生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

「意識と知覚」:その2:ストレスを意識化して元気になる人、ならぬ人

2013年09月07日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人生、のんびりと大らかに過ごしたいもんですが、のんびりしているように見えて、実は、キチンと考えている人もいれば、生まれつきのんびりと生きる遺伝的性格の人もいます。日々のストレスはその人の生育史で培われた理想と現実のギャップから生まれますが、そのストレスを意識化し、知覚出来る人は、人生の難問に遭遇した時に、その対処の仕方が上手に出来る、とも言われています。自然災害、事件、突然の危機への対処は、平素、この意識と知覚を考えている人といない人では、そうとう違います。自分の心に湧き出す感所を意識化したばかりにノイローゼになる場合は、その湧き出す感情の解釈にまだ慣れていないからでしょう。こういう私もいざ、という時は、この理屈を思い出すことなく、ひたすら慌てふためいています。つまり、錯乱していくわけです。あ、今、慌てていると意識出来ると、心がグーんと落ち着きますが、自分が慌てている事自体を意識化していないと、そのまま、ずるずると渦巻きの中に巻き込まれていきます。あ、怒っている、と意識出来ると、少々、冷静になります。感情の激流に巻き込まれていると、つまりその激流を知覚出来ないと、人はどんどん、流されていきます。平素は自然体がいいのですが、時々立ち止まり、この意識と知覚の効用を意識化しておきたいものです。ストレスの本質はもともと、人を幸せにする方向を示唆していますので、自分を駄目にするような方向、元気をなくすような解釈だけはしたくありません。しかし、生身の人間は時々、この解釈を間違い、自分を暗くしてしまいます。親しい人のアドヴァイスで再三、気付きます。学友は有難い存在です。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:31>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。

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