日々の不安感は人それぞれですが、不安感の意味を意識しておくと、厳しい問題に遭遇しても多少は慌てますが、恐れる事はありません。人間の本質は平安感だと誤解している人が多く、そこに大きな問題が潜在しています。人間の本質は宇宙を観察し、地球の誕生や人類の歴史を少しでも学べば子供にでも分かります。平安感に満たされた思い出を幾つか生育史から探し出し、その幸福な時間を回想するだけで、残念ながら、幸福感は永続性のないもの、人間の本質は平安感ではなく、不安感が本質らしい、と気づくものです。理想と現実、私とあなた、を混濁する人の悲劇と同様に、人間の本質は不安感だ、と腹をくくれば、あとは日々に何か良い事、嬉しい事がもたらされ心が平安を感じれば、それを恩寵と解釈し、感謝と喜びに涙することもありますが、愛や友情を当たり前のこととして感謝しない人の場合は、その人は、近い日、失望と哀しみと悲劇に遭遇しやすい、と言われています。自分の不安感を素直に認め、その不安感が自分の生育史上の理想と現実のギャップから生まれてくる仕組みを意識し、知覚すると、そこに、具体的な理由が判明し、具体的な平安感が必ず生まれてきます。不安感は、その人の将来の幸福を暗示する重要な指標です。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:32>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。
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