的に小さく叫び、そのことでまた前よりもいっそう激しく殴られたのだった。 
 『朝鮮語を使うな。アイゴーとはなんだ』


 父親は『足をひらけ。歯を食いしばれ。いいか』と命じて再び生徒を殴ると、学生はまた小さな声で哀号!と呟きます。

 『よし、そうか。そういうことか』  と、私の父は、かすかに笑いながらうなずいた。それから不意に唇を固く結んで、こんどはかなり力をこめた一撃を相手の頬にあたえた。朝鮮人の学生は、二、三歩たたらを踏んで姿勢を立てなおすと、またもや、哀号、と、泣き笑いのような妙な表情で言ったのだった。
 あの時の根くらべりような朝鮮人学生と私の父との一幕は、その後長く私の記憶の暗部に黒くしみついて残った。


 先の竹刀で打つ話と別のエピソードなのか、同じ原型が五木の頭の中で異なった形に再構成されていったのかわかりませんが(後者か?)、肝心なことはこの出来事の象徴的な意味と、それが五木の原体験として深く刻印されたということです。
 たとえば、次のような五木の言葉にもその一端が現れていると思います。

 (父親が師範学校の教師をしていた関係で、その教え子から北朝鮮へ招待されるが、それに対する五木の言葉)
 「私は行かなかった。行く資格はない。懐かしいといってはならん、という立場ですから。なぜ、そういう体験になったか、原因をさかのぼれば、植民者として君臨していたということでしょ」(太田昌国「「拉致」異論」より)
 ・・・というものでした。

 敗戦時平壌にいた五木(正確には松延)一家は、ソ連軍の侵入を受けます。本記事のタイトル「五木寛之の強烈な朝鮮原体験」の核心部分はそこにあるのですが、続きはまた今度。

※最近たまたま「積乱雲―梶山季之」という本の梶山季之の年譜を見ていたら、「京城市南大門国民学校。3年下に五木寛之がいた」とありました。
 先に書いた「韓国の片田舎」が京城でないことは明らかで、また敗戦時に五木一家がいたのは平壌ですから、いつ頃南大門国民学校に通っていたのかはインターネットで調べてもわかりません。

[2011年3月31日の付記] 「地図のない旅」中の「過去への旅」に、「私たち一家は、その村で2年あまりを過ごし、やがて京城へ移転した。私が義務教育を受ける年齢に達したからという事情もあったのかもしれない。その地方には、私が通うべき日本人小学校はなかった」とあります。

※秋山駿との対談(「国文学」昭和48年7月号)によると、「官舎で生まれて、親父が転勤するたびに官舎を転々として育ってきた」彼は「官舎の子」と自称し、次のように語っています。
 「京城で父親が南大門小学校の教師をしていた時に、その官舎の庭に梧桐の大きな木があった。
 ぼくは、その木の一つの枝が見晴らしが悪くて気に入らないので、のこぎりで切ってしまったのです。それを非常に叱られたことがある。つまり、この家の一木一草に至るまで、これはお国のものだ、と言われて。そうするとまず、住んでいる家屋や土地や庭に関して、愛着がないんですね」。


<駒尺喜美「雑民の魂」を読む -五木寛之の強烈な朝鮮原体験(2)>
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東アジア交流ハウス雨森芳洲庵を訪ねて(2)

2011-03-24 23:51:09 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
 2つ前の記事をupした後、雨森のHPがあることを知りました。雨森芳洲庵についても、雨森芳洲の説明とか、雨森芳洲庵のたたずまいや展示物等々のスライドショーが見られます。

 先の記事の最後に記したように、私ヌルボが知りたく思ったことのひとつはこの雨森芳洲庵自体の歴史です。

 今、日本のフツーの大人で、朝鮮通信使のことはかなり知られてきていると思われます。私ヌルボの高校時代(1960年代後半)には日本史の教科書に載っていたという記憶はありませんが(「何が記憶に残っているんだ?」と問わないで!)、80年代以降(?)高校教育を受けた人はたいてい教わっているのではないでしょうか? 受験生用の「日本史用語集」(山川出版社)を立ち読みすると、朝鮮通信使は現在11種類すべての教科書に載っています。しかし雨森芳洲が載っている教科書は4種と半分以下で、受験生の定番「新詳説日本史B」にも載っていません。したがって、雨森芳洲のことを知ってる日本人は100人中5人もいないでしょう。
 それでも、以前よりずっと彼の知名度は高くなっていると思います。だから雨森芳洲庵の訪問者も(たぶん)多いとはいえないまでも相当数いるわけだし・・・。ヌルボが訪れた時は、先客として西宮からの3人連れの方たちがいらっしゃってました。

 1970年代まで、朝鮮通信使とか雨森芳洲に関心を向ける日本人はほとんどいませんでした。というか、本もほとんど出ていないし、知りようがなかったのです。
 一般書では、李進煕「李朝の通信使―江戸時代の日本と朝鮮」(1976年)くらいのものだったのではないでしょうか。(研究書では60年代に中村栄孝「日鮮関係史の研究」がある。←スゴイ古書価!)
 司馬遼太郎が「週刊朝日」の連載「街道をゆく」中で「壱岐・対馬の道」を旅したのが1978年です。
  ※「壱岐・対馬の道」がスタートしたのは1978年2月3日号。8月25日号まで半年あまり続きます。単行本刊行は1981年4月です。
 その中で司馬は雨森など対馬のいかなる郷土史にも出ていないし、いまの対馬の人一般の記憶にはないのではないかと記し、続けてかなり詳しく彼のことを書いています。

 初めてフツーの韓国人に目を向けた画期的な本・関川夏央「ソウルの練習問題」刊行が1984年。その後88年のソウル五輪で、日本人の韓国への関心は急速に高まりました。
 芳洲について書かれた最初の一般書・上垣外憲一「雨森芳洲-元禄享保の国際人」(中公新書.今は講談社学芸文庫)の刊行は1989年です。
 その著者のあとがきには「私が最初に雨森芳洲という人物の存在を意識したのは、もう10年近く前、はじめて対馬を訪問した折、彼の墓所へ韓国の先生に連れられて行った時のことだった。しかし、その後しばらく私にとって芳洲は、朝鮮語のできた、対馬にいた儒者、という以上のものではなかった。」と書かれています。研究者からして、当時はこうだったんですね。

 さて、雨森芳洲庵についてですが、設立は1984年。生地とはいっても、ずっと昔から地元出身の偉人として顕彰されてきたのではなかろうというヌルボの予測は間違いではなかったにしても、上記のような状況を勘案すると早くから着目され、設立されたといってよいと思います。
 その設立の経緯は、1998年館長の平井茂彦さんご自身が(財)あしたの日本を創る協会のふるさとづくり賞・個人の部で内閣官房大臣賞を受賞した際に寄稿した「小さなふるさとづくりから国際交流まで」という一文や、「雨森まちづくり委員会」の報告書に書かれていました。

 1981年、地域の若者が中心となってソフトボール大会を開催したことがもとになってまちづくりに目覚め、その時のメンバーが中心となり、「自分たちのまちを誇れるようにしよう」と組織を立ち上げたそうです。県の助成金等をうまく活用しながらさまざまな取り組みを発展させ、そしてとくに県の進める「小さな世界都市」の取り組みを契機に地元の偉人雨森芳洲に目をつけ、芳洲庵の建設に至ったそうです。
 「昭和56年当時は、滋賀県内でもほとんど知られていなかった郷土の先人の顕彰活動に取り組み、町や県に顕彰記念館の建設をお願いし、区長だった昭和59年(1984年)に町の事業として「東アジア交流ハウス雨森芳洲庵」として建設されました」とのことです。
 先の記事でも紹介した<Yagiken Web Site>によると、1984年に中江藤樹記念館とともに滋賀県の小さな世界都市づくり事業に指定され、その補助金で建てられたということです。
 平井さんの文によれば「町内事情もあって、雨森区で事業費の地元負担金(1戸あたり約7万円)の協力にも努め、この建物を中心としたふるさとづくりを進めることになりました」とありますから、金額から察するに、地元の協力も並大抵のものではなかったようですね。
 芳洲庵のHPの写真にもあるように、1988年以来、韓国の中・高校生を招いて地区でホームステイしたり、逆に日本の生徒たちが韓国にも行ってます。1998年の時点で「1300人をこえる韓国の中学生や高校生が、集落あげての歓迎に大きな感動と友情を覚えて交流を広げています」とあります。また芳洲や朝鮮通信使についての講座や、ハングル学習、国際交流、人権学習、まちづくりなどの講話も行われていています。

 ※2005年平井さんの紹介記事が→コチラにありました。ヌルボが購入した本も、実は平井館長ご自身の著作だったんですね。

    
     【まちづくりに大きな役割を果たしている芳洲先生。】

      
       【バスケットのゴールにも芳洲先生の絵が・・・。】

 「雨森芳洲―元禄享保の国際人」の講談社学術文庫版(2004年)のまえがきで、上垣外先生は「盧泰愚大統領が来日時(1990年)、国会での演説で過去の日韓関係の歴史中、善隣外交の例として芳洲の名をあげた。「当時日本の国会議員の中でも、彼のことを知っていた人は稀であったはず」と記しています。
 たしかにこれ以降、朝鮮通信使に関わるさまざまな情報(本やTV番組等)や各種の催しが増えましたね。
 近江八幡市のサイト中にある<やさしい朝鮮通信使の話>中の記事によると、1994年に韓国の蜜陽市と姉妹提携を結んだ近江八幡市が翌1995年に朝鮮通信使のフェスティバルを開催して大きな反響をよんだ際、近江八幡市と対馬の厳原町(現対馬市)が朝鮮通信使にゆかりのある全国の町によびかけて「朝鮮通信使ゆかりの町全国交流会」がスタートしました。高月町ももちろん加盟しています。
 そして1995年11月厳原町で第1回の全国交流会が開かれたのを皮切りに、昨年福岡県新宮町で開かれた第17回まで毎年交流会が開かれています。→詳細はコチラ。 高月でも第4回(1998年)と第16回(2009年)の2回開かれています。
 ※「朝鮮通信使ゆかりの町全国交流会」の運営組織である朝鮮通信使縁地連絡協議会の加盟自治体は、
 対馬市(←厳原町。事務局)、日光市、静岡市、大垣市、長浜市(←高月町)、近江八幡市、彦根市、京都市、神戸市兵庫区、たつの市(←御津市)、瀬戸内市(←牛窓町)、福山市、呉市、上関町、下関市、新宮町、壱岐市
の17自治体です。
 正直言って、ヌルボが知らない所(上関町等)もあるので、そのうち行くなり調べるなりして記事にします。

 いろいろ調べてみてわかったことは、やはり最初にヌルボ自身感じ取ったように、雨森芳洲庵は単に資料等を展示している施設ではなくて、町づくりの核であり、また看板通りの東アジアの交流の場なんだということ。
 そして、この20年くらいの間に、雨森芳洲に対する関心が学問研究の面でも民間レベルでも高まっていったことと並行して、日韓の交流が広まってきたこと、そうした動きを平井館長をはじめとする雨森の人たちが先駆的に作ってきたこともよくわかりました。

 韓国オタクの一人として雨森芳洲先生個人への興味から訪れた雨森芳洲庵でしたが、予想外のいろんな収穫があった旅になりました。
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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[3月18日(金)~20日(日)]

2011-03-22 20:46:49 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 先週金曜日(18日)、「悪魔を見た」を観てきました。17日の記事で紹介したように「週刊文春」で池田暁子さんが書いてた「残酷な描写もたくさんありますが・・・決して悪趣味じゃない。・・・それはおそらく、監督にとってその描写があくまでも手段であって目的ではないから」という評がうなずけます。観に行って正解でした。監督の意気が感じられる迫力のある作品で、「すごいなー」というのが私ヌルボの最初の印象。2つ目はマイナス点。この映画の結構というか、基本的な枠組み(ねらい&構成)についてです。単純な復讐の物語ではなく、特に後半は大方の予想を裏切って、目が離せない、・・・という展開になっているのですが、監督自身がこのアイディアにこだわりすぎたかも、という感もありました。ビョン様が強すぎるのも、観客を安心させておくための一手段だったかも・・・。しかし、意表を突く展開を保持するために、「追う者も追われる者も、なんでこんなに過激になれるの?」という疑問が起こるのも当然でしょう。つまりその分リアリティが減じ、「すごいなー」とは思っても、深い感動をよびおこすところまではいかないのですねー。まあ、この意表を突く設定こそがキモになっている映画なので、二律背反という感じではありますが・・・。とはいっても、★4つはためらわずに差し上げますよ。
 別件です。本ブログ2009年11月8日の記事で紹介した青春小説「ワンドゥギ」が映画化されることになり、すでに先月からクランクインしてます。父子家庭、外国人移住労働者、混血の少年、障碍者等々、現代の韓国社会の抱える社会問題を扱っている作品ですが、爽快な読後感で印象に残っています。主人公の高校生ワンドゥギは、ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」のムン・ジェシン役で人気を高めたユ・アインが演じるとのことです。上記の社会問題の扱い方等々、懸念もないではないですが・・・。

    ★★★ Daumの人気順位(3月22日現在上映中映画) ★★★

【ネチズンによる順位】

①なくな、トンズ(韓国)  9.7(1015)
②あなたを愛しています(韓国)  9.6(1170)
③番人(韓国)  9.5(45)
④塔の上のラプンツェル  9.3(514)
⑤アニマル・タウン(韓国)  9.2(26)
⑥ザ・ファイター  9.2(426)
⑦The Way Back  9.1(76)
⑧恋とニュースのつくり方  9.1(78)
⑨ヘファ、ドン(韓国)  9.0(34)
⑩Io sono l'amore(I am Love)  8.9(66)

 初登場は⑦と⑧。⑤は先週専門家のランキングの方で紹介済みです。
 ⑤、時は1940年、シベリアの強制収用所から脱出を試みた者たちが過酷な自然の中をインドに向かって6500㎞も歩きつづける、という実話を元にしたサバイバルもの。原作のラウイッツ著「脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち」も一部で話題になった本で、ヌルボも読もうかなとは思ったけど未読のまま。いつの間にか文庫化されてます。
 ⑧、日本では2月に公開され、今も上映中。原題は「Morning Glory」で韓国題はなぜか「굿모닝 에브리원(グッドモーニング、エブリワン)」。

【専門家による順位】

①Io sono l'amore(I am Love)  8.5(5)
②ブラック・スワン  7.8(7)
③True Grit  7.8(6)
④番人(韓国)  7.6(6)
⑤Lourdes  7.5(4)
⑥晩秋(韓国)  7.4(9)
⑦豆満江(韓国)  7.4(7)
⑧アニマル・タウン(韓国)  7.2(5)
⑨ザ・ファイター  7.1(6)
⑩You Will Meet a Tall Dark Stranger  7.0(5)

 初登場は⑦だけ。その映画「豆満江」については、本ブログでも昨年12月14日の記事以来何度かふれてきました。脱北者問題を扱った映画で、昨年9月福岡国際映画祭でも上映されました。その事務局のサイトに詳しく紹介されているほか、「毎日新聞」のサイト内にも「期待に違わぬ作品」との映画評がありました。チャン・リュル監督は中国東北地方在住の朝鮮族です。

       
   【「豆満江」のポスター。少年の上の字は「生の悲しみが沈黙へ流れる」。】

   ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[3月18日(金)~20日(日)] ★★★
         「世界侵略」が2週連続1位だが、数字は低調
\t
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数

1・・世界侵略:ロサンゼルス決戦・・3/10 ・・・・・・254,624・・・・・・・・・・・・・・・919,366・・・・・・・・・370
2・・英国王のスピーチ・・・・・・・・・3/17・・・・・・・・・206,142 ・・・・・・・・・・・・・・261,110・・・・・・・・・383
3・・赤ずきん・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/17・・・・・・・・165,339・・・・・・・・・・・・・・・189,474・・・・・・・・・288
4・・あなたを愛しています(韓) ・・2/17 ・・・・・・・・117,420・・・・・・・・・・・・・1,031,292・・・・・・・・・309
5・・ブラック・スワン ・・・・・・・・・・・2/24 ・・・・・・・・109,398 ・・・・・・・・・・・・・1,442,619・・・・・・・・・302
6・・愛が怖い(韓) ・・・・・・・・・・・・・3/10 ・・・・・・・・・81,513・・・・・・・・・・・・・・・322,400・・・・・・・・・337
7・・恋とニュースのつくり方 ・・・・3/17・・・・・・・・・・73,565・・・・・・・・・・・・・・・・86,858・・・・・・・・・170
8・・ビーストリー ・・・・・・・・・・・・・・3/17・・・・・・・・・・66,199・・・・・・・・・・・・・・・・82,656・・・・・・・・・254
9・・The Way Back・・・・・・・・・・・・3/17 ・・・・・・・・・52,708・・・・・・・・・・・・・・・・60,503・・・・・・・・・・206
10・・ランゴ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/03 ・・・・・・・・・42,802 ・・・・・・・・・・・・・・・388,492・・・・・・・・・212

 全体的に低調な動員数は、テレビで日本のニュースを見てるから?
 新登場は3・7・8・9位の4作品。
 3位、童話「赤ずきん」をアレンジしたホラー・ファンタジー。日本公開は6月10日。韓国題は原題(Red Riding Hood)そのままで「레드 라이딩 후드」。
 7位は上述しました。
 8位、[美女と野獣]を元にしたアメリカの学園物ライトノベルの映画化作品だそうです。日本では今夏公開。韓国題も「비스틀리」。
 9位も上述しました。
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東アジア交流ハウス雨森芳洲庵を訪ねて(1)

2011-03-20 23:56:55 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
 一昨日(18日)夜は桜木町で映画(「悪魔を見た」)を観ていたのがウソみたい。19日の私ヌルボは高月の町をのんびりと自転車で廻っていました。
 8時前に新横浜から新幹線にのり、米原で下車。各停で北陸本線を北上したのは何十年ぶりか・・・。
 車内のにぎやかなおばさんたちは江・浅井三姉妹博覧会が開かれている長浜で下車。
 私ヌルボはその3駅先で下りました。新横浜からちょうど2時間半。高月駅です。
 朝鮮語と朝鮮に対する学問の偉大な先人・雨森芳洲の生地で、雨森芳洲庵があります。いつか行ってみたいと思っていました。3連休中の予定がすべて地震のためなくなったので、身軽な独り身のヌルボ、即断即決で出立したというわけです。

 高月で下りたのはわずか数人。駅前も閑散としています。幸い駅横に刊行案内所があって、地図をもらったら「レンタサイクル」という字が目に入って、これはラッキー、歩いたら25分かかりますからねー。
 高月町は2010年1月1日に虎姫町・湖北町・木之本町・余呉町・西浅井町とともに長浜市に合併されました。雨森はさらにその中の小さな農村集落です。小ぢんまりとした集落です。(110戸、520人くらいとか。)
 下の写真のように、ホントに静かで、自然の豊かな農村地帯です。

  
     【こういう道を心地よくサイクリング。】

 雨森芳洲庵、正式名称は東アジア交流ハウス雨森芳洲庵がある雨森は、歴史を感じさせるある家が並び、梅の香が漂い、此処彼処に花が咲いている趣のある集落です。

  
    【この道の正面が雨森芳洲庵です。所々に雪が残っていました。】

 さて、目当ての雨森芳洲庵ですが、なんとなく思っていた以上に展示等が充実していて、行った甲斐がありました。

   

 展示内容については、たとえば→コチラのHPや、<Yagiken Web Site>というブログに、多数の写真とともに非常に詳しく紹介されています。

 ・・・ということで、当ブログとしては重複をさけ、とくに興味を持ったことを紹介します。

 原資料として、ほほーっ、と思ったのは芳洲が著した日本最初の朝鮮語教科書交隣須知(下写真)。

   

 開かれていたページを見ると、日朝対照の日常的・実践的会話集ですね。
朝鮮語の表記や発音が現在と若干違いますが、おおよそわかります。

   
 【韓国語学習者の皆さん、見てみてください。日本文だけでも興味深いですが・・・。】

 「長咄セズト一盞ウケラレマセ」「긴 사셜말고 한잔 바드소」とか、「山師ラシイ言ヲ言ハレナ」「헛뙨 말을 마옵소」など、実際これらの会話がなされた場面を想像すると、300年前後の時代を超えて微笑ましい気持ちになります。

※彼が徳川家宣就任を祝う朝鮮通信使に随行して江戸に赴いたのは1711年ですから、今年はちょうど300年目です。

<東京対馬館>というブログによると、東京外大図書館にもあるとか。(えっ、23冊も!?)
 その記事には、「享保12(1727)年、雨森芳洲の建議によって対馬府中(現在の厳原町)に「朝鮮通詞養成所」が開設され、そこでの中心的な教科書として使用されていた」とあります。また「明治13(1880)年、東京外国語学校に新たに朝鮮語学科が設置されることになり、釜山の韓語学所はそこに移管される形で廃止されました。こういった経緯から、東京外国語学校に朝鮮語学科が設置された初期の頃の教授陣、生徒の一部、教科書、教育法は、対馬藩以来の教育資源を引き継いでスタートした」とも。

※「交隣須知」の写真版に解題や索引等を付けた本が和泉書院から刊行されているんですね。→コチラ

 雨森芳洲や、日韓関係のさまざまな本も展示されていました。初めて見た興味深い本もいろいろ。そのうちの1冊については別記事にします。

 また展示全体からうかがわれたのは、運営主体の方々の思い入れの深さ。
 たとえば、「芳洲パズル検定」が7つもあったり、大きな「朝鮮通信使すごろく」があったり・・・。そしてこの地元の偉人雨森芳洲を基点に、現在さまざまな形で日韓の交流が進められているんですねー。

  
        【皆さん、朝鮮挑戦してみてください。

  
        【こういうものも作っちゃう情熱に感じ入りました。

 ここが単に過去の人物の資料館でなく、館名にも「東アジア交流ハウス」と銘打っていることがよくわかりました。
 雨森芳洲は、歴史上の人物としてさほど有名というわけではありませんが、近年は歴史の教科書にも載るようになってきました。たぶん、雨森の地元でもそんなに昔から注目されてきてはこなかったのでは?という疑問がわいてきたので、その点を少し調べてみました。この雨森芳洲庵自体の歴史ですね。これについても別記事にします。

   
ヌルボ「先生の足下にも及びませんが、私なりにがんばろうと・・・」 芳洲先生「山師ラシイ言ヲ言ハレナ」。

東アジア交流ハウス雨森芳洲庵を訪ねて(2)
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韓国&日本のテレビ・ラジオをインターネットで視聴するには・・・

2011-03-18 17:31:41 | お知らせ、その他いろいろ
 いつの間にか、インターネットを通じてラジオやテレビが視聴できる時代になってます。

 以下の13のラジオが<radiko.jp>を通じて聴けるということは、もうどれくらいの人に知られているのでしょうか?
★TBSラジオ、ABCラジオ、文化放送、MBSラジオ、ニッポン放送、OBCラジオ大阪、ラジオNIKKEI、InterFM、FM COCOLO、TOKYO FM、FM802、J-WAVE、FM OSAKA

 私ヌルボ、昨年暮れにWiMAX 内蔵の新しいLet's noteに買い換えて以来、出先でスムーズに接続でき、バッテリーもずいぶん長持ちするようになったこともあって、ときおり利用するようになりました。
 そして、4日前の情報によると、これまでは地域による受信制限があったのが、東北地方太平洋沖地震を受けた緊急対応ということで、全国どこからでも聴けるようになったということです。

 またradiko.jpだけでなく、天下のNHKでももちろん公式サイトで総合テレビ、教育テレビ、ラジオ第1放送、WORLD TVのストリーミング配信を行っています。

 ただ、上記の情報中にも記されてますが、民放、NHKとも全国からのアクセスが予想されるので、ふつうにラジオを持っていて問題なく受信できる人はアクセスを自粛した方がよさそうではあります。

 ラジオ、テレビのネット配信については、韓国の方が先んじていたようです。
 主に韓国語学習者&韓国ウオッチャーの皆さんは韓国KBSのテレビやラジオがインターネットで無料で、また会員登録等の手続きもなく視聴できることをご存知でしょうか?
 2010年1月11日の本ブログの記事<韓国KBSラジオの番組 ★「シン・ソンウォンの文化を読む」★>でも紹介したのですが、KBSのテレビ、ラジオの視聴については →コチラが一番手っ取り早いです。1TV、2TV、1FM、2FM、1Radio、2Radio、3Radio、한민족の中から選んでクリックするだけでOK! 
 ※한민족は、「한민족 하나로(韓民族1つに)」が正式名称の、韓国の文化関係のラジオ番組です。
 現在のような状況下で、韓国では日本の地震や原発等のことをどう報道しているか、直接うかがい知ることができます。
 ホントは、もっとくつろいだ雰囲気でK-POPを聴いたりできればいいんですけどねー・・・。
※注意! ふつうのテレビ受像機よりも40秒くらい遅れて流されているので、時報も当然遅れます。これで時計合わせをしてはダメ!

 ニュース専門テレビのYTNも→コチラ から入って、写真で見当をつけて、▶동영상보기(動画を見る)をクリックすればよい。
 (私ヌルボのように)聴き取りが苦手の人でも、[앵커멘트](アナウンサーの言葉)とか[리포트](現場記者の報告)が文字(もちろんハングル)で表示されているのでOK。

 KTV(韓国政策放送)もてっとり早く見ることができます。→コチラから入り、画面左上の<생방송(生放送)>をクリックするといきなり生放送。その右の<방송편성표(放送編成表)>は番組表。ここから視聴できる過去の番組もあります。

 民放のSBSもほぼ同様ですが、→コチラのHPから入って、右上の小さな<로그인>のボタンからログインする必要があります。ログインはテキトーでOK(←いいかげんですみません。) そしてKTV等と同様に左上の<편성표(編成表)>をクリックすると番組表が現われます。<일반>のボタンがあるものは無料なので、押すとそのまま見ることができます。

 MBCも、→コチラのHPから入り、右上の<로그인>でログイン、左上の<편성표(編成表)>まではSBSと同じ。次に見たい番組名をクリックして、<다시보기(再び見る)>の表示があればそれを押すとみられます。ニュースの場合は記事により小分けしているので、その文字部分をクリックすればOK。人気番組「私は歌手だ」や「偉大なる誕生」は見られるかな、と思ったら、無料の場合は3分間だけですね。

※その他の韓国のテレビの視聴については、<KoreaTvLife>のサイトを参照されたし。
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「週刊文春」の韓国ネタ ★イ・スンギ とか、映画「悪魔を見た」とか・・・

2011-03-17 19:58:00 | 韓国の文化・芸能・スポーツ関係の情報
 今日発売の2つのオジサン週刊誌。地震関係記事では「週刊新潮」にちょっと負けていた感じの「週刊文春」ですが、2つの韓国ネタに注目。

 1つ目は、カラーグラビアに「国民の弟」を特写!ということで、イ・スンギの写真が載ってました。
 その説明文中で「僕、ホダン(=スキのある、ちょっと抜けているの意)と言われているんですよ」という彼自身の言葉が紹介されていました。
 ホダン(허당)という言葉は電子辞書にはなく、NAVERの国語辞典「真摯でなく分別のない人を表現する忠清道の方言」とありました。
 ネット上を探すと、<寝ても覚めても 이승기 LEE SEUNGGI ♪>というイ・スンギファンのちょうど1年前の記事にこの言葉について書かれていました。「いつもはしっかりとしているのに時にぬけた事をする」「ちょっとぬけてる~」という感じの言葉のようです。

 ※あ、イ・スンギといえば、昨年4月のDCニュースの「こんな先生だったら中間試験も問題ナシ!という個人課外を受けたい男性芸能人は?」というアンケート調査で、2位のカン・ドンウォンを抑えてダントツ1位だったのが彼でしたねー。
 ちなみに女性芸能人の方はソウル大出身のキム・テヒが1位。

 韓国ネタの2つ目は、池田暁子の連載漫画「人生モグラたたき」
 池田さんは相当に濃ゆい韓国映画ファンだったんですねー。
 「劇場はガラッガラでしたが、鮮やかな映像には心動かされました」という韓国アニメ「ワンダフルデイズ」(2003年)なんて、私ヌルボは観てないどころか知りませなんだ。
 さらに彼女が「韓国の作品を観ていてよく感じるのは・・・これを観せたい! という強い気持ち」としてあげているのが「オールド・ボーイ」と「息もできない」と「オアシス」。そして「次回作が気になるのはこの監督」というのがポン・ジュノ、ということで、いちいちナットク、です。
 ここまでが前置きだそうで、本題は先日観たという「悪魔を見た」「残酷な描写もたくさんありますが・・・決して悪趣味じゃない。」 「それはおそらく、監督にとってその描写があくまでも手段であって目的ではないから。」
 ふーむ、とても巧みな褒めようです。
 今の状況が落ち着いたら、ぜひ観にいかなくては・・・。
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韓国からの支援続々。 韓流スターも、一般の人たちからも・・・。

2011-03-17 16:37:12 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
 今度の大地震に対して、ペ・ヨンジュンチェ・ジウイ・ビョンホン、ソン・スンホン、リュ・シウォン、キム・ヒョンジュン、チャン・グンソク等々、多くの韓流スターがハンパじゃない寄付を提供しているのはありがたいことだと思います。(このニュースを伝えた「中央日報」の記事に「腹立つ」という反応を示した1594人の人たちは何を考えているのでしょうか?)

 韓流スターだけでなく、私ヌルボが注目したのは韓国の一般の人たちです。
 「朝鮮日報」の記事によれば、朝鮮日報紙と7団体・機関が共同で14日に募金を開始したところ、「2日間で5万3941人が20億3727万ウォン(約1億4513万円)を寄付している」とのことです。
 本ブログの3つ前の記事では、韓国のネット上の「アクプル(悪性のカキコ)」のことを取り上げましたが、やはりふつうの(=まっとうな)国のふつうの人たちの良識に対し、良識で応えるのがコチラ側のふつうの人間のあり方だと思います。
 別に私ヌルボは日本国民を代表して、という立場ではありませんが、日本列島に居住するふつうの人間の一人として、韓国の、そして世界の人たちから送られてくる暖かい支援のメッセージに感謝します。

※今日の「朝鮮日報」の記事によると、韓国政府はホウ酸やガソリン等の戦略物資を史上初めて支援することを決めたそうです。今年の先進国災難救護支援費は予算20万ドル中すでに15万ドルをニュージーランドの地震支援にしようしたため、すでに日本に回す余力はほとんどないが、外交部は予備費を日本支援金に充てる計画とのことです。
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韓国語で地震関係の諸情報を得るには・・・

2011-03-16 23:55:11 | 韓国語あれこれ
 少し前、アムネスティから、東北地方太平洋沖地震に関する多言語での情報についてのメールを受信しました。
 難民支援協会のサイトの紹介です。
 そこに、各国語に対応しているサイトがあげられていました。もちろん韓国語も含まれます。
 私ヌルボ、一応次の①~⑥について確認してみました。

Google Crisis Response →上右の한국어をクリックするとハングルに切り替わります。
 電気・交通関係等々、多くのリンクを含んでいます。

東京電力(TEPCO)
→上右の한국어をクリックするとハングルに切り替わります。
 内容は計画停電関係。
 ※停電エリア時間検索は、住所入力すれば今後の停電スケジュールがわかりますが、日本語のみ。

NHKラジオ 日本語・英語以外の16言語が聴ける
 最初の画面が英語ですが、「On Demand Radio Programs in 16 other Languages」の下のリスト中の한글をクリックするとハングルに切り替わります。

NPO多文化共生マネージャー全国協議会 
 とりあえず、日本語の基本情報に目を通して・・・。→右上の言語リストで한글に切り替え。

地震発生時緊急マニュアル(東京外国語大学) 
 初期画面は英語。日本語画面でまず再確認。各種連絡先・リンク集等、最新情報もあります。
 한국어板を見ると、たとえば次のようなカキコもありました。
  ・쓰레기봉투비닐봉지  ・크린랩비닐랩  のほうが正しい韓国語です。

 1. [소지품]소지하고 있으면 좋은 물건
  ・호루라기(생존율이 현격하게 다르다)
   생존율이 현격하게 다르다 생존율이 크게 올라갑니다. 6. [재해용전언전화]
   전언메시지  の方がもっと分かりやすいと思います。

FMわぃわぃ(被災外国人向け) 
 世界の10言語で神戸・長田から放送している多文化・多言語コミュニティ放送局です。
 上段のバー中の「インターネット放送」をクリックし、指示にしたがって進むとインターネット放送が聴けます。
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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[3月11日(金)~13日(日)]

2011-03-15 22:54:24 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 先週の記事で「早く観たい」と書いた「茂山日記」ですが、<韓国映画なんでも掲示板>(←情報が早くて、内容的にも◎! SARUさん、twitterも見てますよ)経由で<kazumiのミーハーワールド!>を見ると、「息もできない」の日本配給会社Star Sands社が買ったそうで、そのうち観られそうです。
 3月17日に101本目の新作「月の光をくみ上げる」が公開される林権澤監督。3月9日のTV「黄金漁場 膝打ち導師」に出演した時に、今話題のチャン・ジャヨン問題にも関連する注目発言(問題発言)があり、いろいろ取り沙汰されているようですが、この件について書くと長くなりそうなので、今回はあえて触れません。関連のブログ記事(日本)は→コチラ

    ★★★ Daumの人気順位(3月15日現在上映中映画) ★★★

【ネチズンによる順位】

①なくな、トンズ(韓国)  9.6(1004)
②あなたを愛しています(韓国)  9.6(1054)
③番人(韓国)  9.4(27)
④塔の上のラプンツェル  9.3(498)
⑤ザ・ファイター  9.1(278)
⑥ヘファ、ドン(韓国)  9.0(33)
⑦Io sono l'amore(I am Love)  8.9(65)
⑧ソウル・キッチン  8.8(22)
⑨You Will Meet a Tall Dark Stranger  8.6(58)
⑩ブラック・スワン  8.4(947)

 初登場は⑤だけ。③は先週専門家のランキングの方で紹介済みです。
 ⑤、3月26日日本公開ということで、すでに各サイトで紹介されています。名ボクサー、ミッキー・ウォードと彼の異父兄との絆を描いた実録ドラマで、助演2人がアカデミー賞助演男優賞&女優賞受賞。韓国題は「파이터(パイト)」。

【専門家による順位】

①Io sono l'amore(I am Love)  8.5(5)
②美代子阿佐ヶ谷気分(日本)  8.0(1)
③ブラック・スワン  7.8(7)
④True Grit  7.8(6)
⑤番人(韓国)  7.6(6)
⑥Lourdes  7.5(4)
⑦晩秋  7.4(9)
⑧アニマル・タウン(韓国)  7.2(4)
⑨ザ・ファイター  7.1(6)
⑩You Will Meet a Tall Dark Stranger  7.0(5)

 初登場は②と⑧。
 ②は2009年の映画で、評価も高かったのですが、見逃してしまったんですよ~、残念。韓国題は「미요코(ミヨコ)」。
 ⑧、ジョン・ギュファン監督の「モーツァルト・タウン」(2008)に始まるタウン3部作の中で2番目の作品とのことです。(第3作は「ダンス・タウン」。) 内容は、というと・・・
 電子足輪をはめられている児童性暴行加害者。働き口を求めて歩く彼を偶然に見たのは、彼によって子どもを失い家庭が崩壊した印刷業者。復讐心にかられて後をつける・・・。・・・ということで、設定からして重いというか、暗いというか・・・。原題は「애니멀 타운」。

   ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[3月11日(金)~13日(日)] ★★★
         地球侵略物アメリカSF新作が独走1位

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数

1・・世界侵略:ロサンゼルス決戦・・3/10 ・・・・・・454,027・・・・・・・・・・・・・・・520,098・・・・・・・・・494
2・・ブラック・スワン ・・・・・・・・・・・2/24 ・・・・・・・・194,520 ・・・・・・・・・・・・・1,241,685・・・・・・・・・350
3・・愛が怖い(韓) ・・・・・・・・・・・・・3/10 ・・・・・・・・140,695・・・・・・・・・・・・・・・173,416・・・・・・・・・347
4・・あなたを愛しています(韓) ・・2/17 ・・・・・・・・134,330・・・・・・・・・・・・・・・840,939・・・・・・・・・345
5・・ランゴ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/03 ・・・・・・・・116,466 ・・・・・・・・・・・・・・・333,878・・・・・・・・・306
6・・ザ・ファイター・・・・・・・・・・・・・・3/10 ・・・・・・・・・73,121 ・・・・・・・・・・・・・・・・84,012・・・・・・・・・322
7・・子供たち(韓) ・・・・・・・・・・・・・2/17・・・・・・・・・・44,405 ・・・・・・・・・・・・・1,842,444・・・・・・・・・269
8・・アジャストメント ・・・・・・・・・・・3/03 ・・・・・・・・・42,178 ・・・・・・・・・・・・・・・354,190・・・・・・・・・310
9・・朝鮮名探偵 ・・・・・・・・・・・・・・1/27 ・・・・・・・・・29,356・・・・・・・・・・・・・・4,761,263・・・・・・・・・186
    :トリカブトの秘密(韓)
10・・英国王のスピーチ・・・・・・・・3/17・・・・・・・・・・26,193 ・・・・・・・・・・・・・・・・28,887・・・・・・・・・189

 1・3・6・10位が新登場。
 1位、ロサンゼルスに襲来した謎の地球外生命体にアメリカ海兵隊が立ち向かうアクション
公式サイトを見ると、ドーナツ状煙草の煙のでかいのがいくつも・・・。何だ、これは? 近頃、普天間基地移設問題とかヒョンビンとか、海兵隊が注目されてる(?)ようですが、ヌルボとしては去年観た「ONE SHOT ONE KILL」の印象が強くて、なんだかなー、という感じです。日本公開は4月1日。原題は「Battle: Los Angeles」、韓国題は「월드 인베이젼(ワールド・インベイジョン)」。
 3位、イム・チャンジョン、キム・ギュリ主演のコメディ。試食の能力以外には顔もセンスも並み以下の試食モデルの男が、高嶺の花の同僚モデルからある日よび出されて悩みを打ち明けられ、夜遅くまで焼酎を飲み、翌日目覚めると・・・。パッとしない男と、その正反対の女という取り合わせからして、まあよくあるやつかな、と思ってしまいますが、どうなんでしょうか? 原題は「사랑이 무서워」。
 6位は上述。
 10位、韓国題は「킹스 스피치(キングス・スピーチ)」で、原題「THE KING'S SPEECH」からTHEをとっただけ。
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地震に対する韓国ネチズンの反応 「アクプル」と日韓の「無概念な人たち」

2011-03-13 23:53:54 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
 一昨日の地震発生時、私ヌルボは横浜伊勢佐木町でゆったりと昼食後のコーヒーを飲んでいました。生まれて初めて体験した大きな揺れでしたが、幸い無事。この「幸い」という言葉が使える幸いを、今も続いているさまざまな悲惨なニュースに接して痛感しています。

 隣国韓国はいうまでもなく、世界の新聞のリンク集等で見ると、ほとんど全世界で大きく報道されていることがわかります。西アジア、アフリカ等々・・・。

 さて、<DCインサイド>というサイトについては1つ前の記事で最近サイバー攻撃を受けたことに触れました。(→ウィキの説明)
 韓国の代表的掲示板サイトで、日本の2ちゃんねるのようなものです。(ときおり、両者間で罵倒合戦が繰り広げられたりしています。)
 地震発生が報じられてから、このサイトで新設ギャラリー(スレッドのこと)として<地震ギャラリー>が開かれました。

 その中身を見てみると、今回の地震に対する韓国のネチズンの受けとめ方が読み取れます。驚き、心配、分析等々さまざまある中で、最初の頃やや目についたのが「因果応報だ」とか「関東大震災の時に朝鮮人が6千人殺された・・・」等々のカキコ。案の定ではありますが・・・。
 ※記事中に出てくる<갤러(ゲロ)>とは、「galler(ギャラリーの住民の意)」すなわちDCインサイドのメンバーの自称です。

 しかし2ちゃんねる同様、そんなカキコを厳しく非難する意見もあります。たとえば・・・

 난 친일파는 아냐.일본을 좋아하지도 않고,일본에 아는사람도 없어근데 일본에 대지진 나갖고 수많은 사람들이 죽었는데 축하한다고 한 새끼들은 대체 뭐하는 새끼들이냐? 진짜 니새끼들이 그러는게 작년인가 그때 러시아에서 한국인들이 폭행당해 죽었을때 니챤넬 새끼들이 당연하다고 한거랑 뭐가다르냐? 한마디로 니네들도 니챤넬새끼들하고 똑같다. 진짜 인간적으로 사람들이 죽었으면 명복이라도 못빌망정 축하한다고 하면은 그게 사람이냐?
  (俺は親日派じゃない。日本を好きでもなく、日本に知ってる人もいないが、日本に大地震が起こって大勢の人が死んだのをめでたいと言う奴らは大体何という奴だ? 本当におまえらのそんなことが去年だかロシアで韓国人が暴行されて死んだ時2ちゃんねるの連中が当然だと言ったこととどこが違うんだ? 一言でいえば、おまえらも2ちゃんねるの連中とまったく同じだ。本当に、人が死んだら冥福を祈ることもできないでめでたいと言うとは、それが人間か?)

 また「匿名制のDAUMと、実名制のNATEを比べると、後者のネチズンの意見は概して優等生的」、というカキコがあったので、NATEの掲示板(판)をいくつか見てみると、たしかにそうかも・・・。

 オーストラリアに留学した時に何ヵ月かルームメイトとして過ごした日本人の友だちの安否を気遣う記事とか、、「제발 일본 지진에 웃으며 메롱하지 마십시오.(とにかく日本の地震を笑ってからかわないで。)等々。
 後者の文中では「(2ch는)일본의 잉여 집합소라고 할 수 있습니다. 한국의 DC라고 할 수 있지요.(2ちゃんねるは)日本の余り者集合所といえます。韓国のDCといえますね」と記されています。日韓とも似通っているということ。

 また、一部で「韓国人が略奪をする」等の根拠のないうわさが日本の嫌韓派あたりから流されているようですが、横浜在住の韓国人が「日本のどこにも略奪の噂はない」という記事を投稿していて、また「外国人のための災難相談所が設けられるほど配慮がなされている」と日本の状況を伝えるとともに、日韓双方のネチズンによる非常識なやりとりを批判しています。

 韓国のネット用語で、悪性のカキコ(악성 댓글)のことを略して악플(アクプル)といいます。それを書く人は악플러です。

 DAUMの掲示板中に、同じDAUM内の악플の例をあげて非難したカキコがありました。韓国人の名誉のために訳しませんが、読むに耐えないひどいものです。当然のことながら、きちんと批判する人がいるので救われます。

 一方、先のNATEに「일본지진보고 웃는 무개념인들.(日本の地震を見て笑う非常識な人たち)」と題した一文に対する反応は大変なことになっています。
 ※「무개념」「無概念」。非常識を意味する新語で、電子辞書にはありません。
 「100人中99人は、人の道理として当然日本のことを心配し、慰めてあげたいと思ってますが、問題は100人中1人のゴミのような人たち・・・」という強い非難の表現が反発を読んだのか、賛28反50の評価で、さらに下のカキコが賛成・反対入り乱れて激論になっています。
 賛成派。
 「同じ人間」、「韓国で大災害があったとしたら」、「歴史上間違いをやってない国はない。ベトナムが韓国の災害を喜んだとしたら・・・」、「韓国人の品格を示そう」等々。
 それに対し、反対派は・・・
 「日帝強占期」や「独島」や「過去史歪曲」のこと、「焼失した南大門の前で写真を撮っていた日本人観光客」、「韓国の救援隊に口蹄疫がうつるから来るなと言ってる」ということ等々。
 中には論理以前の感情を爆発しているのもあって、とても紹介する気になれません。
 これらを見るかぎり、どうも「無概念人」は100人中1人ではきかないようです。

 私ヌルボ、一歩引いて見ると、このような議論が起こること自体に、今の韓国の時代状況が反映されているように思います。(偏狭なナショナリズムも変わりつつある、ということ。「これでも?」と思う人も多いでしょうが・・・。)
コメント (4)
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